奥又白池・北穂池
- GPS
- 12:43
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,404m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
・8日(日)徳沢4:50→本谷橋7:09→二俣8:28→北穂滝9:37→カール10:00→北穂池11:20〜12:00(食事)→カール13:15→二俣14:20→本谷橋16:14→徳沢17:45〜18:30→上高地20:20
天候 | 7日曇り、8日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナルではバス最終に乗れなかったので、土日のみ運行するタクシーの釜トンまでの回送サービスがあり、これを利用して、釜トンからタクシーを乗り替えてあかんだな駐車場まで戻った。(利用する場合は運行期間など確認する必要あり) |
写真
感想
あかんだな駐車場からバスに乗り、上高地へ到着したら、登山指導員の方から登山計画書の提出を求められた。山頂あたりでは雪が降ったとのことである。徳沢に向けて歩き出すが、とにかく人が多い。挨拶を交わしながら徳沢園に着いて、テントを設営する。ガスがかかっているが、明神岳の雄姿がたまに顔を出して、早くおいでと言っている。テントの受付をして、軽くなったザックでさらに進む。奥又白谷は涸沢への道でもあるので、たくさんの登山者が通っていた。途中「氷壁」のモチーフとなったナイロンザイル事件の慰霊碑が建っていた。視界が開けると中畠新道の分岐である。紅葉が綺麗で、写真を撮りしばし休憩。目の前に急なガレた谷があるがここから右に登山道はそれる。今年は10年に一度の当たり年だそうで、その紅葉を楽しみながら急な登りを詰めて登っていった。美しい紅葉と黄色く染まった前穂の北尾根のコントラストにため息をつきながら最後は左にトラバースしたら奥又白池が現れた。赤、黄色、それに緑と噂にたがわない素晴らしい光景に絶句。池で十分に紅葉を堪能した後、標高にして1000mほどの降りを写真を撮りながら慎重に降りた。徳沢に戻り、ビールを飲み、食事しながら翌日の打ち合わせをして7時過ぎに就寝。
翌日(8日)はヘッドライトを灯して本谷橋へ向かう。早朝なのにすれ違う下山者も多い。明るくなってきて、屏風岩も見えてきた。紅葉を楽しみながら本谷橋に到着する。ヘルメットを被り、左岸を登り始めた。水量も多くなく、河原歩きも楽しかった。途中で高巻きルートに入り、明瞭な踏み跡をトレースして、そのまま二俣まで進んだ。ここからは左俣に入り、急なガレ場を慎重に登った。途中の雪渓はかなり溶けていて、適当に避けながら無事に通過した。しばらく行くと北穂滝で、水がチロチロと流れていた。さらに詰めると軍艦のような岩が出て来て、ここは右に入った。足元はガレガレで灰色の世界。その上部は紅葉、さらに上は青空が広がり、見ていて飽きない光景が続く。登り詰めると視界が広がり、北穂、南岳、そしてキレットと素晴らしいパノラマが広がるカールに出た。もちろんあたりは誰もいなく、静寂が広がっている。ここの紅葉も素晴らしく、筆舌しがたいものがあった。すぐそこに見える北穂池目指して、藪に突入。しばらくして岩の下に出て、かすかなルートらしきものを慎重に進んだ。しばらく進むと小さい池と雪の池を遠望し、ガレ場を抜けて丘を越えると北穂池である。残念ながらここは涸れていたが、それでも南岳、北穂を背景に素晴らしい景色を静かな時の流れとともに堪能することができた。帰りも慎重に下山し、徳沢まで戻る。テントを撤収し、上高地に戻った。帰りは遅くなってしまったが、素晴らしい紅葉と静かなバリルートを堪能し、思い出に残る山行となった。
コメント
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今年は紅葉も綺麗で見応えがあったことと思います。
昨年は紅葉がイマイチでしたので、もう一度まったりとテン泊で行ってみたいと思っています。
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