記録ID: 2297570
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾
三田原山BC/池ノ峰より
2020年04月11日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,100m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 2:46
- 合計
- 10:01
4:47
43分
池ノ峰南のヘアピンカーブ(1,350m)
5:30
227分
池ノ峰西側のコル
9:17
9:33
48分
外輪山下降点
10:21
11:58
20分
三田原山
12:18
13:11
72分
外輪山下降点
14:23
25分
池ノ峰西側のコル
14:48
池ノ峰南のヘアピンカーブ(1,350m)
池ノ峰北側の尾根下部は痩せている上に巨岩が点在し、これを回避するのに余計に時間が掛かっています。
下りは曇りで雪面状況が見辛く普段よりゆっくりめに滑りましたが、それでも2時間と掛からず。
下りは曇りで雪面状況が見辛く普段よりゆっくりめに滑りましたが、それでも2時間と掛からず。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
早朝の林道は積雪、凍結のためにスリップ注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
多いところで10cm程度の新雪。雪質はこの時期にしては良かったです。 池ノ峰北側の尾根は山スキーで登るには不適で、尾根の東側斜面のほうが登りやすい状況でした。 |
その他周辺情報 | 自宅から直行直帰しました。 |
写真
4:47 池ノ峰南のヘアピンカーブ(1,350m)
妙高周辺で前から登りたかった山の一つである三田原山。外輪山へほぼ直登するこの尾根を登ります。
取付きから数センチの新雪で雪が途切れてるところはありません。4月中旬なのにまた新雪を踏める山行となりました。
妙高周辺で前から登りたかった山の一つである三田原山。外輪山へほぼ直登するこの尾根を登ります。
取付きから数センチの新雪で雪が途切れてるところはありません。4月中旬なのにまた新雪を踏める山行となりました。
5:44 尾根を登り始める(1,440m)
稜線へ向けて弓なりに突き上げる尾根を登り始めました。
池ノ峰の北側の平坦地を見ながら標高を上げていきます。
登り始めは順調だったのですが、次々現れる大きな段差に難儀するようになり、やがて巨岩に立ち塞がれました。
クトーを付けてても尾根筋はとても登れそうにないので、東斜面を尾根筋に沿って登る作戦に切り換えました。
稜線へ向けて弓なりに突き上げる尾根を登り始めました。
池ノ峰の北側の平坦地を見ながら標高を上げていきます。
登り始めは順調だったのですが、次々現れる大きな段差に難儀するようになり、やがて巨岩に立ち塞がれました。
クトーを付けてても尾根筋はとても登れそうにないので、東斜面を尾根筋に沿って登る作戦に切り換えました。
9:17 外輪山に到達!(2,290m)
池ノ峰南の尾根取付きから4時間半。
辛い急登をようやく終えて、遂に外輪山の稜線に到達!
いきなり眼前に妙高山の中央火口丘が姿を現します!
妙高山は目立った火山活動はないものの、見た目は本当に火山らしい火山。
外輪山から眺めてみたかったので感動でした。
池ノ峰南の尾根取付きから4時間半。
辛い急登をようやく終えて、遂に外輪山の稜線に到達!
いきなり眼前に妙高山の中央火口丘が姿を現します!
妙高山は目立った火山活動はないものの、見た目は本当に火山らしい火山。
外輪山から眺めてみたかったので感動でした。
9:33 三田原山へ向かう(2,290m)
もう一昨年のことになりますが、初めて妙高山に登った時から外輪山を歩いてみたかった。
※登山道は無くて積雪期限定
いよいよ初めての三田原山へ向かいます。稜線上は強風で雪が飛ばされ氷化したところも点在。
先の状況が読めないので、クトーは装着したままでいきます。
この頃、三田原山手前にて2人の登山者が登っているのを肉眼で見えました。
もう一昨年のことになりますが、初めて妙高山に登った時から外輪山を歩いてみたかった。
※登山道は無くて積雪期限定
いよいよ初めての三田原山へ向かいます。稜線上は強風で雪が飛ばされ氷化したところも点在。
先の状況が読めないので、クトーは装着したままでいきます。
この頃、三田原山手前にて2人の登山者が登っているのを肉眼で見えました。
少し進むと別方向からスキーの複数のトレースが付いていました。先ほど見かけた方々のものでしょう。
ありがたくトレースを辿らせていただきました。
吹き溜まりでは軽い新雪で調子良く進めました。
見る限りでは外輪山の雪庇は小さなものですが、あまり端に寄らないように進みます。
ありがたくトレースを辿らせていただきました。
吹き溜まりでは軽い新雪で調子良く進めました。
見る限りでは外輪山の雪庇は小さなものですが、あまり端に寄らないように進みます。
三田原山手前で最後のミニピークを下り、次はいよいよ三田原山へ。
この辺りからは火打、焼山も遮るものなく、よく見えてきました!
火打、まだまだ真っ白。去年5月に滑りに登ったけど、今年も行きたくなってきます。
この辺りからは火打、焼山も遮るものなく、よく見えてきました!
火打、まだまだ真っ白。去年5月に滑りに登ったけど、今年も行きたくなってきます。
10:22 三田原山山頂(2,360m)到着!
あまり雪庇に寄り過ぎない範囲で、この辺りが三田原山の最高点。
遂に着きました。
先行のトレースは三田原山を通過し更に北へ。
北端からの景色を見たいので、自分も続けて後を追いました。
あまり雪庇に寄り過ぎない範囲で、この辺りが三田原山の最高点。
遂に着きました。
先行のトレースは三田原山を通過し更に北へ。
北端からの景色を見たいので、自分も続けて後を追いました。
三田原山の頂上台地最北端までやってきました。
黒沢池の向こうには頸城山塊の山々。新潟県側は雲海に覆われていました。
先行の山スキーヤーの方々は眼下の黒沢池へ滑降。
自分もできれば同じように滑りたいけど今日はここまで。
黒沢池の向こうには頸城山塊の山々。新潟県側は雲海に覆われていました。
先行の山スキーヤーの方々は眼下の黒沢池へ滑降。
自分もできれば同じように滑りたいけど今日はここまで。
12:20 下降点まで戻ってくる(2,290m)
戻ってきた時にはまだ晴れ間がありましたが、滑降準備をしている間に曇りがちになってしまいました。
この日の天気の変わり具合は予報よりもずっと速かったです。
やはり山の天気は変わりやすい。
戻ってきた時にはまだ晴れ間がありましたが、滑降準備をしている間に曇りがちになってしまいました。
この日の天気の変わり具合は予報よりもずっと速かったです。
やはり山の天気は変わりやすい。
スキーの走り具合に比べて斜度が急なのと、曇りで雪面の微妙な変化が見えにくくなったことで、
自分の技術ではパラレルターンのままスピードを出すと危険と判断。
シュテムターンで安全第一に下りることにしました。
自分の技術ではパラレルターンのままスピードを出すと危険と判断。
シュテムターンで安全第一に下りることにしました。
14:10 池ノ峰北側の平坦地に下りる(1,440m)
稜線から滑降開始して約1時間。やっぱり下りは速い!
早くも池ノ峰付近まで下りてきました。
この頃にはいつ雪か雨が降り出してもおかしくない雰囲気に。
午後は晴れのち曇りと思っていたので悪い方向に外れたか。
稜線から滑降開始して約1時間。やっぱり下りは速い!
早くも池ノ峰付近まで下りてきました。
この頃にはいつ雪か雨が降り出してもおかしくない雰囲気に。
午後は晴れのち曇りと思っていたので悪い方向に外れたか。
雪原からは池ノ峰のコルへ向けて地味な登り返し。
今日のルートなかなか良かったけど、この登り返しがネックです。
同じようなV字登行の古い形跡がありました。
かつてシーズン券で通ってた地元のスキー場で、リフトの乗り継ぎがしんどいところがあったことを思い出しました。
コルからは自分の登りのトレースに再び合流します。
今日のルートなかなか良かったけど、この登り返しがネックです。
同じようなV字登行の古い形跡がありました。
かつてシーズン券で通ってた地元のスキー場で、リフトの乗り継ぎがしんどいところがあったことを思い出しました。
コルからは自分の登りのトレースに再び合流します。
14:48 池ノ峰南のヘアピンカーブ(1,350m)に下山!
池ノ峰付近からは自分の登りのトレースを追って順調に下山しました。
池ノ峰の登り返しはありましたが、今日のルート楽しかったです!
朝は凍結、積雪があった林道もほとんど融け、路面が乾燥していました。
三田原山の余韻に包まれて約1時間の帰途に就きました。
今日も良い時間をありがとう。
池ノ峰付近からは自分の登りのトレースを追って順調に下山しました。
池ノ峰の登り返しはありましたが、今日のルート楽しかったです!
朝は凍結、積雪があった林道もほとんど融け、路面が乾燥していました。
三田原山の余韻に包まれて約1時間の帰途に就きました。
今日も良い時間をありがとう。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線免許
局免
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
三田原山へは積雪期限定ということで、山スキーを始めてからぜひ行ってみたい山の一つでした。
外輪山までは長く続く急斜面。林道からの標高差はおよそ1,000m。
登り応え、滑り応えのある素晴らしい山でした。
外輪山まで登り詰め、初めて妙高の中央火口丘を見た時には本当に感動でした!
裾野が広い妙高山の外輪山。麓を林道が通るので多くのルートをとれそう。
火打と共に三田原山も山スキーで楽しみたい山の一つとなりました。
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コメント
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おはようございます、
妙高は外輪山を持つ山なんですね。昔々北国に乗り
妙高杉の沢、赤倉へ行ったことがありました。
付いて行くだけで、なんにも調べてなかったです。
無雪期には登山道が無い山なのですね、
よく登られましたね、
白いタダの斜面を
大きく目標を持って
登られるんですね!
複雑な山容の山では
こわいーと感じます、
地図で確認するのと
実際は印象が違い
戸惑われないですか?
踏み跡をたどるしか
していない私には
難易度たかーーいです、
展望が得られ
妙高、火打 黒姫
北アルプスも、良かったですね、
山は早立ちといいますが
午後は雲が出て遮られたやうですね
先輩と言った
雪のブナや木曾駒で
ガスで全く見えないことがありました、
一緒でなかったら大きく動揺するところでした、
滑る斜面が見にくくなるのでは?積雪期しか入れない
貴重な山に入られましたねー
凄いなあー
貴重な景色をシェアー
ありがとうーございました
こんばんは、mayasanpoさん。
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます!
三田原山の南面は比較的クセが無くて整った地形で、まさに大きなプリンのようです。
事前にヤマレコやその他のサイトでどのように登らているか調べています。
そのうえで地形図を読んで、ルート上の地形をイメージしておきます。
現地では地形図とコンパス、GPSも併用します。
特に滑降ではスピードが出るので簡単にルートを逸れます。
よって頻繁にGPSで現在地確認を行います。
トレースはあればラッキーと考え、無くても自分でルーファイしながら、
トレースを付けていくのが楽しいですね。
登りについては決めた尾根に取付けば、あとは登りやすいところを選ぶだけです。
今回の尾根は巨岩が塞いでいるところがありましたが、地形図には表記されていません。
崖マークのある尾根は始めから避けますが、おっしゃるとおり行ってみないと分からないこともありますね。
でも積雪期なら登山道と関係なく自由に動けるので対処できます。
昼頃までは時折雲が通る程度で、本当に素晴らしい登山日和でした。
想像を越える急変ぶりで、滑降時にはあいにく曇天となってしまいました。
でもGPSと地形図、コンパスがあれば、相当に心強く下山までもっていけます。
まして今回も自分の登りのトレースがあるので、これ以上の目印はありません。
リスク管理としてピストンの行程は大いに役立ちますね。
一昨年秋に妙高山の山頂に立った時、外輪山が周囲を取り囲んでまさに外壁でした。
登山道が無いのは知っていたので、あの上にも立ってみたいなと余計に思いました。
まさか山スキーで登ることになるとは、自分でも想像できませんでしたが。
今回の三田原山は山スキーで何度でも登って滑りたくなる山の一つになりました。
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