記録ID: 2390404
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
唐松岳
2004年03月13日(土) 〜
2004年03月14日(日)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 05:13
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 2,011m
- 下り
- 78m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 3:29
距離 7.3km
登り 1,670m
下り 74m
1日目:ゴンドラやリフトを乗り継いで、40分。八方池山荘で準備を整え出発しました。登り始めの尾根で、体が飛ばされそうな暴風に遇いました。雲の流れる速さが雪上に映るくらい陽は射していて、目前に広がる真っ白な景色と白馬連峰を眺めながら、雪山にいるということを実感していました。風はほとんど止むことがなく地上の雪を削り、上から下から右左と顔や体に吹きつけました。雲行きが怪しくなり、丸山ケルンで引き返す判断が下されました。帰路の途中、八方池辺りから本格的に吹雪き始めました。視界が利かない状況で、慌てず慎重に方向を確認したり足跡を探したり先導していただき、無事小屋に着きました。2日目:昨日から降り続いた雪は止み青空が見えましたが、相変わらずの暴風でした。暴風対策で目出帽を初めて被りましたが、顔に吹き付ける雪を避けることができ、1日目のような痛い思いをせずに済みました。風圧に耐えながら進み、最終ピークは唐松山荘になりました。今回、状況に応じた適切なタイミングで適切な判断が重要だということを実際に体験できる機会となり、今までとは違った意味の実のある山行でした。(児玉)
天候 | 晴れのち雪 地吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天気予報では移動性高気圧におおわれて快晴の天気になるはずでしたが、初日の午前中は何とかもったものの昼からは雪の天気になってしまいました。本当はこの日のうちに登頂を済ませてしまおうと思っていましたが、丸山までで撤退。帰路の八方池辺りでは完全にホワイトアウトで右も左もわからない状態。何とか切り(霧)抜けて無事小屋に到着。風も強く、冬山の洗礼を受けました。二日目もお日様こそ出ましたが、強風で地吹雪。それにもめげず頑張って歩いて唐松の小屋までは行きました。頂上はタイムアウトで断念。帰りも風でリフトが止まるくらいの状態。帰りのリフトでも強風の宙吊り待機があり、下に来た頃にはリフト運行中止となり、すんでの所で下りられました。下では雪は腐っていて暖かく春でした。久々に積雪期の唐松岳に行けましたが、やはりこの山は交通の便は良いけれど冬季は厳しいと実感しました。
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