浅間山外輪山周回〜朝焼けと霧氷の稜線、雪の草すべり歩き
ぐろさん
体力度について
- GPS
- 08:07
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 930m
- 下り
- 918m
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- 山行
- 5:48
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 8:06
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・車坂峠を終始点にした、浅間山外輪山時計回り周回。Jバンドを下り、草すべりを登った。 ・蛇骨岳まではトレースあり。その先からは、20日の深夜に降雪があった模様で、一部トレースが消え去っていた。白ゾレ周辺は吹き溜り。 ・賽の河原は三ッ石〜前掛山登山口までノートレース。スノーシューで遊ぶ。 ・湯の平分岐〜草すべり分岐までは一部トレースあり。踏み跡があるが、分岐最初のの所だけ、降雪により消え去っていた。また表面のみクラストし全く締っていないモナカ状態。スノーシューで踏み固めていき、岩が出始めた上部からアイゼンに換装。 ・積雪期の草すべりは、前歯のあるアイゼン、ピッケル装備が必須。トレースがない場合は経験者や技術を有する方でないと厳しい。 |
写真
急いで歩くが、私をフォローしてくださっているokuTさんとバッタリ。この後一緒に歩くこととなる。やっとガレ場に到着。周辺の山稜はガスガスなので、霧氷のシラビソを寒々しく。
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トーミの頭。風も弱く、気温も−8℃。俯瞰した草すべりにはトレースもあり、積雪も少なく、周回できると判断。Jバンドを下り草すべりを登ることにした。見て確認したが、現地へ行くと全く様子が異なるは、身に染みて分かっている。
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ノートレースの急坂を直登して行く。クラストしているのは表面だけで、中は締っておらず非常に歩きにくい。直登は雪崩の恐れがあり、ややトラバースしながら行くことにした。
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岩稜帯手前でアイゼンに換装。急坂での換装は滑落に注意、物も人も。岩稜帯付近からトレースが現れる。約1時間20分かけて登り切った。草すべり分岐から黒斑山へ向かう。
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黒斑山山頂再び。赤岳で負った凍傷を今日の日焼けで消し去る。毒を持って毒を制す鬼軍曹。山頂で男性から「鬼軍曹」と、お声がけ頂いた。いつも閲覧して頂きありがとうございます。
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感想
大寒。暦上と笑止する暖かい今冬。降雨も多い関東地方。寒気は必ず下りてくるので、海水温が高い2月あたりにドカ雪が降りそうな予感。翌々週には立春なのだが、もはや暦では季節感を得ることができない。
上越や北アルプスは降雪。八ヶ岳すらガスに覆われる予報。重い腰の私には県の西しか選択肢がなく、四阿山か浅間山と土曜に決め、月曜の3時に起きたらどちらかにすることにした。
3時に起きるはずが、3時20分に起床。最近目覚ましのかけ方がいい加減。SCW局地を見て浅間山に決定。支度は車に積んであるので、自分だけ乗ればよい。
碓氷バイパス、サンライン、チェリーパークに積雪凍結はない。碓氷バイパスは冬タイヤ規制のみならず、チェーン規制もあるので、その時はスタッドレスタイヤだけでは通行できない。チェーン携行必須。
5時40分に冬季閉鎖中の高峰ビジターセンターに到着。満天の星空が出迎える。当然誰も居ない。装備していると二台車が入ってきた。遅れたので、日の出に間に合いそうもないが、とりあえず急ぐ。
気温−7℃。この時期にしては暖かい。例年−10℃以下なのだ。ハードシェルを着ないでインサレーションだけで行く。最初は寒いが、歩いていくうちに暖かくなるのだ。どうせ脱ぐなら最初から着ない。寒いのは身体を動かしていない証拠。
車坂峠の登山口からしっかりとトレースがある。土日は大勢のハイカーで賑わっただろう。ただうっすらと雪が積もっており、深夜に降ったようだ。車坂山で夜明けを迎える。
下って登った樹林帯で靴の紐を締め直そうと止まっていると、声を掛けられた。私をフォローしてくださっているokuTさんだった。覚満淵以来のバッタリ。私の車に気が付き、挨拶がしたいのでアイゼンも履かずに追いかけてきたそうだ。申し訳ないのでその場で履いて頂いた。
先を急ぐので、先行する。その後、槍ヶ鞘からokuTさんとは一緒に周回することとなる。樹林帯のすき間から朝焼ける富士山が見える。見上げる空には桃色の雲が流れていた。
槍ヶ鞘に到着。日の出には間に合わなかったが、橙色の朝焼けが目の前に繰り広げられる。ガスが浅間山周辺漂い、冬季らしい幻想的な朝焼け。一日の始まり。
気温−8℃、この時期としては暖かい。トーミの頭への坂には、落ちた霧氷が堆積していた。トーミの頭から見える景色は北アルプス、八ヶ岳すらガスの中。目の前には浅間山、南東に富士山。ともに山容が美しい。
眼下の草すべりを確認する。積雪も少なく、トレースもある。十分に行けると判断。予定通り時計回り周回にする。okuTさんも一緒に行くこととなった。
先ほどまで見えていた浅間山が、黒斑山山頂に到着するとガスガス。12時過ぎには快晴となるはずなので、時計回りにしたのだ。蛇骨岳へ向かう樹林帯のシラビソは、暖かい影響で着いた雪が下に落ちてしまい、枝の先にはつららが下がっていた。
外輪山北西辺りのシラビソは、落ちずにきれいについいるので、今後に期待する。蛇骨岳先からは、降雪と風の影響でトレースが消え去っていた。白ゾレ手前にはだるま弁当で作った雪のだるま。耳があるのもあった。E-gunmaさんだろうか？
仙人岳からは再びトレースが現れるが、岩稜帯の虎の尾に入ると再び消え去った。Jバンドをスルーして鋸岳へ。目の前の浅間山は水蒸気を大量に吹き上げ、今日は機嫌が良い。
Jバンドに戻り下っていく。鋸岳で遊んでいたので、後続の方が先に下りてJバンドの取り付きで休憩していた。賽の河原は三ッ石の所からノートレース。夏は殺伐とした草原は、冬はまっ白な雪原と化していた。
踏み跡のないまっさらな雪原、満を持してスノーシュー25インチを投入。雪遊び。予想もしていたので、今日はゲーター一体型冬靴を履いてきたのだ。浅間山を左手に見ながら賽の河原で雪遊び。死んだら三途の川でラフティングしたい鬼軍曹。
賽の河原分岐、前掛山登山口から再びトレースが現れる。それを無視して樹林帯内の雪上を歩く。薄暗い樹林帯内を歩く姿はまるで黒いイエティー、クマも逃げ出す。
湯ノ平分岐も無視してショートカット。蛇堀川源流を越えて草すべりへ。いつもの調子で突っ走り過ぎたのか、okuTさんの姿が見えない。スノーシューのトレースがあるので問題ないだろう。
トレースが所々に現れるが、急坂が始まるころには消え去っていた。クラストしているだろうと思われた雪面は、表面のみクラストし全く締っていないモナカ状態。非常に歩きにくい。踏み抜くように歩き、スノーシューで踏み固めていく。後続のokutさんが歩きやすくなるだろう。
暖かさで霧氷が散っていく所を直登する。トーミの頭下、小ルンゼ状の所も直登しようとしたが、全くしまっておらず、ずるずると滑り始めた。雪崩の恐れもあるので、トラバースして黒斑山山頂側へ寄る。岩稜が真上にあるので雪崩を起こしにくい。
岩稜帯手前でアイゼンに換装。急坂での換装は、物も人も滑落に注意。岩稜帯付近から再びトレースが現れる。換装も含め約1時間20分かけて登り切った。okuTさんはまだ下にいるが、そのまま草すべり分岐から黒斑山山頂へ向かう。
山頂には3〜5名いらっしゃった。浅間山も見えているので、ソロで記念撮影。このポーズを見て「鬼軍曹」さんですか？と男性からお声がけいただいた。直立不動のポーズ。いつも閲覧いただきありがとうございます。ヤマレコユーザーでない方からの応援も忘れません。感謝。
ここで昼食。最近お気に入りの深谷ネギのかき揚げ、舞茸の天ぷらを載せたソバ。具でソバが見えない。3割引きのローストビーフ巻き寿司。眼下にはカモシカが現れみなさんで撮影。私と同じようなところで、同じようなことをしていた。さすがマブダチ。
再装備して下山。予想に反して上空はガスが取れない。早々と中コースで下りる。駐車場に着くとokuTさんからSMS。10分ほど前に帰られたとの連絡。電話番号とLINEもやり取りしたので、今後は走って追いかけなくて済むだろう。
私も着替えて帰路へ。夕方の渋滞に巻き込まれながらゆったりと帰宅。近所の陸橋から夕焼けを眺める。ガスで浅間山や八ヶ岳は見えない。黄昏に染まる空を見上げて朝焼けに始まり、夕焼けに終った一日を回想していた。
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growmonoさん、こんにちは〜
いつも鬼軍曹様の山頂での愉快なキャプションを楽しませて頂いております〜
あ、昨年5月に袈裟丸山で一度すれ違い、growmonoさんと判ったのですが、まさに人を寄せ付けない鬼軍曹さんのようで怖くてお声掛け出来ませんでした
そういえば、先日の赤城山もニアミスでしたね
仙人岳のダルマさんは土曜日に修行中の身の我々が作りました
耳のあるのは、ニューフェイスのキティーちゃんだるまです
日曜日にはyasubeさん、そして月曜日にはgrowmonoさんに撮影して頂き、とっても嬉しいです
ありがとうございました〜
こんばんは、FRESCHEZZAさん。
コメントをお寄せ頂きありがとうございます。袈裟丸山でスライドしたんですよね。レコを見て気が付きました。赤城山もそうだったようですね。
悪人ツラで風貌はこんな感じですので、躊躇するのも頷けます。shilokoさんが私と同行すると、知らない登山者から全く話かけられないので、喜んでます。鬼軍曹イメージが強いようですね。そうは言いましても、中身は気さくな野郎ですので、気軽にお声がけ下さい。
さきほどFRESCHEZZAさん達のレコを拝見して、経緯が良く分かりました。器があると言うことは、中身は当然召し上がったのですね。実家の近くにたかべんの直営店があったのですが、離れてしまったので、久々に食べたくなりました。まだ霧氷も多かったようですね。かえって曇りの方が良かったようです。また見かけましたらお声がけ下さい。
growmonoさん
こんにちは
10時30分の同じ時間に同じ浅間山を反対側から見ていました。
我々は二度上げ峠からこの浅間山を見てから
ゆっくりと浅間隠山を登りました。
growmonoさんは若いから朝から動き最後のあがきの時でしたね。
お疲れさまでした。
実は我々も20日は四阿山を目指していましたが
前日の夜あきらめて浅間隠山にしました。
それ故再度明日22日に四阿山を目指します。
こんばんは、iiyuさん。
浅間隠山にyamayuriさんといらっしゃんたのですね。鋸岳から見えてましたよ。その時刻ですと、まだ登られている途中だったようですね。お二人が登頂時は草すべりで遊んでましたね。
20日の予想は四阿山はガスが残るので延期しましたが、浅間山は午後から快晴予報でしたが、はずれましたね。ガスが北アルプスからひっきりなしに来てました。朝焼けと青空が多少見られたので良かったのかなと。
22日は多少ガスが掛かりますが、明後日から曇りがちです。まるで梅雨前線のように日本の南に前線が停滞します。今週来週にかけて最後の良い日ですからぜひ訪れて下さい。
月曜の未明にパジェロを見かけたときの喜びはそれは大きいものでした！
growさんの豊富な知識、経験、思いやりと優しさを感じながらの最高の一日をとなりました。
草すべりではgrowさんの後を追い必死、ピッケルの優位性をまざまざと見せつけられました。スノーシューも買います！
ポージングの写真、家宝にします（笑）
これからもよろしくお願いします。
こんばんは、okuTさん。
外輪山周回お疲れさまでした。お互いソロで来ましたが、折角なので一緒に歩いた方が楽しいかなと。またトーミの頭で、冬季の外輪山周回は初めてと聞いたので、これは先行して道筋をつけた方が良いなと思いました。積雪期の草すべりは、見たほど優しいものではないですからね。ちなみに私はピッケルは持って行ってませんよ。ストックを縮めて使いました。
記念写真を家宝とは！okuTさんご一家に果報があるといいですね。月曜休みですので、またお会いするかと思いますので、見かけたらご連絡下さい。
growmonoさん こんばんは、
週末はレコユーザーさんが日替わりで登っていましたね、
土曜日の日のトレランの方の影響でしょうか、下山後妻が周回したいよと言っていましたが、月曜日の様子ではチョット草滑りがネックになりそうな雰囲気になっていますね（土曜日はトレースがしっかり見えていましたから・・行けそうだと思ったのでしょうね）、
雪ダルマ製造者のFRESCHEZZAさんからのコメントも来ていてＥさんでないことが判明したでしょうね、
朝焼けの富士山や、浅間山綺麗ですね、これを見るにはヘッデン対応の時間で登らなければいけないのかな。
おはようございます、yasioさん。
近隣で晴れを望むとなると浅間四阿周辺しかありませんでした。遅刻しましたが、高峰に到着したときは満天の星空でしたね。オリオン座が傾いてましたよ。
真っ暗の中ヘッデン点灯で歩き始めました。ただ正月に比べて日が多少伸びてきましたね。車坂峠登山口の踏まれようは、土日の記念撮影者の多さを物語ってました。日の出には間に合いませんでしたが、冬の幻想的な朝焼けが見ることが出来ました。富士山はこの後ガスに覆われ見えなくなります。
それとは対照的に、賽の河原はノートレースでしたね。土日も前掛山へ多数入ったようで分岐までは踏み跡明瞭でしたが、草すべりには2名のトレースしかありませんでした。しかも急坂付近は消え去っていました。奥様がご覧になった時は明瞭にあったのですね。ただトレースがあっても、行ってみると苦労することが多いことは、身に染みて分かっておりますので、それなりに心構えました。
雪形のだるまは、E-gunmaさんも来たのだなと思い撮影しました。耳があるぞ！また新しいのを買ってきたなと思いました。FRESCHEZZAさんが作られたのですよね。土曜日はyasioさん、yasubeさんも登られたようで、山頂はにぎやかだったでしょう。月曜の男はひっそりと周回が似合います。
growmonoさん、こんばんは
FRESCHEZZAさんのレコのコメントで
growmonoさんも浅間山に行かれてたのを知りました
お邪魔いたします（^ω^ )
浅間山は雪が似合いますね
お写真を拝見していて
「早く行きたいな〜♡」って
思わずにいられません
今、仕事の環境が変わり
週末にはお疲れ気味のクリスカ(o_o)
Eさんには気遣っていただいてまして
いつものペースでお山に行けなくて
雪だるまさん
まだわたし、お会いしてないのです
そろそろ会いたいな〜(*ˊᗜˋ*)♡
浅間山、本当に美しいですね
おはようございます、clear-skyさん。
暖冬傾向の今季は、少雪と激しい寒暖差で、霧氷や周辺景色も例年と異なり、厳冬期の雰囲気がありません。ただ白い浅間山は変わらずそこにあり、美しさは不変ですね。自宅からも起床して西のブラインドを開けると、風景の一部に雄大な山容があります。
環境が変わるとストレスが溜まりますからね。自分でも知らぬうちに多少無理をされてらっしゃるのだと思います。ましてや仕事は生活の糧ですので、ご苦労が絶えないと思います。Ｅ-gunmaさんも気を遣ってらっしゃるのですね。優しいです。私のような会社では図太い神経の昼行燈で、私的では客観的な鬼軍曹は見習うべきですね。
今週末から月末にかけての天候は、本州の南に前線が停滞しますので、曇りがちです。まるで梅雨時期のようです。ただ平野部でも寒気の流入により降雪の恐れがありますので、注意が必要です。
今日も白い化粧を施した浅間山が見えています。白いすそ野をさらに長くしてclear-skyさんをお待ちしていると思います。
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