記録ID: 2332462
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
千枚岳
2013年05月02日(木) 〜
2013年05月04日(土)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 11:45
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,963m
- 下り
- 687m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 8:24
2日目は撮影していますので、コースタイムは参考になりません。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この記事は、南アルプス南部調査人のブログ 「春の千枚岳シーズンオフ案内 2005年5月1日現在」に対し、2013年の入山情報を加味して、移行したものです。 なおトレースとコースタイムは2013年5月入山時のものですが、2013年は積雪期で2度目の入山で2005年に比べれば慣れていますので、ルートファィンディングの問題は遙かに少なくなっています。積雪期初めて入山される方は、これ以上に掛かると思ってください。写真も2013年撮影のカットを掲載しています。 なおこのトレースは滝見橋から奥西河内右岸を行く旧ルートですが、2018年にルートが変更され、滝見橋上流に吊橋が新設され遙かに安全になっています。 問題箇所は、写真で示しています。 なお積雪期入山を計画する場合は、必ず無雪期に一度入山して地形を頭に入れ、山に慣れておいてください。 それと南アルプス南部の積雪量が最も多いのは、南岸低気圧が大量の雪を降らせる、3〜4月です。富士山と同じです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 千枚岳は南アルプス南部で最も登山者の多い山です。しかし春の残雪期は訪れる人は全く無く、残雪の赤石岳の眺望を独占する事ができます。 但し雪山の総合力が必要な、エキスパートの世界です。 ここでは、残雪期特有の注意点に関して述べます。 1.5月の連休時期ですと大体1900m辺りから雪道になります。椹島からのルートでは清水平から上で雪道になります。 2.南アルプス南部の尾根筋の雪は全く踏み固められていません、また雪崩による圧雪状態にもなっていませんので、常に踏み抜きながらの歩行になり非常に体力を消耗します。これは雪道に変わってから暫くは特にひどく粗目状態です。千枚岳ルートにはありませんが、他ルートの急勾配箇所(赤石岳大倉尾根など)では道具を使わない限り、つぼ足で登るのは殆ど不可能な所があります。 3.清水平から上で木馬道(きんまみち)と言って、木材を馬で運んだ窪地があり、雪で埋まっています。ここの横断、およびその中の歩行が何箇所かありますが、横断先、または窪地からの抜け出し地点を探すのが非常に難しいです。リボンもありません。窪地は雪ですが脇は土、草地、落ち葉が露出していますので、その中の踏み跡を探します(5月の場合)。 4.千枚小屋迄のルートは夏道を忠実に辿ります。 5.千枚小屋から千枚岳へは夏道とは異なり、小屋の裏の谷筋を直登して山頂に至ります。この辺りの高度ですと雪も硬くなっていますので、どうにか登れるでしょう。 6.千枚岳から悪沢岳へのルートは不安定な雪のナイフリッジですので、超エキスパートのパーティしか通過できないでしょう。単独行は確保が出来ず、非常に危険です。(2019年春に死亡事故が起きています) |
その他周辺情報 | 白樺荘、民宿「ふるさと」は温泉付き宿泊施設です |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:133人
コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖 [3日]
悪沢岳(鉄塔横〜岩頭〜小石下〜清水平〜見晴台〜駒鳥池〜千枚小屋〜千枚岳〜丸山〜悪沢岳、往復)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
いいねした人