硫黄+赤岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,809m
- 下り
- 1,790m
コースタイム
赤岳山荘駐車場7:15-9:30赤岳鉱泉10:00-12:20硫黄岳13:00-14:50赤岳鉱泉
11/25(日)
赤岳鉱泉5:105:50行者小屋6:15-9:20赤岳山頂-11:10行者小屋11:35-13:45赤岳山荘駐車場
天候 | 硫黄山頂はガス、その他快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この連休、当初は青木鉱泉から鳳凰三山周回の予定を立て、鳳凰小屋の予約をしましたが、電話に出たおばあちゃんに頻りに御座石鉱泉ルートを勧められ情報通りの応対に少し不信感を持ったことと、ヤマレコでラッセル撤退を見て、更に直前の雪予報もあり、八ヶ岳に変更しました。
鳳凰小屋のキャンセルでは最初おばあちゃんが電話に出ましたが、キャンセルの話をするとすぐにおじさんに代わり、「我々のレベルでは小屋に届きそうにないのでキャンセルさせて下さい。」というと、「御座石からならトレースもしっかりしてるんで大丈夫!」と食い下がってきましたが、連れには年配者もいるのでまた雪が融けたら行くことを約束してキャンセル成立しました。
有名な小屋守り様には是非お会いしたいので、来年夏には計画したいと思います。
さて前置きが長くなりすぎました。今回の八ヶ岳は硫黄岳+赤岳+阿弥陀岳です。例年より早い積雪でどこまで行けるかはわかりませんが、お天気と相談をしながら「危なそうであれば即撤退」を合言葉に50、60、67のおじさん素人3人組は果敢にチャレンジすることに相成りました。
OM市に朝4時に集合して美濃戸に7時前には到着。赤岳鉱泉を目指します。雪は少ないですが、ほとんど凍結していて注意が必要です。アイゼンは着けませんでしたが、アイゼン着けた方々にがんがん追い越され、億劫がらずに着けるべきだと思いました。
9時前には赤岳鉱泉に到着、掃除も終わっていたようでチェックインできました。+5千円で個室でしたが、昨冬に泊まった狭い個室ではなく広々でガス暖房もありました。3人でゆったり過ぎ!とりあえずカップ麺を食べて硫黄岳に向かいます。
天気は快晴、三度目でやっと硫黄岳のパノラマかと期待は高まります。
積雪量はほどよい感じでしっかり踏まれて歩き安かったですが、おじさん方は日頃の鍛練が足りないのか、早々に音を上げ始めました。硫黄でこの感じでは赤岳なんて全然無理だな〜と最後尾で明日の計画変更を考えつつ赤岩ノ頭に到着、素晴らしい天気です。風も微風!写真を撮って山頂を目指します。中程で風が強くなり寒くてフードをかけました。気温は−6℃だったかな?
おじさん方がへばっていた割りには早く登頂できました。が阿弥陀の方から一気にガスがかかって、真っ白で展望がなくなりました。
時間はあるので避難小屋の中でオヤジ3人しばらく戯れ、晴れ間を待ちましたが一向にガスは晴れず下山することにしました。
道中晴れるかな〜というところで何度か立ち止まりましたがダメ!諦めました。
ところが同心沢(?)辺りで晴れてくるではありませんか!悔しい気持ちを引きずって鉱泉到着。
いつもは大宴会となるところですが、おじさん達の疲労が大きくほどほどで夕飯まで午睡となりました。
夕飯のステーキをいただいた後もテンション上がらず18時半には就寝しました。
目覚ましは4時、いつもは早起きのおじさん達は行きたくないのか、なかなか起きない。やっと起きたオヤジは窓を開けると「満天だよ!」…星です。いや〜本当に久しぶりに見た満天の星でした。北岳以来か?写真は私の腕では無理でした。
頼んでおいた弁当を朝食にして5時過ぎに出発、気温は−11℃。割と暖かく感じる。
行者小屋に着くことちょうど6時、テン泊の皆さんも漸く起き出した頃です。日の出を待ち、6時15分頃に地蔵へ向けて出発。レコでルートをかなり調べて、地蔵で登り文三郎で下る時計回りコースを選択しました。
最初はレコ通りの樹林帯の急坂を登ります。どこまで頑張るかおじさまに問うと「頂上まで行くよ!」のお言葉、あまりの好天にやる気を取り戻したようです。
この先樹林帯を越えるともっと坂がきつくなるので、ペースを落とすように最後尾から声を掛けながらゆっくり登りました。
樹林帯を越えると本当に急坂です。ここでピッケルに持ちかえて、Tの字使いで体を支えながら登ります。下りはたいへんだと思いました。樹氷が時折吹く風に飛ばされ雪面をシャリシャリと音を立てて滑って行きます。緊張感もしばし緩みます。もう引き返せないと思う頃に階段が出てきます。アイゼンを引っ掛けないよう注意しながらしばらく登るとお地蔵様の登場です。しっかりと全身出ていましたのでまだまだ雪は少ないですね。無事の帰還を祈念してこれ迄で最高額の五百円玉をお賽銭箱に納めさせていただきました。
地蔵尾根に出たら強風を想像していましたが、山にしてみれば無風に等しいほどのそよ風状態で、赤岳山頂へ何の問題もなく登ることができました。
それにしても絶景です。完璧な360度パノラマ!快晴で地上もよく見えました。贅沢!
登頂までにお会いしたのは5名でした。ひとりは地蔵の下り、他の方々は硫黄方面へ縦走のようでした。
山頂では10分ほどいましたので、10名ほどの方とお会いしました。
さてさて、浮かれている場合ではありません。山の現実におじさん2人を戻さねば…「足元注意!」を時々叫びつつ、下山開始です。
山頂直下の岩場の鎖場はまだしっかり鎖も出ていて、夏よりも歩き易いです。阿弥陀岳への分岐以降、文三郎の階段が要注意だと考えていましたが、階段は雪に埋まっていて鎖は出ている状態だったので超!歩き易かったです。登ってくる方々のあえぎを聞きながら超余裕!行者小屋へは11時過ぎに到着しました。
皆でパンを食べながら、しばらく雪の赤岳登頂の余韻に浸ります。半時計回りのコースだったら文三郎で体力が尽きるか、地蔵の急坂で滑落する可能性も高かったと思います。時計回りとしたのは我ながら完璧なリサーチでした。
南沢の下りも北沢同様にほとんど凍っていました。1時間半ほどで融けた道の方が多くなったのでアイゼンを外しましたが、まだ凍っている場所が点在し3人で5回転倒しました。私は1回・・・うまくザックがクッションになったので無傷でした。お地蔵さんありがとう!
南沢の下りは思ったより時間がかかりました。アイゼン無しのオッカナビックリはやはりだめですね!
原村で蕎麦を食べて買い物をして高速にのったのが15時でしたが、渋滞にはまってしまいOM市到着19:30、首都高までも渋滞していたので下道で、家に着くこと22:00〜山より運転の方が疲れた。良い山行だったので良しとしましょう。
kurihさん、こんばんは。
南アルプスではなく八ケ岳でしたが、
私の想像以上に雪山でした。
雪山って、一気に来るのですね。
楽しそうではあるのですが、
行けないでしょう。
同行の方は山岳会の方たちですよね。
やはり雪だと体力の消耗が激しいのでしょうね。
会長さんが忙しい間、kurihがこのまま
雪山企画が増えるのでしょうか?
kurihさん、こんばんは。
硫黄岳、赤岳でしたか〜
素晴らしい景色ですね
赤岳山頂も一人 夏は写真も順番待ちでしたよ うらやましいです
冬の八ヶ岳行きたいな〜。赤岳鉱泉泊まりたい〜。
でも、まだ私たちには無理なので 低山でトレーニングしてレベルアップしていきます
鳳凰小屋のおばあちゃんとの電話のやり取りは、私も電話したので同じだ!と笑ってしまいました
toratora48さんこんにちは
メンバーは皆キャリアはありますが、計画できる(やりたがる)者がいません。
やむなくやらされている感じですが、今回は本当に難しいなと思いました。
ひとりならがんがん行きたいところですが、そうはいきませんからね。
特に地蔵尾根の登りではペースが上がり過ぎないよう、ペースダウンをずっと呼び掛けました。年を取ると先のことを考えずに無理をしがちになりますから。
12月の忘年山行も計画中ですがメインは温泉と宴会にしています。雪山は悪天候即撤退です。
konontanさんこんにちは
天候に恵まれて良い山行ができました。
快晴、ほぼ無風ですから少し気を付ければ誰でも登れると思います。地蔵の登りは少し危なっかしかったですけど、下りに使った方も結構いるようで割と大丈夫かもと思っています。
次は半時計回りをねらってみます。
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