笠ヶ岳 〜初の小屋泊まり 予想外の晴天と,予想外の急登と〜


- GPS
- 12:12
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,290m
- 下り
- 2,255m
コースタイム
06:30 新穂高温泉無料駐車場出発
06:50 林道入り口到着
07:32 笠新道登山口
10:24 杓子平
11:48 稜線分岐
12:53 笠ヶ岳山荘到着(泊)
8/12
05:19 笠ヶ岳山荘出発
05:40 笠ヶ岳山頂
05:55 笠ヶ岳山荘
06:30 笠ヶ岳山荘出発
07:17 稜線分岐
07:22 抜戸岳分岐
07:28 抜戸岳山頂
07:41 抜戸岳分岐
07:45 稜線分岐
08:25 杓子平
10:40 笠新道登山口
11:38 新穂高温泉無料駐車場
天候 | 天気予報は二日とも「曇/雨」 結果は 8/11 ガス+小雨パラパラ 8/12 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
到着した18時ごろは二桁は空きスペースが。 前夜車中泊しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは林道入り口にあります。 道はよく整備され,白ペンキの印も多かったので不安はありませんでした。 笠新道〜杓子平までは急登と聞いていたので覚悟して。 杓子平から稜線分岐までの方が急登でした。 稜線は僕の主観の予想よりは細かったところもあり,疲労困憊した足には結構きました。 |
写真
感想
岐阜県最高峰の笠ヶ岳へ。
穂高の稜線は岐阜県と長野県の県境なので,岐阜県にのみ山頂がある山としては笠ヶ岳が最高峰らしいです。
岐阜県民として一度登ってみようかと考えておりまして。
しかも,普段の日帰りでは登れない山。
でも,縦走しにくいうえに,笠新道は有名な急登で,他の北アルプスの山よりは人気がなく,多少人が少ないのではと考えてみて。
で,初めての小屋泊まりでの山行に選んでみました。
一週間前から計画はしてたのですが,週間天気予報で徐々に雨予報に。
どうしようかなと考えながらも,台風等が着ているわけではないので,今回は突っこんでみることに。
普段だったら日帰りなので予約とかもないので雨予報はやめちゃうんですが。
登り始めは曇りで。
直射日光が無くてありがたいぐらい。
新穂高温泉からの長い林道歩きを終えて笠新道登山口へ。
さあ,急登。
三大急登と言われる合戦尾根は先週登りましたが。
合戦尾根なんて楽勝だがね(笑)
笠新道,きつい!!
一人なので「うりゃ」とか「どりゃ」とか言いながら登って。
つかめるところは何でもつかんでとにかく登ります。
穂高の稜線が徐々にはっきりと見えてくるのも楽しいですし,とにかく無心に登って,杓子平に。
なんだかここで,一回心が切れました(笑)
大変なところが終わった!!って感じで。
実際はこっからの方が急登です。
出だしは稜線歩きかと思うような雰囲気で始まりますが,少し行ったら一気に直登。
白ペンキに導かれて登ります。
2〜3回ほど偽ピークに騙されながらとにかく登って。
この登りで僕の脚力はほとんどすべて持ってかれました。
なんとかかんとか登りきったら稜線かと思いきや,そこから岩場を下って稜線。
この下りで僕の脚力と心は完全に持ってかれて。
小雨はパラパラ降るし。
楽しいはずの稜線歩きがとにかく苦痛で,見えている小屋が全然近づかない。
帰れるものなら帰りたいけど,下りる方が大変なので山荘を目指します(苦笑)
稜線は意外に細いところもあったりと,楽しいんですが6時間以上の登りっぱなしの結果でとにかく太ももとふくらはぎが爆発しそう。
山荘まで0.2km表示のころではもう足が上がらずに。
ほうほうのていで,なんとかたどり着きました。
初めての小屋泊まり。
13時には着いちゃって昼飯食って。
笠ヶ岳に登るだけの脚力は残っておらず。
結果,寝るまでずっと飲み続け(笑)
ご一緒いただいた皆様ありがとうございました。
いろんな方とおしゃべりしながら。
10日間の縦走計画のアニキやら,同年代の人たちやら。
日帰りではこんなことはないですね。
持って上がったウィスキーも予想外に全部飲み尽くしてべろべろでしたけど(笑)
雨予報でありながら雨ではなく。
されど雨予報だったので人は少なく。
ずっと引いちゃってた2枚の布団に3人のオッサンという事態はのがれて。
1人一枚の布団になりました。
おかげでぐっすり寝させていただいて。
とりあえずよかった。
朝,周りがバタバタし始めて目覚めると,雲はあるものの晴天。
どんどんガスが晴れていき。
べらぼうにきれいです。
山の上で夜を明かさないと見れない景色ですね。
小屋泊にするかテント泊にするかは別としてやっぱり山の上で飲んで寝るのはありで。
で,朝食頂いてから笠ヶ岳山頂にも登り。
とにかく絶景,大満足です。
クリヤ谷の方から下りようかと計画してたんですけど,昨日の稜線歩きがちっとも楽しくなかったので,体力が残ってるうちに稜線歩きと抜戸岳に行くのを楽しみに笠新道を戻りました。
稜線は本当に空の上を歩いているみたいで。
抜戸岳も360°のパノラマで。
杓子平までは前日歩いた急登を改めて確認して。
どえらい登りをやってたんですね。
杓子平からの下りはもうとにかく未経験で。
久しぶりに膝が笑いました。
前日登ってるはずなのに,見覚えのない岩場。
もう,沢の音が聞こえてるのにさっぱり終わらない(笑)
本当にきつかったです。
結構体力付いてきたかなと思っていましたが,まだまだ。
この行程をテント背負って上がれるようにならなきゃ。
でも,山の上で一晩過ごすのはよいですね。
いろんな方とおしゃべりしたり,見たことのない日の光を見たりと大満足の山行でした。
wakabon さん
こんばんは はじめまして。
笠が岳、登ってみたいなあと思っていてこちらにたどり着きました。
やはりしんどい急登なんですね〜 ふぅ。。
ああ、でも頑張って登ったかいがあって大パノラマが待ち受けてる、、、やはり次の連休にトライかな??
お疲れさまでした!
正直、しんどかったです(笑)
でも、笠新道の途中からは穂高〜槍の稜線が少し上がるたびに見えてきてご褒美感がありました。
杓子平から稜線までも、いいだけ花が咲いてキレイでしたし、雷鳥にも会えて、しんどい思いもありでしたよ。
天気に恵まれたのもありましたけど、眺望も良し。
クリヤ谷に向かうコースは計画してましたけど、小屋の方のアドバイスもあり、やめました。
そちらに向かった山荘で友達になった方は渡渉ポイントで沢に足を落としてビショビショになってましたけど(笑)
大分レベルが笠新道より上がるみたいでした。
しんどい思いも時間をかければ大丈夫。
下りて来たら、結構自信がついたりして(笑)
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