燕岳で北アルプスデビュー


- GPS
- 28:16
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,625m
- 下り
- 1,564m
コースタイム
5:55駐車場-6:10登山口-6:45第一ベンチ-7:10第二ベンチ(〜7:15休憩)-7:45第三ベンチ-8:20富士見ベンチ-8:50合戦小屋(〜9:15トイレ&スイカ休憩)-9:35合戦沢ノ頭-10:15燕山荘
テント設営・昼食
12:35燕山荘-13:10燕岳山頂-13:30コマクサ群生地-14:10燕山荘
(2日目)
7:30燕山荘-8:00合戦小屋(〜8:05トイレ休憩)-8:15富士見ベンチ-8:45第三ベンチ-9:10第二ベンチ-9:30第一ベンチ(〜9:50休憩)-10:15登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
15時半の下見の時点で、第一駐車場は5〜6台の空きあり。(第二、第三はかなり空いていました) 19時過ぎで2〜3台ほどだったでしょうか… |
コース状況/ 危険箇所等 |
皆さん書いておられますが、全体的に本当によく整備されており、至れり尽くせりの迷いようのないコースです。 どちらがどうと言うことではありませんが、普段自分たちが歩いている低山に比べ、なんとわかり易いことか…と、メジャーどころに来るたび思います。 (1日目) 登山口から第一ベンチまでがかなり渋滞しましたが、その後燕山荘手前の鎖場まで、さほど混み合った感じはありませんでした。 大荷物で心配していた鎖場も、鎖に頼らず慎重に通過し問題ありませんでした。 (2日目) 富士見ベンチを過ぎた辺りから、登りの方たちとのすれ違いが多くなり、ひとかたまりずつ交互に…という感じで時間がかかり始めました。 天気予報が優れないなかでも、前日より登りのかたが多いような気がしました。 第一ベンチの後の急下り部分は、疲れもあるので慎重を心がけ、問題なく下りられました。 お風呂は、前日、下山後ともに公営温泉の「穂高温泉健康館」を利用。 (7〜8月は9:30〜21:00(20:00受付終了) 大人400円ナリ 無料のドライヤーもあります) こちらは安くて良いのですが、洗い場が九つほどしか無く、奥さん曰く以前別件で利用した時は「下山後らしい人達が多い時はなかなか空かなくて、のぼせて倒れるかと思った」とか。 今回は混雑する時間帯でなかったのか、大丈夫でした。 下山後は違う所を試してみようと思いつつ、疲れと空腹に負け、手っ取り早い所でまた利用してしまいました。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
待ちに待った夏休み、しかし天気予報は芳しくなく、直前までやきもきさせられました。テント場での雷、風雨等、奥さんはずいぶん心配したようです。
5日間の行程の組み替え等迷いましたが、心配をよそに正にピンポイントでお天気に恵まれ、予定通り憧れの燕岳テント泊を果たすことができました。肝心のところでは仕事キッチリ!!ちゃんと晴れるのですが、ギリギリまでハラハラさせられるのが、この「晴れ男」の頼りないところです(笑)。
燕岳は噂に違わぬ人気の山で、第一ベンチまでの渋滞ぶりは可笑しくなるほどでしたが、ゆっくりゆっくりしたペースのおかげで、つらさはあまり感じませんでした。
歩荷での急登はかなりの覚悟で臨んだのですが、道の具合なのか自分たちの慣れなのか、「武奈ヶ岳の方が、登り下りともよっぽどしんどかった」というのが夫婦揃っての感想です。猛暑のなか、せっせと歩荷訓練に励んだ甲斐がありました(ただし、下山後二人とも最近には無い筋肉痛に襲われたので、身体的な負荷は相当なものだったと思われます)。
また、私は全く平気だったのですが、奥さんは標高のせいか息が上がり易いと感じていたようです。(昨年の蓼科山でも同じように言っていました)
さらに、勝手に「アルプス=涼しい」と思い込んでいた私達、登りで最近の低山歩きと変わらないくらい大汗をかいたことに大いに驚かされました。着替えが少し足りなかったほどです。
テント場では、午前中着を目指し予定通り登れたおかげで、なんとか場所を選ぶ余地もあり、昼食後はどんどんお天気が良くなって、暑くて昼寝もままならないほど…
これ以上ない眺望のなかで山頂への散策を楽しみ、最高の達成感を噛み締めました。
夜は夜で、びっしり張られたテント場で、隔たれながらも赤の他人をすぐ隣に感じながら寝る…という不思議な感覚を味わいました。
普段どこでも速攻快眠の私。珍しく「余所様のいびきでなかなか寝付かれない」という、ほろにがデビューもしました。
日頃私のいびきで鍛えられている奥さんは、あの大合唱のなかでも平気だったようです(笑)。
また、心配した寒さは、ダウンシュラフ+カバーのお陰で、パン1でも皆無でした。
失敗談としては、下山直前、せっかく購入した小屋の美味しい水を、ハイドレーションの蓋の閉め損ねで半分ザックがお飲みになったこと(腹いせに、最後の水場でたくさん美味しい水をゲット)や、普段から意識しないと復路の写真が皆無…という事態に陥りがちな我が家ですが、2日目の朝ご飯の時点でカメラのバッテリーが切れ、登山口まで写真が一切無し!!という潔い結果に終わったことなどがありました。
そんなこんなもありつつ、お約束のスイカも食べたし、コマクサに会い、バッヂを買い、サンルームでのケーキも堪能、図書室でも遊び、夕焼けを待ちながらのワイン、街の夜景、星空、ご来光、槍…と、目論んでいたことは全部達成し、大満足な思い出の山行となりました。
大人気の燕山荘は、噂通りの充実ぶりで楽しく、他人の体温を感じる?テント場と言い、僻地にいるということを忘れ、まるで下界に居るような錯覚すら覚えました。次は是非、春山講習会に参加してみたいです。あと、外のベンチでビールも!!
そして、登ってみるとまた新たな欲が出てくるわけで、次は常念山脈縦走から、果ては槍を目指せるようになったらいいな〜などと語り合った次第です。
なかなか一足飛びにはいきませんが、昨年の今頃は「アルプスなんて、とてもとても…」と思っていた私達でも、今回どうにかアルプスの入口に立つことができました。
これからも、焦らず自分達らしいペースで、ボチボチ歩みを進めて行けたら…と思います。
週違いで、燕岳に登り、北アルプスにデビューを飾った際に
拍手をいただきましたakaisuiseiです
今回は、ボクの方から拍手を送りたいと思います
北アルプスデビュー、おめでとうございます
オメデト(^0^)∠※PAN!。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★゚'・:*
・・・っていうか、もう次の徳沢に行かれているんですね・・
akaisuiseiさん おはようございます。
拍手、ありがとうございました。
素晴らしい勢いで北アルプスを謳歌されましたね!!羨ましいです
白馬のレコも楽しく読ませていただきました。
しばりをつけてレコを必死で検索…「わかるわかる」と大共感です
大先輩のレコはもちろんのこと、やはり皆さん試行錯誤して山に挑まれている様子が身近な感じで仔細に書かれてあると、本当に参考になります。
akaisuiseiさんのレコも、早速お気に入りに登録させていただきました(最近覚えました
今後も精力的なレコ、楽しみにしてます
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