【世界遺産】【百名山】羅臼岳 (1660m) 〜帰り際にヒグマを発見!〜
- GPS
- 08:20
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,439m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
休憩:45分
下り:3時間35分
木下口 5:30→極楽平 6:45→大沢入口 7:40→羅臼平 8:30→
頂上 9:30 10:15→
羅臼平 11:15→大沢入口 11:50→極楽平 12:30→木下小屋 13:50
天候 | 曇りと晴れの共存 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
羅臼岳(1660m)に登る
登り:4時間
休憩:45分
下り:3時間35分
最近、登山に慣れてきたので、世界遺産に登ろうと一念発起した。
去年知床に行って、羅臼湖から羅臼岳を見たことがあるのだが、
いつか登らないといけないと、心の中にしこりとなって残っていたからかもしれない。
ホテル地の涯に駐車場はあるが、ホテルに泊まる人しか駐車できないらしい。
私は道の駅で車中泊をさせて頂いたが、釣り人の車が多かった。
登り口はホテル裏にある木下小屋から登る。
ここからはヒグマが頻繁に目撃されているので注意が必要だ。
一人で登るので、熊除けの鈴、大き目の独り言を絶やさなかった。
「あー、腹減ったー」や「ゴホゴホッ!(大き目の咳払い)」など。
ちなみに私のオススメの独り言は、
「アレッ!?」である。
出会いがしら人に会っても、何かを探している風なので全然平気なのである。
木下小屋から極楽平まではヒグマの恐怖に怯えた。
極楽平から大沢入口までは結構楽に登れた。
大沢入口から少し険しくなってくる。
雪渓はさほど無く、土嚢で階段を作ってあった。
毎度、こういうのはありがたく、本当に感謝したい。
ありがとうの極みである。
羅臼平では一息付けて、羅臼岳を望むことができる。
なんとも!
先端がドンと崖になっているのが判る。
山並みを喩えたいが、ここではやめとくする・・・。
遠くに北方領土が見える。
なんか、心が苦しくなってくる。
途中、岩清水で水が滴っていた。
頂上付近ですれ違ったガイド風のおじさんに、
「あの水って飲めるのですか?」と問いかけたら、
「あの水は飲めますよ〜。私が水道管を引いてきたんで。」と答えてきた。
ムムム・・・。
この手の冗談は嫌いではない。なんか心地よい感じだ。
「それをしたら人間国宝ですねー。凄いですねー。」と返答しといた。
また、そのガイドは2人の若くかわゆい女の子を連れていた。
「私達も飲みましたー。美味しかったです〜。」との事だった。
・・・少し、心が和んだ。
さて、険しい岩ゾーンを抜けると山頂だ。
山頂は狭いので滑落に気をつけていただきたい。
山頂から見下ろす知床連山は美しかった。
背の高い植物も無く、山並みが判る。
世界遺産の素晴らしさを味わうことができた。
山頂で両手を広げ風を受けると、気持ちが良く知床半島の先まで行った気分になる。
頂上は風が強くバーナーを使っている人は居なかった。
私はセイコマで買った、パン3つを購入していたので、
それを出したのだが、カレーパンの賞味期限は昨日まででショックを受けた。
プールに行き、海水浴パンツを忘れた時に似ている。
まあ、景色を見てると腹も膨れてきた。(気がした)
下山時に、グッドデザインのTシャツを着ていた人が居たので写真を撮らせていただく。
極楽平付近で会った青年は意外と近くに住んでいた。
途中一緒になって話して下山した。
また、どこかの山で会いましょう!!
下山後はホテル地の涯の温泉を利用させていただく。
800円でシャンプーリンス&ボディーソープ付だった。
露天風呂は女性客は居なかったが混浴らしい。
さてさて、ここからが本番。
ウトロ方面に車を走らせると、前に人だかりが出来ていた。
ムムム。
人の視線の先を見ると・・・。
親子のヒグマである。遠巻きに見ていたらかわいらしい。
あらためて、人類がヒグマの棲息圏に来ていることを思い知らされる。
何かあった時のために、ここに登る前は家族にある程度連絡しておいた方がいいかもしれない。
これから登ろうと試みる人は、「三毛別羆事件」を調べて欲しい。URLを貼っておく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6
知床は凄い!!
私の心は知床の自然群に奪われてしまった様だ。
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