南アルプス深南部・「熊!!!&ドM&マニアック&道無きルート&激藪漕ぎ&迷い度、人がおらん度100%」戸中山ゲートから六呂場山と不動岳を周回!!!
- GPS
- 08:03
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,922m
- 下り
- 2,919m
コースタイム
07:04 六呂場山登山口
07:48 1400m尾根にでる。
08:33 稜線分岐
09:05 六呂場山「三等三角点」
10:24 鹿ノ平
11:00 不動岳 「三等三角点」
12:03 鎌薙の頭
13:10 工事事務所前
14:24 戸中山ゲート 下山
天候 | 一日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水窪ダムから戸中山ゲートまで8km悪路林道を走行するが、フラットなダートなので走行しやすい。 工事車両も通行するので狭い林道での離合は注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*戸中山ゲート-六呂場山 ゲートを出て黒法師岳登山口の戸中山林道は行かず、すぐ左の林道へ進む。 林道を約3km40分ほど歩くと尾根の末端に六呂場山取り付きがある。 頭上を見ると木に六呂場山登山口と書かれてる案内場がある。 ずっと尾根道を進みかなりの激急登に苦しむが、ジグザグの踏み跡は明瞭で藪漕ぎは一切無い。 稜線から派生する広々した尾根に出るとルートは左へ、はじめ緩やかな広い尾根ですが迷いやすい場所でテープを頼り尾根を外さず歩く。 尾根が細くなりはじめると急登になって、しばらく耐えると稜線はもうすぐ。 稜線に出て左に行くと黒沢山、右は六呂場山、案内板は一切無し。 右へ向かうと六呂場山に行くが、今までの道とはうってかわって険しくなる。 道は細くなり木々を掴んでのアップダウン歩行となります。 一旦鞍部に降りて、登り返しに耐えると六呂場山。 狭い山頂で見晴らしは無いが、ここにだけある珍しい文言が書かれてるプレートがある。 *六呂場山-鹿ノ平-不動岳 さらに道は険しくなり一箇所だけ岩場の危険箇所を通過する。 鹿ノ平の登り返しは標高差350mあり、はじめ踏み跡は明瞭ですが潅木と笹薮が出てくると、背筋以上の笹薮漕ぎとなり道は不明瞭となります。 獣道をうまく利用すると少しだけ楽です。 鹿ノ平は笹の平原でテント場に最適。水場はありません。 鹿ノ平から不動岳も腰ぐらいまでの笹薮漕ぎが続く。こちらもテープを確認し獣道を繋いでうまく進むとよい。 笹薮に倒木が隠れてるので、足元に注意です。 不動岳最期の急登は、幾分笹薮は薄く歩きやすくなり展望が良い。 不動岳はすばらしい展望が広がる狭い山頂。 *鹿ノ平-鎌薙ぎの頭-戸中山林道不動岳登山口 鹿ノ平より鎌薙の頭まで膝ぐらいまでの笹薮漕ぎで、少しだけ不明瞭な踏み跡が続く。 不動岳と同じぐらいまでの登り返しが辛いところ。 急登に耐え振り返ると南アルプス南部の山々や富士山まで見渡せる。 赤テープに従い戸中山林道へ降りる尾根へ。 始めは笹薮がうるさいが次第に薄くなり、踏み跡も明瞭になります。 中間地点で尾根が広い場所に出るところが迷いやすい地点。テープを確認。 ここを通過すると登山道らしい道となり、作業小屋を見るとモノレール沿いに下れば登山口ではなく、工事事務所前に出る。 林道を左へ進み7分ほどで不動岳登山口があった。 あとゲートまで歩いて1時間半ほどで下山できる。 この一周ルートは危険箇所こそないが、不明瞭な道が多くて迷いやすく、笹薮漕ぎを要するので体力と読図力が必要になります。 地図やコンパスは必要で、GPSがあるとなおさら安心。 *戸中山林道ゲート前に登山届けあり。 *ゲートの先に作業小屋があり、脇に仮設トイレがありました。 *山中水場は無いので持参しましょう。 *藪漕ぎなので頑丈な服装を。 *水窪にスーパーあります。 *水窪ダムに販売機とトイレあります。 *周辺日帰り入浴施設はありません。山住峡温泉、白樺荘も日帰り入浴はできませんでした。 |
写真
感想
今回は南アルプス深南部の六呂場山と山頂にある有名なプレートを見るのが目的でした。
一昨日は冷たい雨が降って1000mを越えると雪が降った。
その翌日(昨日)は熊伏山を雪山ハイキングを楽しみました。
そして今日は寒気が抜けて、移動性高気圧に覆われ天気はバッチリ。
でも、昨夜は放射冷却のため、めっちゃ寒かった。
朝4時に起きて、水窪から戸中山ゲートまで移動。
まだ暗い夜空を見上げると星がいっぱいで、快晴の天気に心が弾む。
ゲートに着くと先客のマイカーが2台止まって、ゲート前にある登山届けノートを見ると黒法師岳へ向けて出発していた。
さあ! 俺もマニアックの山に向けて出発だ!
六呂場山の登山口まで林道を40分歩くと尾根の末端に取り付きがあった。
林道ではカモシカにも見送られた。写真は暗くてボツになった。
今回はいつものワイルドさが出て超ハイペースで激急登を行く。
稜線から派生する尾根の上に立つと、これぞ深南部と言わんばかりの風景に出くわす。
だだっ広い尾根は迷う心配はなかったが、踏み跡は不明瞭で適当に歩きやすい獣道を進む。
ちょっとした急登に耐えて稜線に出ると、表示板も何も無い分岐点。
六呂場山へ続く稜線は雪が積もっており、細くなり少し険しくなるが慎重に進み待望の六呂場山に到着。
有名なプレートを見ることができた。
これで目的は完了。
そして主峰の不動岳を目指します。
相変わらず道は険しく鹿ノ平の登りに差し掛かると、笹薮が濃くなり藪漕ぎになり踏み跡も不明瞭になった。
そして鹿ノ平がもうすぐだというのに、超激藪漕ぎに体力を奪われる。
鹿ノ平は別天地で笹の原が広がり展望も良く、テント場に最適。
いかにも鹿が好む場所!
不動岳までも笹薮は濃く隠れた倒木に気をつけて歩いた。
山頂が近づくと笹薮は薄くなり、獣道を伝って最期の急登に耐えると待望の不動岳に着いた。
360度の大パノラマの眺めは超サイコー。
それもド快晴で晴れ男が居たからこそだ!
この山は年に何人の登山者が立つのだろうか! たぶん少ないだろうなあ!
さあ! ここから鹿ノ平を経て鎌薙の頭まで、標高を落として登り返しがある。
鹿ノ平に戻ると雪の積もった場所に熊の足跡と臭気がプンプン匂う。
やば!と思い辺りを見回すと姿は見えない。
隠れてじっとこっちを見てるのだろう。
気を取り直し先へ向かう。
最期の激急登で厳しかったなあ!
赤テープに従い明瞭な尾根の登山道を戸中山林道へ降りる。
前回一度ここから降りてるので、不安も無く安心して行けた。
作業小屋からは登山口の道とは違う、モノレール道を降りて工事事務所前に出てしまったこと。
結局林道を7分ほど歩くと不動岳登山口だった。
ゲートまで2時間林道を延々と歩くのは嫌なので、走って1時間ちょっとで下山できた。
ゲート前には2台増えて登山者のマイカーが4台に止まっていた。
明日は雨のようだ! 一日休養日になってちょうど良い。
関西への帰り道に山に立ち寄りながら楽しみたいと思います。
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