好天の谷川岳(西黒尾根にて下山)



- GPS
- 07:45
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 738m
- 下り
- 1,303m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
途中コンビニあり 駐車料金500円、ロープウェイ片道1200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・天神平駅から熊穴沢避難小屋までは危険箇所なし ・避難小屋から天狗の留まり場までは岩場が多い ・留まり場からトマの耳、オキの耳は危険箇所なし ・西黒尾根は急な下りと岩場、鎖場が多く距離が長い。樹林帯に入ってからは危険箇所なし ・ロープウェイの営業は17:00、売店は16:45まで、駐車場の出庫は24時間可 |
写真
ここはナナカマドの実がキレイに色付いてましたので、それ込みの一枚を。
感想
死亡者数が世界一というギネス記録もある魔の山、谷川岳。
しかし僕らが行くのは一般ルート、大した事はありません。
登山靴もトレイルラン用の軽いヤツですし。
転げ落ちたらやばい箇所の岩場もちょこちょこありますが、そんなのどこの山も一緒ですからねぇ。
さて今回の集合時間は朝の5時半。
普段の集合時間に比べりゃ楽なもんです。
コンビニに寄ってく余裕を見せつつ集合場所へ一番乗り。
とは言え10分もしない内にみんな集まりましたが。
隊長のお友達も参加し、これで参加者は10名。
3台の車に分かれて出発し、関越道の赤城高原SAで朝食を取るために一旦止まります。
フードコートで食券買ってからトイレに行き、戻って来たら人が増えてるー!
前回の西穂高の時も参加したお姉様がいつの間にか加わってました。
まだ会って2回目の筈なのに、ずっと前からの知り合いの様な気がするくらいに物凄いフレンドリーでパワフルな方です。
ちなみにこの面子の中では僕が一番年下かつ僕は20代という辺りで色々お察し下さい。
水上ICで下車、一般道で谷川岳ロープウェイの土合口(どあいぐち)駅へ向かいます。
8時ちょい過ぎに到着。駐車料金は500円、売店はまだ開いてませんでした。
トイレを済ませ、片道1200円で切符を買い、ロープウェイに乗り込みます。
中は割と広め。11人がゆったり座れる大きさで、窓も広く取ってあるので景色も良く見えます。
あれが谷川岳? 違くね? つーか天気微妙そう。 ガソリンのハイオクはマジ勘弁。
のんびり進むロープウェイの中で、景色を見ながらあーだこーだとワイワイやりながら約10分、だいたい600mくらいを登って天神平駅に到着。
駅から出たら空は曇り気味で微妙に肌寒い感じ。
まだ朝早いので人はあんまり居ません。
ここにはリフトもあって天神峠まで行けますが、ここから歩き始めます。
リフト乗り場をぐるっと回って登山道へ。
木道が敷いてある道を緩やかに登って行きますが、少し岩の上を歩いたり登ったりする場面やちょくちょく段差の大きい階段も出て来ます。
そんな道を歩いていれば体も温まって来るし、太陽も顔を出し始めて暑いくらいになった頃、熊穴沢避難小屋に到着。
展望はありませんが、ここで一旦休憩です。
しかし赤い外観がヴィヴィッドですね。
普段ヴィヴィッドなんて単語を使わないので今使ってみました。
意味は“鮮やかな”とか“鮮明な”とかそんな感じですが、僕の生涯でもう使う事は無いでしょう。
10分の休憩後、再び歩き出します。
ここからは岩場の連続です。
割と勾配もあり、慣れてない人にはキツイかも。
とはいえ勾配があっても段差がそれほど高くないので、初心者でも(簡単に、とはいかないかもしれませんが)行けます。
30分程歩けば大きな岩の横をぐるっと回る場所がありまして、そこが天狗の留まり場です。
近くに実を真っ赤にさせたナナカマドが立っていて、大岩と合わせて見ると良い感じ。
岩には簡単に登れまして、そこからの景色は良好です。
岩の上は意外と広く、景色を見ながら休憩してる人も居ました。
風も心地良く、こりゃあ天狗も留まるわな、って感じの場所ですね。
そこから笹の中の道を進み、ちょいちょい岩場も登りつつ行けば35分程度で天神ザンゲ岩に。
名前の由来って何ですかねぇ?
ここも展望が良い所です。
階段状の道をせっせと登れば10分ちょいで肩の小屋へ。
トマの耳はもう目と鼻の先なのでスルーして一気に行きます。
そんな中僕はダッシュして先回り。
超疲れる!
ゼーハー言いながら上で待ち構え、みんなが上がって来るところをカメラに収めます。
そんな感じのノリで11時ちょうどにトマの耳に到着。
ちょいとガスってて展望は芳しくない感じですが、丁度いい頃合いなのでここで昼食タイム。
今日もいつものおにぎりとカップラーメンですよ。
実際はカップじゃなくてリフィルだし、ラーメンじゃなくてうどんですが。
点火装置の火花が出るまでカチカチやるのは面倒なので、マッチでさっさと火を点けます。
ちなみにここで自分の予備の水からみんなのコーヒーor紅茶用の水を出したら、下山途中で自分の飲む水が無くなってしまったのは御愛嬌。
そんなこんなで準備をしていたら、いつの間にか雲が晴れてました。
至仏山や武尊山は見えませんでしたが、さっきは見えなかったオキの耳も苗場山も、果ては北アルプスまで見える快晴。
うむ、絶景かな絶景かな。
写真を撮ってる間にお湯が沸いたので、どんべえのリフィルを突っ込んで3分待つ間におにぎりをぱくぱく。
やっぱりセブンイレブンの赤飯おにぎりは美味しい。
そして山の上で食べる麺類の美味さは格別。
食後の紅茶を飲み終えて後片付けも済ませたら、一旦荷物を置いてオキの耳へ。
半分くらい進んだ所で道の端に立って下を覗きこめば、クライミングのメッカ一ノ倉沢が。
こんな所を登って来るなんてどうかしてるぜ。
でもいつかやってみたい。
などと思いながら、残りの半分の道のりはオキの耳までダッシュ。
谷川岳山頂のオキの耳に到着!
そしてまたしてもみんなが登って来るのを待ち構えて撮影です。
うん、今日はトレラン用の靴履いてきて良かった。
トマの耳まで戻ったら荷物を背負って忘れ物が無いか確認。
一旦西黒尾根への分岐点に荷物を置いて肩の小屋まで降りてトイレを借ります。
再び分岐点まで登ってから、一路西黒尾根へ。
西黒尾根の始点に立ってる道標に『初心者 下山不向き 中級者以上(健脚者向き)』って書いてあります。
あれ? 隊長、ウチの面子、登山経験2、3回の人が二人居ますよね?
でもまぁ荷物くらいは持てるし、最悪背負って行けるので。
そんなこんなで長い道のりが始まりました。
景色は最高です。
右側には天神尾根の稜線が、振り向けば谷川岳の二つ耳と一ノ倉沢が、それぞれキレイに見えます。
風も強過ぎず弱過ぎず、爽やかな感じ。
岩も完全に乾いているのでそこまで神経質にならなくても大丈夫。
所々にある急な岩場も西穂高を経験した今となっては良いアクセント。
花はあまり見れませんでしたが、それでもいくらかは咲いています。
エゾリンドウにオヤマリンドウ、ウメバチソウ、タテヤマウツボグサ、ヤマトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ等々、一斉に咲いてはいませんが、岩のそばや道の脇にぽつんと咲いていました。
紅葉こそ始まっていませんが、ススキの穂が風に揺られていて秋の訪れを感じさせてくれました。
そんな感じで景色を満喫しながら進んでいたのは僕らだけだったみたいで、やっぱり初心者の二人にはそんな余裕は無かったようで。
ラクダの背を越えて最後の岩場を下りた後には結構足に来てたみたいです。
今のペースで歩いて行くと時間的に厳しい人も居たので、そこで二組に分かれて進みました。
ここからは僕とお姉様方二人の三人だけで一足先にロープウェイの土合口駅へ向かいます。
向こうは半分以上がベテランなので安心して僕らは先を急ぎます。
30分程で鉄塔の下を通り登山口へ。
そこから車道をてくてく歩けば10分程で土合口駅に到着。
ここでお姉様を見送った後は二人でみんなの到着を待ちます。
と、その間にロープウェイの売店で谷川岳のバッジを購入。
日本百名山のれんを買うか迷いましたが今回は保留。
売店の営業時間が16:45だったのでギリギリでした。
待つ事30分、みんなが降りて来ました。
あれ? 人少ない?
向こうで更に二組に分かれて先に降りて来たんだそうな。
その後10分と経たずに後続が到着。
なんとか日が暮れる前に全員無事に下山できました。
良かった良かった。
この後は車で温泉へ。
ところがどっこい予定していた湯テルメ谷川は、木曜日の午後3時からは露天風呂が清掃の為に入れないのです。
一応清掃も終わってるかなぁと電話で聞いてみましたが、終日入れないそうで。
とはいえ他のホテルや旅館の日帰り入浴の時間は終わってますし、かと言って他の施設は遠いので素直に湯テルメ谷川へ。
露天風呂には入れませんでしたが、やっぱりお風呂に入ると気持ち良いですね。
風呂上がりのジェラートも格別でした。
そんな感じで本日の全行程は終了。
この後は上里SAで夕食を取って帰宅。
そして爆睡。
この谷川岳もまた来たいですね。
今度は西黒尾根から登ってロープウェイで下山って感じで。
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