平標山〜仙ノ倉山
- GPS
- 09:46
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,315m
コースタイム
天候 | ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4:40到着で第一駐車場が8割程度埋まっていた。普通車料金600円は出る時に支払った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
木道がよく整備されている。ガレ場などもなく家族連れでも問題ない。 木道につまづいたり、足をはさんだりすることには注意。 |
その他周辺情報 | 温泉は登山口から月夜野インターまで数か所あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2020年06月21日(日) 【平標山〜仙ノ倉山】
梅雨空が続く中、この日の天気予報では関東平野は曇り。谷川連峰はその北辺にあたり、天気は微妙なところですが、東京在住もあと2年を切っているので、とにかく歩いてみるしかないと考えて、平標山に出かけてきました。
5時前にスタートできたので、まだそれほど人は多くなかったけど、静かな山歩きを楽しめそうもない感じでした。
最初から広葉樹の森の中を歩くので嬉しくてたまりませんでした。樹木の間からふと西側の山並みを見ると苗場山が見えたけど、これっきりなってしまいました。
南側の山並みは雲がかかって見えないけど、西側や北側には青空が見えているので、稜線からも周辺の山並みが見えるからもしれないと期待を持たずにはいられませんでした。
しかし高度を上げていくにつれてガスは濃くなるばかりで、稜線上からの大展望への期待は薄れていくばかりでした。4合目の鉄塔から松手山までは中間部に急坂があるだけであとは緩い登り坂なので、松手山には楽に登ることができました。
松手山からは草原上の稜線でしばらく緩い登りが続きましたが、途中から急坂の登りになりました。
この急坂の途中にある8合目にはハクサンイチゲの小群落があり、登ってきた稜線も眺めることができるので、一息入れるにはいいところでした。
8合目からも急坂が続きますが、足が張ってきたのか、重くて足が上がりにくくなりました。9合目から再び緩い登り坂になり、ガスに包まれた草原上の稜線を進むとひょっこりと平標山の山頂に出ました。山頂もガスに包まれてせっかくの展望もまったくありませんでした。
足の張りがひどいので今日は平標山までにしょうかとも思いましたが、いつまた来れる機会があるかわからないので、行けるところまで行ってみることにして、仙ノ倉山へ向かいました。
平標山を下り始めると木道の両側にはハクサンイチゲの大群落が広がっていてこれにはたいへん驚きました。まるでアルプスの稜線のようで、広い稜線と相俟って晴れていればまさに天空の散歩道といったところでしょう。
鞍部から緩い登りが続きますが、だんだん足の張りがひどくなってきて足が棒のように固まってきました。ストックの力を借るとなんとか登ることができるので、ゆっくりと進んでいると、ひょっこりと仙ノ倉山の山頂に出ました。ここもガスに包まれて360度の大展望はありませんでした。
しばらく休憩して足を休めたあと、平標山に戻るために歩き出しました。平標山への最後の急坂を高山植物の写真を撮りながら登っていると、急に頭上のガスが晴れて、真っ青な空を背景に山頂方向が見えました。私は思わず歓声を上げましたが、またすぐにガスに包まれてしまいました。
足の張りも感じなくなったので、急坂をすんなりと登り切って平標山の山頂に着きました。しかし、ハイカーのあまりの多さに驚かされました。標高差が1000mある上越国境の山なのに、これも自粛明け初めての週末とハクサンイチゲの花期のおかげなのでしょうか。
こんな混雑状態では山頂の憩いもあったものではありませんが、ここでお昼の大休憩をとることにしました。カップラーメンを食べて片付を終えて、ガスがとれている松手山につづく稜線や平標新道の湿原の写真を撮っていると、突然東側のガスが取れて、松手山が姿を見せてくれました。それはほんの短い時間でしたが、劇的だったので思わずまた歓声を上げてしまいました。
しかし再びガスが取れるのはいつのことになるか分からないので、1時間ほどいた山頂を後にして平標山の家を目指して下山を開始しました。
草原の稜線に続く木の階段をひたすら下りました。途中一瞬ですがガスが薄くなり、仙ノ倉山が姿を見せてくれました。小屋も近くなったところには思いがけずワタスゲの群落を見ることができました。
平標山の家の周囲には多くのハイカーが休んでいました。私もトイレを借りて、美味しい仙平清水で喉を潤しました。水が豊かな山小屋は落ち着けます。
しばらく休憩してから平元新道で下山を始めました。登山道は深い広葉樹の森を下っていくので、何度も足を止めては素晴らしい緑の森を見上げました。
ただ、次々にハイカーが下ってくるので、あまり落ち着いて見入ることも、ゆっくり写真を撮ることもできませんでした。
こんなに素晴らしい広葉樹の森が広がっているのに、私の他に足を止めて見る人も写真を撮る人も見かけませんでした。
急坂の下りもやがて緩やかになり、岩魚沢林道に出て山道は終わりました。あとはとぼとぼと林道を歩いていくだけでした。
今回はガスガスで展望は殆どありませんでしたが、ハクサンイチゲや他の高山植物、ガスの晴れ間に見えた主稜線や仙ノ倉山の眺めなどで十分に楽しめた山旅になりました。
次回、願わくば人の少ない時にのんびりと歩きたいものです。
追記
登山道で道を譲るときに、大きく登山道を踏み出す人が多くて、胸を痛めました。中には咲いている花を踏んでしまう人もあって悲しかったです。今は花は咲いてなくても、登山道の両側にはたくさんの高山植物か生えているに違いありません。みなさん、注意して歩きましょう。
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