北鎌尾根
kana50
コースタイム
9／8中房温泉登山口6：15−9：35燕山荘（燕岳ピストン）−大天井ヒュッテ14：00
9／9ヒュッテ5：05−貧乏沢入口5：02−7：38天上沢出合−8：25北鎌沢右股分岐−10：35コル（昼食）−12：03天狗の腰掛−12：45独標基部手前−13：55独標ピーク−16：11P14？−16：18「諸君頑張れ」のレリーフ−18：40ビバーク地点
9／10ビバーク地点8：00−8：48西鎌尾根−9：25槍ヶ岳山荘11：10−13：55槍沢ロッジ−15−23横尾−16：20徳沢園−17：10明神館−17：58上高地バスターミナル−19：38松本駅20：43−長野駅21：46−23：22上野駅
9／11上野駅10：02−13：34青森
| 天候 | 7日晴、8日晴一時雨、9日晴（北鎌尾根濃霧）、10日晴（北鎌尾根濃霧）、11日晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
中里出身（東京在住）のAさん、一人で山登りをやって4年目だそうです。テント泊で蝶ヶ岳までいくそうです。八甲田の山スキーをやってみたいそうです。
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八甲田の山スキーをやってみたいそうです。
このあと、稜線上を登り行き詰まった。
感想
8日、中房温泉登山口で多くの若者を目の当たりにし、山ガールに端を発した最近の若者の登山ブームが真実であることがわかった。とっても嬉しいことである。
燕山荘までは割ときつい登りであったが、はじめてのコースであったことと多くの若者と登ることができたので久々に新鮮であった。
燕山荘から大天井ヒュッテまでの稜線も、明日登る北鎌尾根・槍、10年くらい前に夫婦で歩いた裏銀座の稜線を眺めながら楽しく歩けた。
9日、貧乏沢入口からは、前日の華やかな登山とは様相を一変した。私の前後に人影が全くない。天上沢出合まで800m弱の下降、その後北鎌沢からコルまで600m強の登り。北鎌縦走は第一に体力ということがよくわかった。
コルから独標ピークまでは標高差400mの縦走。コルからの縦走路ははっきりしている。独標のトラバースも写真ほど危険ではなかった。トラバースの途中からピークに登ったが濃霧のため視界ゼロ。その後も、濃霧で結局北鎌尾根上では一度も槍を見ることができなかった。独標の次のピークのトラバースでヒヤッとしたのでトラバースはやめてピークを全て直登したが、16：30頃P15の登りで行き詰った。面倒がらずに懸垂下降すればよかったが、トラバース地点を探して下降した。濃霧のため前方がよくわからずトラバース地点も見逃したようだ。下降するうちに、千丈沢が近く見えてきた。まずいと思いざれをトラバース。霧の晴れ間から目の前に西鎌尾根が見えた。明らかに下降しすぎた。高度計付き時計を持参しなかったので標高がわからないが西鎌と自分の目の位置から2700mくらいか。登り返すしかない。17：30頃からだったと思うが登りだした。ビバークを覚悟し、ビバークできるところまで日が暮れる前に登り返すしかない。ガレとザレが交じる登りをライトを点灯し確実に登るしかない。18：40には行動をやめることにした。
18：35、運よく草つきに出た。一人が横になれる場所があった。助かった。
ツェルトを岩に張り付けその中にもぐった。
10日、雪渓を登り50分で稜線に出た。どこだろうと思った。石に白ペンキで○や→が記されている。上に歩いた。フォークリフトが見えてきた。「双六小屋」をさしている道標が見えた。私は西鎌尾根に出たのだ。9：25槍ヶ岳山荘着。
山荘側は天気がよかった。はなやかな登山客でにぎわっていた。缶ビールを飲みカップラーメンを食べながら1時間くらい槍ヶ岳を眺めていた。不思議と悔しくなかった。
11：10山荘発、上高地バス停17：59着、バス18：00発
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