鳳凰三山、秋色と雪化粧の南ア北部

2012年11月03日(土) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,921m
• 下り: 1,765m

コースタイム

06：05　夜叉神峠登山口
07：00　夜叉神峠
09：15　苺平
09：30　南御室小屋　09：45
10：45　薬師岳　10：50
11：15　観音岳　11：25
12：25　地蔵岳
13：20　高嶺　13：40
14：20　白鳳峠
16：00　広河原

歩行9時間5分、休憩50分、計9時間55分

天候

晴れ
朝6時の夜叉神峠登山口の気温は0度近かった。
薬師岳以降の稜線は西風が強く、とても寒い。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【往路】
03：00　自宅出発〜中央道相模湖IC〜甲府昭和IC
05：40　夜叉神峠登山口

【復路】
16：10　広河原発の最終バス（夜叉神まで920円）
16：45　夜叉神峠登山口〜温泉〜自宅

コース状況／危険箇所等

【道の状況】
夜叉神峠登山口から地蔵岳までは特に危険箇所もなく順調に歩けます。
早川尾根に入ると、高嶺直下の岩場やガレた区間など少し歩きづらい箇所があります。
白鳳峠から広河原へ下るコースはそれなりに斜度もあり、上部はゴーロ帯、途中から樹林帯となります。
ここを下りで使う場合は疲労のピークなので、慎重に歩かないと踏ん張りが利かずに尻もちをつきます。

【紅葉】
標高1,600m辺りまではまだ色付いていました。
南アルプス林道から眺める白鳳渓谷はとても綺麗でした。

【温泉】
よく利用する金山沢温泉がすでにクローズしていたので、
白根桃源天笑閣を利用。市外の大人は500円。
湯舟の大きさの割に利用者が多く、あまりのんびり浸かれませんでした。

写真

11/3 6:06

夜叉神峠登山口

11/3 6:37

黄葉がいい感じだったのですが、私のカメラではうまく写せません

11/3 6:43

同じく、ちょっと薄暗い

11/3 7:00

身体が温まる頃に夜叉神峠に到着
白峰三山の上部は雲の中

11/3 7:18

上のほうは紅葉が綺麗

11/3 7:19

もうちょっと晴れてくれれば綺麗に撮れたのですが

11/3 7:58

日が差してきました！

11/3 8:10

おぉ、雲が取れています

11/3 8:20

霜柱がサクサク

11/3 8:33

朝と打って変わって快晴！！

11/3 8:34

視界が開けます
今日はこの景色を眺めに来ました

11/3 8:34

右から北岳、間ノ岳、農鳥岳
綺麗に冠雪しています、空も青い

11/3 8:51

振り返ると富士山も
雲海がちょうど良い高さ

11/3 8:52

塩見岳も

11/3 9:31

南御室小屋に到着

11/3 9:34

水場は少し凍ってました
時間の問題でしょうか

11/3 10:19

砂払岳に到着
やはり空が青い

11/3 10:20

北岳と間ノ岳

11/3 10:21

北岳アップ

11/3 10:21

間ノ岳アップ

11/3 10:27

ついでに富士山もアップ

11/3 10:29

いつまでも眺めていたいです

11/3 10:36

薬師小屋を通過

11/3 10:46

薬師岳に到着
ここからの白峰三山も見事

11/3 10:50

観音岳に向かいます
風が強く、そして冷たい

11/3 10:52

雪はほんの僅か

11/3 11:05

仙丈ケ岳も見えてきました

11/3 11:16

観音岳に到着

11/3 11:19

地蔵岳と甲斐駒ケ岳

11/3 11:19

甲斐駒アップ

11/3 11:19

仙丈ケ岳アップ

11/3 11:20

振り返って富士山と薬師岳

11/3 11:40

さて、地蔵岳に向かって歩きます

11/3 11:43

北岳と黄葉

11/3 11:56

地蔵岳とアカヌケ沢の頭

11/3 12:26

地蔵岳到着
青空と白砂とオベリスク

11/3 12:37

早川尾根に入ります

11/3 12:38

オベリスクに別れを告げて

11/3 13:21

高嶺に到着
味のある山頂標

11/3 13:22

歩いてきた稜線を振り返る
稜線の奥には富士山

11/3 13:40

高嶺直下の岩場
実は、高所恐怖症なんです

11/3 14:01

ガレ場を慎重に下って

11/3 14:19

白鳳峠に到着
三叉路です

11/3 14:21

広河原に向かってゴーロを下っていきます
ここでも容赦なく西風が吹き付けてきます

11/3 14:43

標高を下げると、また秋の色

11/3 14:47

樹林帯に入りました
急斜面が続きます

11/3 15:49

何度か尻もちをついて、ようやく南アルプス林道まで下りて来ました
最終バスにはぎりぎり間に合いました

11/3 15:57

北岳と、野呂川に架かる吊橋
また来年！！

撮影機器：

IXY DIGITAL 510 IS CANON

感想

yamakensan

雪化粧の南ア北部の山々を眺めたくて、鳳凰三山を歩いてきました。
予定では、眺めるだけではなく実際に登りたかったのですが、2日連続で寝坊したため諦めました。
まもなく冬期閉鎖する北岳山荘に泊まって、朝焼けを眺めたいと思っていたのです。
結局、今年は山の上から朝焼けを眺めずに終了してしまいそうです。

いつも、妄想だけは膨らむのですが・・・
なかなかうまくいきませんね。

さて、夜叉神峠登山口から山の中に入っていきます。
いつも出だしは身体が重く、息も切れてしんどいですが、終わりかけの黄葉を眺めながらのんびり歩きます。
ようやく身体が温まってきた頃に夜叉神峠に到着。
白峰三山の絶景を期待していたのですが、あいにく上部は雲に隠れてしまっています。
残念・・・
稜線に出る頃には姿を現してくれることを祈って、また歩きます。

紅葉終わりかけの樹林帯を黙々と歩き、焼け跡で西に眼を向けると、朝方に白峰三山を覆っていた雲が取れていました。
雪化粧した北岳、間ノ岳、農鳥岳を眺めながらパンを2つかじります。
今日の天気なら、終日この景色が見れそうです。
早く稜線に出たいなと思いつつ、南御室小屋で水を汲んで先を急ぎます。

砂払岳に出ると、ようやく鳳凰山の醍醐味ともいえる素晴らしい景色に出会えます。
白砂の稜線、冠雪した白峰三山、そして今日はびっくりするくらい空が青くて、寝坊で予定変更して良かったと思いました。

その後は絶景の稜線を楽しみながら、薬師岳、観音岳、地蔵岳と鳳凰山の3つのピークを踏んで早川尾根の白鳳峠から広河原に向かいます。
以前に逆コースで歩いたことがありますが、このコースならやはり広河原をスタートにしたほうが個人的には良いかなと思います。
白鳳峠からのゴーロ帯、急斜面の樹林帯では何度か尻もちをついてしまいました。
ちょうど疲労のピークですから、怪我をしなくて何よりでした。

終バスぎりぎりで到着した広河原は人も少なく閑散としていて、何だか物悲しい雰囲気を漂わせていました。
冬山に登らない人にとっては、もうじきこの山域のシーズンも終わりですからね。
また来年！！