記録ID: 2191569
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科
日程 | 2019年12月28日(土) ~ 2019年12月29日(日) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
富士見高原登山口
車・バイク
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 積雪は足首下 |
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過去天気図(気象庁) |
2019年12月の天気図 [pdf] |
装備
個人装備 | 長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック サブザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ |
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写真
撮影機材:
感想/記録
by GNZY
その昔、八ヶ岳をお作りになった神様は、その出来栄えに満足した。
そしてその姿を人間どもにも見せてやろうと、一番見栄えのいいところに編笠山という展望台を作った。
そんな昔ばなしがあっても良さそうだ。
真正面でも真横でもなく、正面やや斜めというのが良い。
にょーんと突き出た南八ヶ岳の岩峰の中で、展望台たる編笠山のみたおやかな曲線美というのも悪くない。
というわけで久しぶりの冬山登山。まともな登山自体が久しぶりで、5年前に金峰山登ってからは、旅行のついでにハイキングしたのが何度かある程度。ここ1,2年は、ハイキングすらしていない。
趣味を続ける3大障壁として、昔から就職・結婚・出産と言われているが、僕の場合は就職後のほうがむしろ登山の頻度上がったし、登山部で育った妻との結婚でさらに増えた。
子供も一人目ができた時点では止めるほどではなかったが、二人、三人と増えていくとさすがに何日も子供を置いていくことができなくなり、チビたちとワーワー遊んでいるうちに何年か過ぎていた。
今年は妻の冬休みの日程の都合で、子供たちは妻の実家に早めに帰り、一泊二日の単独行動のチャンスが生まれる。
じゃあ何しようかなぁ。カヤック釣りも悪くはないが、やはり久しぶりに雪山の夜を過ごしたいよなぁ。
ブランクある中で幼い家族をおいて無茶もできないが、やはり人生には冒険も必要だよなぁ。
やっぱりあれこれと迷っている時が一番楽しい。
登山靴のソールは剥がれないか。久しぶりにテントを背負えるか。きれいな景色を眺められるか。
積雪は?当日の気象条件は?
無理なくできそうで、ワクワクもあるところ。
そんなことを色々考え、最終的に青年小屋の冬季小屋泊りの編笠山周遊計画に決定。
厳冬期八ヶ岳の堂々たる主峰の一座だが、特に危険個所もなさそうだ。
数年前に登った権現岳は素晴らしい登山になったし、それをちょっとだけスケールダウンさせた計画。
数年前のしょっちょう山登りに登っていた時期だって、体力を維持していたのは登山によるものというよりは、普段の自転車通勤だろう。それは今でもやっているから、体力にも不安はないはずだ。
荒れ気味な予報が続く天気予報も、この土日だけは絶好の条件。雪は記録的に少ないようだが、前日までに少し増えたようだ。きっと楽しい登山になる。
●●● 初日 ●●●
日の出ちょい前に家を出て、中央道も久しぶり。心配した道路の積雪もほぼ問題なし。
予定より少し前倒しに、9時過ぎに登山開始。まずは西岳を目指す。
テントがなく、荷物も軽く感じる。
先行者は10人程度いそうなトレースだが、前も後ろも特に気配のない静かな山登り。まぁ日帰りの人が多いんだろうな。
単調っちゃあ単調な登りだが、頂上までは新雪の極上カーペット。どこまでいっても足首程度の積雪。風はヤマテンの予報より若干早めに止んでく感じで、登り始めですでにほぼ止まっている感じ。
簡単に登れるかというとそうでもなく、やはりキッチリコースタイムどおりの時間がかかる。
火山らしく、頂上直下で勾配がきつくなっていく感じ。途中2,3回小休止を入れたが、お昼ごはんは頂上で食べよう。
西岳頂上まで3時間半。頂上では数グループが休んでおり、皆さんカップラーメンすすったり。
風は全くなく、日差しはポカポカ。富士山も八ヶ岳も恰好よく、この上なく快適。
今日泊まる青年小屋は隣の鞍部に同じ目の高さに見える。もう一歩きという感じだが、ルートはよくわからん。間には樹林と崖の岩場で、地形も平らではないが、まぁ一歩一歩あるいていればそのうち着く。
14:20に青年小屋到着。ほかには単独テント泊1名、4人グループ一組。今夜の宿泊者はそんなところだろう。
結局アイゼンは一度もつけず。刃物を忘れてしまって、アルファ米の袋を踏みちぎるのに使ったのが唯一の使用。
一休みして、編笠山まで夕焼けを見に行く。
小屋からの登り15分が、大岩+新雪落とし穴の最も歩きにくいところで、大変苦労する。頂上までそれほど距離はなく、夜中でも移動はできそうだが、このエリアがネックだよな。まぁしっかり踏み後つけておこう。
ギリギリになってしまったが、何とか日の入りには間にあう。
しばらく写真撮影。
ほれぼれするような大展望。さすがに頂上の吹き曝しは風を受けて寒いが、冬の八ヶ岳の山頂にしては無風レベル。頂上の一部には樹林帯もあって、その中に入ってしまえば風もほぼ防げる。氷点下18度だが、風がなければ案外寒くない。
夜景、山景、星景の写真を撮ったり、酒すすったり、カメラの設定間違えたりしているうちに21時ごろになる。冬季小屋戻らないと心配されちゃうよな。
寝袋くるまって、不安な火力を眺めながら豚肉ゆでて、酒飲んで就寝。
●●● 二日目 ●●●
仮眠とったくらいで日の出の2時間ほど前から撮影再開。
天候もロケーションも最高なのだが、カメラの予備電池が寿命らしく、全然使えなかったり、歴戦のボロボロ広角レンズが、ピントが全く合わないほどボロボロになってることに気づいたりと、撮影は順調ではないものの、まぁ何とかごまかしながら撮影を続ける。
明るくなり始めた頃に麓からソロ登山者が来て、僕だけの独占状態終了。
カメラの電池も、5枚とるたびにポケットで暖めなおし、何とか日の出まで撮影終了。
今日も素晴らしい天気だが、それなりに撮影頑張って疲れた。権現岳までいくこともなかろう。そのまま下山しよう。
そしてその姿を人間どもにも見せてやろうと、一番見栄えのいいところに編笠山という展望台を作った。
そんな昔ばなしがあっても良さそうだ。
真正面でも真横でもなく、正面やや斜めというのが良い。
にょーんと突き出た南八ヶ岳の岩峰の中で、展望台たる編笠山のみたおやかな曲線美というのも悪くない。
というわけで久しぶりの冬山登山。まともな登山自体が久しぶりで、5年前に金峰山登ってからは、旅行のついでにハイキングしたのが何度かある程度。ここ1,2年は、ハイキングすらしていない。
趣味を続ける3大障壁として、昔から就職・結婚・出産と言われているが、僕の場合は就職後のほうがむしろ登山の頻度上がったし、登山部で育った妻との結婚でさらに増えた。
子供も一人目ができた時点では止めるほどではなかったが、二人、三人と増えていくとさすがに何日も子供を置いていくことができなくなり、チビたちとワーワー遊んでいるうちに何年か過ぎていた。
今年は妻の冬休みの日程の都合で、子供たちは妻の実家に早めに帰り、一泊二日の単独行動のチャンスが生まれる。
じゃあ何しようかなぁ。カヤック釣りも悪くはないが、やはり久しぶりに雪山の夜を過ごしたいよなぁ。
ブランクある中で幼い家族をおいて無茶もできないが、やはり人生には冒険も必要だよなぁ。
やっぱりあれこれと迷っている時が一番楽しい。
登山靴のソールは剥がれないか。久しぶりにテントを背負えるか。きれいな景色を眺められるか。
積雪は?当日の気象条件は?
無理なくできそうで、ワクワクもあるところ。
そんなことを色々考え、最終的に青年小屋の冬季小屋泊りの編笠山周遊計画に決定。
厳冬期八ヶ岳の堂々たる主峰の一座だが、特に危険個所もなさそうだ。
数年前に登った権現岳は素晴らしい登山になったし、それをちょっとだけスケールダウンさせた計画。
数年前のしょっちょう山登りに登っていた時期だって、体力を維持していたのは登山によるものというよりは、普段の自転車通勤だろう。それは今でもやっているから、体力にも不安はないはずだ。
荒れ気味な予報が続く天気予報も、この土日だけは絶好の条件。雪は記録的に少ないようだが、前日までに少し増えたようだ。きっと楽しい登山になる。
●●● 初日 ●●●
日の出ちょい前に家を出て、中央道も久しぶり。心配した道路の積雪もほぼ問題なし。
予定より少し前倒しに、9時過ぎに登山開始。まずは西岳を目指す。
テントがなく、荷物も軽く感じる。
先行者は10人程度いそうなトレースだが、前も後ろも特に気配のない静かな山登り。まぁ日帰りの人が多いんだろうな。
単調っちゃあ単調な登りだが、頂上までは新雪の極上カーペット。どこまでいっても足首程度の積雪。風はヤマテンの予報より若干早めに止んでく感じで、登り始めですでにほぼ止まっている感じ。
簡単に登れるかというとそうでもなく、やはりキッチリコースタイムどおりの時間がかかる。
火山らしく、頂上直下で勾配がきつくなっていく感じ。途中2,3回小休止を入れたが、お昼ごはんは頂上で食べよう。
西岳頂上まで3時間半。頂上では数グループが休んでおり、皆さんカップラーメンすすったり。
風は全くなく、日差しはポカポカ。富士山も八ヶ岳も恰好よく、この上なく快適。
今日泊まる青年小屋は隣の鞍部に同じ目の高さに見える。もう一歩きという感じだが、ルートはよくわからん。間には樹林と崖の岩場で、地形も平らではないが、まぁ一歩一歩あるいていればそのうち着く。
14:20に青年小屋到着。ほかには単独テント泊1名、4人グループ一組。今夜の宿泊者はそんなところだろう。
結局アイゼンは一度もつけず。刃物を忘れてしまって、アルファ米の袋を踏みちぎるのに使ったのが唯一の使用。
一休みして、編笠山まで夕焼けを見に行く。
小屋からの登り15分が、大岩+新雪落とし穴の最も歩きにくいところで、大変苦労する。頂上までそれほど距離はなく、夜中でも移動はできそうだが、このエリアがネックだよな。まぁしっかり踏み後つけておこう。
ギリギリになってしまったが、何とか日の入りには間にあう。
しばらく写真撮影。
ほれぼれするような大展望。さすがに頂上の吹き曝しは風を受けて寒いが、冬の八ヶ岳の山頂にしては無風レベル。頂上の一部には樹林帯もあって、その中に入ってしまえば風もほぼ防げる。氷点下18度だが、風がなければ案外寒くない。
夜景、山景、星景の写真を撮ったり、酒すすったり、カメラの設定間違えたりしているうちに21時ごろになる。冬季小屋戻らないと心配されちゃうよな。
寝袋くるまって、不安な火力を眺めながら豚肉ゆでて、酒飲んで就寝。
●●● 二日目 ●●●
仮眠とったくらいで日の出の2時間ほど前から撮影再開。
天候もロケーションも最高なのだが、カメラの予備電池が寿命らしく、全然使えなかったり、歴戦のボロボロ広角レンズが、ピントが全く合わないほどボロボロになってることに気づいたりと、撮影は順調ではないものの、まぁ何とかごまかしながら撮影を続ける。
明るくなり始めた頃に麓からソロ登山者が来て、僕だけの独占状態終了。
カメラの電池も、5枚とるたびにポケットで暖めなおし、何とか日の出まで撮影終了。
今日も素晴らしい天気だが、それなりに撮影頑張って疲れた。権現岳までいくこともなかろう。そのまま下山しよう。
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