【過去レコ】奥穂高、初日夜半の豪雨で涸沢で撤退したら上高地が封鎖されてた!!

2010年07月11日(日) 〜 2010年07月13日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 37.8km
• 登り: 992m
• 下り: 980m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:32
• 休憩: 0:46
• 合計: 8:18

8:25 上高地バスターミナル
8:35 8:40 河童橋
9:30 9:40 明神館
10:50 10:10 徳澤園
12:15 12:46 横尾
13:50 13:50 本谷橋
15:40 15:40 涸沢
16:03 涸沢小屋

2日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 1:12
• 合計: 8:30

9:30 涸沢小屋
11:00 11:10 登山路崩落場所
11:32 11:35 本谷橋
12:35 12:40 横尾
14:00 14:50 徳澤園
16:15 16:15 明神館
16:21 16:23 明神橋
17:42 17:44 河童橋
18:00 大正池ホテル

3日目

• 山行: 0:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:10

9:30 大正池ホテル
9:40 上高地バスターミナル

天候

初日、　小雨が夜半から豪雨
二日目、昼過ぎまで雨
最終日、小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢渡に車を停めました。

コース状況／危険箇所等

穂高・涸沢は初めての山行であったが、7月中旬になってもこれほどの残雪があることにびっくりした。
後に同時期に三度ここに来たが、これほどに残雪が残っていることは無かった。
初日夜半の豪雨で涸沢撤退となったが、帰りの道で崖道が流されていたところで一人を救助いたしました。
その後の帰り道もあちこちで激流によって土が流されていたところが多数ありました。

登山初心者の私たち夫婦は初めての穂高山行の前に少しでも経験を積みたいと登山教室に参加しました。
これがまた大変失礼ですが、なんともお粗末といえる講習登山となっていまいました。

場所は蝶ヶ岳です。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2311949.html
よろしかったらこちらもご覧ください。

その他周辺情報

上高地が封鎖となるような初日の夜半からの豪雨。
観光客のほとんどが退去させられた中で、私たちたった２名を泊めていただきました大正池ホテルのスタッフの皆様に感謝いたします。

写真

7/10 20:48

準備万端で穂高に挑んだようです。
三脚も持って行ったのに、使える機会はありませんでした。

7/11 8:30

雨に煙った穂高。
梓川の水面はまだ透き通っていた。

奥穂高って何処にあるのだろうとでも考えているのだろうか？

7/11 8:38

10分もすると霞んでいた景色から雲が取れて奥穂高山頂が見えた。
明日はあそこのてっぺんに立つ予定です。

7/11 12:45

7月中旬の日曜午後の横尾。

7/11 12:46

山荘前で寛ぐ人々。
私たちがこれから行く穂高からあるいは槍から降りてきた人でしょうか？

7/11 12:56

屏風岩！

7/11 13:40

雨はあがりそうにありません。

7/11 13:41

白い筋となった滝。

7/11 14:22

偶然移していた石垣が積まれた登山道。
翌朝にはこの石積みが流されて無くなっていました。

7/11 15:18

涸沢に到着。
今日のために初めてのアイゼンを履いて進みます。

7/11 15:29

初めてのアイゼン。
小降りの雨の中で、うれしそうにアイゼンを蹴り上げていた。

7/11 15:40

涸沢分岐。
右手の涸沢小屋に向かいます。

7/12 8:02

あぁ〜、まだ降ってる。　昨日の夜は凄かった。
たたきつける雨音と唸りを上げて吹きまくる風と豪雨。
小屋が吹き飛ばされはしないかと思われるほど振動と揺れが物凄かった。

7/12 8:02

部屋の中から奥穂へのルートは見えないが、この雨では怖くて上には進めそうに無いと感じた。
我々本当の初心者です。

7/12 9:14

ガスがまた一段深くなり下りてきた。
決断です。
楽しみにしていたザイテングラードから奥穂高へのチャレンジはまたいつか次の機会にして下山することとしました。

7/12 9:27

穂高方面を仰ぐ。
全く何も見えない。

7/12 9:56

帰ります。
それにしても昨日の嵐は本当にすごかった。

7/12 10:18

今回はアイゼンでの走行が初めてだったけど、問題なく行動できたことが確認できそれなりの収穫を得ました。

7/12 10:59

先に見える新しい地滑りの跡は昨日の豪雨によるのだろうか？

7/12 11:00

雨も大分弱くなってきた。
この先を右に曲がると登山路が流されていた。

7/12 11:03

私たちは私がまず先に木の根っ子をつかみ渡り、滑る妻を旨く介助して渡りきった。
振り返るとこの男性。見事に右下に滑り落ちた。
軟弱地盤にもがいていたので、慌てて戻って手をさしのべ救い上げました。

7/12 11:10

後方に小さく見える先ほどの方。
こちらもご夫婦のようでした。

7/12 11:32

本谷橋。
も凄い勢いが水飛沫を上げている。

7/12 11:45

水が出ているところは本当に何カ所もありました。

7/12 15:35

徳澤と明神の中間辺り。
静かな水面から昨夜の豪雨と暴風は全く感じ取れない。

7/12 15:36

日差しが出てきて明神岳でも見てるのだろうか？

7/12 15:53

ここでは板が流されずに残っていた。

7/12 16:02

ここは道筋が川になったようです。
橋の手前が大きくえぐられていた。

7/12 16:02

徳本峠への分岐地点。
川で路が流されていた。

7/12 16:02

明神へ戻る手前で、ここも橋の右岸が流されていた。
古木が橋を塞いでる。
物凄い激流があったのだろうけど、遭遇することが無くて良かったと思う。

7/12 16:05

ここは登山路が川になったようです。
膝丈以上にえぐられていた。

7/12 16:16

明神館から先の左岸は路の水没で通行止めとなっていた。
明神橋を渡り右岸を進むことになった。

7/12 16:22

明神橋を渡ります。

7/12 16:31

ここの木道は浸水して無く歩けましたが、多くの木道は水に浸かっていた。

7/12 17:03

ここは流れ出た石で道が完全にふさがったいる。

7/12 17:44

こんなに濁った茶色の梓川を見たことがありますか？
ところで、人を全く見かけません。
実は昨夜の豪雨で、今日の上高地は封鎖と強制退去で陸の孤島になったしまいました。

7/12 17:44

徳澤園辺りで明日停まる予定の大正池ホテルから安否を問う電話を戴き上高地の封鎖を知りました。
下山途中と伝えると親切に明日の宿泊を今日に振り替えた上バスターミナルまで迎えに来ていただきました。
本日の宿泊者は2名私たちのみでした。

7/13 5:34

明けて、大正池から穂高方面。

7/13 5:35

貸し切りさせていただきました大正池ホテル。
たったの2名だけでしたが、心からのおもてなしに感謝いたします。
ありがとうございました。

7/13 10:49

沢渡へ行くバスからお世話になったホテル。

7/13 10:55

トンネルの手前では修復作業が行われていた。

撮影機器：

IXY DIGITAL 510 IS CANON