御嶽山 (小坂口より) 剣ヶ峰&池めぐり
- GPS
- 10:15
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,702m
コースタイム
のぞき岩 5:05 - 5:24 おたすけ水 - 6:05 五の池小屋 (P→五の池小屋 2:10)
五の池小屋 6:15 - 6:33 摩利支天乗越 - 6:45 摩利支天山 (五の池小屋→摩利支天山 0:30)
摩利支天山 6:55 - 摩利支天乗越 - 7:17 三の池乗越(白竜避難小屋)- 7:35 ニノ池小屋 (0:40)
ニノ池小屋 8:30 - 9:15 剣ヶ峰 (0:45)
剣ヶ峰 9:50 - 10:08 ニノ池小屋 - 10:25 三の池乗越(白竜避難小屋)- 10:55 三ノ池避難小屋 (1:05 但し、途中15分位無線で遊んでいた)
三ノ池避難小屋 11:05 - 11:25 四ノ池から流れる沢の渡渉地点 11:40 継子岳二峰 - 11:52 継子岳 (0:47)
継子岳 12:15 - 12:35 五の池小屋 (0:20)
五ノ池小屋 12:45 - 14:10 駐車場 (1:25)
天候 | 晴れ 後 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一段下がった非舗装の駐車場にも約15台。 当日は土曜日の深夜ということもあり、両駐車場も9割以上埋まっていた。私は舗装された駐車場に停めることができた(23時頃)が、あとから来た車は非舗装の駐車場へ停めたようだ。翌日下山すると、道路脇にも多数の駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・樹林帯の中の登山道は横木で階段が作ってある個所も多く、歩きやすい。 ・五の池小屋まではキケン危険箇所は無い。 ・摩利支天乗越から摩利支天山は一部足場の細い個所や岩を乗り越える個所がある。 ・摩利支天山は足場が悪く、(写真撮影等で)滑落注意。 ・摩利支天乗越〜二の池小屋は特に危険箇所は無い。 ・二の池小屋から一の池沿いの外輪尾根から剣ヶ峰は一部滑り易い砂地の個所がある。 ・剣ヶ峰直下のガレ場は難しくはないが、落石注意。 ・剣ヶ峰から東周り、二の池小屋までは特に危険箇所は無い。 ・ 三の池乗越(白竜避難小屋)から三の池に向かう道は最初に崩落しており、足場注意。 ・継子岳二峰の登りは、頂上直下に易しい岩場がある。易しいとは言っても小さい子供(幼児)にはキビシイかも。 ・継子岳二峰〜継子岳〜五の池小屋は問題なし。 |
写真
感想
今年二度計画倒れになった御嶽山へ。トレーニングやスキーで滑る為に冬は何度かで登ったが、実は夏の御岳は初めてである。正直あまり期待していなかったが、かなり満足した山だった。
小坂からの県道437号、道の駅の先から分岐した441号は2車線で走りやすいが、すずらん峠への分岐から先は急に道幅も狭くかなりのザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード。思わずビートルズのThe Long And Winding Road が頭をよぎる(全然関係ないけど)。運転していても車酔いしそう。
さすがに夏休みに入った日曜日なので車がいっぱい。前回(7月8日)は1台しか止まっていなかったのに。今日は舗装された駐車場が1台分かろうじて空いており、ムリやり押し込む。後からの続々上がってきたが、非舗装の駐車場へ停めたようだ。
温泉街の下にも駐車場があるが、距離もあり、誰も使おうとしない。
23時、ビールを飲んで寝ることにする。寒くなく、シュラフを使用せず、常備の毛布で十分。満点の星空だが、遠くでかすかに稲光が光っている。
29日、3時15分起床、満天の星空。山でこんな良い天気は久しぶりだ。やはり、こういう日に登らなきゃ!
■登山口〜五の池小屋
今日の行程はCTで10時間。荷物は軽いが、天気予報では、晴れ→雨となっている。できれば2時。遅くても3時には降りてきたい。 ということで、4時前、まだ暗い中をラテを着けて出発。
登山口には、登山届提出ポストと、バイオトイレが設置されている。このトイレはイヤな匂いもせず、トイペも設置、便座にはヒーター至れり尽くせり。でも便器にゴミを捨てる輩がいるとか。勘弁してほしいもんだ。
嶽橋を渡って、御嶽神社飛騨里宮を左に曲がると、チョロチョロと御神水が流れ出している。コップも設置。水量が少なく、ペットボトルに貯めるにはチト時間がかかりそう。
登山道には100m毎に標識が設置されていて、歩くペースの目安になる。”42”が飛騨頂上。
5分程で、仙人滝への分岐。この先から仙人滝を見ることができるらしいが、まだ辺りは真っ暗でその姿を確認することができなかった。道は桟道や横木階段が作られており歩きやすい。朝早く出た為に、登りでは誰にも会わず。静かな夜明けの山を楽しめた。
途中、”おたすけ水”というベンチのある小広場に着くが、水は枯れており「お助け」にはならない。相変わらず小飛虫が多い。ハッカスプレーを忘れたのは失敗だった。森林限界を越えた辺りで多少風通しがよくなると、ようやく小飛虫から開放された。
2時間ソコソコで五の池小屋に到着。荷物も軽く快適の飛ばしてきた。五の池小屋前のテラスでは大勢の宿泊客だろう、五の池や摩利支天乗の景色を見ながら出発準備をしていた。
■五の池小屋〜摩利支天山
五ノ池から摩利支天までは、まず摩利支天乗越まであがり、ソコからピストンする。摩利支天乗越から1〜2分で尾根上の展望台との分岐。分岐から左に巻くと尾摩利支天山までは10分ソコソコで着く。ルートは尾根の南側(サイの河原側)で足場の細い箇所や岩を乗越す箇所もある。
摩利支天山からは歩いてきた濁河温泉の建物や五の池、五の池小屋、サイの河原、その先の剣ヶ峰まで一望できる。但し、足場が悪いので注意。落ちたらひとたまりもない。
■摩利支天山〜三の池乗越(白竜避難小屋)〜ニの池小屋
ここらでは白装束の登拝者も多く見られた。また、ツアー登山者や、ボーシスカウトらしき少年団体らも列を成して歩いている。サイの河原は盆地状の場所に石を積み上げた塔が無数点在している。悪天候や夜間はちょっと怖いかも。
サイの河原から二の池小屋を超えたら突然エメラルドグリーンの大きなニの池が目に飛び込む。対岸の大きな雪渓の白色とのコントラストがとても美しい。対岸には最高峰の剣ヶ峰も見える。
ここでは無線機を取り出し、ちょっと早い昼食をとりながら1時間も休んでしまった。
■二の池小屋〜剣ヶ峰
二の池小屋から二の池沿いに右回りで剣ヶ峰へ向かう。一の池には水は溜まっていないが、雪渓から溶け出した小沢が二の池の方に流れ出ている様子が見られる。地獄谷からか?一の池からの硫黄の匂いがキツイ。左手に位置の池、右手に地獄谷を見ながら、最後のガレ場を登ると、剣ヶ峰の社務所裏からにぎやかな頂上に飛び出す。
田の原から3時間程度で3,000mに着くとあって、大勢の人だ。小さな(2〜3才位)子供も来ている。
頂上からは、長時間休憩した二の池小屋と二の池もキレイに見える。
■剣ヶ峰〜二の池小屋〜三の池乗越(白竜避難小屋)
剣ヶ峰から東側の外輪尾根伝いに二の池に向かう。西側と違って緩やかな登山道で楽に歩くことができる。東側から見る二の池、雪渓、小屋の景色も素晴らしい。再びサイの河原を通り過ぎ、三の池乗越(白竜避難小屋)へ。
■三の池乗越(白竜避難小屋)〜三の池避難小屋
三の池乗越(白竜避難小屋)から東に別れ、三ノ池方面へ下る。三の池へのルートと思われる道の入り口に通行止めの様にロープがしてあるが、何人か通っているので、続いて降りることにする。直後に左側(摩利支天乗越)から崩落した跡があり、登山道も崩れた岩の上を歩くようになっている。この崩落はまだ新しいようだ。足元はスグ雪渓だ。その後は別段危ないところも無い。
三の池もエメラルドグリーンの綺麗な池だ。小屋もキレイで非常時には十分使える(アテにしてはいけないが・・・)。
■三の池避難小屋〜継子岳
三の池から継子岳は大きくて遠そうに見える。2時位には降りたいので、先へ急ぐことにする。三の池の東側をダラダラ歩く。じきに五の池小屋への分岐。四の池には水は溜まっておらず、雪渓からの清水が蛇行し、幻の滝へと流れ出しているようだ。登山道は、五の池小屋への分岐からこの沢へ降りていく。渡渉点付近は静かで冷たい水もあり、休憩には良さそう。
一転、継子二峰への登りは、岩を乗越す箇所もあり、剣ヶ峰に来ていた小さな子達にはチト厳しいかもしれない。高く見えた継子二峰もスグに上りきって高天ヶ原を通って継子岳に向かう。高天ヶ原は植生保護の為に登山道がロープで区切られている。
継子岳の山頂の上りもキツくなく、楽に登ることができる。数名の登山者しかおらず、静かにゆっくり休むことができる。
残念ながら曇ってしまい、北アルプスや御嶽山2,000mにあるスキー場も見る事ができない。日和田登山口はココから下る。30年前に高校の林間学校で(途中まで)登ったルートはココに繋がっていたんだ。
■継子岳〜五の池小屋〜下山
なだらかな稜線を歩くと、針の山と呼ばれる尖った石が乱立する場所に。「かいけつゾロリ」で見たことのある光景。五の池小屋の手前にある飛騨頂上に寄ってから小屋でしばし休憩してから、1ピッチで一気に駐車場まで降りてきた。
御岳は幕営禁止だが、小屋が沢山あり、小屋に泊まって剣ヶ峰、池やお花畑でのんびりする人が多いんだろうな。 来年は、この時期のウィークデーに、のんびり静かな御岳池めぐりもイイかもしれない。天気が良くて、時間が許せば、ニノ池小屋付近、三の池避難小屋、四の池の渡渉点では1時間位のんびりしてみたい場所だ。
azu2000さん こんにちは
かなり朝早く出発しましたね。
行動時間が10時間超ですごいと思います。
それから、磨利支天山に登山コースがあることが
わかりました。
これからもがんばってください。
aKIKO2569さんこんにちは返信遅れてすみません。
出発したときはまだあたりはとても暗かったです。
それに、行動時間は思ったより長かったです。
摩利支天への道の最後は岩登りのようなコースでした。
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