矢ヶ崎山 かまど岩

2020年02月11日(火) [日帰り]

• GPS: 03:53
• 距離: 10.5km
• 登り: 388m
• 下り: 382m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:19
• 休憩: 0:33
• 合計: 3:52

10:40 スタート地点
11:06 11:13 入山峠
12:41 13:04 矢ヶ崎山
13:27 13:29 碓氷峠
13:46 13:48 軽井沢駅
14:33 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

碓氷バイパス 除雪ステーション チェーン着脱所に駐める。トイレ水道完備。

コース状況／危険箇所等

反時計回りに周回しました。
入山峠〜矢ヶ崎山はハイキングコースではありません。バリエーションルートなので安易な入山は危険です。
矢ヶ崎山〜新碓氷峠は北斜面なので雪に注意です。コースは明瞭です。
かまど岩は危険です。ご注意下さい。
周回のため5kmほどロードを歩いています。

その他周辺情報

軽井沢プリンス・ショッピングプラザ(アウトレット)
Ｐ：3000円以上購入で終日無料なのでこちらが駐車適地でした。

写真

2/11 10:40

碓氷バイパス チェーン着脱所
何度も往来している碓氷バイパスですが、まさかここからスタートすることとは夢にも思わず…

2/11 10:40

周囲を探索するも、徒歩ではほぼ陸の孤島でした。ようやく見つけた出口はバイパスの向こう側なので、気をつけて渡ります。

2/11 10:42

ガードレールを越え、少し藪漕ぎでここに下り立ちました。まずは別荘地を少し歩きます。

2/11 10:49

すぐに未舗装の道路です。
ここで地元のハンターさん？が車上から「ここから先は名目上は行けないですよ！行くなら罠があるから道路から出ないこと、それから罠にかかっている動物は危険だから絶対に近づかないで！」と高圧的な態度。
怒ってるのか心配してくれているのかよく分からず、ってか、看板以上のことは言ってないし…

2/11 10:56

気を取り直して進みますが、雪はほとんど無いです。

2/11 11:04

旧道の高架橋は浅間山の展望台です。

2/11 11:07

入山峠
石畳や石碑などもある峠です。現在は廃道ですが、往時は国境であり交通の要衝だったことが容易に想像できます。

2/11 11:07

入山峠 名板

2/11 11:08

馬頭観世音
奉讀誦普門品三万巻 人馬災難除
天下泰平国土安全 文化十五戊寅(1818)七月十日
基壇には造立に携わった村々も記されていました。
近世期は碓氷峠がメインストリートだったにもかかわらず、入山峠も重要な峠であったことを示す証左です。

2/11 11:11

入山峠祭祀遺跡
驚いたことに古代の祭祀で用いられる石製模造品が出土しており、当地は古代の官道である東山道だったとのこと。

2/11 11:12

碓氷バイパス
東山道、中山道、碓氷バイパスと幹線交通の変遷がわかる貴重なところです。
凄く興味深い峠で、初見は松井田から歩いて訪れたかったところでした。

2/11 11:13

大好きな歴史の道に思いを馳せながら、興奮気味に歩きます。どうやら害獣駆除の作業道となっているようです。

2/11 11:18

それもすぐに無くなり、以後踏み跡もテープも無い尾根道ですが、ヤブが無いので快適です。

2/11 11:22

・1098 展望
ここは碓氷バイパスのヘアピンカーブの連続が俯瞰できる、凄いところでした。ヤッホー！

2/11 11:28

踏み跡もテープもないですが、東側の崖沿いに歩けばいいので道迷いの心配は無いです。ただし、東側(右手)は谷(ルンゼ？)がいくつも入り込んでいるので注意です。

2/11 11:34

岬状に張り出している岩稜から覗き込むと(滑落注意)

2/11 11:35

かまど岩が見えました。
確かにここから覗き込むと穴があり、かまど感がありますね。

2/11 11:42

かまど岩への痩せ尾根

2/11 11:45

まずは痩せ尾根をへつりながら下ります。(滑落注意)

2/11 11:46

かまど岩先端
へつりの次はナイフリッジなどもあり、足がすくみ体重移動が恐怖です。左右とも崖下は見えないくらい切れ落ちています。おまけに岩も脆く、少し力を加えると拳大の石がボロボロ剥がれました。

2/11 11:49

かまど岩 展望１
榛名山 赤城山 五輪岩

2/11 11:49

かまど岩 展望２
稲村山 谷急山 高岩
肉眼では丁須の頭まで見えました。

2/11 11:59

無事に帰還し矢ヶ崎山を目指します。

2/11 12:06

・1094 南の耳 山頂

2/11 12:06

・1094 南の耳 山名板
裏にも矢ヶ崎など文字がありましたが、判読出来ず。

2/11 12:14

矢ヶ崎山

2/11 12:18

矢ヶ崎山の下には展望岩もあります。

2/11 12:21

妙義山を取り巻く西上州の峰々
脚を踏み入れたことの無いところですが、いつかこの辺りをフィールドにして探検してみたいですね。

2/11 12:25

矢ヶ崎山直下は軽石のザレなので直登は滑ります。トラバース気味に登り、西尾根からアプローチすることにしました。

2/11 12:31

獣道とも踏み跡ともとれる微かな足跡を辿ると軽井沢プリンススキー場の裏側にたどり着きました。

2/11 12:39

スキー場のすぐ近くまで接近します。視線を感じるので少し恥ずかしいです。

2/11 12:42

矢ヶ崎山 山頂
山名板、三角点のある山頂は、ほぼ360°の大展望です。

2/11 12:43

山頂展望１
軽井沢越しの浅間山に唖然です。
石尊山、剣ヶ峰、黒斑山、前掛山、離山、小浅間山と現在登山対象になっている浅間山のピークが勢揃いの最強展望スポットです！

2/11 12:43

山頂展望２
鼻曲山
あまり知られていないのかなと思いますがこちらも火山です。

2/11 12:44

山頂展望３
榛名山と赤城山

2/11 12:44

山頂展望４
妙義山

2/11 12:55

矢ヶ崎山 山名板
大展望を楽しみながら小休止し、下山です。

2/11 13:04

山頂直下は雪付きの急坂でした。
ノーマルでは危険なので、お守りスパイクの出番です。

2/11 13:06

いきなり凄い雪の量でひやっとしましたが、人工雪でした。

2/11 13:10

下山もスキー場の脇を通ります。

2/11 13:13

東矢ヶ崎山分岐
雪もまばらなのと雪団子になるのでスパイク解除です。

2/11 13:23

雪が無いのは少し寂しいですが、冬枯れのトレイルも悪くは無いですね。

2/11 13:28

新碓氷峠 矢ヶ崎山登山口
ここからはロード歩きです。

2/11 13:47

軽井沢駅
ハイヒールで歩かれている方もいて、ワカン&ダブルストック持ちの私は完全にアウェーです。

2/11 13:47

矢ヶ崎山
休日なのでアウトレットは混んでいました。

2/11 13:56

アウトレット脇を歩いて帰ります。
ここは夏の連休には大渋滞するところですが、流石に冬はまばらですね。

2/11 14:05

入山峠入口
ここを斜めに左折します。ひょっとすると渋滞を回避できる巻き道なのかもしれない…

2/11 14:22

軽井沢除雪ステーション
再びバイパスを越えてゴールです。

2/11 14:28

祈りの碑
2016年1月15日 軽井沢スキーバス転落事故
乗客13名、乗員2名の方が亡くなった事故ですが、記憶に新しいです。ご冥福をお祈りします。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

モンブラン

先日の池の平の帰りのドライブで見た矢ヶ崎山の山容がカッコ良かったので、調べてみると過去レコもあり歩いてみることにしました。

当初は雪山ハイキングを想定していたのですが、かまど岩の探検の事もあり、雪が無くても良かったのかなと思います。

個人的には入山峠の歴史的景観も良かったですが、なんといっても矢ヶ崎山からの浅間山の展望は、過去一番の展望で感動モノでした。

東矢ヶ崎山など気になるルートも残しておいたので、またいつか訪れたいところです。