筑波山の山頂までチャリ登山|自転車120km+ハイク→日の出を逃す...


- GPS
- 08:18
- 距離
- 121km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:18
天候 | 快晴(霞のため遠望利かず) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 先週土曜の積雪はほとんど消失。山頂手前の100m区間以外はぬかるんでおり、よく滑る。靴は底から2〜3cmほどが泥で汚れる。それ以外は良好。岩や階段の表面は乾いており、グリップは効きやすい。山頂付近の岩は登山客のソールが擦れて黒く摩耗しており、晴天でも滑りやすい。 つつじヶ丘からのルートは、下部は開けて展望が利き、上部は岩が多く飽きがこないためオススメ。ただし、自転車以外は駐車料金を取られる。 ■自転車 ・新大利根大橋 深夜は交通量少なく快適。路面の荒れも少ない。日中は海側の歩道を通るべし ・r19 深夜は交通量少なく快適。概ね片側2車線。路面もきれい。常磐道と交差する付近3kmは路面がひび割れて荒れている。そのほかは滑らか。飛ばせる。 ・R408 日中は車の往来が激しい国道。深夜は交通量少ない。路面もきれい。飛ばす車が多いので要注意。自転車も飛ばせる。車幅灯しか点いていないふらついた軽自動車と接触しそうになった。 ・r42 未明は交通量ほぼゼロ。筑波山神社を経由してつつじヶ丘ロープウェイ付近まで伸びる。路面は悪くない。かといって急勾配もない。しかし距離が長い。神社を過ぎると景色が開けてくる。 ・r236表筑波スカイライン(ロープウェイ〜不動峠) 路面は悪くなく、緩やかなアップダウンが続く。展望は稜線両側とも開けている。朝は交通量ゼロ、ロード乗り数名。二輪車通行禁止の標示あり。センターラインにキャットアイ、駐車余地は封鎖されている。 ・不動峠(つくば側) 路面悪い。細かいカーブが続く。急傾斜はなし。朝は車ゼロ。ロード乗り数人。 ・つくばエクスプレス沿い(みらい平〜守谷) アップダウンが非常に多い。路側帯狭く、細かい砂利ゴミ多い。路面は滑らか。交通量・信号は少なめ。景色単調で退屈。 |
写真
装備
個人装備 |
・持ち物
修理キット一式 フロントライト2 リアライト2 ・服装 上:ファイントラックスキンメッシュ モンベル長袖シャツウィックロンZEO ワークマン長袖ジャケットムーブアクティブサイクルジャケット モンベルレインウェアストームクルーザー(使用せず) ネックウォーマー 下:パールイズミ夏用パンツ パールイズミ長袖パンツ モンベル登山用ソックス ノースフェイストレランシューズ ・食料 おにぎり3個めんつゆ味(自炊のため0円→鶏肉を入れた方がいい) ・飲み物 水500mL*2 |
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感想
春の陽気となって、晴れるという。
しかも朝方は風も吹かない。
行くしかない。
山は逃げないが、チャンスは逃げていく。
チャリ脚を鍛えるため、100km超えのコースを組んだ。
行き先は筑波山。
単にチャリで行って登るだけでは面白みに欠けるため、ここでひと工夫。
すなわち、
• 自宅から無補給で山頂到達
という制約を設けることにした。
22時前に大学から帰宅し、アラームを1:30にセットしてすぐに寝た。
しかし、ポカをやらかしてしまう。
スヌーズで起こされて時計を見ると1:50。
20分の寝坊である。
時計がひっくり返っているところを見ると、一回止めたようだ。
もちろん本人は覚えていない。
大急ぎでタイマー予約していたご飯3合からおにぎりを量産する。
鶏肉の在庫はないため、めんつゆをかけて我慢。
米1合をお腹に詰め込んでいざ出発。2:38。
うーん、やはり起床から出発まで45分はかかる。
いつも通りだ。
Google マップによると、自宅から筑波山までは51km。
この調子だと2時間あれば着くっしょ。
そこから1時間登れば山頂から日の出を拝むことができる。
時間ぴったりの計画だ。
ルートは迷わなくていいように、道路標識が多い幹線道路を選択。
深夜は交通量が少ないため、どこでも走り放題。
県道でも国道でもなんでも来なさい。
新大利根大橋は、日中は車が怖くて車道を走れないが、深夜は静寂に包まれていたため、堂々と車道を走行。
r19は路面がきれいで本当に走りやすかった。爆速で走行。
しかし、走れども走れどもつくばは遠い。
サイエンス通りとか一丁前の名前をもらっていた。
途中でライトアップされた格好いいお寺を通り過ぎた。
立ち寄りたかったがスルー。
GoProには治めたからいいか。
次回はしっかり訪問しよう。
日中激混みのR408は夜間は走りやすくてびっくり。
でも、みんなスピード出し過ぎ。
幅を開けて追い越してくれるのはありがたいが、飛ばしすぎの車が多く風圧で体がよろめく。
暗くて筑波山の形は見えずとも、山頂の灯はしっかりと見える。
その灯に徐々に近づいている。
筑波山の麓に着いたのは5時。日の出まであと40分ほどだ。
間に合うっしょ。
フロントはアウター縛りにしている。
というよりも、変速機に木片を差し込んでインナーに変速できないようにしている。
これも自分に対する枷である。
この時は意欲に満ちていた。
ところが、踏ん張りが利かない。
道は思ったよりも真っ暗な山道となり、やけに明るいホテルが点在している。
時速は8km/hまで落ちてしまった。
ヤバイ。
間に合わんぞ。
筑波山神社でチャリを置いて登山道を駆け上がった方が速いんじゃないかと思ったりもした。
結局、つつじヶ丘ロープウェイの700mほど手前で日の出を迎えてしまった。
山頂での日の出は失敗である。
でも、ちょうど林道からの日の出が絶妙なタイミングだった。
うまい具合に太陽の方向に真っ二つに割れた山が見えた。
春霞に包まれてなかなかいい感じである。
後で調べたところ、この山は竜神山と呼ばれるらしい。
採石で寸断されたとのこと。そうだったのか。
6時ちょうどにロープウェイ駐車場に到着。
チャリは人目につかないような建物の裏に隠した。
今回は、トレラン用の15Lリュックを背負ってきている。
準備に手間取ることなく、さっさと出発しましょ。
つつじヶ丘から山頂までのコースは開けており、道も整備されて歩きやすい。
チャリではいうことを聞かなかった脚だが、山道に入るとグングン動く。
山の脚とチャリ脚は違うよなあ。
ヤマレコ でざっと調べた感じでは、積雪が心配だったが、前日の気温上昇も相まってすっかり解けていた。
山頂の手前300mほどで後ろからトレランの人が猛スピードで接近していることに気づいた。
ヤバイ。
これは突き放すしかないだろう。
私も全力で高度を上げる。
するとトレランの人も追い上げにかかる。
最後の最後ですぐ後ろまで来たが、なんとか先乗りできた。
登山口から31分で登頂です。
山頂に着くと太陽も高く上がって、暖かな風が吹き上げていた。
全く寒くない。
出発時は5℃を下回っていたが、ポカポカ陽気だ。
太陽に背中を向けると体全体が温まる。
はらぺこなのでおにぎりを2個食べる。
春霞が強く、関東平野を取り囲む山並みは全く見えない。
霞ヶ浦も土浦付近が辛うじて見える程度だ。
茨城北部の低山はよく見えた。
筑波山に来るのはこれが4回目くらいだけれど、毎回視界が利かない。
帰りはサクッと下るつもりだったが、滑りやすいところもあり、スピードは出せない。
下りは30分。
登りとほとんど同じ。
また腹が減ってきたので3個目のおにぎりに手をつける。
自分の低燃費ぶりには本当に手が焼ける。
腹いっぱいに食べ物を詰めなければエンジンがかからない。
帰路は同じ道を帰るのは楽しくないので、表筑波スカイラインを南下して不動峠経由で帰ることにしよう。
国道は車がわんさか走っていてストレスが溜まった。
Google マップで自宅までの徒歩最短距離にすると私好みの裏道を次々と提案してくれた。
Googleのカーナビは変なところを通すが、徒歩モードにしてチャリで走るには最高かもしれない。
ということで、なんとか11時までに帰宅。
例によって休憩に時間を割きすぎました。
サクッとシャワーを浴びて大学に直行。すぐに実験です。
今夜は焼肉食べ放題に行く予定があるので、ちょうどいい準備運動になっただろう。
人生、体も頭も腹も目一杯使ってなんぼである。
・追記
体を動かすと本当に気分がいい。
将来は、山の近くに住みたいという感情が一段と高まった。
アルプスに挟まれた伊那あたりがいいよね。
・分析
Dist 121km
Tm 6:55
Av 17.4km/h(登山を除くと往路17km/h、復路23km/h)
Elv 1650m
Av power 121W
Cal 3017kcal
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