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Yamareco

記録ID: 228481
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

好天の谷川岳(西黒尾根にて下山)

2012年09月27日(木) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
yosshi- その他10人
GPS
07:45
距離
7.5km
登り
738m
下り
1,303m

コースタイム

8:50谷川岳ロープウェイ天神平駅-9:35熊穴沢避難小屋9:45-10:16天狗の留まる場-10:42天神ザンゲ岩-11:00谷川岳トマの耳11:55-12:09谷川岳オキの耳12:16-12:27トマの耳-12:30西黒尾根分岐(トイレ休憩)12:50-13:46休憩13:50-14:14ラクダのコル-15:15休憩15:20-16:35谷川岳ロープウェイ土合口駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
関越自動車道 水上IC下車後、谷川岳方面谷川岳ロープウェイ土合口駅へ
途中コンビニあり
駐車料金500円、ロープウェイ片道1200円
コース状況/
危険箇所等
・天神平駅から熊穴沢避難小屋までは危険箇所なし
・避難小屋から天狗の留まり場までは岩場が多い
・留まり場からトマの耳、オキの耳は危険箇所なし
・西黒尾根は急な下りと岩場、鎖場が多く距離が長い。樹林帯に入ってからは危険箇所なし

・ロープウェイの営業は17:00、売店は16:45まで、駐車場の出庫は24時間可
谷川岳ロープウェイの土合口駅。片道1200円で一気に約600m登ります。
谷川岳ロープウェイの土合口駅。片道1200円で一気に約600m登ります。
11人全員が座れる割と広いロープウェイ。
11人全員が座れる割と広いロープウェイ。
今日目指す頂きはあそこだ! 天気は良さそうでよかった。
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今日目指す頂きはあそこだ! 天気は良さそうでよかった。
天神平駅からリフトには乗らず、そこから歩き始めます。木道をしばらく進むとちょくちょく岩を登る箇所があります。
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天神平駅からリフトには乗らず、そこから歩き始めます。木道をしばらく進むとちょくちょく岩を登る箇所があります。
一段目がやたらと高い階段。正面から行こうとしても足上がんねぇッスよ。
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一段目がやたらと高い階段。正面から行こうとしても足上がんねぇッスよ。
鎖いらないんじゃない? って感じの道。
鎖いらないんじゃない? って感じの道。
そこから見える西黒尾根。帰りはあそこを下る予定です。
そこから見える西黒尾根。帰りはあそこを下る予定です。
天神平から45分、真っ赤な外観の穴熊沢避難小屋に到着。天神平から2.1kmもあったのか。ここから天神尾根に合流します。
天神平から45分、真っ赤な外観の穴熊沢避難小屋に到着。天神平から2.1kmもあったのか。ここから天神尾根に合流します。
避難小屋から先はこんな感じの岩場の登りが続きます。少し勾配はありますが、初心者でも簡単に登れます。
避難小屋から先はこんな感じの岩場の登りが続きます。少し勾配はありますが、初心者でも簡単に登れます。
この道は一つの岩場を登る毎にこんな感じの景色が見えるポイントがあるので、一つ登っては景色見ながら休んで、また一つ登っては景色見ながら休んで、って感じで進みます。
この道は一つの岩場を登る毎にこんな感じの景色が見えるポイントがあるので、一つ登っては景色見ながら休んで、また一つ登っては景色見ながら休んで、って感じで進みます。
後ろを振り向いてパシャリ。キレイなS字を描く天神尾根。真ん中やや左に見える赤い屋根が避難小屋です。
後ろを振り向いてパシャリ。キレイなS字を描く天神尾根。真ん中やや左に見える赤い屋根が避難小屋です。
この辺から森林限界です。鉱物を多く含む蛇紋岩などが多い事と気象の厳しさから、1500m前後で森林限界になってしまうんだそうな。
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この辺から森林限界です。鉱物を多く含む蛇紋岩などが多い事と気象の厳しさから、1500m前後で森林限界になってしまうんだそうな。
岩場が一段落着いたところで、高いところからみんなを撮ってみる。ちなみにこの中で一番若いのは僕です。一番下っ端とも言う。
岩場が一段落着いたところで、高いところからみんなを撮ってみる。ちなみにこの中で一番若いのは僕です。一番下っ端とも言う。
見通しが良いのでついつい後ろを振り返りたくなります。こんなイグアナの背中みたいな岩稜を歩いて来ました。
見通しが良いのでついつい後ろを振り返りたくなります。こんなイグアナの背中みたいな岩稜を歩いて来ました。
ちょっと天候が怪しくなってきましたよ。でも風がそこそこ吹いているので雲の動きも速いから大丈夫っぽい。
ちょっと天候が怪しくなってきましたよ。でも風がそこそこ吹いているので雲の動きも速いから大丈夫っぽい。
一段落着いたと思ったら、またすぐに出て来た岩場。
一段落着いたと思ったら、またすぐに出て来た岩場。
でかい岩の横を回り込む。
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でかい岩の横を回り込む。
ここが天狗の留まり場です。岩の上は意外と広く景色も良くて、こりゃあ天狗も留まるわなぁと一人納得。最初「とまり場」じゃなくて「たまり場」って読んでたのは秘密。
ここはナナカマドの実がキレイに色付いてましたので、それ込みの一枚を。
ここが天狗の留まり場です。岩の上は意外と広く景色も良くて、こりゃあ天狗も留まるわなぁと一人納得。最初「とまり場」じゃなくて「たまり場」って読んでたのは秘密。
ここはナナカマドの実がキレイに色付いてましたので、それ込みの一枚を。
笹の中の道を進みます。
笹の中の道を進みます。
岩場も登りつつ。
岩場も登りつつ。
天気が良いので振り返って以下略。
天気が良いので振り返って以下略。
天神ザンゲ岩の上からみんなをパシャリ。携帯は普通に通じます。
天神ザンゲ岩の上からみんなをパシャリ。携帯は普通に通じます。
これがザンゲ岩。このコメント書いてる時に思いだしたんで今ザンゲしときます。この日、山小屋のトイレに行った時にサイフをザックと一緒に置いてきたので同行者に100円借りたんですが、戻った時にそれを返し忘れてました。マジすいません。明日会った時に返します。
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これがザンゲ岩。このコメント書いてる時に思いだしたんで今ザンゲしときます。この日、山小屋のトイレに行った時にサイフをザックと一緒に置いてきたので同行者に100円借りたんですが、戻った時にそれを返し忘れてました。マジすいません。明日会った時に返します。
ザンゲ岩からは階段状の道を一登り。
ザンゲ岩からは階段状の道を一登り。
肩の小屋が見えました。
肩の小屋が見えました。
が、先へ進みます。ここからトマの耳はすぐです。
が、先へ進みます。ここからトマの耳はすぐです。
一人ダッシュして上からみんなが登って来るのをパシャリ。この時はタイミングが悪くてガスってまして。
一人ダッシュして上からみんなが登って来るのをパシャリ。この時はタイミングが悪くてガスってまして。
そんなこんなでトマの耳に到着。みんなで写真を撮った後、意外と広いここで昼食を撮りました。
そんなこんなでトマの耳に到着。みんなで写真を撮った後、意外と広いここで昼食を撮りました。
昼食の準備をしていたら雲が一気に晴れましたよ。北アルプスまで良く見える程の快晴になりました。
昼食の準備をしていたら雲が一気に晴れましたよ。北アルプスまで良く見える程の快晴になりました。
中央から左へなだらかに伸びる稜線のある山が苗場山。
中央から左へなだらかに伸びる稜線のある山が苗場山。
オキの耳と一ノ倉岳。昼食後、ザックをトマの耳に置いてオキの耳へ向かいます。
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オキの耳と一ノ倉岳。昼食後、ザックをトマの耳に置いてオキの耳へ向かいます。
途中振り返ってトマの耳。すっげぇ形してるなぁ。
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途中振り返ってトマの耳。すっげぇ形してるなぁ。
一ノ倉沢の方を覗いて見る。こんな所を登って来る人もいるんだから全く人間ってやつはすげぇな。
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一ノ倉沢の方を覗いて見る。こんな所を登って来る人もいるんだから全く人間ってやつはすげぇな。
なんて言ってる内に谷川岳山頂のオキの耳へ到着。載せてませんが、今回も僕はダッシュして先回りして写真撮ってるのでゼーハーゼーハー言ってますよ。
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なんて言ってる内に谷川岳山頂のオキの耳へ到着。載せてませんが、今回も僕はダッシュして先回りして写真撮ってるのでゼーハーゼーハー言ってますよ。
こっから落ちたら死ぬな。間違いない。
こっから落ちたら死ぬな。間違いない。
ここがロッククライミングのメッカっていうのが良く分かる岩場っぷり。
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ここがロッククライミングのメッカっていうのが良く分かる岩場っぷり。
トマの耳まで戻りザックを回収、西黒尾根への分岐点へ。ここから先はロープウェイまでトイレが無いので、肩の小屋でトイレを済ませます。
トマの耳まで戻りザックを回収、西黒尾根への分岐点へ。ここから先はロープウェイまでトイレが無いので、肩の小屋でトイレを済ませます。
足下見えないんですが。笹で隠れて分かりませんが所々に穴があるので、踏み跡を外れるとケガします。
足下見えないんですが。笹で隠れて分かりませんが所々に穴があるので、踏み跡を外れるとケガします。
隊長、ウチの面子に二人程初心者居るんですが。って言うか僕も本当は山登り始めて3カ月のペーペーなんですが。でもワクワクしてる自分がいるのです。
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隊長、ウチの面子に二人程初心者居るんですが。って言うか僕も本当は山登り始めて3カ月のペーペーなんですが。でもワクワクしてる自分がいるのです。
ちなみにここから右を見ると登って来た天神尾根の稜線がキレイです。左端に小さく写ってるのが天神平のロープウェイの駅。
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ちなみにここから右を見ると登って来た天神尾根の稜線がキレイです。左端に小さく写ってるのが天神平のロープウェイの駅。
快晴の中、西黒尾根の下りに挑みます。道は結構岩がゴロゴロしてますがそれほど歩きづらくはないです。
快晴の中、西黒尾根の下りに挑みます。道は結構岩がゴロゴロしてますがそれほど歩きづらくはないです。
ミヤマアキノキリンソウ、だと思う。
ミヤマアキノキリンソウ、だと思う。
景色は凄く良いです。
景色は凄く良いです。
中央にあるのがラクダのコルとラクダの背。森林限界の地点が良く分かります。
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中央にあるのがラクダのコルとラクダの背。森林限界の地点が良く分かります。
タテヤマウツボグサ。
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タテヤマウツボグサ。
ここにもザンゲ岩。もうザンゲする事ないよ。
ここにもザンゲ岩。もうザンゲする事ないよ。
これはミネウスユキソウかな。ホソバヒナウスユキソウはもっと葉がスッと細くなってるので。なんでもホソバヒナウスユキソウは盗掘の被害に遭ってしまって、普通の人が入れない様な崖地ぐらいでしか見られないそうです。尾瀬の至仏山とここ谷川岳にしか生息していない貴重な植物なので見たかったんですが……残念。まぁ、至仏山のお花畑の一面に咲いていたのを見てるからいいっちゃーいいんですが。
これはミネウスユキソウかな。ホソバヒナウスユキソウはもっと葉がスッと細くなってるので。なんでもホソバヒナウスユキソウは盗掘の被害に遭ってしまって、普通の人が入れない様な崖地ぐらいでしか見られないそうです。尾瀬の至仏山とここ谷川岳にしか生息していない貴重な植物なので見たかったんですが……残念。まぁ、至仏山のお花畑の一面に咲いていたのを見てるからいいっちゃーいいんですが。
ラクダのコルまでは蛇紋岩ばっかりらしいです。蛇紋岩は鉄とかマグネシウムを多く含んでいるのでどーたらこーたら。地質学者じゃないので詳しい事は知りません。
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ラクダのコルまでは蛇紋岩ばっかりらしいです。蛇紋岩は鉄とかマグネシウムを多く含んでいるのでどーたらこーたら。地質学者じゃないので詳しい事は知りません。
こんなでっかい一枚岩。人が居たので撮ってみた。
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こんなでっかい一枚岩。人が居たので撮ってみた。
ヤマトリカブト。花も葉も茎も根も全部毒持ってます。
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ヤマトリカブト。花も葉も茎も根も全部毒持ってます。
先は長い。
二つ耳がキレイですねぇ。
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二つ耳がキレイですねぇ。
岩稜をひたすら下って来ましたよ。この先で一旦休憩。
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岩稜をひたすら下って来ましたよ。この先で一旦休憩。
カッコイイポーズ! 恒例ですね。何でカメラに顔を向けてないかと言うと、この角度だと顔の編集をしなくていいから楽なんです。
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カッコイイポーズ! 恒例ですね。何でカメラに顔を向けてないかと言うと、この角度だと顔の編集をしなくていいから楽なんです。
前回の西穂高の時もお姉様が持ってきてくれた長野県長野市にある坂口製菓店の特製あんバターどら焼き。これがまた超美味しいのですよ! マジでこれがまた超美味しいのですよ! 大事な事なので二回書きました。ザックの中でちょっと潰れちゃいましたけど。
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前回の西穂高の時もお姉様が持ってきてくれた長野県長野市にある坂口製菓店の特製あんバターどら焼き。これがまた超美味しいのですよ! マジでこれがまた超美味しいのですよ! 大事な事なので二回書きました。ザックの中でちょっと潰れちゃいましたけど。
ラクダのコルに到着。一ノ倉沢まで足を延ばす時間が無いので、そのまま真っ直ぐ西黒尾根を下って行きます。
ラクダのコルに到着。一ノ倉沢まで足を延ばす時間が無いので、そのまま真っ直ぐ西黒尾根を下って行きます。
ラクダの背にて風に揺れるすすき。紅葉はまだですが、もうすっかり秋なんだなぁと感じさせてくれました。    谷川の 背にて揺らめく 花すすき
ラクダの背にて風に揺れるすすき。紅葉はまだですが、もうすっかり秋なんだなぁと感じさせてくれました。    谷川の 背にて揺らめく 花すすき
またしても振り返って二つ耳。いやーホントに天気良かったんでちょくちょく振り返りたくなるんですよ。
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またしても振り返って二つ耳。いやーホントに天気良かったんでちょくちょく振り返りたくなるんですよ。
こんな時期まで残ってた雪。
こんな時期まで残ってた雪。
たぶんエゾリンドウだと思うんですが自信無いです。
たぶんエゾリンドウだと思うんですが自信無いです。
ラクダの背から先は鎖場が結構出て来ます。
ラクダの背から先は鎖場が結構出て来ます。
2,3mの物もあれば
5,6mのものもあります。
5,6mのものもあります。
下から見ると結構な高さ。ちなみに鎖使わなくても降りられます。
下から見ると結構な高さ。ちなみに鎖使わなくても降りられます。
ようやく鎖場終わったかー。
ようやく鎖場終わったかー。
目的地の土合口駅まではまだまだありますよー。
目的地の土合口駅まではまだまだありますよー。
真ん中の建物がそうです。遠いよ。
真ん中の建物がそうです。遠いよ。
鎖場まだありました。
鎖場まだありました。
改めて思います。ひでぇ道だ。
改めて思います。ひでぇ道だ。
今度こそこれで鎖場終了!
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今度こそこれで鎖場終了!
尾根道が終わり樹林帯に入れば、普通の登山道に変わります。
尾根道が終わり樹林帯に入れば、普通の登山道に変わります。
展望は無く、一枚前の写真と同じ様な道とこんな道をひたすら下って下って下って行きます。ひたすらね。
展望は無く、一枚前の写真と同じ様な道とこんな道をひたすら下って下って下って行きます。ひたすらね。
ひたすら下った先で木のトンネルっぽい所を通過。この先に鉄塔が立ってる少し開けた場所があります。
ひたすら下った先で木のトンネルっぽい所を通過。この先に鉄塔が立ってる少し開けた場所があります。
鉄塔から先に進めばすぐに登山口に着きます。やっとここまで来たぜー。ここからは車道をてくてくと。
鉄塔から先に進めばすぐに登山口に着きます。やっとここまで来たぜー。ここからは車道をてくてくと。
谷川岳登山指導センターの前を通り、現在車両規制中のゲートを通過すると標高750mの旧道入口。このすぐそばには山岳資料館があります。
谷川岳登山指導センターの前を通り、現在車両規制中のゲートを通過すると標高750mの旧道入口。このすぐそばには山岳資料館があります。
ようやく戻って来たロープウェイの土合口駅。僕ともう二人の三人だけ先に降りて来ました。一人はこのまま帰宅。もう一人と一緒にこれからみんなの到着を待ちます。
ようやく戻って来たロープウェイの土合口駅。僕ともう二人の三人だけ先に降りて来ました。一人はこのまま帰宅。もう一人と一緒にこれからみんなの到着を待ちます。
いつの間にか残りのメンバーが二組に分かれていたらしく、先行した一組が到着。
いつの間にか残りのメンバーが二組に分かれていたらしく、先行した一組が到着。
その後10分程でもう一組が到着。これで無事みんな下山出来ました。
その後10分程でもう一組が到着。これで無事みんな下山出来ました。
西黒尾根のラクダのコル手前で撮影した今回の面子。登山2,3回目の初心者から登山歴40年の大ベテランまで幅広い面子が揃っております。みんな個性的で面白い人達です。あ、いつも面倒見てもらってありがとうございます。
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西黒尾根のラクダのコル手前で撮影した今回の面子。登山2,3回目の初心者から登山歴40年の大ベテランまで幅広い面子が揃っております。みんな個性的で面白い人達です。あ、いつも面倒見てもらってありがとうございます。
おまけの一枚。西黒尾根の最後の鎖場の辺りで、この日唯一紅葉していた木と谷川岳。今回のベストショット。
2012年09月27日 14:36撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/27 14:36
おまけの一枚。西黒尾根の最後の鎖場の辺りで、この日唯一紅葉していた木と谷川岳。今回のベストショット。

感想

死亡者数が世界一というギネス記録もある魔の山、谷川岳。
しかし僕らが行くのは一般ルート、大した事はありません。
登山靴もトレイルラン用の軽いヤツですし。
転げ落ちたらやばい箇所の岩場もちょこちょこありますが、そんなのどこの山も一緒ですからねぇ。

さて今回の集合時間は朝の5時半。
普段の集合時間に比べりゃ楽なもんです。
コンビニに寄ってく余裕を見せつつ集合場所へ一番乗り。
とは言え10分もしない内にみんな集まりましたが。
隊長のお友達も参加し、これで参加者は10名。
3台の車に分かれて出発し、関越道の赤城高原SAで朝食を取るために一旦止まります。

フードコートで食券買ってからトイレに行き、戻って来たら人が増えてるー!
前回の西穂高の時も参加したお姉様がいつの間にか加わってました。
まだ会って2回目の筈なのに、ずっと前からの知り合いの様な気がするくらいに物凄いフレンドリーでパワフルな方です。
ちなみにこの面子の中では僕が一番年下かつ僕は20代という辺りで色々お察し下さい。

水上ICで下車、一般道で谷川岳ロープウェイの土合口(どあいぐち)駅へ向かいます。
8時ちょい過ぎに到着。駐車料金は500円、売店はまだ開いてませんでした。
トイレを済ませ、片道1200円で切符を買い、ロープウェイに乗り込みます。
中は割と広め。11人がゆったり座れる大きさで、窓も広く取ってあるので景色も良く見えます。
あれが谷川岳? 違くね? つーか天気微妙そう。 ガソリンのハイオクはマジ勘弁。
のんびり進むロープウェイの中で、景色を見ながらあーだこーだとワイワイやりながら約10分、だいたい600mくらいを登って天神平駅に到着。

駅から出たら空は曇り気味で微妙に肌寒い感じ。
まだ朝早いので人はあんまり居ません。
ここにはリフトもあって天神峠まで行けますが、ここから歩き始めます。
リフト乗り場をぐるっと回って登山道へ。
木道が敷いてある道を緩やかに登って行きますが、少し岩の上を歩いたり登ったりする場面やちょくちょく段差の大きい階段も出て来ます。
そんな道を歩いていれば体も温まって来るし、太陽も顔を出し始めて暑いくらいになった頃、熊穴沢避難小屋に到着。
展望はありませんが、ここで一旦休憩です。

しかし赤い外観がヴィヴィッドですね。
普段ヴィヴィッドなんて単語を使わないので今使ってみました。
意味は“鮮やかな”とか“鮮明な”とかそんな感じですが、僕の生涯でもう使う事は無いでしょう。

10分の休憩後、再び歩き出します。
ここからは岩場の連続です。
割と勾配もあり、慣れてない人にはキツイかも。
とはいえ勾配があっても段差がそれほど高くないので、初心者でも(簡単に、とはいかないかもしれませんが)行けます。
30分程歩けば大きな岩の横をぐるっと回る場所がありまして、そこが天狗の留まり場です。
近くに実を真っ赤にさせたナナカマドが立っていて、大岩と合わせて見ると良い感じ。
岩には簡単に登れまして、そこからの景色は良好です。
岩の上は意外と広く、景色を見ながら休憩してる人も居ました。
風も心地良く、こりゃあ天狗も留まるわな、って感じの場所ですね。

そこから笹の中の道を進み、ちょいちょい岩場も登りつつ行けば35分程度で天神ザンゲ岩に。
名前の由来って何ですかねぇ?
ここも展望が良い所です。

階段状の道をせっせと登れば10分ちょいで肩の小屋へ。
トマの耳はもう目と鼻の先なのでスルーして一気に行きます。
そんな中僕はダッシュして先回り。
超疲れる!
ゼーハー言いながら上で待ち構え、みんなが上がって来るところをカメラに収めます。
そんな感じのノリで11時ちょうどにトマの耳に到着。
ちょいとガスってて展望は芳しくない感じですが、丁度いい頃合いなのでここで昼食タイム。

今日もいつものおにぎりとカップラーメンですよ。
実際はカップじゃなくてリフィルだし、ラーメンじゃなくてうどんですが。
点火装置の火花が出るまでカチカチやるのは面倒なので、マッチでさっさと火を点けます。
ちなみにここで自分の予備の水からみんなのコーヒーor紅茶用の水を出したら、下山途中で自分の飲む水が無くなってしまったのは御愛嬌。
そんなこんなで準備をしていたら、いつの間にか雲が晴れてました。
至仏山や武尊山は見えませんでしたが、さっきは見えなかったオキの耳も苗場山も、果ては北アルプスまで見える快晴。
うむ、絶景かな絶景かな。
写真を撮ってる間にお湯が沸いたので、どんべえのリフィルを突っ込んで3分待つ間におにぎりをぱくぱく。
やっぱりセブンイレブンの赤飯おにぎりは美味しい。
そして山の上で食べる麺類の美味さは格別。

食後の紅茶を飲み終えて後片付けも済ませたら、一旦荷物を置いてオキの耳へ。
半分くらい進んだ所で道の端に立って下を覗きこめば、クライミングのメッカ一ノ倉沢が。
こんな所を登って来るなんてどうかしてるぜ。
でもいつかやってみたい。
などと思いながら、残りの半分の道のりはオキの耳までダッシュ。
谷川岳山頂のオキの耳に到着!
そしてまたしてもみんなが登って来るのを待ち構えて撮影です。
うん、今日はトレラン用の靴履いてきて良かった。

トマの耳まで戻ったら荷物を背負って忘れ物が無いか確認。
一旦西黒尾根への分岐点に荷物を置いて肩の小屋まで降りてトイレを借ります。
再び分岐点まで登ってから、一路西黒尾根へ。

西黒尾根の始点に立ってる道標に『初心者 下山不向き 中級者以上(健脚者向き)』って書いてあります。
あれ? 隊長、ウチの面子、登山経験2、3回の人が二人居ますよね?
でもまぁ荷物くらいは持てるし、最悪背負って行けるので。
そんなこんなで長い道のりが始まりました。

景色は最高です。
右側には天神尾根の稜線が、振り向けば谷川岳の二つ耳と一ノ倉沢が、それぞれキレイに見えます。
風も強過ぎず弱過ぎず、爽やかな感じ。
岩も完全に乾いているのでそこまで神経質にならなくても大丈夫。
所々にある急な岩場も西穂高を経験した今となっては良いアクセント。
花はあまり見れませんでしたが、それでもいくらかは咲いています。
エゾリンドウにオヤマリンドウ、ウメバチソウ、タテヤマウツボグサ、ヤマトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ等々、一斉に咲いてはいませんが、岩のそばや道の脇にぽつんと咲いていました。
紅葉こそ始まっていませんが、ススキの穂が風に揺られていて秋の訪れを感じさせてくれました。

そんな感じで景色を満喫しながら進んでいたのは僕らだけだったみたいで、やっぱり初心者の二人にはそんな余裕は無かったようで。
ラクダの背を越えて最後の岩場を下りた後には結構足に来てたみたいです。
今のペースで歩いて行くと時間的に厳しい人も居たので、そこで二組に分かれて進みました。

ここからは僕とお姉様方二人の三人だけで一足先にロープウェイの土合口駅へ向かいます。
向こうは半分以上がベテランなので安心して僕らは先を急ぎます。
30分程で鉄塔の下を通り登山口へ。
そこから車道をてくてく歩けば10分程で土合口駅に到着。
ここでお姉様を見送った後は二人でみんなの到着を待ちます。

と、その間にロープウェイの売店で谷川岳のバッジを購入。
日本百名山のれんを買うか迷いましたが今回は保留。
売店の営業時間が16:45だったのでギリギリでした。

待つ事30分、みんなが降りて来ました。
あれ? 人少ない?
向こうで更に二組に分かれて先に降りて来たんだそうな。
その後10分と経たずに後続が到着。
なんとか日が暮れる前に全員無事に下山できました。
良かった良かった。

この後は車で温泉へ。
ところがどっこい予定していた湯テルメ谷川は、木曜日の午後3時からは露天風呂が清掃の為に入れないのです。
一応清掃も終わってるかなぁと電話で聞いてみましたが、終日入れないそうで。
とはいえ他のホテルや旅館の日帰り入浴の時間は終わってますし、かと言って他の施設は遠いので素直に湯テルメ谷川へ。
露天風呂には入れませんでしたが、やっぱりお風呂に入ると気持ち良いですね。
風呂上がりのジェラートも格別でした。

そんな感じで本日の全行程は終了。
この後は上里SAで夕食を取って帰宅。
そして爆睡。

この谷川岳もまた来たいですね。
今度は西黒尾根から登ってロープウェイで下山って感じで。

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