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Yamareco

記録ID: 212265
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

薬師岳ピストン 折立ルートピストン登山

2011年09月10日(土) 〜 2011年09月11日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.0km
登り
1,731m
下り
1,725m

コースタイム

1日目
山行
5:38
休憩
1:22
合計
7:00
6:20
66
7:26
7:28
116
1870m三角点
9:24
9:44
16
10:00
10:00
25
10:25
10:26
46
11:12
11:31
39
12:10
12:50
30
2日目
山行
2:23
休憩
0:04
合計
2:27
6:05
18
6:23
6:23
9
6:32
6:36
12
6:48
6:48
104
8:32
昭文社コースタイム
1日目:8時間50分  2日目:5時間30分
天候 1日目:晴れ  2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
とにかく障害は、有峰林道の夜間閉鎖です。6時にゲートオープンになりますが、その時はゲート前に車が連なり渋滞します。そしてゲート通過後折立まで数十分かかります。登山開始は一般的に6時半以降とアルプスの高山登山としてはありえない遅さになります。こんなことならさっさと無料化するか自動収受機の導入を強く望みます。

下山後は大山歴史民俗資料館を見学して時間をつぶし、10時にオープンの白樺ハイツで立ち寄り入浴後帰宅しました。
コース状況/
危険箇所等
有峰〜展望台
かなり急な土の登山道です。多少土が削れて歩きにくい部分もありますが、全体的にはよく整備されていて歩きやすく、一本道なので迷うこともなく、標高を一気に稼げます。

展望台〜太郎平小屋
異常に整備された石畳の多い登山道です。k安全ではありますが、アルプスの山中でここまでする必要はないと思います。行政の問題でしょう。

太郎平小屋〜薬師平
最初は木道が続きます。その後テント場まで短い急な下りになります。テント場を過ぎると石がごろごろした急な登りが始まります。当日は晴天だったのでなかったですが、雨になるととんでもなく水が流れて沢になるような登山道です。

薬師平〜薬師岳山荘
薬師平付近は平坦で木道歩きになります。その後はザレた砂利の急な登り坂になります。よく整備されていてわかりやすく、危険箇所もありません。

薬師岳山荘〜薬師岳
最初は砂利の登り坂がそのまま続きます。その後は軽いアップダウンのある稜線伝いになります。迷うことや危険な箇所もなく、頂上まで到達できます。
折立の駐車場に着きました。前泊されてる方、レジャーキャンプされてる方などたくさんでした。
2011年09月10日 06:19撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 6:19
折立の駐車場に着きました。前泊されてる方、レジャーキャンプされてる方などたくさんでした。
1870mの三角点に着きました。少しずつ高度の高い山が見えてきます。
2011年09月10日 07:26撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 7:26
1870mの三角点に着きました。少しずつ高度の高い山が見えてきます。
広場になっていてベンチもあります。
2011年09月10日 07:26撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 7:26
広場になっていてベンチもあります。
標識もきちんと立てられています。
2011年09月10日 07:26撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 7:26
標識もきちんと立てられています。
剱立山連峰もよく見えるようになってきました。
2011年09月10日 07:33撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 7:33
剱立山連峰もよく見えるようになってきました。
太郎山から北ノ俣岳へ向かう稜線です。
2011年09月10日 08:27撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 8:27
太郎山から北ノ俣岳へ向かう稜線です。
太郎平への道はこのようにかなり整備されています。
2011年09月10日 08:27撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 8:27
太郎平への道はこのようにかなり整備されています。
2011年09月10日 08:27撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 8:27
2011年09月10日 09:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 9:24
黒部五郎岳がそびえます。
2011年09月10日 09:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 9:24
黒部五郎岳がそびえます。
2011年09月10日 09:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 9:24
2011年09月10日 09:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 9:24
薬師平に着きました。見事な槍の展望台です。
2011年09月10日 10:25撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 10:25
薬師平に着きました。見事な槍の展望台です。
2011年09月10日 10:26撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 10:26
薬師岳山荘を過ぎ、1本のビールとともに薬師岳へ登ります。
2011年09月10日 11:36撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:36
薬師岳山荘を過ぎ、1本のビールとともに薬師岳へ登ります。
向こうには赤牛岳の長大な稜線がつながっています。
2011年09月10日 11:36撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:36
向こうには赤牛岳の長大な稜線がつながっています。
2011年09月10日 11:55撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:55
2011年09月10日 11:55撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:55
山頂が近づいてきます。
2011年09月10日 11:55撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:55
山頂が近づいてきます。
稜線の向こうに、槍ヶ岳ははっきり見え、穂高は雲の中に隠れています。
2011年09月10日 11:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:56
稜線の向こうに、槍ヶ岳ははっきり見え、穂高は雲の中に隠れています。
2011年09月10日 11:58撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:58
緑の少ない、白っぽい山体です。
2011年09月10日 11:58撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 11:58
緑の少ない、白っぽい山体です。
山頂に着きました。
2011年09月10日 12:15撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 12:15
山頂に着きました。
ドイツの方に、チョコレートを頂きました。
旭日旗みたいなデザインだと嬉しそうにおっしゃっていました。
2011年09月10日 12:44撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 12:44
ドイツの方に、チョコレートを頂きました。
旭日旗みたいなデザインだと嬉しそうにおっしゃっていました。
さらに北には北薬師岳がそびえます。
2011年09月10日 12:47撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/10 12:47
さらに北には北薬師岳がそびえます。
未明、白山との間には雲海が見事な川を見せてくれました。
2011年09月11日 03:41撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 3:41
未明、白山との間には雲海が見事な川を見せてくれました。
槍に流れる星々です。
2011年09月11日 04:15撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 4:15
槍に流れる星々です。
真っ赤な空に包まれる槍ヶ岳
2011年09月11日 05:06撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:06
真っ赤な空に包まれる槍ヶ岳
まだ青い薬師岳山頂です。
2011年09月11日 05:08撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:08
まだ青い薬師岳山頂です。
槍の稜線がきれいに浮かび上がります。
2011年09月11日 05:09撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:09
槍の稜線がきれいに浮かび上がります。
太郎平の小屋まで下りてきました。
2011年09月11日 06:44撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 6:44
太郎平の小屋まで下りてきました。
太郎山・北ノ俣岳ともお別れです。
2011年09月11日 06:44撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 6:44
太郎山・北ノ俣岳ともお別れです。
黒部五郎岳へはこのなだらかな稜線から進んでいきます。
2011年09月11日 06:44撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 6:44
黒部五郎岳へはこのなだらかな稜線から進んでいきます。
折立の登山口に着きました。
2011年09月11日 08:32撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:32
折立の登山口に着きました。
駐車場にはバスも駐まっています。
2011年09月11日 08:32撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:32
駐車場にはバスも駐まっています。
人造湖の有峰湖です。大山からこの湖へ向けて有料道路を走ってきます。
2011年09月11日 08:58撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:58
人造湖の有峰湖です。大山からこの湖へ向けて有料道路を走ってきます。
展望台もあります。
2011年09月11日 08:59撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:59
展望台もあります。

感想

1日目(登頂:薬師岳)

いつもなら4時台には登山開始するのですが、ここ折立に到着するには朝6時にゲートの開く有料道路有峰林道を通らなければなりません。そのため1時前に料金所前の駐車場に到着し、ゲートの順番待ちをしながら仮眠です。

 朝5時頃になると即列に並び始め、4番グリッドとなってしまいましたが、コーナー3つで一気に先頭に立ち○○分後には折立に到着しました。

 折立の登山口から登り始めると、一気に急な登りが始まります。約1時間ほどで立山剱を一望できる展望台にほぼ1時間で到着しました。少し休憩を取り、1934m峰・五光岩を通り過ぎ、稜線上に見えてきた太郎平小屋に向かいます。
 小屋の手前の斜面は歩幅の合いにくい直登の石段になっていますので、ペースは上がりますが少し疲れます。

 太郎平小屋に到着すると、登山開始から2時間40分ほどでした。5時間というガイド本のコースタイムは少しヌルいように感じます。
 太郎平小屋からは抜群の晴天の中、右手に黒部五郎岳、正面に黒岳・鷲羽岳・雲ノ平が一望できました。先日双六に到着してこれらの山々を見るのに新穂高から大変な行程を進んだのに、わずか2時間40分でと思うと…な部分が少しありました。

 太郎平小屋でトイレなどで30分ほど休憩を取り、いよいよ薬師岳へ向けて出発です。小屋を出発して木道を歩き始めるとすぐに今日初めて見る槍ヶ岳が右手に姿を現します。木道が終わるとテント場へ少し下ります。そしてテント場を過ぎると登りが急になってきます。
 薬師平までは涸れた沢のような岩場を登っていきます。雨の日はきっと小川のように水が流れ落ちていることでしょう。薬師平に到着すると木道沿いにケルンや槍ヶ岳を眺められるスペースがありました。

 平坦な薬師平を出発すると、アルプスらしいガレ場の登山道歩きが始まります。北アルプス最深部の山々を右に見ながらどんどん高度を上げ、稜線を目指します。稜線の手前が一番登りがきつい部分だったとは思いますが、アルプスからすればまったくきつい範疇には入りません。稜線に到達し山頂方面へ向かって少し進むと、薬師岳山荘まであとわずかであることを示す看板が有り、ほんの数分後には山荘に到着しました。
 山荘にはまだあまり到着した登山者はいませんでしたが、受付を済ませ荷物を軽量化して部屋に置いてから山頂へ向かいます。ちなみに山荘から山頂までが近いため、ここで山頂用にビールを購入して持ち上がることにしました。

 小屋を出ると遭難碑までガレのトラバース道をぐんぐん登っていきます。特別急でも危険でもありません。遭難碑に到着すると、一気に展望が開け、薬師岳山頂や北薬師岳を含む、北アルプス南部が丸見えになりました。(立山など北アルプス北部方面は昼前から残念ながら雲がかかっていて見えませんでした。)

 遭難碑からは軽いアップダウンのある稜線を進むとすぐに山頂に到着します。山頂では記念撮影の後、ビールとともに昼食を取りました。
 昼食が終わりかけの頃、北薬師の方面より体格のいい男性が山頂に到着するのが見え、何気なく声をかけたところ4週間の休暇を取って日本の山々を登りに来たドイツの方でした。 前日から長大な縦走をされているみたいで、英語で20分以上いろいろ話すという楽しい山頂の一時となりました。

 山頂を出て小屋へ向かい始めると、下り斜面で単独行らしい女性とすれ違いました。この時は軽く挨拶を交わしただけだったのですが、後で話しが膨らむことになるとはこの時は思っていませんでした。

 山荘に戻ると荷物を整理してから軽く寝て少し体力を回復させた後、夕食の時間を迎えます。夕食の時隣の同世代のご夫婦と黒部五郎岳など山の話が盛り上がったのですが、その奥さんは下りですれ違った単独行のように見えた女性の方でした。
 旦那さんは付き添いで、奥さんがパワフルに登るという富山のご夫婦で、いろいろなお話をしているうちに、さらに飲み直そうということで、もう1名黒岳まで縦走するという単独行の男性を含めて消灯時間まで一気のアルプス爆走マニアックトークとなり、山中にもかかわらずビール1本と日本酒3杯まで飲んでしまいました。


 今回は未明から結構まじめに撮影をしました。夜明け前の雲海、星空などを撮影しました。ただ残念だったのは、沈み始めた月が肉眼でも真っ赤に見える状態になったのに、カメラが槍ヶ岳を含む星空の7分バルブ写真のノイズ処理中でまったく撮影できなかったことです。

 そんなこんなしているうちに夜が明け、通常なら朝食より早く弁当を食べて出発するのですが、今回はお風呂の時間に合わせて普通に山荘で温かい朝食を食べ、6時頃に山荘を出発しました。あとはいつものように高速下山を開始するわけですが、途中のテント場で昨日のドイツの方に会いました。残念ながら足を痛めたということで一日停泊するようでした。無事に上高地まで縦走されてたらいいんですが。。

 ドイツの方と別れ、一気に太郎平小屋を通り抜け、下山を続けます。1934m峰を少し下ったベンチで今日最後の薬師岳・剱岳の姿に別れを告げ、樹林の中の下山が始まります。さらにスピードを上げ、登山口に着いた時は、山荘を出て2時間40分後でした。
 
 駐車場を出発後は軽く有峰湖で停車して眺めたりしながら、有峰林道を戻り、お風呂に向かったのですが、やはり下山が早すぎて時間が余っていたため、向かいの大山町歴史博物館で宇治長治郎の展示物などを眺めました。その後はいつも通り、お風呂のあと大阪まで爆走です。

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薬師岳/折立起点太郎平小屋薬師平薬師岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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