岡山県瀬戸内市&備前市 東大平山〜笹尾山 トンボ舞う夏は来ぬ



- GPS
- 06:13
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 637m
- 下り
- 638m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:11
歩行距離16km、歩行時間5時間40分、歩行数24,800歩、消費カロリー3,090Kcal
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
土道なのは次の2か所です。伊坂峠から東大平山<写真04>を経て長谷越<写真10>西の地形図の電波塔マークの上まで、および、笹尾山頂上<写真20>より北東に延びる地形図の白線の道の終点からセンダン?大木<写真29>撮影地点まで。東大平山<写真04>から長谷越<写真10>西の地形図の電波塔マークの上までは、一部、シダヤブでルートファインディングが必要です。 伊坂峠から東大平山<写真04>までは、細道があり迷うことはないでしょう。 取り付き点は峠のすぐ右(西)横にある鉄塔巡視路ではなく、20m程北東(備前市側)に進んだ所です。凍結防止剤の札の脇で入口のみササが茂っているのは相変わらずです。 崩れやすい斜面には踏み跡レベルの細道がしばらく続き、標高190m辺りから歩きやすくなります。標高270mを過ぎ瀬戸内&備前市境尾根上に土塁のように盛り上がった部分に出合うと、なるべくその上を歩けば頂上に辿り着けます。 東大平山<写真04>から長谷越<写真10>までは、一部、シダヤブでルートファインディングが必要です。地形図の電波塔マークの上から舗装道路ですが、長谷越<写真10>までは落ち葉が積もりたまに草が生えており、自動車での通行はおすすめしません。 東大平山<写真04>からは、土塁状の部分は瀬戸内&備前市境尾根から逸れていくので、北東に方向転換すると、シダヤブに突っ込みました。なんとなく踏み跡のように思える所を選んで歩いていると色あせたテープがあり、標高280m台の鞍部手前で再び土塁状の部分に出合いました。そこから北東に進み過ぎたようで、シダヤブに突っ込んで南東に方向転換、余計なシダヤブコギをしながら一周してしまいました(-_-;)木の間を適当に歩きながら南下すると、市境で再び土塁状の部分に出合い、しばらくはたまに歩きやすい木の間に逸れながら歩きました。 たまに脚や肩にシダが触れることもありましたが、標高290m辺りからは南下する細道と赤いビニールテープがあり、基本、市境の少し西側(瀬戸内市側)を歩きました。細道を辿って東に方向転換ししばらくすると、市境で土塁状の部分に出合い、ここからは次第に歩きやすくなりました。 前回(2018年12月30日)は、市境よりも北に逸れてしまい、ルートファインディングしながら長谷越の北に出ましたが、今回はガードレールが見え始めても我慢して東に進み、地形図の電波塔マークの上ですんなり舗装道路に下りられました。 なお、この舗装道路は長谷越<写真10>までは落ち葉が積もりたまに草が生えており、歩くのに支障はありませんが、自動車での通行はおすすめしません。 笹尾山頂上<写真20>より北東に延びる地形図の白線の道の終点からセンダン?大木<写真29>撮影地点までは、細道があります。一部、道ではない所を歩きましたが、ヤブコギではありませんでした。 舗装道路の終点からは、低木の間の細道で、入口は少しササなどが茂っていました。標高160mの岩場<写真26>前後は小石が転がりザラついた滑りやすい土道ですが、気を付ければ滑らずにすみます。岩場の北側に下りると、また低木の間の細道がありました。シダが脚に当たるのはほんの一部です。 標高85m辺りまで下ると、不意に開け電柱があったので、右(南)に進みました。ヤブコギなしで歩けましたが、地形図の破線の道に出合うまで東に下りたほうが歩きやすそうです。軌道修正して木の間を東に下りると、すぐにきれいな土道に出合いました。この地形図の破線の道はセンダン?大木<写真29>撮影地点まで続きました。 |
その他周辺情報 | 備前市伊部(いんべ)は備前焼のメッカです。毎年、第3土日(2020年は10月17日(土)〜18日(日)予定)にはJR伊部駅周辺で「備前焼祭り」が開催され、全国からたくさんの人が訪れます。 |
写真
ミツマタ、コウゾとともに和紙の原材料として使われます。5月から6月にかけて枝の先に頭状花序を出し、淡黄色の花を7〜20個つけます。この少し手前からしばらくガンピロードでした。舗装道路でもしばしば見られ、この日もっとも数多く見かけた花でした。
枝先の円錐花序に白い花がつきます。花は直径3cm程です。雄しべは多数あり、雌しべの花柱は合着して柱状になります。ノイバラよりも少し花が大きく、花期も少し遅めです。また、托葉の切れ込みは付け根近くにはありません。
「立てばシャクヤク、座ればボタン」といわれるように、ボタンと並んで高貴な美しさを漂わせ、豪華でエレガントな花を咲かせます。私有地なのか、ロープで囲ってある中にサルビアやマリーゴールドなども咲いていました。
マダニの防御のために装着していたスパッツにしがみついていました。虫よけスプレーを登山靴と足首周辺にだけ噴射していたので、出会えたようです(*^^*)茶色っぽい印象ですが、よく見ると地色は黒く、その中に黄色を中心とした粉がたくさんついているので茶色く思えるのでしょう。
いかにも刺しそうな毛虫ですが、毒毛があるのは1齢幼虫だけだそうです。ちなみに、帰宅途中、連れが膝にいた幼虫(今までどこにいたの⁉)に気づかず触ってしまいましたが、なんともありませんでした。フサフサした猫を触ったような感触で気持ち良かったそうです(*_*;若齢幼虫は糸でぶら下がる習性があり、ブランコケムシとも呼ばれています。舞っていたので、連れの手をバックに動画も撮りました。
&片上大橋
舗装道路の両サイドには木やシダが茂っていますが、たまに展望が効きます。左手前に前島、その背後に片上大橋、さらにその左後方に夕立受山など、瀬戸内海の美観を望むことができました。
前山&夕立受山&大平山
笹尾山の頂上から舗装道路に戻ったところです。久々井湾の真ん中にある前島とその手前の笹尾山の東尾根の存在が景観全体のバランスを整えて美観となっていました。
よく似たタチバナモドキ、カザンデマリと合わせてピラカンサともいいます。5〜6月、枝先に散房状に直径数mmの白い5弁花を多数付けます。葉には鋸歯があり、先端近くがもっとも幅広です。
モウセンゴケ属の食虫植物ですが、湿地ではなく、粘土質の荒れ地などに生育します。葉から生える長い腺毛の先端の粘液滴で昆虫等を捕獲し、粘液に含まれる消化酵素で分解、吸収して養分とします。粘性が小石を持ち上げるほど強いことからこの名が付きました。直径1cm少々の小さな花が、日当たりのよい未舗装の細道の脇に点在していました。
&片上大橋&大平山
標高160mの岩場<写真26>は絶好のビューポイントです。ここから動画も撮りました。手前の中央に見える笹尾山の東尾根上を下ると、119m峰<点名:東片上>の近くまでは辛うじて踏み跡がありますが、今回は立ち寄りませんでした。
民家の側の大木をズームして動画も撮りました。5・6月頃に、若枝の葉腋に淡紫色の5弁の花を多数、円錐状につけます。花の色合いや雰囲気から判断しました。ここからゴールの伊坂峠まで舗装道路です。
光沢があり先端が細く尖った葉から、ツブラジイではないかと思います。スダジイと併せて一般にシイノキと呼ばれます。岡山県では数が少なく、特に南部では神社の社叢林などに見られるに過ぎません。樹齢100年を超えることは稀で、何百年も樹林を形成しているのは珍しいようです。
親鳥よりも顔の黒い部分の色が薄く、灰色に見えました。腰を上下に振りながら歩くのがセキレイの特徴ですが、動画で見る限り、ほぼ普通に小走りしていました。可愛いので見ていて飽きません(*^^*)
キキョウ科の植物ですが、キキョウとは別属の植物で、ヒナギキョウ属の植物は日本では本種1種のみが分布します。まばらに分かれた枝先に直径5〜7mmで先が5裂した青紫色の漏斗状鐘形の花を1個ずつ咲かせます。
毛虫を捕らえて食べている様子を動画にも撮りました。オサムシの仲間はよく似ているものが多く、見分けるのは難しいです。後翅が退化していて飛べないものが多いですが、本種は立派な翅を持ち、飛ぶことができます。
翅が橙色のものと無色のものがいます。メスは翅の縁紋が白、オスは赤です。DNA解析しなければニホンカワトンボとは区別不可能ともいわれていますが、翅の縁紋のすぐ下にある脈数である程度区別できるそうです。写真を拡大してみると、脈数は3のように見えたので、アサヒナカワトンボのメスではないかと思いました。
中央アメリカ原産の帰化植物で、ペラペラヒメジョオン、 メキシコヒナギクともいいます。咲き始めは白色で次第に赤みを帯びていき、2色の花が咲いているように見えます。道沿いの溝に群生していました。
草丈が低いわりに花は大きく、花径6〜8cmほどです。花色は青紫が多いのですが、このように白い花もあります。園芸品種として「三寸アヤメ」、あるいは「矮鶏(チャボ)アヤメ」の名で流通しているようですが、複数の品種や別の植物と混同されていることも多く、ややこしいです。溝の中に1株だけ咲いていました。
体長は4cm前後と小さく、早くから見られます。腹部の黒い部分が先端から1cm程しかないことでシオカラトンボと、翅の付け根周辺にこげ茶色の部分がないことでオオシオカラトンボと区別できます。この日は、なぜかメスばかり3匹見ました。
餌探しをしていたのでしょうか?動画に撮りましたが、遠かったのであまりきれいに映らず、陰などで顔の模様が違って見えることもあり、悩みましたが、顔つきや動き、全体の雰囲気などでホオジロのメスだろうと判断しました。
苗が市場に出回っているブラックベリーの野生種でしょうか。初夏に大きな淡桃色の花を咲かせ、花後に食べられる果実は黒くなった時が食べ頃です。葉は大きく丸みを帯びた形で、3枚セットになっていることが多いようです。
下山池<写真55>を過ぎると毛虫ロード(´・ω・`)&マツバウンランロード(*^^*)でした。リナリアに似た可愛い花は我が家の敷地内では咲き終わってしまいましたが、ここはもう少し楽しめそうです。
「大感激コース」その1
豚の塩タン、期間限定メニューで希少部位のとろロース、チョレギサラダなど肉と野菜をバランスよく食べられます。焼き肉はレモンだれにつけて食べるとさっぱりしておいしいです。ドリンクバーの緑茶やオレンジジュースは、疲労回復と水分補給のためガブ飲みしました。
「大感激コース」その2
チーズフォンデュや、にんにく風味の効いたガリバタなど、肉に絡めて食べる変わったメニューもあります。枝豆は1皿頼むと、直径15cm程のお皿にてんこ盛りで出てきます。
「大感激コース」その4
あつあつで外はカリッ中はフワッの海鮮チヂミ、キムチチゲラーメン、握り寿司など、炭水化物系も充実しています。もりおか冷麺の梅かつお風味のつけ汁は、連れが飲み干してしまいました(*^^*)
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
5月5日に伊坂峠起点に西大平山、榧原(かやはら)山、伊部(いんべ)南大窯跡をまわり、5月上旬の風物詩を楽しみました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2332128.html
今回は同じ伊坂峠を起点に東大平山、笹尾山をまわり、5月下旬の風物詩を楽しみました。
最初に向かったのは東大平山です。2018年12月30日にはシダヤブがありました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1688730.html
今回は虫よけ対策として、出発前に忌避剤スプレーの噴射とスパッツの装着を行いました。
伊坂峠からの取り付き点は峠のすぐ右(西)横にある鉄塔巡視路ではなく、20m程北東(備前市側)に進んだ所です。凍結防止剤の札の脇で入口のみササが茂っているのは相変わらずです。崩れやすい斜面には踏み跡レベルの細道がしばらく続き、途中からは瀬戸内&備前市境尾根上の土塁のように盛り上がった上を歩けば頂上に辿り着けます。山頂にはプレートなどはありません。最高点(標高301m)と思われる所にある木の周りに石をサークル上に置きました<写真04>。
頂上から南東の下山ルートも基本は市境尾根沿いに下りればいいのですが、木を避けてシダヤブに突っ込まなければ歩けないこともあります。頂上から北東に進み過ぎ、余計なシダヤブコギをしながら一周してしまったことも(-_-;)標高290m辺りからは南下する細道と赤いビニールテープがあり、基本、市境の少し西側(瀬戸内市側)を歩きました。
前回(2018年12月30日)は、市境よりも北に逸れてしまい、ルートファインディングしながら長谷越の北に出ましたが、今回はすんなり舗装道路に下りられました。
二度目なので楽に歩けるかと思っていましたが、やはり前回同様、何度もルートの軌道修正を強いられました。読図トレーニングをするには格好のフィールドでした。
東大平山から落ち葉が積もりたまに草が生えた舗装道路を下りると、長谷越に出てきました。分岐には「笹尾山」の大きな道標とミニこいのぼり<写真10>がありますので、笹尾山へのルートを間違えることはありません。
ここから笹尾山まではアスファルト道が続きます。歩く人は誰一人おらず、通り過ぎた自動車も一台だけでしたので、気兼ねすることなく、道端に咲く多種多様な花の観賞や周辺の山々や瀬戸内海の絶景を楽しむことができました。
ただし、この日は快晴かつ最高気温が29度を超え、舗装道路歩きはけっこう厳しかったです。こんな日に限って出発前に帽子を車内に忘れてきてしまいました(-_-;)そのため、木陰にできるだけ入るように歩き、スポーツドリンクもいつもよりこまめに補給しました。幸い、時折涼しい風が吹いたこともあり、熱中症は避けられました。
笹尾山からさらに東方面に進み、未舗装の細道を標高160mまで下りてきた岩場<写真26>で備前市と瀬戸内市の山々、瀬戸内海の多島美の展望<写真25>を楽しみました。標高85m辺りまで下ると、不意に開け電柱があったので、右(南)に進みました。ヤブコギなしで歩けましたが、地形図の破線の道に出合うまで東に下りたほうが歩きやすそうです。軌道修正して木の間を東に下りると、すぐにきれいな土道に出合いました。
川東集落からは再び舗装道路を歩き、久々井(くぐい)湾に立ち寄ってみました。釣り客もおらず、静かな港でしたが、ふと南の方を望むと、「チオビタドリンク」の工場看板<写真32>が見え、まるで「愛情一本!」とエールを送られているようでした(*^^*)久々井港からは長谷越経由で下山池に進みました。
久々井大池<写真41>を過ぎると、日陰の舗装道路沿いにちょろちょろと水が流れ、トンボが何度も見られました。長谷越を過ぎると日陰は少なくなりましたが、道路脇の溝に咲く花に元気をもらいながら下山池を目指しました。
4月19日には下山池近くでツキノワグマ(子熊)の目撃情報が寄せられたそうです。それ以降はないとのことですが、一応、周囲を気にしながら歩きました。5月5日、そしてこの日も下山池およびその周囲の山を歩きましたが、熊に出会うことはありませんでした。
下山池からゴールの伊坂峠までは毛虫ロードとなっており、数十cmおきぐらいに足元を這っていました。こんな所に出てきたら野鳥に見つかりやすいと思うのですが、さなぎになる場所を求めて集団移動しているのか、最後までこの毛虫が途絶えることがありませんでした。確かに、今回はぶら下がり毛虫&イモムシはほとんど見かけず、足元のみ毛虫注意報でした。
日陰の少ない登り返しで、なぜか帽子をかぶっていた連れのほうが少しバテてペースダウンしましたが、無事にゴール、ご褒美は自動車の屋根の上の大量の毛虫の糞でした(*_*;連れは爆笑、ケムンパスパワーで見事復活したのでよしとしましょう(*^^*)
山行後は失われたカロリー(3,000㎉あまり)を取り戻すために、お肉(上等肉)食べ放題の「じゅうじゅうカルビ岡山西バイパス店」にやってきました。
ここはランチもありますが、食べ放題コースはいつでもOKです。営業時間短縮やメニュー一部休止は続いていますが、周辺のバイキングレストランが営業を自粛する中、GWも頑張っていたので、かなりの頻度でお世話になりました。もはや自称「回し者モドキ」です(^^♪今回は午後3時前ということもあり、かなり空いていました。
食べ放題コースは50歳以上は年齢別に割引になるので、年齢申告を忘れずに(^_-)-☆カレー、ご飯、スープ、ドリンク&アイスバー(別料金)はビュッフェ形式、それ以外はタッチパネルで注文します。
フルコースは休止中だったので、100品目以上の食材・料理が食べ放題の「大感激コース」(ドリンク&アイスバー付で税抜3,199円)を選択しました。カルビ、ロース、ハラミ、タンなどの肉もさることながら、サラダ、ご飯もの、麺もの、逸品もの、デザートも充実しています。まさに大感激のうちに食事を終えました\(^o^)/
はずれなしのスクラッチくじは、そろそろ終了かと思いきや、今回も3等(15%オフ)が当たりました。これで3回目なのですが、3等以外はあるのでしょうか(*_*;また確かめに行くとしましょう(*^^*)
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