白山 ー御前峰ー
- GPS
- 32:32
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,826m
- 下り
- 1,824m
コースタイム
6:11 別当出合
6:51-7:00中飯場
8:35 甚之助避難小屋
9:04 エコーライン分岐
9:33 南竜山荘
10:40-11:07 アルプス展望台
11:57-13:30 室堂ビジターセンター
14:03-17 御前峰
14:52 室堂ビジターセンター
2日目
7:45 室堂ビジターセンター
9:31-39 御前峰
10:10-11:05 室堂ビジターセンター
11:33 黒ボコ岩
12:14-29 殿ケ池避難小屋
13:41 別当坂分岐
14:42 別当出合
天候 | 1日目 晴れ 2日目 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
市ノ瀬ビジターセンターから別当出合まで バス移動(400円) |
写真
感想
今シーズンは8月の半ばに立山山行を計画していたが天候不良のためにそれは中止とした。
その代わりと言っては何だが近場で行きやすいであろう白山に相方と行ってみることとした。
金曜日の晩に仕事が終わってから大急ぎで家に帰宅して7時過ぎから車で移動を開始。
途中で夕食を摂りながらも0時過ぎには一ノ瀬ビジターセンターに着いた。そこで今夜は車中泊。
翌朝は5時前に目覚ましで目が覚める。ゴソゴソと簡単に朝食を食べ、歩く準備をして
5時半過ぎのバスに乗り15分ほどで別当出合へ。
予定より少し遅れて6時過ぎに大きな吊橋を渡り砂防新道を歩き始める。
道は全般的によく整備されていており迷うことはなかった。
今日は天気もよくむしろ暑いくらいで歩き始めから半袖で十分だった。
さすがは人気の白山だけあって単独・家族連れはたまた外国人の団体等のいろんな方々が登っていた。
私たちはゆっくりゆっくりだったので(高山病になるのも怖かったので)
どんどん皆さんには先に行ってもらって景色を楽しみながら歩いた。
南竜道へ入ったあたりからはマイナールートなのか、どんどん登山者も減り、
途中では室堂に近づくまでは単独の男性一人とすれ違うだけだった。
名前からしていかにも展望のよさそうなそのままの名前の
「展望歩道」を登りながら右側に見える北アルプスの山々を眺めながら歩いた。
少し開けた「アルプス展望台」で昼食とする。そこからは見上げた先に白山のピークである御前峰がよく見えた。
12時前には室堂ビジターセンターに到着した。予定では少しここで休んでから、
御前峰のピストンをする予定だったが相方が疲れていたので、ここの食堂で暫し休ませてもらうことにした。
そのうちに相方は気持ちが切れたのか、明日もお鉢巡りをして御前峰には行く予定なので
今日はここまでとすることにした。
今日の宿泊の予約はしていたのだがその受付は13時からだったのでそれを済ましてから
私は余力があったので単独でピークを目指すことにした。
山頂は幾分ガスがかかっており、それでも多少の展望があり、10人ほどの登山者がいた。
登山者同士でお互いに記念写真を撮ったり、自分も撮ってもらったりして
1時間半後に室堂ビジターセンターに戻ってきた。
小屋に戻ると部屋は2段べットで1部屋20人の定員で満員だった。
幸いに早めに受付を済ましていたので部屋の端の場所に案内してもらっていた。
山小屋でのルールと言うか、何となくと言うか周囲の方とご挨拶をして簡単に山情報を交換する。
向かいのご夫婦は明日の早朝に「ご来光」を見るために暗いうちから御前峰に登られるそうだ。
隣の初老の男性(私の父と同い年でした)は3人でウィスキーを飲んでおられ、
私も「どうですか?」と勧めてこられたがあまり飲めないので丁重にお断りすると
挨拶代わりにチョコレートを一つかみくださった。
この飛騨高山から来られた3人組は楽しそうに世間話をされており、別段聞き耳を立てているわけではないが、
大きな声だったのでその内容はよく聞こえてきて、他に娯楽のない山小屋ではそれを聞いているのは楽しかった。
やがて夕食を終えてからは他の2人は寝入ってしまい、
初老の男性が退屈なのか私にいろいろと話しかけてきた。一期一会で見知らぬ人と会話するのは楽しい。
が、同室の方々は7時を過ぎたあたりからどんどんと寝入り始めた。
話はおもしろかったのでもう少し、話を続けたい気持ちもあったが
これ以上は他の方々の眠りを妨げることになるので
「私も随分と眠くなりました」と言ってお互いに静かに眠りについた・・・・・
ガサガサと言う音がするので目を覚ますと、隣の3人組が歩く準備をされていた。
外はまさかの小雨が降っているらしく上下にレインウェアーを着ておられた。
向かいのご夫婦はこの天候に「ご来光」を諦めたのかまだ、休んでおられた。
私は朝食までまだ時間があったので「お気をつけて」と声をかけて再び眠りに着いた。
6時前に目を覚ましたがまだ外はまさかの雨が降る。
お向かいのご夫婦が残念そうに「雨ですよ」って私の顔を見てつぶやかれた。
そして、「昨日、登っておいてよかったですね」と。
私たちも朝食後に上下にレインウェアーを着て山頂へのお鉢巡りに出かける。
大きな池や大きな岩があり独特の風景の中を歩いたが残念ながらGPSがなければ迷いそうな霧の中だった。
御前峰のピークもガスの中で展望は全く望めなかった。
一旦、室堂ビジターセンターに戻ってゆっくりとコーヒーを飲んで休んで観光新道を使って下山開始。
それからは、最後まで天気は回復することはなかった。
別当分岐からは岩の階段の激下りで足元が滑って怖かったのでゆっくりゆっくり下山した。
予報では2日とも好天だったのに、山の天気は行ってみないとわかないものです。
でも、予定通りにいかないのが「山」でもあり、人生もしばしばそうなのです。
白山に行かれたんですね。
本文のほうも楽しく拝読させていただきました。
私も昨年行きましたが室堂センターで泊まりたかったです。
日帰りはもったいなかったですよ。
御前峰周辺を散策したかったのですが時間切れでした。
アルプスは一日が雨かガスでももう一日は晴れだとOKというつもりで突撃しています。
二日とも晴れはなかなか無いですね。
珈琲400円は中身だけですか?
マイカップに移し替えられたとか?
今回の白山行きは昨年のキバラーさんの記事を見てきめたことです。
駐車場のことやバスのことや参考になりましたよ。ありがとうございます。
私もようやく山歩きを始めて2年になりましたが、ヤマレコに記録を載せ始めたのが
ここ1年くらいなので、昨年の8月の双六岳山行の記録はないのです。
室堂ビジターセンターでのホットコーヒーは基本的には
小さな紙コップに淹れてもらうようなのですが、
その際に店の方が「カップとかお持ちじゃないですか?」って聞いてきたので、
マイカップのほうが冷めにくいし、量もたくさん入れてくれんじゃないかって思ったので、
それをすばやくザックから取り出してそこに入れてもらったのです。
冷めにくくかつ、量も紙コップの1.5倍くらいで計算通りでした。
秋の白山の景色を楽しませていただきました。
紅葉がはじまりかけているようですね。
リンドウなどは咲き残っていたのではないでしょうか?
私はツアー登山で7月に行きましたが、感動するとともに
欲求不満もかなり感じました。
フリー山行はうらやましいです。
自宅のPCが故障しており、ようやく完治しました。
返事が遅くなってしまいました。すいません。
フリーのほうが自分でルートを決められるし
自分のペースで歩けるのでいいですよね。
ただし、自分で事前の登山道に行くまでのアクセスとか、
ルートの安全性やタイムとかよく調べないといけないです。
なので、知り合いの人が行かれた山の記録を参考にすることが多いです。
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