カムイエクウチカウシ山 ピラミッド峰 夏休み休暇山行 その3


- GPS
- 20:37
- 距離
- 52.6km
- 登り
- 3,057m
- 下り
- 3,070m
コースタイム
5:40 札内ダム
7:00 七の沢出合
9:00 八の沢出合
11:00 三又
11:55 ミスコースした沢の最上部
12:10 再び三又へ。
14:00〜15:10 八の沢カール (テント設営)
16:20〜17:20 ピラミッド峰
18:00 八の沢カール
8/19
5:00 八の沢カール
6:15〜7:00 カムエク頂上
8:05〜9:40 八の沢カール(散策やら撤収準備やら)
11:00 三又
13:00 八の沢出合
15:00 七の沢出合
16:10 札内ダム
天候 | 両日共に晴れ。山頂部のみガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲートから1kmくらい先にある橋が、雪崩でダメージを受け、通行止めにしているとのこと。現地確認してみると、フェンスが曲がっており、橋自体も、下流側へ数cmくらいずれており、ゴムの接合部に切れ目が入っていました。 道路脇に車を停め、 そこから折りたたみ自転車で行きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
かなり多くの巻き道があります。 うまく使えば、ほとんど水に入らないで歩けます。 三又下部に、大雪渓が残っています。 三又にて、ルートミスしました。 山に向かって一番右の滝沿いに道があるとの情報だったのですが、 一つ手前の右側にある滝沿いの沢を進んでしまいました。 迷わずに行くには、三又の最奥まで行き、右の滝沿いに踏み跡がついているのを確認してから進むのが良いと思います。 八の沢カールの水はまだありました。 まだ一部雪渓が残っています。 |
写真
ここからのアクセス手段は人それぞれ。
折りたたみ自転車や、バイクや、徒歩。。。
帰りにお話した神奈川からいらしたお二人は徒歩で臨まれたそう。七の沢出合いまで3時間かかったそうです。
山に向かって右側の滝の淵を登っていくのが正規ルートということで、右に見える雪渓の先にある滝を登ってしまいました。
正規ルートは、この写真の中央ちょっと右の滝沿いに踏み跡がついている。
この滝の左手の沢に引き込まれてしまいました。
上へ行けば行くほど、すごい藪。
なんとか左へルート修正できないかと考えましたが、藪漕ぎするよりかは、一度三又まで下りたほうが早いと判断し、引き返しました。
途中、足を滑らせ、転倒。。。
ポケットに入れておいたデジカメのディスプレイが割れてしまいました。今年、2度目(涙)
八の沢カールから見る稜線は全てガスの中。
上に行っても仕方ないので、テントの設営&水を作り、ガスが晴れるまでのんびりしてました。
1時間くらいすると、ピラミッド峰の方だけガスが晴れてきたので、花を探しにピラミッド峰へ。
目的の花は見つけられませんでした。
帰りもハイマツ漕ぎ。。。
全身疲労。とても疲れました。。
日高を縦走される方、尊敬します。
自分の技術も体力もまだまだと実感いたしました。
早朝はガスがかかっていなかったのですが、
暗いうちから登りはじめていればよかったかと。
そういえば、コイボクカールでクマを見ました。
写真を撮ったのですが、デジカメのディスプレイが壊れた状態でしたので、まったく違った方向を写してしまっていました。残念。
思った以上に、ハイマツがあり、登頂までに時間がかかりました。
南東方面はガスの中でしたが、それ以外はなんとか展望が開けていました。
憧れの山だったので、十分時間をかけて、展望を楽しみました。
一通り、花を楽しんだ後は、テントまで戻り、片付け&パッキング。
再び、重いザックを背負い、下山。
沢靴での下り、慣れない靴だったので、足の指先を傷めてしまいました。
痛みを和らげようと、巻き道をあまり使わずに、冷たい沢の中を進んだのですが、反って疲れてしまいました。
八の沢出合からは、巻き道ばかり使って、七の沢出合まで戻りました。
感想
夏休み休暇山行。その3。
夏休み中の最後の山行になる今回は、以前より憧れていたカムエクへ。
カムエクは、基本、沢歩きになるとのことなので、
先月より、沢用品を物色し、ものを揃えてきていました。
といっても、購入したのは、沢靴と足袋ソックスだけですが。
山行前日、お昼過ぎに札内ダムまで来たのですが、生憎の小雨で、行く気になれず。翌朝、出発することにしました。
朝方、すばらしく良いお天気。
沢靴を履いて、自転車に乗り、札内ダムを出発します。
約1時間半かけて、七の沢出合へ。
ここであることに気づきます。
トレッキングポールを忘れてきてしまいました。
取りに戻る気にもなれないので、そこらへんに落ちていた棒切れをストック代わりに歩き出します。
七の沢出合から八の沢出合までは、巻き道が複数あり、うまく利用すれば、ほとんど水に入らずに歩けます。自分は勝手が分からなくて、川の中を進むことが多かったです。マーキングテープを探して歩くのが無難です。
八の沢出合を経由し、三又に向かいます。
三又下部では、想像を超えた大雪渓に大興奮でした。
三又ではミスコースし、滑って転倒してしまった勢いでデジカメを壊してしまいました。シャッターはきれていたので、なんとか使えることが分かったので、その後も使い続けました。が、ディスプレイを破損していたので、ピンボケ写真がほとんどとなっていました。
八の沢カールでテントを張り、のんびりしていると、ピラミッド峰方面のガスが晴れてきたので、ピラミッドを登りました。
ハイマツが濃かったので、かなり苦労しました。
日没前には、カールに戻り、御飯をして就寝。
新車、目を覚ますと、満点の星空。
明日のカムエクに期待が持てました。
翌朝、起きてみると、すばらしく良い天気。
ちんたら準備をして、カムエクを目指すと、頂上方面にガスが。。。
頂上まで上がってみると、ガスがかかっているのは南東方面だけで、他はなんとかの展望。
頂上で、朝ごはんし、展望を楽しんで、下山としました。
カールではちょっと花見がてら周辺散策。
お目当ての花は見つかりませんでしたが、好きな花がたくさん咲いていて楽しめました。
テントをパッキングし、重い荷を背負って、下山開始。
なれない沢靴に、急傾斜。
足の指をもろに痛めてしまいました。
痛みを和らげるため、帰りは冷たい沢の中を進みました。
フラフラになりつつ、無事、札内ダムに着きました。
お疲れ様でした。
メモ:2012年山行日数 仁頃山25 その他46
以下、photosynthの360度パノラマになります。
三又です。(間違えたルートが分かりやすいかと思います。)
朝焼けの八の沢カール。
カムエクの頂上からの展望。
カール縁から。
三又下部の雪渓。圧巻です。
お疲れ様でした。
GPSログを見る限り花の場所には行っているようですが、ありませんでしたか? チョット遅かったのでしょうか? 色鮮やかなので、遠目でも分かるのですが。
自転車使えるようでしたら、今度はトッタも6月中の幌尻も十分日帰りいけますね。
h2013mさんの記録を参考にさせていただいて、行ってみたのですが、見つけられず。残念でした。
来年は、もっと体力をつけて、縦走しながら探してみたいと思います。(今のところ、夢の話ですが)
自転車あると、意外といろいろなところに行けるのですね。いままで自転車を使うなんて考えていなかったので、ずいぶん、行ける山域が広がりそうです。
カムエクの記録を楽しく拝見しました。
道間違いも次のための良い経験になるのではないでしょうか。お目当てのピラミッド峰の花が見られなくて残念でした。岩場の登りの道筋に気を集中していると見つけにくいのかも知れません。カムエクからエサオマンの間を何回か歩いてそのお花の在りかを調べたことがあります。いつも時期的に早い時だったので、花盛りとはいきませんでしたが、おおむね稜線上の花をすべてアップしていますので、ご覧ください。
http://yamatabi-hanatabi.com/shilene-hidaka-alpine.html
地の利を生かして北海道の山を堪能してください。
Ubejinさんの山行記録は大変わかりやすく、毎回参考にさせていただいてます。
自転車あると良いですよね〜
この間、林道を山チャリでスイーっと帰っていく人を見た時、自転車ほし〜な〜ってつくづく思いました。
相方を説得したいと思います
chiroro_さんは、あのホームページの作者さんだったのですね。実は、カムエクに行く前に何度か拝見させて頂いていました。
とても参考になりました。ありがとうございます。
また来年、この花を探して、日高の稜線を歩いてみたいと思います。
自転車、今回初めて使ったのですが、
行ける山の領域が広がります!!
自転車は楽天にて約1万円(送料込み)だったのですが、行ける山が増えるので、良い買い物をしたと思っています。
重い荷物を背負うと、お尻に負担がかかるので、サドルに工夫をして、快適性をあげたいところですが。。。
tsuriskiさんの場合、御相方さんのも含め、2台ということでしょうか。頑張ってみてください。
完璧な出来栄えですね。表題の画像がどれも美しくて圧巻です。私は文字の調整に苦労しましたが、完璧ですね。脱帽です。
それにしても私も利用させていただいたあのHPの人までヤマレコをしているとは。私が見に行った時、開花状況が気になっていたのですが、エサオマンから縦走してきた(ubejinさんが今年七つ沼でトカチビランジの話を聞いた人たち)に途中で見たことを教えてもらい、確信を持って探しに行けました。世間は狭いです。
本当は1917辺りまで行って泊まるはずが、バテバテでピラミッドの先だけになりました。私の場合学生時代からの憧れの花で、隣の凸を越えて鮮やかな色が見えた時は感動でした。
年によって違うでしょうが、やはり開花時期ですね。
あの道覚えてませんが、雪渓がもっと在るとき上をトラバースする道だったかもしれません。なかなか出来ないですが、間違ったと思ったら戻れる体力と気力の余裕が大事ですね。
h2013mさん、こんばんは。
窓の増やし方、教えていただきありがとうございます。なんとか、上手くいきました。
下のような具合で、<br>で改行して、表題を入力すると上手くいくようです。
<br>
表題
<br>
photosynthのアドレス
今回、花は残念でしたが、
カムエクは登って楽しい良い山ですね。
大好きになりました。
来年は、開花時期を考えて登ってみたいと思います。
こんにちは。 念願の山に登れて良かったね。
カムエク〜ピラミッド間のハエマツは薄いほうだよ。 たぶんずっと山に行ってたから疲れてたんでは?
次の日高はどこかな。
こんばんは。
>カムエク〜ピラミッド間のハエマツは薄いほう
そうなんですね。
疲れてるだけでなくて、毎度、前を塞ぐハエマツに根負けしてしまうんです。
次は札内でもと思っていたのですが、やはりハエマツ漕ぎがありそうなので、神威かペテガリかにしようと考え中です。
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