GWの宝剣岳【過去レコ】



- GPS
- 32:00
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 296m
- 下り
- 294m
コースタイム
RW千畳敷駅(12:45)---宝剣山荘(14:45 泊)
2009年5月3日
宝剣山荘(7:30)---北稜取付き(7:35)---宝剣岳(9:05/9:15)---三ノ沢岳分岐(12:25)---極楽平(12:35)---RW千畳敷駅(12:57)
天候 | 晴れのち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2009年5月の過去レコです。 この時は、雪山に不慣れなメンバーがいたのでロープで確保しながら通過しました。 そのため時間がかかり、第2目標の三ノ沢岳往復は割愛しました。 雪の状態にもよりますが、宝剣岳の北面は滑落事故の多い所なので安全に通過するならロープ確保は必要だと感じました。 |
写真
感想
2009年5月の過去レコです。
当時の模様を私のブログから転載します。
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中央アルプスの宝剣岳周辺は、しらび平からのロープウェイのおかげで労せずに標高2,600m超の高山まで運んでくれるために非常に人気の高い山域です。
私も過去に4,5回訪れたことがありますが、すべてロープウェイのご厄介になりました。
手軽に高峰の雰囲気が味わえるがゆえに安易な装備と未熟な経験で3,000m級の高峰に取り付くハイカーが後を絶たないとか。
ロープウェイ終点の畳平にある「登山補導所」のチェックがきびしいことは雑誌か何かで知っていましたが、いやーここまで厳しいとは。
今回体験してみて、それがよーくわかりました。
「モシモシ!登山計画書を出して下さい。」
(計画書を提出すると)
「えー! 宝剣岳? ちゃんと装備はあるんですかー?」
(持参装備表を示して、ロープやガチャ類の説明をすると)
「うーむ。本当に行くのー? なるほど、ヘルメットもあるのか・・(独り言調で)」
(そして、決め手は・・)
「ふむふむ。 全員山岳保険に加入済みなんですね。」
「保険に入っているようだし、まあ良いでしょう。計画書もよく出来ているし。」
「上(宝剣岳)に行ったら手前に二人(補導員)いるから、よく話聞いてくださいね!」
・・・ということで、第一の関所はなんとか通過しました。
さて、問題は第二の関所です。
宝剣山荘に着いて、時間があったので翌日の宝剣岳越えのためにルート観察に出かけました。
すると、宝剣岳登山ルートの入口に強面(こわもて)の補導員氏が二人いらっしゃいました。
「モシモシ! あんたたちこれからどこ行くの!」
(ビクッとして・・)
『いや、あの、その、明日のために宝剣越えのルート偵察です。これ以上は登りません。』
「あのねー!ここから上はできれば登ってほしくないんですよ。危険だからね。」
『いや、ちゃんと装備は持ってきましたよ。ロープだって、ヘルメットだって、デッドマンだって、スノーバーだって・・・』
「いくら装備持ってきてもねー。 要は使いこなせるかどうかでしょ? あんた達に使えるの?」
(さすがのgorozoもムッとしましたが、・・・ここはガマンです。)
(でも、痛いところを突くよなあ・・・たしかに最近、ギアの操作、練習してないし・・・)
『はあ、でも補導員さんにはご迷惑をおかけしませんから・・・そこを何とか・・・』
「あのねー。別に登ってもいいんですよ。あなた方のイノチなんだからね。」
「困るのは私らじゃないし。」
(ドキッ。そこまで言うか・・・)
『はあ、まあ、ともかく絶対に事故のないようにスタカットで安全第一で行きますから。』
『もう慎重運転で行きますんで。よろしくお願いします。(最敬礼!)』
・・・とまあ、第二の関所の厳しいことといったらありませんでした。
私たちが中高年パーティーだということで、彼らも余計に心配なのでしょう。
それだけ、ここ宝剣岳の登山では事故が多発しているし、事故の種類が安易な装備と未熟な登山経験に起因するものであることを改めて得心しました。
多発する事故を未然に抑止するために、あえて嫌われることを厭わずに手厳しい言葉を投げつけるのでしょう。
言い方はかなり辛口ですが、冷静に考えれば言わざるを得ない立場はよく理解できます。
山小屋には県警の山岳警備隊の方も常駐しているようでした。
安全管理はかなりのものでしたが、それでも前日にお隣の木曽駒ヶ岳で68歳の男性の死亡事故が1件あったようです。
ロープウェイという文明の利器の代償が悲しい山岳事故なのですね。
中高年にとって、労せずして2,600mの高地に運んでくれる魅力はたまりませんが、やはり登山の最高の歓びは、どっぷり汗を流して散々苦労して到達したときに得られる達成感です。
苦労を通じて山登りのスキルも自然に身につくというものです。
初心に帰って、基礎から出直す良い機会を与えてくれた連休山行でした。
gorozoさん、こんにちは。
こちらにもお邪魔します。
僕も6年前の夏に木曽駒に登りました。
天気はガスガスでしたが、高山植物が豊富でとても楽しかったです。
でも宝剣山は怖くて回避しました。
10番目の写真で「気持ち良い登り」と書かれていますが
雪かつ急斜面で僕にはとても無理です(苦笑)。
gorozoさんのレコを拝見していつも思うのですが、快晴の雪山は
本当に美しいですね〜。
でも、夏山とは比較にならないくらいの緊張感を強いられるで
しょうし、さらに、悪天候時の大変さは僕の想像を絶するものが
ありそうですが、それを覚悟しつつも雪山に向かわれるのは
山の美しさと、苦労して登り切った達成感のためでしょうか。
gorozoさんにとっては当たり前のことかもしれませんが、
僕にとってはすごい!としか言いようがありません。
なお、感想文中の「登山補導所」は、ひどいですよね。
補導だなんて、不良中学生の見回りみたいです(苦笑)。
また様々な山を教えてくださいね。よろしくお願いします。
miyapon03さん
こんにちは
いつもコメありがとうございます。
とても励みになっています。
おっしゃるとおり快晴の雪山は本当に美しいです。
でも滑落事故も多いので慎重の上にも慎重に行動しないといけませんね。
今回の山行のように安全第一でロープ確保のために時間がかかり、目標にしている山をあきらめるなんてこともあります。
当時は山岳会に入っていたので山行日程もあらかじめ決まっていて、悪天候でも出かけることは多かったです。
でも、そういう時はけっして無理しないで撤退することも結構ありました。
お互いに社会人なので無理無謀な行いはしませんでしたよ。
それでも、残念ながら事故は何度も経験しました。
にもかかわらず50年以上山登りを続けてこられたのは、miyapon03さんも書いておられるように山と自然の美しさと、苦労して登り切った達成感が何ものにも代えがたいためなんでしょうね。
最近は、お花鑑賞のハイキングがメインでそれが本当に楽しいので、安全度は高まりましたが、今度は加齢によるリスクが増えているので要警戒です。
お互いに末永く山を楽しみたいですね。
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