中央アルプス南端・恵那山へ(神坂峠より)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,209m
コースタイム
〜前宮コース分岐(9:35/9:45)〜山頂(10:16)〜山頂避難小屋:昼食(10:25/11:20)〜1820mピーク(12:15)
〜大判山(13:00/13:30)〜鳥越峠(14:05)〜ヘブンスへの分岐ピーク(14:35/14:45)〜神坂峠(15:15)
天候 | 山沿いは曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道途中の「強清水」や「水またぎ」で水の確保が出来ます。 「強清水」を過ぎまもなくして空き地に出ると、脇に登山届けポストが有ります。 クマササのコースなので、早朝は雫のため腰から下がかなり濡れます。 (スパッツ、又は雨具を装着した方がよさそうです。) |
写真
感想
先週は中央アルプスの北端・経ヶ岳を歩いたので、今週は南端・恵那山へ。
昔、縦走したコースを、今回は逆に神坂峠から歩いてみる。
今日は距離が有りそうなので3:30に自宅を出発する。
大谷霧ヶ原林道を車で走りながら昔を思い出していた。
強清水の休憩所や水またぎの水場。懐かしい気持ちに浸っていたら神坂峠の駐車場に到着だ。
南東が開けた駐車場からは雲海上に南アルプスが展望できる。
はやる気持ちを抑えて、身体をほぐしてから登山口へ向かう。
富士見台を背にしてササの尾根へ上がり、ヘブンス分岐のピーク(千両山と呼ぶらしい)に出ると、雲海が動き出す前の
中央アルプスや南アルプスが広がっている。
しかし、残念ながら目指す恵那山頂は雲の中だ。山頂での展望は難しそうだ。
ササに残った雫に濡れながら、高度を一気に吐き出すと、登山口の神坂峠よりもわずかに低い鳥越峠だ。
右からは強清水のコースが上がってくる。
峠から緩やかに尾根に絡むが、しばらくすると尾根が降りてきて尾根に乗る。
やがて右手が開けて来るので覗くと、崩落地「ウバナギ」の崖に沿って登っている。注意して進む。
緩やかな尾根を小さな登降を繰り返した後、わずかに登ると三角点のピークに出る。大判山だ。以前歩いた時は
一面クマササに覆われていた記憶だが、後退したのだろうか?、手が入ったのだろうか?
地図を見るとこの先は顕著なピークを三度ほど越えて頂上に達するようだ。
相変わらず雲に覆われた恵那山を目指して笹の鞍部へ下る。
樹林で眺望の無い尾根を、笹の雫に下半身を濡らしながらひたすら登降する。
1820mピークに達すると、わずかに覗く展望の先に御岳が、島のように雲海上に眺められた。結局今日はこれが最後の展望だった。
再び鞍部まで下り、頂上へ向けての登りにかかる。シダや苔が混じった広い斜面は更に傾斜を増し、急登が続く。
やっと長い登りから開放されると正面から前宮コースを併せる分岐に出る。
頂上部の肩に乗った平坦地で一息入れる。ほうばるミカンが美味しい。
左(南)に折れて平坦な尾根を進むと、やがて日本庭園を思わせる苔に覆われた森になる。
岩を踏んでわずかに登りにかかると「二ノ宮」・「三ノ宮」と続けて祠が現れる。恵那山の最高点(2191m)に当たる四ノ宮で右折するとぽっかりと開けた台地に出て頂上避難小屋だ。
この天気では岩場の展望も期待できないが、一等三角点の有る恵那山頂上を踏んでからゆっくりしよう。
小屋に戻って石積みに腰を降ろしてゆっくり昼食を摂る。
恵まれれば岩場からは南アルプスの稜線や、富士山が眺められるが、今日はヘブンスそのはらスキーパークが望める程度だ。
「早朝にアルプスが眺められたので今日は良しとしよう。」
と自分を納得させて往路を戻るが、下山途中の鳥越峠からの登り返しがきつい。
ヘブンス分岐のピークで一息入れて、ゆっくりと神坂峠まで下る。
(ここでまだ上がってくる青年がいたので声をかけると、行ける所まで行くと言う。時間も遅いしこの先は長く、
展望も良くないのですぐ先のピークまでで引き返す事を薦める。
聞くと名古屋に来て間もないというので、恵那山の様子や名古屋周辺の山の魅力などを立ち話をして別れる。
無理はしないで次回を期して欲しい。)
帰り途中に「水またぎ」の水場で汗を流し、手がしびれる程の冷水で渇きを癒してさっぱりしてから林道を中津川ICへ向かう。
峠から最初は展望の利く笹に覆われた尾根を辿り、ウバナギ・天狗ナギのヘリを登り、樹林の中をピークの登降を繰り返し、
やがて苔に覆われた庭園のような森を抜け山頂に達するこのコースは、
広河原コースよりも変化が有って、恵那山の大きさがより実感出来るなと感じた。
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