甲斐駒ケ岳
- GPS
- 08:05
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ暗い早朝だったためか仙水小屋までの川沿いルートに少し迷う箇所があった。 頂上からの下山ルートも自分の不注意と悪天候のため、意図せずして直登ルートに入ってしまい、さらに5分も行かないうちにルートを外れてしまったポイント(大岩の直前で右に行ってしまった)があるので要注意。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
南アルプスのメジャーに初挑戦。
長衛荘に前泊して、午前5時にスタート。ヘッドランプを付けての登山も初体験。仙水小屋あたりから雲行きあやしくなり、仙水峠で本降りに。同じ宿で知り合った人も早々に下山してくる。
眺望の全くない中、試練の山行きとなるもなんとか登頂。達成感と充実感に浸るもこの後地獄を見た。
完全にガスで何も見えない中、気温も相当低く早めに下山開始。直前に会話した相手が「じゃお先に」と行った方向へ無意識に足が進む。「何かおかしい」、「周囲の風景が異なる」と疑いつつ足が進んでしまう。まもなく巨岩に道を塞がれ、きょろきょろした結果、右側の岩と岩の間を行くしかないと判断。20mも行かないうちにとんでもない傾斜の下りが登場。仕方なくお尻をついて滑って下降したところ、その先道はない。「間違った」と気づいた時には後の祭り。登り返そうにも勾配が急すぎて上れない。何度トライしても滑り落ちてしまう。花崗岩に雨という最悪のシナリオが揃ってしまった。1−2回大声を出したが当然のごとく無反応。
「遭難」という文字が頭にちらつくも、「ここは冷静に」と脱出方法を考えた結果、登山道横のハイマツの強度を確かめた後、それをつかんで這いずり上がることを試みた。2mほど渾身の力を振り絞って登り、傾斜のややゆるくなった登山道に横ばいに移動し、ほうほうのていで乗り切った。
結局、登りで避けた「直登ルート」を下山し始めたのが間違いの始まり。巨岩は左側に一旦上るのが正解とわかった。雨で危険だったが結局「直登ルート」をそのまま下り何とか北沢峠到着。満身創痍の下山経験。南アルプスデビュー戦でソロ登山のリスクを思い知ることになってしまった。
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