焼石岳トレラン(すずこやの森in/out)
- GPS
- 06:06
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:02
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
連日の雨により、コース全般に渡って、ぬかるみが多く、特に山頂直下のガレ場を始め、岩、石は滑りやすく要注意。 六合目(与治兵衛)前後で3回渡渉ポイントがあるが、いずれも飛び石で渡れる。ただ最初の渡渉では、大きな飛び石が浮石だったため、危うく転びそうになったが、トレッキングポールのおかけで助かりました。 八合目(焼石沼)を過ぎると、水流がトレイルの上を流れ、30m位に渡り、沢になっている箇所があり、ここでは安全のため、じゃぶじゃぶ水の中を進みました。下手に水を避けようとすると、体制を崩し、かえって危険。 |
その他周辺情報 | 下山後は、やまゆり温泉(450円)にて。 2015年、田中陽希さんの二百名山ひと筆書きの時の立ち寄り写真が掲示されてました。 |
写真
感想
2020東京オリンピック開会式にあわせて設定された4連休。オリンピックは延期となり、連休だけ残り(笑)、本来は飯豊全山縦走を予定していましたが、天候が優れないため、一気に好天予報の北東北へ!
4連休の前夜、東京を夜行バスで発ち、朝8時前に秋田駅へ。8時開店と同時に駅前でレンタカーを調達。初日、本当は和賀岳に登頂予定でしたが、和賀岳より天候がよさそうな焼石岳へ初挑戦!車で乗りつけできる東成瀬登山口(3合目)ではなく、よりトレイルが楽しめる"すずこやの森"登山口から登ることにしました。11時頃に着きましたが、駐車はゼロ。下山した時もゼロで、今日ここから登ったのは私一人でしたね♪。
が、いきなりヤラれました(笑)。駐車場の真後ろに"すずこやの森"登山口の大きい看板があり、「順路」と記された急勾配のトレイル(しっかり整備された道)をガシガシ登っていくと、早々にヤマレコアプリより「道を誤っています」警告が・・・。早速ヤマレコMapを見ると、確かに焼石岳に背を向けて真逆に登ってました。「順路」って・・・、何に対する順路なのか??
再度「順路」看板のある駐車場まで下り、ヤマレコMapを見つつ、再び森林に足を踏み入れると、道中にはやはり「順路」看板が何個か掲示・・・。が、途中で沢を渡ると、弧を描きキレイにUターン。「え?」。段々と駐車場のある道路に向かって戻っていき、道路目前で「焼石岳登山口」標識を発見!?。答えとしては、駐車場から5,60m岩手側に舗装路を歩くと、この登山口に到達します。道を知っていれば、駐車場から1,2分の工程を、15分位費やしました・・・(涙)。
さて、やっとトレラン開始。焼石岳まで登っているはずなのに、頻繁に下りトレイルが現れ、積極的に走ります。道中、所々晴れ間が広がり、樹間から陽光が差し込み、「これぞ夏山!」という感じで、爽快です。一度だけ眼下に大森沢が広がり、眺望がひらけるスポットがありますが、山はガスっていて山座同定は困難。
何度もアップダウンが繰り返されるので、平坦な道や下り道は積極的に走り、45分ほどで東成瀬登山口(3合目)との分岐点に到達。右折して進むと4合目標識が。和名は「大森沢」。なるほど、ここは大森山(夏道なし)の肩で、大森沢の源頭部。ここから先程眼下に見渡した大森沢につながっていくんですね!
更に進むと5合目標識。和名は「釈迦ザンゲ」というおどろおどろしい名称。巻道もあるけど、山と高原地図でも眺望がよいとあるので、当然登ります。登った先では、振り返ると大森山、左奥には三界山がスッキリ見えますが、肝心の焼石岳は雲の奥で残念。
一旦下り、巻道と合流した後も、どういうわけか下りが多い。これまた積極的にトレランで進みます。6合目、和名「与治兵衛」の前後で3回ほど渡渉がありますが、飛び石で楽に進めますが、足を乗せた大きい石が浮石で、バランス崩しましたが、トレッキングポールのおかげで転倒はせず。イージーな渡渉でも、トレッキングポールは必須ですねー。
なんだかアップダウンが多く、焼石岳を目指す登山(往路)なのに、やたら下りが多く、トレラン箇所が想定外に多い。ということは復路は・・・。そうこうするうちに、7合目、和名「柳瀞」に到着。ここに男性2名ペアがいて、入山後初めて人に出会いました。やはり東成瀬登山口(3合目)に駐車したようでした。
程なく開けた場所に出て、左に三界山、正面に南本内岳が見えてきます。が、ここでも焼石岳は雲の奥で残念賞。で、この辺から8合目(焼石沼)にかけて、足元に小さい野いちご的なもの(ベニバナイチゴ?)が多数群生し始めます。食べてみると、まさにいちごの味!往路復路で、のべ20個位食べました。その後、焼石沼のほとりには、ブルーベリー的なものも多数群生してましたが、こちらは食用かどうか確信が持てず、口に入れませんでした。
8合目に相当する焼石沼で遅いランチタイム。時折焼石岳上空の雲が掃け、焼石沼の水面に反射した逆さ焼石が望めました!ほとりには、黄色い花(キンポウゲ?)が大量に群生してて、美しかったですねー。
さぁ、最後の登りです。ここまで下りが多かったですが、ここからはやっと登り一辺倒になります。8合目標柱を過ぎてすぐの所で、トレイルが沢になっている箇所あり。最初道を誤ったかと思いましたが、じゃぶじゃぶ下ってくる団体さんがいて、この沢道(20〜30m位)を進むしかないと観念。ここまで泥道が多く、トレランシューズはすでに泥々でしたが、ここの沢道は水がキレイで、逆にシューズがキレイになりました(笑)。
9合目(焼石神社)までの登り道は、お花街道。特に紫色のハクサンフウロやウスユキソウが大量に群生してました。ハクサンフウロのピンク、ウスユキソウやオニシモツケの白、クガイソウの紫など、カラーリングも艶やか。数は少ないものの、オレンジに輝くクルマユリもチラホラと。その他、名前がわからない黄色い花が何種類も。9合目〜山頂までは、これまでなかったガレ場が続きます。濡れていて滑るため、慎重に進みます。
予報では15時から夜にかけて晴れで、まさに15時過ぎに登頂しましたが、登頂時はガスガス。30分ほど待ちましたが、お隣の横岳(夏道なし)や東焼石岳、眼下の泉水沼を望むのが精一杯な天候でした。初登頂だっただけに残念ですねー。この日は、往路で16名とすれ違い、復路は誰とも会わずで、静かな山旅となりました。
下りも9合目までのガレ場は慎重に歩き、そこからは平坦な道と下り道は積極的に走ります。それにしても、往路も復路もやたらと下りが多く(復路は当然ですが)、結果的に一杯走りました。標高差の割に、コースタイムが長いのはアップダウンが多いからで、最後の方はかなり疲れましたねー。
下山後は、登山口から最寄りのやまゆり温泉に立ち寄りましたが、2015年のグレートトラバース2で田中陽希さんも焼石岳から下山後、立ち寄ったようですね。帰宅後、録画してあるグレトラ2の焼石岳パートを確認しましたが、陽希さんは私と逆に岩手側から登り、下りは私と同じ秋田側に下りたようですね。下山後、ツキノワグマに出会ったことが放映されており、そのままやまゆり温泉へ降り立ったようです。
なお・・・、翌日(4連休の2日目)は、秋田駒&乳頭山に登る予定でしたが、早朝からシトシト雨が降っていて、5時過ぎに休暇村乳頭温泉郷から登り始めるも、小雨の中、急登なヤブ漕ぎを強いられ、危険を感じたため、途中で登山を断念し、下山。7時半過ぎには下山してしまい、その後は乳頭温泉の雄、3度目となる鶴の湯温泉に浸かり、その後玉川温泉園地を観光し、その日の夜行バスで予定より2日早く、帰京しました。この4連休は、沖縄県以外、全国的に荒天が多く、残念でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する