碓氷峠/中尾山 中山道古道(軽井沢駅〜横川駅)


- GPS
- 05:52
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 622m
- 下り
- 1,202m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 5:48
古道は立ち寄った観光協会でも公式案内はされておらず、きちんとした装備が必要となります。
今の時期群馬側の地元の方々は山に入りません。なぜならヒルがいるから。
天候 | 霧/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
バスもあるが土日祝は使いづらい |
コース状況/ 危険箇所等 |
中尾山三角点?(1069ピーク)周辺より群馬側はヒルの密集地 その上道はやや悪く、熊野平に近づくにつれ急傾斜下降、道不明瞭のため危険が伴う |
その他周辺情報 | 峠の湯で入湯、食事可能(2Fに中休みなし19:00頃まで可能な食事施設あり) 一応現地野菜も購入できる(質は良いが安い八百屋レベルで直売所ほどではない) |
写真
しかしながらここで補給しようとしていたらヒル4匹の同時襲撃に。びびった逃げるか。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
携帯トイレ
ヘルメット
小諸産野菜土産
|
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備考 | 飽和食塩水を常備しよう |
感想
気温(体感)15〜28℃
湿度(体感)100~80%
消費水量 1L
稲子湯様のご好意に甘えられたため、満を持して軽井沢へ。しかしながら地元の食材があると噂のヤオトクに寄ったためバスを逃しました。阿呆め。
乗りたい場合は、駅から一直線に急ぎ足で歩かないと乗れないかもしれません。見晴らし台へは歩くと駅から1時間半はかかります。観光がてらのハイキングだともっとかかります。見晴らし台への遊歩道は普通に観光に来た方が9割でしたが、割と普通に山道のため、運動不足/心臓が弱い人は注意ですね。
ちなみに現地食材は小諸駅直売所が豊富で安かったです。にんにく1個100円レベル。最高。
見晴らし台へは途中ルートにある破線の尾根が気になっており通ってみましたが藪。最初の地点に赤テープこそありましたが、入口が若干わかりにくく、棘植物もあるのであまりオススメできません。出口には階段が隠れてましたが気付かず全身を使って遊歩道に登っちゃいました。もちろん展望はなし。でも今回はそれが目的じゃないのでOK。
見晴台より古道への入口は探しましたが、画像にあるようにトイレ横を通っていく感じになります。少しいくと墓があり、直進すると道はなくなりますが、方向にして直進です。左手に降りる道がありますのでそこから行きます。少しいくとピンクテープと轍だか踏み後があるのでわかるでしょう。
そこからは尾根道らしい尾根道と中尾山三角点まで3つのピークがあります。基本下りですが、登りは短いものの急登です。このあたりはのんびりいけます。ただし道を塞ぐ大木の後ろの尾根は行き止まりなので注意。カモシカにはびびった…。
中尾三角点ですが、後から写真で見るとよくわかりますね。 い か に も ヒルのいそうなエリアです。リュックを下ろしてチュロスをかじり、水をゴクゴク、詰め足そうか…と思っていた矢先、2本のポール両方にヤマビルがよじのぼっているのを発見。丹沢のより10倍ほど大きいサイズでビビる。キモイ。樹にこすりつけ、即退散。それまでのマイナーな山頂に居座れた優越感など吹っ飛んでいきました。退散後急いでるときにも靴によじのぼってきた子を2匹発見。仕方なく触りました。キモイ。
その後も急ぎ足にもかかわらず次々に襲撃を受けます。キモイ。丹沢の際調べていたことが功を奏し、ヒルは上から降ってこない、絶対に下から這い上がるということを知っていたため、足元にだけ気を付け、ほぼすべてのヒルを排除できています。もちろん足を止めて剥ぎ取るわけにもいかず手で引っぺがしています。…あれ、よく見るとキモカワイイ……?
まあそうはいってもやはりぎょっとはするもので、とにかく逃げるように歩きますが、追い打ちをかけるように道は悪くなります。傾斜のある崖付近の狭路、不明瞭な道、出口は近づくもののどこから降りていいかわからない急斜面。そうこうする間に靴に入り込もうとするヤマビルくんちゃん。いやほんと、滑り落ちるようにして廃鉄塔まで辿り着きましたよ。階段なのか水路なのかわからない斜面にも引っかけられるし…。
そして最大の難路なのですが、熊野平への出入口です。レコではほとんどさし示されていませんが、10mほどの落差があります。歩き方は画像を参照してほしいのですが、正規(といっても半分閉じられてますが)の道は行き止まりと勘違いしやすいです。私は引き返しました。その際ヒルが頑張ってとりつこうとしてました。その先、すぐ前に車道が見えるものの、道は見えず。傾斜は若干急でしたが、降りられなほどでもなく、どこにヒルがいるわからない焦りとこんなところで遭難との考えが頭を過り、決行してしまいました。半分パニックだったんですかね。
砂泥まみれになりながらも車道におり、ようやく観光地とも呼べるようなところに再び来ることができました。靴に入った小石等を取り除き、ヒルチェックするも幸いゼロ。峠の湯で確認したところ一匹ふくらはぎに噛みつかれていたぐらい(それも既に血が止まっていたので、早い段階で噛まれ途中で剥がれた?)でした。そこから横川駅へは2時間とかなりかかったものの、今までの道に比べたら負担もありません。ただし銭湯で聞けばアプトの道でもヒルに襲撃された人はいるようで、油断はできませんね。
峠の湯で存分に体を癒し、受付の方と少しお話をして、いくつかの野菜を買って帰りました。余談ですが峠の湯から横川駅まで普通に1時間弱はかかります。
ヒルへの抵抗感がほんの少し薄まり、お友達になれた気のする山行でした。それでも見かけたらぎょっとはしそうですけど、少なくとも丹沢のヒルは小さくてかわいいかな…そうでもないかな……。
とかいいながらも食塩水は持ち歩こうと思います。食塩は重い…。
↓ヒルへの理解を深める山行URL(ヤマケイ)↓
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/group.php?gid=50
特に「木から落ちてこない」「集まる場所は?」のコラムがとても参考になります。
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