薬師岳ピストン 折立ルートピストン登山


- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,731m
- 下り
- 1,725m
コースタイム
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後は大山歴史民俗資料館を見学して時間をつぶし、10時にオープンの白樺ハイツで立ち寄り入浴後帰宅しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
有峰〜展望台 かなり急な土の登山道です。多少土が削れて歩きにくい部分もありますが、全体的にはよく整備されていて歩きやすく、一本道なので迷うこともなく、標高を一気に稼げます。 展望台〜太郎平小屋 異常に整備された石畳の多い登山道です。k安全ではありますが、アルプスの山中でここまでする必要はないと思います。行政の問題でしょう。 太郎平小屋〜薬師平 最初は木道が続きます。その後テント場まで短い急な下りになります。テント場を過ぎると石がごろごろした急な登りが始まります。当日は晴天だったのでなかったですが、雨になるととんでもなく水が流れて沢になるような登山道です。 薬師平〜薬師岳山荘 薬師平付近は平坦で木道歩きになります。その後はザレた砂利の急な登り坂になります。よく整備されていてわかりやすく、危険箇所もありません。 薬師岳山荘〜薬師岳 最初は砂利の登り坂がそのまま続きます。その後は軽いアップダウンのある稜線伝いになります。迷うことや危険な箇所もなく、頂上まで到達できます。 |
写真
感想
1日目(登頂:薬師岳)
いつもなら4時台には登山開始するのですが、ここ折立に到着するには朝6時にゲートの開く有料道路有峰林道を通らなければなりません。そのため1時前に料金所前の駐車場に到着し、ゲートの順番待ちをしながら仮眠です。
朝5時頃になると即列に並び始め、4番グリッドとなってしまいましたが、コーナー3つで一気に先頭に立ち○○分後には折立に到着しました。
折立の登山口から登り始めると、一気に急な登りが始まります。約1時間ほどで立山剱を一望できる展望台にほぼ1時間で到着しました。少し休憩を取り、1934m峰・五光岩を通り過ぎ、稜線上に見えてきた太郎平小屋に向かいます。
小屋の手前の斜面は歩幅の合いにくい直登の石段になっていますので、ペースは上がりますが少し疲れます。
太郎平小屋に到着すると、登山開始から2時間40分ほどでした。5時間というガイド本のコースタイムは少しヌルいように感じます。
太郎平小屋からは抜群の晴天の中、右手に黒部五郎岳、正面に黒岳・鷲羽岳・雲ノ平が一望できました。先日双六に到着してこれらの山々を見るのに新穂高から大変な行程を進んだのに、わずか2時間40分でと思うと…な部分が少しありました。
太郎平小屋でトイレなどで30分ほど休憩を取り、いよいよ薬師岳へ向けて出発です。小屋を出発して木道を歩き始めるとすぐに今日初めて見る槍ヶ岳が右手に姿を現します。木道が終わるとテント場へ少し下ります。そしてテント場を過ぎると登りが急になってきます。
薬師平までは涸れた沢のような岩場を登っていきます。雨の日はきっと小川のように水が流れ落ちていることでしょう。薬師平に到着すると木道沿いにケルンや槍ヶ岳を眺められるスペースがありました。
平坦な薬師平を出発すると、アルプスらしいガレ場の登山道歩きが始まります。北アルプス最深部の山々を右に見ながらどんどん高度を上げ、稜線を目指します。稜線の手前が一番登りがきつい部分だったとは思いますが、アルプスからすればまったくきつい範疇には入りません。稜線に到達し山頂方面へ向かって少し進むと、薬師岳山荘まであとわずかであることを示す看板が有り、ほんの数分後には山荘に到着しました。
山荘にはまだあまり到着した登山者はいませんでしたが、受付を済ませ荷物を軽量化して部屋に置いてから山頂へ向かいます。ちなみに山荘から山頂までが近いため、ここで山頂用にビールを購入して持ち上がることにしました。
小屋を出ると遭難碑までガレのトラバース道をぐんぐん登っていきます。特別急でも危険でもありません。遭難碑に到着すると、一気に展望が開け、薬師岳山頂や北薬師岳を含む、北アルプス南部が丸見えになりました。(立山など北アルプス北部方面は昼前から残念ながら雲がかかっていて見えませんでした。)
遭難碑からは軽いアップダウンのある稜線を進むとすぐに山頂に到着します。山頂では記念撮影の後、ビールとともに昼食を取りました。
昼食が終わりかけの頃、北薬師の方面より体格のいい男性が山頂に到着するのが見え、何気なく声をかけたところ4週間の休暇を取って日本の山々を登りに来たドイツの方でした。 前日から長大な縦走をされているみたいで、英語で20分以上いろいろ話すという楽しい山頂の一時となりました。
山頂を出て小屋へ向かい始めると、下り斜面で単独行らしい女性とすれ違いました。この時は軽く挨拶を交わしただけだったのですが、後で話しが膨らむことになるとはこの時は思っていませんでした。
山荘に戻ると荷物を整理してから軽く寝て少し体力を回復させた後、夕食の時間を迎えます。夕食の時隣の同世代のご夫婦と黒部五郎岳など山の話が盛り上がったのですが、その奥さんは下りですれ違った単独行のように見えた女性の方でした。
旦那さんは付き添いで、奥さんがパワフルに登るという富山のご夫婦で、いろいろなお話をしているうちに、さらに飲み直そうということで、もう1名黒岳まで縦走するという単独行の男性を含めて消灯時間まで一気のアルプス爆走マニアックトークとなり、山中にもかかわらずビール1本と日本酒3杯まで飲んでしまいました。
今回は未明から結構まじめに撮影をしました。夜明け前の雲海、星空などを撮影しました。ただ残念だったのは、沈み始めた月が肉眼でも真っ赤に見える状態になったのに、カメラが槍ヶ岳を含む星空の7分バルブ写真のノイズ処理中でまったく撮影できなかったことです。
そんなこんなしているうちに夜が明け、通常なら朝食より早く弁当を食べて出発するのですが、今回はお風呂の時間に合わせて普通に山荘で温かい朝食を食べ、6時頃に山荘を出発しました。あとはいつものように高速下山を開始するわけですが、途中のテント場で昨日のドイツの方に会いました。残念ながら足を痛めたということで一日停泊するようでした。無事に上高地まで縦走されてたらいいんですが。。
ドイツの方と別れ、一気に太郎平小屋を通り抜け、下山を続けます。1934m峰を少し下ったベンチで今日最後の薬師岳・剱岳の姿に別れを告げ、樹林の中の下山が始まります。さらにスピードを上げ、登山口に着いた時は、山荘を出て2時間40分後でした。
駐車場を出発後は軽く有峰湖で停車して眺めたりしながら、有峰林道を戻り、お風呂に向かったのですが、やはり下山が早すぎて時間が余っていたため、向かいの大山町歴史博物館で宇治長治郎の展示物などを眺めました。その後はいつも通り、お風呂のあと大阪まで爆走です。
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