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Yamareco

記録ID: 233551
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ハイキング
甲斐駒・北岳

ワンダホな高嶺の頂に〜夜叉神峠から

2012年10月12日(金) 〜 2012年10月13日(土)
 - 拍手
GPS
27:55
距離
16.2km
登り
1,867m
下り
1,713m

コースタイム

1日目
0840 夜叉神峠歩き出し
0935 夜叉神峠小屋
1055 杖立峠
1125 地形図2211m付近
1145 地形図2309m付近
1220 苺平
1300 南小室小屋

2日目
0625 南小室小屋歩き出し
0720 砂払岳
0746 薬師岳
0811 観音岳
0900 赤抜沢の頭
0940 高嶺 1000
1025 白鳳峠
1105 展望終了点
1210 南アルプス林道出会い
天候 1日目 晴れのち曇り
2日目 晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
夜叉神峠の駐車場へ駐車
広河原からはシーズン中ほどではないにしろちょくちょく小型のバスが運行しているようですね。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所特になし(白鳳峠の一部にハシゴ等あり)

コースも明瞭(白鳳峠のがれ場はペイント注意)
歩き出します。
尾根に乗りました。
尾根に乗りました。
おっ、小屋だ。ということでここでジュースタイム。
おっ、小屋だ。ということでここでジュースタイム。
杖立峠。
地形図2211m付近。
地形図2211m付近。
地形図2309m付近。色付いています。
地形図2309m付近。色付いています。
2309m付近。
苺平の登山道合流点。
苺平の登山道合流点。
ということで苺平。
ということで苺平。
ガスってますな。
ガスってますな。
北アでも多くありましたがここでは通信会社指定の看板が。
北アでも多くありましたがここでは通信会社指定の看板が。
またもや…。
南御室小屋周辺の色付き。
南御室小屋周辺の色付き。
同じく小屋周辺。
同じく小屋周辺。
食事がない分お酒でカロリー補給を。
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食事がない分お酒でカロリー補給を。
翌朝、小屋から少し上がったところ。
翌朝、小屋から少し上がったところ。
砂払岳手前で。
砂払岳。
例によって写真に収めてしまいました、BOSS富士。
例によって写真に収めてしまいました、BOSS富士。
薬師岳。
観音岳。やはり一番人が多かったですな。
観音岳。やはり一番人が多かったですな。
オベリスク。
赤抜沢の頭。
赤抜沢の頭にあるお地蔵様を北岳バックで。
赤抜沢の頭にあるお地蔵様を北岳バックで。
早川尾根に入って。
早川尾根に入って。
高嶺。満足です。
高嶺。満足です。
左にアサヨ峰右に甲斐駒。
左にアサヨ峰右に甲斐駒。
このあと下って行く白鳳峠方面。
このあと下って行く白鳳峠方面。
大きな仙丈ヶ岳。
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大きな仙丈ヶ岳。
白鳳峠。
写真では分かり辛いかもです。実際はオーマイガの世界です!
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写真では分かり辛いかもです。実際はオーマイガの世界です!
この木は何というのでしょう?標高からしてダケカンバの幼木かと思ったのですがにしては…漆は2400m近辺では自生しませんよね?
この木は何というのでしょう?標高からしてダケカンバの幼木かと思ったのですがにしては…漆は2400m近辺では自生しませんよね?
這松に石楠花、そしてアクセントは真っ赤に紅葉した樹木。
這松に石楠花、そしてアクセントは真っ赤に紅葉した樹木。
途中見上げて。
前方正面には大樺沢がざっくり口を開け北岳の偉容を誇示するかのようでした。
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前方正面には大樺沢がざっくり口を開け北岳の偉容を誇示するかのようでした。
比高にして200m以上対峙し続けた北岳ともここら辺でお別れ。標高は2230m付近でした。
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比高にして200m以上対峙し続けた北岳ともここら辺でお別れ。標高は2230m付近でした。
樹林に入れば入るで…なるほど。
樹林に入れば入るで…なるほど。
この道標を境にトラバース。
この道標を境にトラバース。
はい、南アルプス林道に出ました。
はい、南アルプス林道に出ました。

感想

この間行くことができなかった高嶺に行きたくて今回の計画となりました。夜叉神峠から寒さ対策をして、さぁてふてふと山行の開始です。

夜叉神峠に着いたのは9時近い時間でした。
コースタイムでは5時間強ということでまぁ焦らずノンビリ歩いて行きます。

尾根に乗ってからは比較的なだらかな傾斜が続きます。それでも苺平に着く頃には結構ヘロヘロでした。へなちょこなのです。途中二箇所ほど出てくる開けた場所は地形図の標高が書かれている所で気分転換や休憩に丁度良いのです。

南小室小屋テン場にテント設営後、近くで紅葉散策と洒落込みます。
もちろん場所にもよりますが、この間行った阿弥陀南陵のほうがいい色づきだったように思いました。

さて、やはりこの山行も全て順調という訳にはいかないのです。
大事な燃料補給ができない恐れが出てきたのです。
買っておいたパンを持たずに来てしまったのです。そうです、忘れ物なのです。とりあえず小屋でカップ麺を食べ、翌日は手持ちのアルファ米のオコワ一つ。
ハンガーノックが起きる程締まった身体ではないものの、やはり空腹は辛いのです。登山は消費カロリーが激なのです。

そんなこんなで明日のためとっとと寝ました。
しかしこれまたスンナリ眠りにつけなかったのです。
シュラフを山の神用の、ボクには少々小さなサイズのものを持ってきてしまい頭まで被るとパッツンパッツンになってしまうのです。頭はともかく、突っ張った足は羽毛が潰れてしまい、朝までマイナス5度以下の寒さに耐えなければなりませんでした。

翌朝、予定よりやや遅い0630時に行動を開始し、高嶺に向かいます。
朝方、太陽がたまに流れて来る雲に隠れながらも徐々に気温を上げてくれます。
稜線に出ると人気の鳳凰山、人が多くいます。
バスの関係上、1340時までに広河原へ降りたいのです。夏のシーズン中なら頻繁に大小のバスが広河原から出ていますがこの時期は分からなかったので時刻表厳守の山行です。

高嶺には0940時頃つきました。
この頃になると空は青く風弱し、360度の展望にブラボーとワンダホの言葉が交互に出ます。
空腹と昨日の寒さなどこの展望を得るためなら何でもない事なのです。
ところが、この後さらなるアンビリバボーが待ち受けていたのです!

1000時、好展望に後髪を引かれる思いで高嶺を後にしました。
一路白鳳峠へ。
峠には1040時。
さて、あとは広河原へ一気に降りるだけ、時間も余裕です。
下り始めて間も無く、アンビリバボーは待っていました。
展望がきくコースだという事は知ってはいましたが…広いガレ斜面の両脇は一面這松の緑。その中に点々と真っ赤に紅葉した樹木。そしてそれらを前景にすっくと晴天を衝く北岳は大樺沢とバットレスを見事な錦繍で彩り鎮座しているではありませんか!
ボクは何度も何度も立ち止まりただただ見惚れました。
涙が出そうになりました。
比高にしておよそ200mの間、予想だにしなかった早川尾根南西斜面のプレゼントにまた南アが好きになったのです。

広河原からはバスがけっこう頻繁に出ているようでした。
夜叉神峠ではハラが減り過ぎてゲートのおじさんの顔がハンバーグに見えました。

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