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Yamareco

記録ID: 2446411
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

ヒグマ王国 カムイエクウチカウシ山

2020年07月18日(土) 〜 2020年07月19日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
29.3km
登り
1,572m
下り
1,570m

コースタイム

1日目
山行
3:50
休憩
0:10
合計
4:00
13:10
85
スタート地点
14:35
14:45
145
七ノ沢出合
2日目
山行
11:25
休憩
1:10
合計
12:35
4:15
110
6:05
6:05
95
7:40
7:50
75
10:05
10:10
65
11:15
11:20
90
12:50
13:05
115
15:00
15:20
90
七ノ沢出合
16:50
ゴール地点
天候 7/18 晴
7/19 晴
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ここから歩き始める
2020年07月18日 13:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/18 13:05
ここから歩き始める
七ノ沢出合
有名な負の遺産、年間何人が渡るのか?熊の方が多いんじゃない。
2020年07月18日 14:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/18 14:40
七ノ沢出合
有名な負の遺産、年間何人が渡るのか?熊の方が多いんじゃない。
さあ沢歩きだ。
新調した沢足袋と登山靴。今回の遠征でボロボロ(T_T)
2020年07月18日 14:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 14:41
さあ沢歩きだ。
新調した沢足袋と登山靴。今回の遠征でボロボロ(T_T)
ザックの上に固定したが、高くなり過ぎ枝などに引っ掛かり妙案ではなかった。
2020年07月18日 14:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 14:43
ザックの上に固定したが、高くなり過ぎ枝などに引っ掛かり妙案ではなかった。
八ノ沢の雪渓
2020年07月19日 06:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/19 6:10
八ノ沢の雪渓
沢上部の滝
登山道はこの左岸にある
2020年07月19日 07:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/19 7:06
沢上部の滝
登山道はこの左岸にある
八ノ沢カール
笛を吹きながら歩いたが、幸い熊さんとは出会わず。
2020年07月19日 07:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/19 7:39
八ノ沢カール
笛を吹きながら歩いたが、幸い熊さんとは出会わず。
稜線への登り
念願のカムエクが近づいてきた!
2020年07月19日 08:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/19 8:04
稜線への登り
念願のカムエクが近づいてきた!
稜線からカムエク
ちょっと藪っぽい稜線歩き
2020年07月19日 08:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/19 8:22
稜線からカムエク
ちょっと藪っぽい稜線歩き
山頂にて一等三角点と記念撮影
この山頂標識を設置した方と神威山荘で逢った
2020年07月19日 09:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/19 9:04
山頂にて一等三角点と記念撮影
この山頂標識を設置した方と神威山荘で逢った
八ノ沢を見下ろす
TS地までは遠いな
2020年07月19日 09:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/19 9:28
八ノ沢を見下ろす
TS地までは遠いな
カールにはいろんな花が咲いていた
2020年07月19日 10:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/19 10:16
カールにはいろんな花が咲いていた
撮影機器:

感想

 さて恒例となった夏の北海道山行だ。4年連続4回目となり、残る北海道の百名山は幌尻岳のみとなった。当然、幌尻を狙って計画を立てるべきだが、残念なことに今年は平取コースがコロナのためにバスの運行を停止し、新冠コースは林道工事のため通行止とのこと。
 仕方なく次なる二百名山のカムエク挑戦に焦点を絞った。しかし調べると二百名山の中でも最難関との評価が散見された。俄然闘志が燃え上がったと言いたいところだが、そこはポンコツ親爺「面倒くせいな」と言う感じ。だがカムエクを今回の一番の目標とし切り捨て、返した刀で南のコイカク&1839峰を切ってやろうという、我ながら無謀な計画を立てた。そして残る後半は二ペソツ山、石狩岳など拾えたらいいなといつもながらアバウトな計画だ。
 出発はいつにするか?早いと雪の対策がいるし、遅いと観光シーズンに入ってしまう。そこで23日からの4連休を含んだ10日間の休みを取り出発することにした。もちろん天気予報も検討し、前半はいいが後半は悪いらしい、後半でいくつ拾えるかだな。
 フェリーの中でyama56さんに声を掛けられ、同じくカムエク山に行くと知り、お互いヤマレコしましょうとなった。なので早めにレコを仕上げたいところだ。
 レンタカーを新千歳で借りてから中札内に向かうので、日帰りは不可能。そこで午後から入って、八ノ沢出合で泊まり、翌日アタックし下山することとした。
○林道ゲート〜七ノ沢出合
 ゲートの駐車地には10台位の駐車車両あり。先行者がいると気持ちが楽になる。日帰り登山者の多くは自転車利用らしいが、泊予定なので2時間位なら歩くことにした。工事中の天狗橋までは車でも問題なし。以降少し荒れるが自転車でもほぼ問題なし。
○七ノ沢出合〜八ノ沢出合
 林道終点には5台位の自転車が乗り捨てられていた。自転車の墓場とは言い得て妙。河原に出て沢足袋に履き替え、山靴をザックの上に縛り付けた。しかし木や枝に引っ掛かり妙案ではなかった。帰りはザックの中に押し込んだ。先に七ノ沢を渡ったが、素直に本流を渡った方が楽であった。
 以降足跡を辿ったりRFしながら歩いたが、なにせこんな広い沢歩きは初めてでバリルートのRFとは勝手が違い、右往左往して大幅タイムロス。八ノ沢TSにはCTオーバーで到着、沢歩きの難しさと足裏の痛さを痛感した。
 TS地には先客4人が焚火を囲んでいた。今日登って明日は下山とのこと。と言うことはここには明日の連れがいないということか。何か不安。
○八ノ沢出合〜三股
 荷物は減ったのに沢歩きのペースは上がらずCT通りだ。三股手前に雪渓が残り、なんか踏み抜きそうで怖かった。実際二ペソツで逢ったいわきの兄ちゃんは2m位落っこちたと言っていた。それでも怪我なし、ナント強靭?強運?
○三股〜八ノ沢カール
 三股を過ぎ、どこが取り付きだろうかと左岸を見ながら歩いていると、ピンテを見つけて一安心。しかし安心したのは間違い。ここからが判り辛いルートの始まり。基本的には左岸を行くのだが、涸れた沢を登ったりで緊張した。登り始めの方で右の涸れ沢に迷い込みロスした。後続の方がこの踏跡に惑わされ1時間のタイムロスと大変な危険な目に遭ったと話しておられた。(ごめんなさいm(__)m)
 八ノ沢カール手前で藪っぽくなったので、笛を吹きまくって熊さんに道を譲ってもらった。そのためかカールに熊の気配無し。
○八ノ沢カール〜カムエク山頂
 沢足袋はここにデポし山靴で出発、やはり歩き易い。カールから稜線までは高山植物が咲いていた。ここも藪っぽかったので、もちろん笛を吹きまくって歩いた。息が切れる。稜線に出て一部這松がうるさい所があったが、後は問題なし。頂上直下にもお花畑があった。ここを登り切ったらひょっこりと頂上に出た。三角点と小さな山頂標識があるだけの地味な山頂であった。あいにくガスが出てきて、特に北方の見晴しがなかった。本来であれば今回登れなかった幌尻が見えるはずなのに…。でも北に続く国境稜線の山々は日高山脈の奥深さを感じさせられた。兎に角今回の一番の目標は達成することができた。
 昨日は日帰り客も5〜6人居たのに、今日はここまですれ違った人なし。なんか寂しいな。
○カムエク山頂〜八ノ沢出合
 帰りの所要時間を考えると感慨にふけっている余裕はない。早々下山を始めた。快調に下り、カールでデポした沢足袋を回収した。水が切れたので沢の源頭で吹き出している水を飲んだ。冷たくてうまい。ピンテを見落とさないように注意して先を急ぐ。
 途中日帰り客とすれ違う。沢に迷い込んだ日帰り客だ。いわき兄によると登頂を断念して下山されたとのこと。本当にすいませんでした。
 三股で沢足袋に履き替え八ノ沢を下った。八ノ沢出合ではテントを回収し、ずっしりと重くなったザックを背負い出発した。
○八ノ沢出合〜林道ゲート
 八ノ沢出合を出発して直ぐにすれ違ったのが、いわき兄である。
 左岸に道があることが判ったので探しながら歩いた。七ノ沢近くになり河原歩きとなるが、何となく道が見えるようになった。そのお陰もあって行きよりは早く下山できた。
 再び山靴に履き替え、2時間のロード。帰りで気が緩み往きより遅い。駐車地で着替えているとブヨに刺された。刺された当初は大して痒くないが次第に痒くなり赤く腫れて大変な目に遭った。ブヨ侮るなかれ!
○その後
 一旦中札内に降り、晩飯と買い出し、更に風呂に入って札内ヒュッテに戻った。疲れてテンションが下がっているが、明朝晴ならば1839峰に向け出発するか…。

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