さすらいの長距離ハンターが行く 〜 山友さん積雪期の甲斐駒ヶ岳初挑戦 〜

2020年02月23日(日) 〜 2020年02月24日(月)

• GPS: 14:27
• 距離: 20.3km
• 登り: 2,907m
• 下り: 2,905m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:14
• 合計: 6:11

6:31 尾白川渓谷駐車場
6:42 6:42 竹宇駒ヶ岳神社
8:20 8:20 笹の平分岐
10:00 10:00 刃渡り
10:21 10:21 刀利天狗
11:23 11:23 五合目小屋跡
11:30 11:44 屏風小屋跡
12:42 七丈小屋

2日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 1:44
• 合計: 8:10

5:02 七丈小屋
6:01 6:07 八合目御来迎場
6:59 7:01 駒ヶ岳神社本宮
7:02 7:23 甲斐駒ヶ岳
7:25 7:26 駒ヶ岳神社本宮
8:06 8:06 八合目御来迎場
8:31 9:36 七丈小屋
10:09 10:13 屏風小屋跡
10:15 10:18 五合目小屋跡
10:56 10:58 刀利天狗
11:09 11:09 刃渡り
11:54 11:54 笹の平分岐
13:05 13:05 竹宇駒ヶ岳神社
13:12 尾白川渓谷駐車場

天候

一日目晴れ時々曇り、暴風　二日目快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

尾白川渓谷駐車場を利用。

写真

2/23 8:20

初日の目的地は七丈小屋なので登山口をゆっくりめの6:40にスタート。
笹の平分岐手前からガチガチの凍結部分が現れました。
西側からの強風もあり、風が避けられる地点まで歩いて軽アイゼンを装着。

2/23 10:02

刃渡りはこんな感じ、前日の積雪のおかげで歩きやすかったです😀

2/23 10:04

冬型の気圧配置になった日曜日は稜線はどこも大荒れ予報。
八ヶ岳も猛烈な風だったでしょうね。

2/23 10:24

日曜日朝方までの降雪でアスレチックゾーンもこんな感じ。

2/23 10:29

刀利天狗。この直後、下山してくるパーティに道を譲っていたら上から「どうも！」と聞き覚えのある声。花谷さんではありませんか〜！再会の握手をガッチリ交わしました😀
七丈小屋は本日満杯とのことで配膳の手伝いを仰せつかりました😀

2/23 12:04

七丈小屋に近づくにつれ風は激しさを増して、六合橋付近では目も開けられないほどの爆風。
日曜日に山頂アタックされた方は軒並み敗退したそうです。
何とか13時前に七丈小屋に到着しました😀
消灯まで楽しいひとときを過ごさせていただきました😀

2/24 5:45

月曜日は5時に小屋をスタート。満天の星空と甲府市の夜景を眺めながら進むと八合目手前でマジックアワーの始まり😀富士山&鳳凰山のシルエット。
すでに7名ほど山頂に向かわれていてトレースもバッチリ😉

2/24 5:45

今日は最高の登山日和になりそうです😀
山友さんにもこの風景と色を見せたかった😀

2/24 5:53

八合目御来迎場から。間もなく夜明けを迎える甲斐駒ヶ岳。
荘厳な雰囲気があります😀

2/24 5:58

年末年始よりは確実に積雪も増えて歩きやすいことこの上ないです😀

2/24 6:01

鎖場もこんな感じ。

2/24 6:01

御来光まで、あとわずか。歩きながらも見逃せませんよ😉

2/24 6:05

核心部が近づく。八合目からは山友さんに付きっきりでワンポイントアドバイス😀

2/24 6:14

核心部のルンゼを抜けたところで、来ました！御来光🌅
小金沢連嶺の上から顔を覗かせました🌅

2/24 6:14

こんな素晴らしい天気の日に山頂アタックできて幸せ😀

2/24 6:17

富士山、いいかんじに染まってます🌅

2/24 6:20

御来光を堪能して、山頂を目指します😀
飛びっきりブルーの青空と雪面のピンクが堪りません😀

2/24 6:22

北岳、間ノ岳、そして摩利支天。

2/24 6:23

二本剣の直下から山頂方面をパチリ📷

2/24 6:24

なんてことない風景も御来光と雪面を染める素敵な色で一気に華やぐ😀

2/24 6:26

甲斐駒ヶ岳黒戸尾根ならではの、お馴染みのショット📷
でも朝は特別😀

2/24 6:28

この、アンバーな色合いも青空に映えます😀

2/24 6:29

南アルプスのスターたち、どんどん登場します😀

2/24 6:29

八合目からの稜線

2/24 6:30

ジョーズ岩、ここが九合目。

2/24 6:31

奥秩父&奥多摩、そして丹沢も、本日快晴！

2/24 6:31

九合目のテラスから、山頂まではひと登り😀

2/24 6:33

北アルプスがまさに屏風絵、焼岳から小蓮華山までバッチリ😉

2/24 6:33

今年こそ歩きたい鋸岳。やっぱり甲斐駒と繋ぎたいね😉

2/24 6:40

赤石沢の岩壁越しの南アのスターたち。

2/24 6:40

この先の日陰のトラバースはカリカリ。滑ったら止まらない。
山友さんにアイゼンの爪の立て方をアドバイスして進みます😀

2/24 6:54

トラバースを抜ければ、あとは比較的安全。ということで山頂までは山友さんをほったらかして、誰もいない山頂をいただきます😁
何度訪れても、あの祠を見るとジーンときます😀

2/24 6:56

山頂はすぐそこ！ビクトリーロードを進む😀
甲斐駒ブルー、ってのもあったんだ😀

2/24 6:58

甲斐駒ヶ岳山頂到着！
誰もいない山頂でいつものように祠に手を合わせて無事に登頂できたお礼を😀

2/24 7:00

相変わらずの360度の大パノラマ！
まずは南アルプスのスターたち。

2/24 7:00

北岳&間ノ岳。北岳の貫禄と間ノ岳の雄大さに魅了されます😀

2/24 7:00

荒川東岳、赤石岳、塩見岳もくっきり📷

2/24 7:01

お馴染みの組み合わせ😀

2/24 7:01

遠くに見える稜線は大菩薩嶺から小金沢連嶺。

2/24 7:02

中央アルプス、南駒ヶ岳から木曽駒ヶ岳の稜線😀

2/24 7:07

鋸岳の右上に穂高連峰。中央奥に焼岳&霞沢岳、そして笠ヶ岳。

2/24 7:07

御嶽山と右奥に白山！

2/24 7:07

乗鞍岳

2/24 7:07

北アルプスも登山日和😀穂高〜槍〜常念〜立山&剱〜鹿島槍〜白馬、全て見えました😀
積雪増えたかなあ。

2/24 7:08

中央に影甲斐駒と伊那の街並みかな😀

2/24 7:08

頸城山塊もクッキリ😀その左には戸隠連山。
これほどクッキリ見えるのは珍しい。

2/24 7:08

朝の陽光がいい感じに、八ヶ岳を映し出します😀
天狗岳〜硫黄岳、阿弥陀岳、横岳〜赤岳。その手前に編笠〜ギボシ〜権現〜三ツ頭。

2/24 7:08

左には蓼科山、そして遠くに四阿山〜浅間山😀

2/24 7:09

奥秩父や奥多摩の山並。

2/24 7:09

祠を逆光シルエットでパチリ📷

2/24 7:12

女王、仙丈ヶ岳も忘れてはいけません😀雪たっぷりな感じでした😀

2/24 7:15

10分後に山友さんも無事に登頂！絶好の天気をゲットできてよかった😀
この日は小屋泊、テン泊、そして日帰りの方も含めて40〜50名が登頂したのではないでしょうか😀
数年前には考えられなかった積雪期の甲斐駒ヶ岳の賑わいぶり。
名残惜しいけどそろそろ下山します😢

2/24 7:23

雪たっぷりで下山は比較的スイスイ、と言っても八合目までは一切気は抜けない。

2/24 7:31

どんどん登山者が登ってきました😀

2/24 7:42

ただ登山者が多く歩けば核心部のルンゼの雪はグサグサ。
山友さんもいるので慎重を期してクライムダウンしました😀

2/24 8:01

八合目に戻りました😀
七丈小屋に戻って朝ごはんのお弁当とコーヒーをいただきました😀

2/24 10:09

小一時間休憩して下山の途につきました。刃渡りまでは特に慎重に。
五合目小屋跡からの山頂方面。

2/24 10:55

刃渡りの様子。

2/24 10:56

登頂時より西風が強まって、さらに気温上昇で空が霞みました。富士山もうっすら。
北アルプスは見えませんでした。
やはり朝早くの登頂が吉ですね😀
この先、笹の平分岐まではアイゼンで下りました😉

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

感想

uchia

この連休は山友さんと休みが合わず単独トレーニング山行かと思っていたところへ、日月が休みになったので甲斐駒にでも行ってみますか？との連絡が。黒戸尾根は夏に日帰りで一度、昨年は仙丈ヶ岳と絡めて一泊で歩いてはいますが、雪の甲斐駒ヶ岳なんて考えたこともありませんでした。嬉しいな〜
1日目は予報通り風が強くて下山して来る方々は山頂に立てず残念そうでした。そんな中、ツアー山行らしき一行が下りて来て、山友さんが大きな声で挨拶しています。ナント花谷さんでした。お逢い出来ました〜♪両手で握手もしていただき感激。
登りは牛歩ですが梯子や鎖場は嫌いではないので慎重ながらもワクワクでした。12時半過ぎに七丈小屋、アットホームで居心地のいい空間。夕食までにガイド登山の方も数組いらして同じテーブルの方と話が弾みます。カレーも辛さの中に深みがあって超美味でした。
翌日は心配していた風も殆どなく気持ちが昂るせいか変に息が上がります（＾＾；）先行者のヘッデンがいくつも見えて「山友さん、本当はタッタカ行きたいんだろうな〜」と、私に合わせてくれている背中に感謝しながらついて行きました。そしてやって来たマジックアワー！！アルプスの山々を照らす わずかな間の色の移り変わりが本当に美しく神々しいひと時でした。もうこれだけで満足(*ё_ё*)心の声がそう囁いていました。
8合目を過ぎてここから先が核心部、ルンゼの注意点やアイゼン着けてのトラバースの歩き方を教わって慎重に登りました。そして7時10分、ついに祠の向こうの山頂標とご対面(*^_^*) ヤッター！！ 360度の大絶景に酔いしれました。
全ては好天をもたらしてくれた山の神様と山友さんのお陰です。有難うございました>^_^<

hastler1208

山友さん、積雪期の甲斐駒ヶ岳初挑戦。
昨冬の赤岳をはじめ今冬の西穂独標や谷川岳西黒尾根での歩きを見て、日帰りやソロ山行は無理としても、七丈小屋を利用して刻んで、付きっきりで面倒見れば行けるであろうと判断しました。
好天さえ掴めれば、まず間違いなく山頂に立ってもらうことができる！と確信はしてましたのでプレッシャーもさほど感じてませんでしたが、前日の荒天が嘘のように連休最終日は絶好の登山日和に恵まれて、核心部の難所も無事に突破して見事に登頂を果たしてくれました😀
私自身16度目の黒戸尾根でしたが、やはり登頂の喜びを共有できる相手がいると嬉しさも格別ですね😀
花谷さんや年末年始に七丈小屋で共に過ごした方々との再会、そして前週オジカ沢の頭でお会いしたお兄さんとの感激の再会もありました。
登山をやっててよかったと心から思える、忘れられない甲斐駒ヶ岳山行になりました😀
ありがとうございました😀

コメント

tomhig

山の世界は案外狭い？
小屋で会ったのは長身のイケメンさんですか？
私も赤石岳避難小屋や鳳凰で会ったことがあります。
黒戸歩くような人は好きな山似通ってますから再会率も高いんじゃないですかね。

私はたいてい午後登頂して七丈小屋でまったりして二日目は下山って安直なスケジュール立てなのでる八合目での朝のマジックアワー見たことありません。

ぼちぼちルンゼ凍結融解繰り返す嫌らしい時期になります。
黒戸尾根、今シーズンは行けないで終わりそうです

やろー同志ならルンゼはピッケルとクライムダウンで突っ込んでしまうんですが、そのうちお姐さま案内するかもしれないのでしっかりザイルワークや支点確保安定して出来るようにならないと…。
やはり黒戸は年末年始よりも冬道になってからの方がちょっとハラハラもあって楽しいですね。
積雪期の黒戸は私も山友さんと歩くことが何回かありますが登頂の喜びはソロの5割増しはあると思います

hastler1208

長身というほどではなかった
再会したのは七丈小屋まであと少しというところでしたが、なにぶん強風でハードシェルのフードを被ってサングラスでしたのでイケメンかどうか？イケメンの期待が持てそうな方でした😀
tomhigさん1月か2月に七丈小屋に行きたいと言われてたので、山友さんとも「来るかもしれないね」なんて話をしてたんですよ😀残念でした。
しかし積雪期の黒戸尾根、七丈小屋が満杯になるとは！しかも女性が半数近く！
すごい時代になったもんだと思いました😀
天狗尾根もあの天候ではなかなか突っ込みづらかったでしょうね？
賢明な判断だと思います。