西岳・西ギボシ

2020年03月17日(火) 〜 2020年03月18日(水)

• GPS: 14:09
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,540m
• 下り: 1,531m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:36

9:53 富士見高原リゾート駐車場
10:19 10:19 五叉路分岐
10:26 10:26 不動清水
11:55 11:55 林道出合
13:13 13:23 西岳
14:20 14:22 乙女の水
14:29 青年小屋

2日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 1:54
• 合計: 9:34

7:02 宿泊地
8:01 8:08 のろし場
9:25 9:40 西ギボシ
10:50 10:52 のろし場
11:16 12:09 青年小屋
12:17 12:21 乙女の水
13:34 14:05 西岳
15:12 15:12 林道出合
16:12 16:13 不動清水
16:18 16:19 五叉路分岐
16:36 富士見高原リゾート駐車場

天候

1日目 晴れ 夜から風雪
2日目 午前中は風雪 昼前から晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

3/17 10:01

冬季小屋までなのでゆっくりめの出発。

3/17 13:14

西岳〜。ここから先は雪が増えます。

3/17 13:14

いい天気… ですが、夜は崩れる予報です。

3/17 14:29

青年小屋到着。冬季小屋をお借りしますm(_ _)m

一本だけ持ってきました^^

3/18 4:52

明け方、おおよそマイナス5度。いつものモンベル#3だけど気温の割にはやけに寒く感じた。そろそろ洗濯＆テニスボール乾燥したほうがよさそう…

3/18 6:55

結局、夜中から朝までずっと降ってました。降雪量自体はそれほどではないのですが風で雪が舞っています。ワカンを装着して権現岳方面へ向かいます。

3/18 8:01

風で飛ばされたサラ雪が完全にトレースを埋め尽くしてしまっており、のろし場まで一時間もかかりました(;´д｀)　この辺からはこの時期のこの天気らしい強風に晒されます。この少し先でワカン→アイゼン、ストック→ピッケルに装備変更し、ワカンとストックをデポしました。

3/18 8:44

西ギボシトラバース部分のルンゼ。サラサラの雪が溜まっていてとても嫌な感じの状態です…

3/18 8:55

赤で囲った部分にクサリがありますがとても対岸までトラバースする気になれません。手前の岩場寄りを緑のやじるしの感じで登っていきます。幸いこの時間帯は風裏でほぼ無風でした…

3/18 9:18

ルンゼを抜けそのまま西ギボシ山頂方向へ直登してきました。

3/18 9:25

Sさん(笑)

3/18 9:26

風が強いので慎重に…

3/18 9:44

(たぶんw)西ギボシ山頂付近で少し休憩して引き返します。ここまで来る間、Sさんには度々声をかけて「登りながら常にそこを降りれるか？」を振り返って何度も何度も確認してもらいました。

3/18 9:47

では、下ります。

3/18 9:49

まずは先に少し降りてもらいました。

3/18 10:05

ルンゼ部は自分が先に降りて下から声をかけました。時間をかけて一歩ずつ一歩ずつピッケルを効かせながら慎重に降りてもらいます。

3/18 10:16

振り返ってルートを確認しながら慎重に下るSさん。

3/18 10:16

下のほうは徐々にガスが薄くなってきた気配…

3/18 10:23

登ってるときと風向きが変わり吹き下ろしの風。スノーシャワーを浴びながらの下山になりました…

3/18 10:28

30分ほどかけ無事にルンゼ下部まで降りてきました。

3/18 10:44

ワカンデポ地点まで戻ってきて振り返ると・・・　はーれー！！！ (あるあるw)

3/18 12:10

青年小屋まで戻ってきました。出発したときとは打って変わってとてもいい天気ですwww　昨晩でトレース半分ぐらいは埋もれてしまったであろう西岳までのラッセルが憂鬱(笑)でしたが幸運なことにソロ＋2名パーティの計3名様が西岳方向から！ ほんとに助かりましたT_T ありがとうございます！

3/19 7:03

【自分用備忘録】
一食と一日分の水作りで305g→247g
ちなみにこのPOWER+缶は使い切ると154g

撮影機器：

Optio WG-1 GPS ペンタックス

HUAWEI P30 lite SIMフリー HUAWEI

感想

urayasu

直近の降雪や思わぬ出会いwなど…様々な理由により権現岳すら辿り着けずに西ギボシあたりまで。キレットなんてとてもとても無理でした〜(笑)

夜中の天気がだいぶ悪そうなのでキレット手前で幕営の予定を日和って冬季小屋泊に変更。特にすることもなく早々に寝袋に潜り込んでいたのですが、19時半頃にまさかの冬季小屋のドアが開く音で目を覚ます。死ぬほどビックリしました(笑)

この時期のこの時間に冬季小屋に到着するということは最初からそのつもりの準備と覚悟を持って出発しているだろうから相当なベテランの方だと最初は思っていたのですが、話をしてみてビックリ。Sさん(37)は登山歴2年で雪山経験は今回が2回目。小淵沢の駅から編笠山経由で青年小屋に16時頃には着く予定で出発したが、編笠山への上りの途中で道に迷い山頂に着いたときにはもう真っ暗で、結局この時間に冬季小屋に到着になった、とのこと。「真っ暗になってしまって… 寒いし… ほんとにもうダメかと思った…」「子供の顔が頭に浮かんで頑張った…」「雪山を舐めてた… 反省してる…」と語っていました((笑)…えない?)

自分的にはこのパターンは3回目で、結局翌日下山まで一緒に行動することになりました。(雪山なので特に)即席パーティを組むことの難しい部分、自分が予定(妄想w)していた山行との乖離、もし自分に何かあっても相手を困らせてしまうこと、などなど…　様々な考えが頭の中をグルグルしつつも、いつもの一人歩きとは違う会話をしながら歩くことの楽しさや、自分以外のことも考えながら歩く経験はとても貴重なものでした。

今から10年前、たまたまですが自分も37歳の頃に登山をはじめていまして、2回目の雪山はどうだったかな〜と思ってレコを見返すと、快晴で積雪2〜3cmの天狗岳に登って喜んでいます(笑)　2回目で今回のコンディションを経験するSさんに羨ましさも感じつつ、今後はきちんと情報収集をして自分の経験・歩行力に見合った無理のないマージンを取った計画を立ててもらうようお話させてもらいました〜

偉そうなことを書いてしまいましたが自分も初心者に毛が生えた程度です。キレットなんてよぉーーーーーっぽどの好条件が整わない限りとても無理なことを再確認(笑)　無理のない計画で身の丈にあったチャレンジを今後も続けていきたいと思います^^








1回目 → https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-531290.html
2回目 → https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-638331.html