空木岳 (千畳敷〜菅の台 ライチョウの親子に元気をもらう)


- GPS
- 15:28
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,758m
- 下り
- 3,537m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:11
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:16
天候 | 初日の朝は快晴で下は雲海、2日目はほぼガスの中 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
還:菅の台からバスで駒ヶ根駅。 〇朝一番のバスは混雑するとの情報を得て、始発の駒ヶ根駅前からバス乗車。 駅前からは定員の半分以下で出発したが、菅の台手前でほぼ満車状態でした。 菅の台ではバス待ちの長い列ができていて、先頭の二人のみ乗車ということで、駒ヶ根駅から乗って良かったと。 〇後に菅の台からバス乗車した方に話を伺ったところ、件のバスが菅の台を出たあと、菅の台始発のバスが直ぐに来て、乗ることができたとのことでした。 〇下山後、駒ヶ根駅前駐車場の料金が4千円を少し越していて、覚悟はしていたもののちょっと痛い出費でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・2612mの千畳敷までロープウェイで一気に上がったことで、空木岳2864mとの単純な標高差は252mと少ないですが、極楽平からの主稜線上に、島田娘、濁沢大峰、檜尾岳、熊沢岳、有川岳ほか無名のピークもあり、またいずれも岩峰、3点支持で歩く箇所多数であり歯ごたえのある稜線歩きでした。 ・木曽殿山荘予約時に、16時30分までに到着できるように朝一のロープウェイに乗るよう指示され、宝剣岳はスルーしたコースとしました。小屋到着が15時半でしたので、宝剣に行っていれば間に合いませんでした。 ・木曽殿山荘から空木岳までは、それまで以上の岩稜続き。 ・空木岳からの下山路は、一転して花崗岩崩れのザレですが、あまり急勾配はなかった印象です。 ・駒石を過ぎると樹林帯の根っこ道です。 ・小地獄、大地獄は樹林帯の中の岩場。 ・池山避難小屋への分岐に水場、水量は豊富でした。 |
その他周辺情報 | 菅の台は観光地です。 帰りのバスを待つ間、ソフトクリームをいただきました。 |
写真
感想
新潟方面の山を計画していたのですが、雨が降りそうなので、
中央アルプスの空木岳に変更しました。
ロープウェイのしらび平では、上の方はガスがかかっていって心配でしたが
ロープウェイでガスの上に出たようで、千畳敷に着くと、
素晴らしい景色がひろがっていて感激です。
極楽平からの稜線歩きは、楽勝かと思ったら、ピークが沢山あり
アップダウンを繰り返し中々ハードでした。
木曽殿山荘の方から、1番のロープウェイに乗って下さい。と、言われたのですが、
確かに、1番のロープウェイにならなければ、夕食までに到着できなかったかもしれません。
途中から、ガスがかかってしまった稜線歩きでしたが、
ライチョウの親子に会うことができ、かえってラッキーでした。
翌日は、朝から強風。朝食後、しばらく天気の回復を待っていましたが
風が弱まることは無く、出発しました。
山荘から空木岳までは岩場で、両手両足でよじ登る感じです。
先週行った五竜岳の岩場より、手ごわい感じがしました。
山頂に着いても、強風とガスで展望が無かったのが残念でした。
山頂からスキー場方面への下山道は、ザレ場と樹林帯で、
それまでの岩場とは全く違う登山道でした。
空木岳の二つの側面を見ることができ、縦走して良かったと思います。
下山道は、とにかく長く大変で、駐車場に着いた時には、足がガクガクでした。
景色の良い稜線歩きや、厳しい岩場、長い樹林帯など、色々な山の魅力に出会う事ができ、楽しい登山となりました。
空木岳へは、スキー場から日帰りピストンの予定をずっと温めていたのですが、妻が一緒に行くというので、急遽木曽殿山荘一泊で千畳敷からの縦走コースに変更、行ってきました。
しらび平から満員のロープウェイがガスの中を上って行くと、千畳敷駅がようやく見える辺りでガスの上に出て、宝剣岳と千畳敷カールがドーン! これにはゴンドラ内で歓声が上がるほど感動もので、幸先よい山行になりました。
極楽平に上がると、西側は雲が湧き上がり御嶽が何とか分かる程度、東側は雲海が広がり、南アの山々がピークを見せているという絵のような景色が拡がり、これを見ただけでも来た甲斐があったという素晴らしい眺望でした。
極楽平から南に向かう稜線は、ひたすら岩稜で細かいアップダウンながら、なかなか面白くも手強い。
スキー場からのピストンでは妻が辛かろうと変更したのですが、結果、なかなか充実感の得られる稜線コースで大満足でした。
初日、檜尾岳で昼食を摂り、徐々にガスが濃くなり楽しみが少なくなってきて、今年はライチョウにお目に掛かれないなと言いながら歩いていたところへ、5羽の親子が現れてくれたので、ここぞとばかりに付いて歩きました。
何とも可愛い。親鳥の鳴き声、ひなの鳴き声、目の上の赤み、羽根を震わせ逆立てる行為、みな可愛かったですよ。
ついでですが、2日目に駒石に到着した瞬間、右方から目の前に飛んできた鳥が4羽。これもライチョウでした。2回も見られるなんてとてもラッキーでした。
木曽殿山荘は、アットホームな雰囲気のこじんまりとした山小屋でした。
1階が食堂、2階が大広間の寝床というレイアウト。
17時からの夕食を全員ですませて2階へ上がると、山小屋の御主人が布団を人数分敷いてくれて、どの布団に誰という指示を出してくれる。
その日は15人くらいでしたが、たまたまその日に一緒になった知らない同士が修学旅行状態に置かれれば、自然と話をするようになりますね。
なんか好い経験したと思いましたが、私の鼾で眠れなかった方も居たかもしれず、寝る前は申し訳ないと思いながら、翌朝はすっかり忘れてました。スミマセン。
山頂からスキー場へ下りる道は、初日の稜線とは打って変わって、ザレと樹林帯の比較的単調な登山道の印象。
山頂から駒石までの眺望や地獄と名付けられた岩場など、もちろん変化はあるのですが、極楽平から木曽殿山荘、木曽殿山荘から北西稜を上って山頂へ至る空木岳の顔と、東側尾根から見る空木岳の顔がずいぶん違うので、そのように思いました。
そんな2つのルートを繋いだ山行ができて、とても良い経験になったと思います。
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