トレイルラン大峯早駈
- GPS
- 09:36
- 距離
- 41.8km
- 登り
- 2,712m
- 下り
- 2,717m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
修験道大峯奥駈道の一部を通るコース、大普賢岳から七曜岳にかけては鎖場多少有るが、特別な技術を要するような箇所はなし。但し気を抜けば滑落するような所が至る所にあります。 奥駈道は道標も豊富、踏み跡もしっかりしており、迷いそうな所もテープが大抵あります。 ゴール後は村営の洞川温泉センターが有ります。 |
写真
感想
funrundeさん主催のトレイルラン大峯早駈に初参加。
毎年8/3の洞川の祭りの日に開催され、真夏の約52km(主催者による)の険しい山岳道と誘導もエイドもないことから、20〜30名しか参加されない大会です。私には少し敷居の高い大会だと思いましたが、大好きな大峯奥駈道ですから思い切って参加しました。試走の時、膝の腸脛靭帯炎を再発したこともあり、洞川から川合までで11時間半掛かった。膝のこともあり、登りは走らないことを心がけ、目標は12時間〜14時間とした。
前日から洞川温泉駐車場にて車中泊、同じような車が数台。2時に起きると、すでに参加者かトレランの用意をする人がちらほら。
3:30に受付、参加賞の柿の葉寿司を頂く。周りは常連の人が多いような感じでした。今回は22名の参加者。
大会の説明とかあるのかと思いましたが、何もなく4時スタート
ヘッドランプの明かりの中進むが、暗くて自分がどの位の位置にいるか解らず、集団の中進む。少し遅いような気がしたが、抜くのも体力を使うのでそのまま集団の中。
清浄大橋でヤマレコ記録とラップタイムの記録の為に携帯写真撮ってたら一杯抜かされる。
ここから山道、暗いヘッデンでは危険、でも新調したハンドライトGENTOS閃325のおかげで不安なし。
一本松茶屋を超えた辺りから後ろに1人つかれて困る。抜いてくれたら楽なのに。でもそのおかげで洞辻まで試走より時間短縮できた。感謝せねば。
洞辻で一息入れ、後ろのランナーに先に行ってもらう。丁度日の出、晴天で雲海が無茶苦茶綺麗でした。
洞辻までの頑張りで脚が既に終わってる。脚つった。早くもツムラ68(芍薬甘草湯)投入。ロングのトレランにはツムラと塩飴は欠かせません。ヤバいのでペースを落とす。先は長いので左の油こぼし、鐘掛岩はパス、右の平成新道へ。
奥駈道に合流すると左コースから来たランナーに抜かれる。
大峯山寺で休憩、ここでも1人か2人抜かれる。
小笹宿に向かう途中1人抜く。天気が良く日差しが眩しい。サングラスを持ってこなかったことを後悔。2〜3時間しか寝てないのでとにかく眠い、何度もこけそうになる。前半はよくこけました。
小笹宿の水場で水補給、今回の装備はハイドレ1.5Lと500mlペットボトル2本、行者還の水場が期待できないので、ここで満タンに。補給してる人1人居た。抜いたかどうか忘れた。
大普賢分岐で休憩中、1人抜かれる。先は長いのでここも巻きます。ここからは有名な薩摩転げ等鎖場等有るやや危険な個所、気合を入れ慎重に進む。
行者還の水場は細いながら枯れてはおらず、但しペット2本で5〜6分位掛かった。丁度良い大休憩とあきらめ、持参したおにぎりを食す。後からランナー出現。ジョギングシューズなのでよく滑るとのこと。ちなみに私はミズノのウェーブハリアーこれもグリップはそんなに良くない。但しトレランシューズに比べると軽く、ソールが薄く柔らかいので履いている。
ランナーに別れを告げ出発、その後お金を忘れたことに気づきショック。行者から川合まで約24km(主催者による)の区間には水場なく、川合の自販機でペットを買おうかと考えていたからだ。タダの水場はさらに4〜5km先のみたらい渓谷までない。でもこれが後で功を奏すのだが。
相変わらずよくすべるし、膝も痛くなってきたが、これは骨盤後傾、かかと着地とお尻の筋肉を使ってないことに気づきフォーム修正。体を前傾、着地は体より後ろに足指の付け根で、ケツ筋と内ハムを意識。それからは余りこけなくなりました。
ようやく中間点のトンネル西口出合、若いランナーの姿が見えたような。この辺から登山者がちらほら。
激登りの弥山への登り、前の若いランナーが見えるがなかなか追いつかない。ようやく弥山につくとその方に「登りが速いですね」と挨拶。4回出場のベテランさんだそうな。もう1人年配のランナーの方もいた。毎年弥山でビールを飲むのを楽しみにしているとのこと。小屋は閉まっていたそうな。その方によるとこのまま行くと10時間切れるかどうかというペースだというではないか。一瞬喜んだが脚が何回も攣り、ツムラのお世話になっている身では八経からの激下りは多分もたないだろうとの悲観的予測。2人に別れを告げとりあえず進む。
八経への途中、登山者から4位と声かけられるが、まさかそんなことはなく抜かれた人数(感覚ですが)と弥山のランナーとの話から8位前後かなと想像する。
八経から川合までは、ほとんど下り基調。標高差1300m程を一気に下る。今回のレースはここがキモだと考えていた。ここまで脚を残し得意の下りを一気に下る。しかし今回は既に何度も脚が攣り余力はない。どこまでいけるか。腸脛靭帯炎だけには注意せねば。そんなに飛ばさず行く。
下りの中間点栃尾辻までが長いこと長いこと、なかなか小屋が見えない。やっと栃尾辻について休憩中、弥山でお会いした年配のランナーに抜かれる。脚が残ってないので休憩を度々入れないと走れない。ツムラも残り1ヶ。恐らく弥山でお会いした若いランナーにも抜かれるであろう。
栃尾辻を出発して少し行くと先ほどの年配のランナーさんが休憩中。ここからは激下りでっせと声かけられお先に。確かにその通りだ。しかし思ったより脚がもってくれた。水も残り少ないので林道出合でも休憩せず、栃尾辻から川合まで一気に下れた。12:31川合着、あと1時間28分で走れば10時間切りが見えてきた。水も残りわずかなので休憩しない。
ここからはロード基調となる。じわじわとした登りと灼熱の太陽が体力を奪う。キャンプ場の自販機が恨めしい。早くみたらいの水場に。何とか歩きはせずに川合から16分程で白倉出合到着。試走より速い。財布を忘れて自販機で大休憩しなかったのが幸いしたか。弥山以降前のランナーは全く見えない。
みたらい渓谷の激階段は意外と行けた。足場がしっかりしてるので思ったより楽でした。
白倉出合から14分で水場到着。頭からかぶる。生き返った。ペット2本満タンに。ここからは残り5km程。リュックが重い。よく考えたらあと5km程ペット2本も要らんかった重いだけ。
観音峰登山口からは灼熱の太陽のロードの登り、水を捨てる代わりに体にかけてアイシング。再びトレイルに入った所でランナーらしき人が。でも様子がおかしい。しきりに膝を気にしている。話してみると靭帯を痛めてショートカットして帰る途中だそうな。でもショートカットできるような所ってあったかしらん?
洞川温泉センターを過ぎいよいよラストスパート。といってもキロ6分位ですけど(笑)
9時間36分18秒でゴール。何と4位とのこと。おかしい?もっと抜かれたはずなのに?先行者はロストされたか、リタイアされたか、鐘掛岩、大普賢岳等巻き道通った内に知らずに抜いていたのか?カメランの割には頑張りました。
しかし疲れました。六甲全縦とは比べ物になりません。六甲全縦の1.5倍位疲れました。4位といっても3位の方とは1時間20分以上離れています。多分合計40分程休憩してますので休憩なしで行動し続けても追いつかないタイムです。
膝を完治して登りも走るか、ペットを1本減らし食料を減らしリュックの軽量化を図るかでないと無理ですね。
持参した食料は参加賞の柿の葉寿司3ヶ、おにぎり1ヶ、パワーバー2ヶ、パワージェル6ヶ、アミノダイレクトサプリ6ヶ、L−グルタミンサプリ2ヶでしたが、半分くらい余った。
水は2.5L持参(ハイドレ1.5L+500mlペット2本)と小笹で0.5L、行者還で1L、みたらいで1L補充したが、ゴールしてもハイドレは余ってたし、みたらいは0.5Lでもよかった。
ペット1本減らしても良いが、そうすると行者還の水場が枯れていた場合、小笹からみのずみキャンプ場まで約34km水補給なしで行動しなければならない。小笹が枯れていることはまずないと思われるのでハイドレ+空ペット2本持参で小笹で給水した方が楽かもしれない。
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