静ヶ岳：茨川林道から未踏の尾根【南西尾根〜西尾根】を歩く
onetotani
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:23
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 642m
- 下り
- 631m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ 無風 【気温】3℃〜5℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
（駐車スペースは2台？） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【静ヶ岳南西尾根】地図登録とは違う地点から取り付きました。 �‥个蠅両豺腓蓮�尾根に乗ってしまえば尾根筋が静ヶ岳手前の コブまで導いてくれます。 �∋�々尾根芯を遮る馬酔木の茂みは有りますが、無理せずどちらかに 捲き道を探しましょう。 ��コブの鞍部から山頂までは藪がありますが、浅い谷を避ける様に 尾根の右寄りを意識して山頂に出ました。 《全体的に、100%自然林の歩きやすい尾根で、薄いながらも 踏み跡は途切れる事が有りませんでした。》 《下りの場合の注意ポイント》 ��P1047直下の西尾根分岐は南寄りに下ります。 ��900m辺りで西向きに明確な尾根が目に留まりますが、 手前のブナを目印にその方向に下ると進むべき尾根筋が見えます。 ��P814から先にも尾根が派生しますが、常に西向きを意識して 下りましょう。 【静ヶ岳西尾根】P1047からP826を経由して西へ延びる尾根です。 ��P826までは大した障害もなく、明確な尾根筋を辿ります。 ��P826 から南西方向の尾根に入ると様子が一変し、以降は藪に 悩まされます。その都度、北側の尾根下へ逃げるように捲きました。 650m辺りまでの尾根筋自体ははっきりしています。 ��650m辺りでまろやかに広がった地形に変わり、浅い谷を挟んで 分かれる尾根は、西側（右寄り）へ流れる尾根が正解ですが、 藪がうるさいので左側の浅い谷へ降りて尾根筋を避けました。 �け廖紅�根が広がり、曖昧な藪の中を下るとやがて傾斜が一気に 増しますが、とにかく西方向を維持して下ると、尾根の末端部に出て 灌木の斜面を下り茨川林道へ着地します。 |
| その他周辺情報 | 茨川林道は凸凹や水溜まりの多い悪路です。 おとなしく時速15�劼曚匹覗�行しましょう。 茶屋川に注ぎこむ谷ごとに名称看板が設けられています。 |
写真
拍手
左廻りに僅かな弧を描くように尾根が続きます。
下りの場合はブナの枝の向きに従おう。
なだらかに延びる太尾を望む。（長池から乗り換える尾根の様子が良くわかる。）
下降地点から連続するコブと奥にP1047を眺める。
北西尾根の取り付き駐車地から約10分の太夫谷まで足を延ばし、
感想
onetotani
茨川林道から静ヶ岳に登るルートの内、先回は北西尾根を下ったので
今回は残ったルート、南西尾根と西尾根を歩いてみよう。
下山予定の丈治谷出合の右岸側に駐車し、僅かに歩いた左岸側、丈治谷
の看板裏から岩を踏んで南西尾根末端に取り付く。
岩混じりの急斜面を攀じて乗った主尾根は下生えの無い足に優しく、
自然林に囲まれた歩きやすい尾根だった。
適度な傾斜で疲労も感じず、気づかぬうちにP623を過ぎたようだ。
緩い弧を描くような明確な尾根筋に従うと裸の小ピークに出て石柱が
埋められていた。ここがP814だろう。
葉を全て落とした冬枯れの疎林は明るく開放的な雰囲気だ。
進むべき尾根筋が見通せて、尾根が合流する度に地形図を確認し
現在地を確認しながら進む。地図読みには最適な季節かも知れない。
しばらくすると下山ルートとなる顕著な西尾根が左から合流し、
足元の石柱を確認して展望の良いピークに上がると初めて静ヶ岳が
捉えられるが、よく目を凝らすとなんと西面にはびっしりと霧氷が
ついている。
融け始めた霧氷の雫を浴びながらコブを越えると南西尾根が藪の
斜面に吸収され静ヶ岳の山頂に出る。
今回はここから引き返す予定なので、食事をしながらまったりしよう。
無人だった山頂で北西尾根に残った霧氷や、対峙する竜ヶ岳の西斜面に
遊ぶ白い羊を楽しんだりと約1時間を過ごして山頂を後にする。
再び南西尾根のコブを上がり、周囲に広がる鈴鹿の展望を楽しみながら
P1047に戻り確認しておいた石柱から西尾根に踏み込む。
南西尾根と比べ全く踏み跡は見られないが、こちらも尾根自体は明確で
歩きやすい自然林の尾根が続いていた。石楠花の林や薄い藪も現れるが
鈴鹿らしい楽しい尾根歩きもP826を越えると様子が一変する。
尾根芯は頻繁に藪で遮られ何度も尾根下を捲き尾根芯へ復帰する。
尾根筋はしっかりしているようだが、藪に隠された支尾根の存在に
気付かず分岐テープに度々助けられた。
明確な尾根がゆったりと広がり浅い谷を横切る650m地点の出ると
最後の尾根分岐となり、いよいよ西尾根も終盤だ。
進む方角を確認して浅い谷から尾根に合流してしばらくすると
林道に向かって尾根形状が薄れた斜面の急降下が始まった。
ストックをザックにしまい、滑るように幹や根っこに助けられて
下ると梢の間にマイカーの姿が捉えられた。
林道に着地にて休んでいると何度も軽トラが通過して行く。
どうやら上流では積雪を控えて治水の工事が進んでいるようだ。
時計を見るとまだ2時だ、せっかくなので太夫谷右岸から歩かれる
銚子岳西尾根の取り付きや又川谷の様子を確認してから帰路に就く。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
静ヶ岳の最新記録
onetotaniさん、こんばんは。
レコを拝見して、一発で気に入りました
これは、とても良い周回ルートです。
山頂付近の霧氷ももgoodです
静ヶ岳南西尾根は、３年ほど前、下山で歩きました。
静かで奥深く、近江鈴鹿の良さを噛みしめながら、とても楽しく歩いたのを、懐かしく思い出しています。
静ヶ岳の西側は、歩く人も少なく、近江鈴鹿らしい歴史と自然の融合を実感できると思いました
静ヶ岳の西尾根や銚子西尾根は未踏です。
こちらも、きっと素敵なルートなんでしょう
一層難易度は高いようですね
totokさん 今晩は。
やっと歩く事ができた南西尾根は尾根の楽しさ、展望の良さと
どれを取っても魅力的なコースでした。
他のコースとの組み合わせが容易ならきっとメジャーコースとして人気の
コースになったでしょうね。
西尾根もP861までは尾根歩きを楽しみましたが、その先は藪を避けて
ルートを確保するのに気を使いました。
下山後の確認で銚子岳西尾根を絡めたコース取りが選択肢に加わりましたが、
茨川林道を走るたび、車が汚れるのが玉にキズですね。
静ヶ岳の、滋賀県側の道は
特にこの時期、疎林歩きの楽しさと
霧氷鑑賞など、見所満点ですね。
見慣れた県境尾根の山も
見え方が違ってて新鮮に感じました。
石楠花とイワカガミの時期も
良さそうですね。
komakiさん 今晩は。
先送りした南西尾根と派生する西尾根をまとめて歩いてきましたが
南西尾根はとても魅力的な尾根でした。
藪も悩まされるほどではなく、厳しい登りも無く自然林の明るい
素晴らしい尾根ですっかり気に入りました。
悪路の茨川林道と他のコースとの組み合わせがネックになりますが、
効率的に周回できる尾根が見つけかれば病みつきになりそうです。
この日は霧氷が見られたのですね、良い雰囲気です。
茨川林道からアプローチする銚子岳・静ヶ岳周辺はとにかく静かで、じっくり歩くには良いところですね。静ヶ岳南西尾根と西尾根は未踏なので、参考にさせて頂き、いつか歩いてみたいと思います。銚子岳から北に延びる尾根も茨川の廃村付近まで歩けそうですね。
茨川林道は季節にもよりますが、平日は作業車が入っている事が多く、駐車場所には気を使います。とにかくデコボコで水たまりができるので、綺麗なクルマだと気を使いますよね、私のクルマは汚いので気にせず突っ込んじゃいますけど
teppanさん 今晩は。
これで気になっていたコース4本を歩く事ができましたが、
南西尾根は歩きやすくて、とても雰囲気が良い尾根でした。
いつまでもこの雰囲気を残しておいて欲しいと感じるほど
魅力的でした。
今回銚子岳西尾根の取り付きを確認した後、又川谷に入って少し上流まで
上がれそうな尾根を偵察してきましたが、太尾側も南西尾根側も傾斜が厳しく
見つける事ができませんでした。
アクセス道路の悪さに加え、林道歩きが必須となる他のコースとの
組み合わせがネックですが、また出かけようと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する