塩見岳 初日の出 日百076

2019年12月31日(火) 〜 2020年01月01日(水)

• GPS: 20:24
• 距離: 38.5km
• 登り: 2,842m
• 下り: 2,845m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:43

9:25 スタート地点
10:15 10:15 夕立神パノラマ公園
10:26 10:26 鳥倉林道ゲート（駐車場）
11:04 11:15 鳥倉林道登山口
12:33 12:51 豊口山のコル
13:45 13:45 ほとけの清水
14:35 14:48 塩川・鳥倉ルート合流点
15:08 三伏峠小屋

2日目

• 山行: 13:31
• 休憩: 1:57
• 合計: 15:28

0:52 三伏峠小屋
1:06 1:06 三伏山
2:05 2:06 本谷山
4:12 4:21 塩見小屋
6:44 7:06 塩見岳
7:09 7:18 塩見岳東峰
7:21 7:21 塩見岳
8:36 8:37 塩見小屋
10:56 10:59 本谷山
12:19 12:19 三伏山
12:33 13:20 三伏峠小屋
13:28 13:33 塩川・鳥倉ルート合流点
13:49 13:49 ほとけの清水
14:20 14:29 豊口山のコル
15:09 15:20 鳥倉林道登山口
15:51 15:51 夕立神パノラマ公園
16:20 ゴール地点

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

三伏峠〜塩見岳の往復をトレースなし単独で進む場合、ラッセルでかなり消耗し得る。体力に自信のない方はビバーク装備も持って行ったほうが無難。本谷山前後の稜線は体力勝負。滑落の危険性(そんなに高くない)があるのは天狗岩〜西峰辺りだけかな。

写真

1/1 4:18

冬期は塩見小屋の土間が開放されているが、雪がガチガチでスコップなしでは扉を開けられなかった。寒い中、星空を見ながら暇つぶし。日の出よりずっと早く山頂につきそうだったので。

1/1 6:40

と余裕をかましていたら、登頂前に日が昇りそうで焦った。既に2名が西峰に到達している。

1/1 6:42

2020年初登頂のお二人。ヤマ○プに記録がありました。

1/1 6:44

そろそろ

1/1 6:51

1/1 6:51

1/1 6:55

明けましておめでとうございます。

1/1 6:58

1/1 7:09

目が離せない。

1/1 7:08

東峰にも行ってみた。
先行のお二方は西峰だけで下って行かれた。

1/1 7:09

塩見岳西峰と奥に北アルプス南部。

1/1 7:12

南アルプス北部。
仙丈 甲斐駒 北岳 間ノ岳 。

1/1 7:22

奥に八ヶ岳も見えた。

1/1 7:26

翌日登った蓼科山。

1/1 7:22

笠ヶ岳 穂高 槍。

1/1 7:49

西峰直下の坂。

1/1 8:00

西峰。

1/1 8:00

天狗岩。明るい時のほうが怖い。

1/1 8:33

塩見小屋付近から西峰と天狗岩を見上げる。

1/1 9:41

権右衛門山〜本谷山の中間の鞍部。

1/1 9:57

山頂を振り返る。

1/1 9:58

山頂に人。

1/1 12:13

三伏山の稜線から。
何度も見つめてしまった。

1/1 12:13

また来るよ。

1/1 13:17

冬期小屋にデポした荷物をまとめて出発。

1/1 15:58

鳥倉林道から赤石岳(真ん中)大沢岳 兎岳が見えていた。

1/1 16:07

鳥倉林道は折りたたみ自転車で。

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

感想

FlyPig

2019年1月に塩見岳を目指した時は、鳥倉林道から一人。登山口から積雪ありトレースなし。特に三伏山から先のラッセルが大変だった。入山初日は晴れていたが、翌日は早朝からチラチラと降雪。三伏峠から本谷山手前までで6時間くらい経過し、午前9時頃に撤退開始。ちょっとした降雪と思っていたが、数時間の間に自分のトレースが完全に消えるほど積もり、帰りもラッセルするはめになった。三伏山の稜線で力尽きかけたところ、ホワイトアウトとなり、更に強風でハードシェルの風下側が氷り始めた。「2500m以上の高さで吹雪の中、独りで何をやっているのか」と我に返り、凍死するかもしれないという恐怖で鼓動が高鳴った。とにかくこの風から逃げようと匍匐で進んだ。リーシュをつけたピッケルを引きずりながら雪面を這う姿は端から見たら無様だったろう。偶然見つけた雪のくぼみに逃げ込み、行動食を食べながら、風が弱まり視界が広がるのを待った。三伏峠の冬期小屋に着いて初めて安堵し、湯を沸かしながら助かったと笑みがこぼれた。鳥倉林道についた時は既に日が暮れていた。林道を約2時間かけてゲートまで歩いたが、月光に照らされた鳥倉山が巨大に見えて、怪物に見下ろされている様で怖かった。冬山に打ちのめされ、尻尾を巻いて逃げかえった・・・・
はずなのに、また来てしまった。正月のためか三伏峠付近に、自分が入山した日の前後で50人くらい登山者がいた。大晦日に塩見岳を目指したパーティがラッセルが大変で塩見小屋手前で撤退したそうだが、そのため塩見小屋近くまで完全にトレースができていた。なので殆ど苦労なく塩見小屋まで到達。小屋前から先はトレースなしだったが、雪は浅く、こちらも殆ど苦労なく山頂に到達できた。自力で登頂できたわけでないが、山頂を踏めた事は満足だった。
塩見岳が美し過ぎた。日の出も塩見も見足りなかった。