茂倉岳
群馬県
新潟県
haru
Futo
yoshikito
体力度について
- GPS
- 12:59
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,406m
- 下り
- 1,430m
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| 天候 | 晴れ・曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 下山後伊智路で昼食 |
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感想
またカモの会の山行に混ぜてもらった。
Haruさん・yoshikitoさんの2人には当然感謝しているし、部外者の僕をいつも受け入れてくれるカモの懐の広さにもいつも感謝してばかりだ。
Yoshikitoさんは本格的な雪山は初めてとのこと。
彼のポテンシャルの高さとフィジカルの強さは2日間の泊まり沢を共にしただけでもよく分かったので、何も心配ごとはなかった（笑）
ガチャを持たない雪山は久々で、荷物が非常に軽かった。15-16kgくらいだろうか。
除雪終了点から雪が20cmほど積もっており、早々にワカンを装着して尾根に取り付く。
自分達でトレースをつけられることが嬉しく、楽しく快調に標高を稼ぐ。
途中、ブナの林がとても美しかった。
1500mくらいまで標高を上げると矢場の頭へ。
この時点で14時。
1683mまで上げるには16時を過ぎそう。1683mまでの区間で張るにしても整地が大変そうなので、わざわざ少しの距離を稼ぐメリットが少ない。
計画より下の地点だが、ここでテントを張ることにした。翌日、10時をタイムリミットに設定すれば十分山頂に行ってから安全な時間に帰れそう。
整地・水作り・日没の早さを考えて早めに行動を止める必要があることを、初雪山テン泊のyoshikitoさんにも理解してもらえればとの思いも込め。
矢場の頭は4テンを張るには十分な広さがあった。
雪はほどよく締まっており、水作りには苦労しなかった。
夕飯はHaruさんのカレー。
梅で和えた大根・水菜サラダと、オイルサーディンとマッシュルームのアヒージョ風も共に。
おいしかったー！！ごちそうさまでした。
夜は微風が結露を緩和してくれて快適に睡眠ができた。
翌朝もワカンを装着して6時過ぎに出発。
発達した雪庇に気をつけながらトレースをつけていく。雪庇を避けて2,3回ヤブのトラバースをやったが、上からよく見ると雪庇ではなかったので、見極めが難しいなと思った。
1683mでアイゼンに換装。雪がクラストした部分が増えてきて歩きやすい。
山頂直下は広い一枚バーンで滑ったら気持ちよさそう。尾根に沿って標高を稼ぎ、9時台には山頂へ。
この頃から予報通り晴れてきて最高な気分だった。
軽く景色を堪能して下山。テン場までは1時間で到着。
1時間ほど休憩と撤収作業をしてダラダラ下山。駐車場まで2時間くらい。
とてもいい山だった。
上越の山は近いのに人が少なく、2000mに満たないのにアルプスに似た山容で本当に素敵だ。
シンボリックな北アルプスの山や有名なルートも良いが、上越・谷川の山も素晴らしい。
今回でこの山域がすっかり大好きになった。故郷の山だから、ってのも大きいと思うが。
もっとこのエリアに脚を運びたい。
ハルさん、Fくんと共に谷川の茂倉岳へ、初めての雪山テン泊登山（雪訓除く）。
土樽駅近くの駐車場に車を停め、さっそくワカンを装着する。スキーよりも剛性は低いし、バランスを取るためには踏み込み方が難しい。でも、上手く乗れば確かに沈まないし、面白い。Fくんががんがんラッセルして進んでいくが、良さそうな所で先頭を譲ってもらう。崩す、固める、立ち込むともくもく進む、暑い。夏山に比べて足場が全く安定しないので、バランス取るのに力が必要で体力が吸われた。もう少しコツを掴めば、楽になるのだろう。疲れたら交代する。先頭から最後列に代わったときの快適さが癖になる。ラッセルはパーティで協力して進んでいく感じが気持ち良い。
6時間ほど歩いて、矢場の頭でテントを張った。天気が良く、景色が素晴らしい。
テントに入って雪から水を作り、ハルさんのカレーを食べる。やっぱりおいしい。
翌朝は4時に起床し、6時発。山頂付近でワカンをアイゼンに変えた。アイスバーンではないが、固めの雪でアイゼンの爪がサクサク刺さり気持ちよい。雪訓を思い出しながら、フラットフッティングとキックステップをメインに山頂を目指す。9時頃に茂倉岳山頂に到着し、しばらく楽しんだ後、下山を開始した。
登りに比べて、下山は断然楽だった。自分達で作ったトレースが快適、固めておいて良かった。しかし、ヒヤリハットもあった。下山時のトラバース中に谷側を踏み抜き、木の根にはまってバランス崩して転倒、やや滑落した。はまった根とピッケルが引っ掛かって止まったので良かった。雪山は一歩一歩の堅さと沈み具合が全く異なるので、それをよく理解した上で歩く必要があるなと思った。
寒さに弱く、泊りでの雪山には、内心からなりビビッていましたが、とても楽しい山行になりました。ハルさん、Fくん何から何までありがとうございました。また行きましょう。
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