超楽しいぞ中山道．碓氷峠，横川周回

2025年06月08日(日) [日帰り]

• GPS: 06:38
• 距離: 22.2km
• 登り: 1,019m
• 下り: 1,022m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:54
• 休憩: 0:14
• 合計: 7:08

距離 22.2km 登り 1,019m 下り 1,022m

8:12 横川駅
8:17 8:18 碓氷関所跡
8:35 みんなのトイレ
8:44 坂本宿本陣跡
9:02 旧中山道口
9:29 覗
9:39 9:40 碓氷坂の関所跡
10:15 めがね橋分岐
10:36 10:37 山中学校跡
10:51 陣場が原
11:15 思婦石
11:19 旧碓氷峠
11:25 11:33 碓氷峠見晴台
12:22 12:23 碓氷山
13:13 旧熊ノ平駅
13:32 13:33 めがね橋
13:45 碓氷湖駐車場
13:53 旧中山道口
14:39 とうげのゆ駅
14:54 14:55 まるやま駅
15:12 碓氷関所跡
15:20 横川駅

天候

薄曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

行き
大宮 6:53 かがやき
高崎 7:16 着 7:31発 信越線
横川　8:05 着

帰り
横川 16:00発
高崎 16:31着　16:41発 上野東京ライン

コース状況／危険箇所等

危険箇所はありません．
登りは中山道なので，全く問題はありません．
下山に使った道は，落ち葉が多く，踏み跡が薄かったので，道間違いに注意が必要です．尾根が広くなっているところや，尾根が割れているところは特に注意してください．事前に地図をよく見て割れた尾根がどの辺りにあるか確認しておいた方が良いと思います．
小ピークがいくつかありますが，越えるのか，巻くのか，ヤマレコの地図が必ずも踏み跡と合っていないところもあります．落ちるような所はあまりなかったので，注意して転ばないように行けば大丈夫です．
最後，中尾山三角点からは，どんどん高度を落としていくので，ちゃんと靴紐を締め直してから降りた方が良いと思います．

その他周辺情報

下山後は玉屋ドライブインで食べました．
横川の駅のそばの松一食堂も美味しそうでした．電車の時間を調べてから，こちらで食べるのも良いかもしれません．
峠の湯もありましたが，行ってません．

写真

6/8 7:20

まずは新幹線で高崎に

6/8 8:10

横川に到着，若干二日酔いです．

6/8 8:14

前回駅の周りにチューハイを買えるところがなく，残念だった反省から事前に酒屋さんをチェック．

6/8 8:23

旧中山道はあそこを右に入ります．

6/8 8:27

うっすらと残っています．

中山道が真っ直ぐになったのでここが坂本宿かと思いましたが，イマイチパッとしません．こちらのお宅も大きいのですが，本陣的な雰囲気がありません．

6/8 8:33

集落の上の方に水神様．やっぱりここだったのかなぁと思いつつ，坂本宿が整備される前との記述に？？？となりつつ、先に進みます

6/8 8:39

おっ，ここから坂本宿．これは明確です．なんだ，こっちか〜

6/8 8:40

おっイニシャルD？モデルは渋川らしいんだけど，このノボリはなぜ？

6/8 8:40

武井さん存じ上げませんでした．ごめんなさい．この家の表札は武井さんなので間違いないです

6/8 8:40

宿場町の趣がムンムンです．いつも思うのですが、通りの幅ってこのままだったんでしょうか？こういう通りは真ん中に用水を通しているので，この広さがあったんですかね．交通量的にはどう考えてもこの広さはいらないと思いますが，令和の御代にあっては先見の明と言わざるを得ません．

6/8 8:41

江木食パン私もそこそこの年数生きていますが聞いたことがありません．この辺りからエモさが爆発してきます．

後で調べたのですが，高崎にある老舗の食品メーカー，江木食品工業さんだそうです．高崎出身の方は、給食で食べていたそうです．TV東京🗼の「こむぎの満腹記」で取り上げられたこともあるとか…
うーん，後からでも萌えてきます．

https://www.takasaki-kankoukyoukai.or.jp/ltt/?p=8223 ラッキータウン高崎

6/8 8:43

知っている中村さんの中にこの方はいらっしゃいませんが，こういうふうに大事にされているところがエモい🥹

6/8 8:44

ムム，この立派なお屋敷は．

6/8 8:44

やっぱ宿場町です．いよいよ気分が上がってきます．

6/8 8:44

前週も感じましたが，明治初期の日本のリーダーが富国強兵の要素としてこれだけ教育を重視し，全国の行政組織が，もしかすると実はそんなものすら整備されていない状態で日本中が頑張ったことを思うと涙が出ます😢

6/8 8:45

資料館

6/8 8:45

脇だったかな

6/8 8:45

この奥に小学校

6/8 8:45

立派な宿場です．碓氷峠を下りて来た方はさぞかし疲れた事でしょう．

6/8 8:46

屋号の看板が．

6/8 8:46

かぎや

6/8 8:47

かなや美容室は昔からかなや

いせやさんは何屋さんだっただろう

6/8 8:47

本屋さん？

6/8 8:48

山が近づいてきました．

一茶の定宿

6/8 8:49

マロンカフェは港屋

6/8 8:49

帰りに寄ろうかと思って通過しましたが，結局面倒くさくなってやめました．

6/8 8:50

坂本宿はここまで．

6/8 8:51

水はここから引かれています．

6/8 8:51

景行天皇40年（西暦110年）に日本武尊が勧請したのが始まりと伝えられていますが，さすがにそれはあやしい．平安時代に一旦違うところに遷座され，江戸時代に坂本宿を整備するときに，再び現在の場所に遷座，整備の時に多くの人を集めたので，多くの鎮守が合祀されたとのことです．

6/8 8:55

霧積温泉いつかは行きたい．

帰りに寄ろう．創業250余年って書いてあるけど，この看板ができたのもずいぶん前のはず．

6/8 9:00

このカーブを過ぎると

6/8 9:02

このカーブを過ぎると

6/8 9:02

中山道の入口

6/8 9:02

うっそうとして，何か出そうで怖い．

6/8 9:07

ここに番所

6/8 9:08

なるほどそれで狭くなっていたわけだ．

6/8 9:13

過ぎたら広くなってきました．

6/8 9:17

よく整備されています．

6/8 9:21

大きめの石がゴロゴロしています．たくさんの方が歩いているはずなのに，角が丸くないのが不思議です．

6/8 9:24

柱状節理の路頭があります．なるほど，それで，角が立っていたんですね．

6/8 9:24

刎石坂（はねいしざか）．先程の柱状節理が刀で石を刎ねたように見えるのでそう呼ぶそうです．

6/8 9:25

大日如来．オン バサラダトバン　アビラウンケン

6/8 9:25

これで馬頭観世音とは，私には読めませんでした．

6/8 9:26

ちょっと開けたと思ったら．

6/8 9:27

再びガラガラ．石垣が組んであります．

6/8 9:29

お地蔵さんは見つかりませんでした．

6/8 9:30

覗から

6/8 9:30

のぞきました．坂本宿の右側は鬼門を避けるために15°傾けて有るそうです．

6/8 9:30

これはよく分かります．
オン アミリト ドバンバ ウン パッタ

6/8 9:31

風穴．ちょうど暑くなってきたところなので嬉しいですが，

6/8 9:32

あんまり涼しくありません．

6/8 9:34

ヤマレコはまもなく四軒茶屋と言っていますが，ここにあったとは思えません．

6/8 9:35

弘法大師が教えてくれた井戸は，ちゃんと保存してあります．

6/8 9:36

水は入っていないようです．

6/8 9:37

四軒茶屋

6/8 9:37

多分この当たり

6/8 9:38

ここも

6/8 9:40

むかしむかしはここに関所があったみたいです．お役人は大変だったことでしょう．

6/8 9:40

刎石山の山頂のようです．

6/8 9:41

しばらく尾根を歩きます．800mぐらいでほとんど高度が変わりません．

6/8 9:44

尾根の上をちょっとさけたところに水平な道がつけてあります．

6/8 9:45

テリハタチツボスミレ？

6/8 9:45

何かと思ったら安中藩が行った徒歩競走を復活させたマラソンみたいです．「えんそく」ではなく「とおあし」だそうです．遅れるのは許されたが，内緒で馬や籠で帰ってきたら処分を受けたそうなので，かなりシビアなノルマですね．

6/8 9:46

落雷のあと？

6/8 9:51

え〜，下るの〜〜

6/8 9:54

下りきったところに，この看板．ここで待ち伏せされたらヤバイです．それでも利家，景勝，昌幸の連合軍が突破したと言うから驚きです．最終的には城も落とされて，秀吉方に与したらしい．

6/8 9:56

ここが絶壁と

6/8 9:56

この看板に書いて有ります．

6/8 9:57

むむこれが岩場か．ちょっと登ってみたい気も…

6/8 9:58

そして予告通りの馬頭観音．旅の道中を守る観音様なので街道沿いに多いそうです．

6/8 9:59

東山道の入口は見つかりませんでした

6/8 10:01

右側に谷があってその向こうに別の尾根が迫っています．あっちが昔の東山道なのかな？

6/8 10:03

崩落跡です．

6/8 10:06

ものすごいネーミングですが，私の家の近くにもあります．そんなに酷い坂でも屋買ったけどなぁ．

6/8 10:15

左が明治天皇が御行幸された時に整備した道だそうです．

6/8 10:15

6/8 10:22

ちょっとだけ山が見えました．妙義山の方かな？

6/8 10:25

新緑が綺麗です．楓なので秋は綺麗なんでしょう．

6/8 10:31

これも馬頭観音．

6/8 10:32

と思ったら車が通れそうな広い道．横の擁壁は重機がないと作れなさそうです．

6/8 10:35

広くなりました．

6/8 10:35

轍も見えます．

6/8 10:36

後ろの廃屋は山中茶屋じゃないですよね

6/8 10:36

ここに学校とかすごい．

6/8 10:37

ということは，割と最近まで（20年前，30年前），車が入って来れたみたいですね．

6/8 10:38

確かにこれなら来られそう．横のU字溝は昔からあの高さにあったんでしょうか？

6/8 10:39

大変な坂が始まるということなので，ここでエネもち．

6/8 10:41

あ，別荘跡．

6/8 10:42

なんとバス．

6/8 10:42

別荘地を分譲してたんですね．

6/8 10:43

管理事務所かな？

6/8 10:46

老婆が旅人を苦しめたって，何をしたんですかね…一つ家 老婆でググると，いくつか出てきますが，だいたい刃物で旅人等を殺めていたようですね．いわゆる「おにばば」ですかね．
1783年天明大噴火の間違いですかね．軽井沢にも一尺の噴石が飛んできたとの事なので，大変だったでしょう．

その後，調べていたら何コレ珍百景でも取り上げられたことがわかりました．やっぱり気になりますよね〜

https://www.tv-asahi.co.jp/nanikore/backnumber2/0025/ これまでの放送｜ナニコレ珍百景｜テレビ朝日

6/8 10:50

6/8 10:50

左がもともとの中山道．右が皇女和宮内親王が降嫁させ給う時に整備された道だそうです．サムライマラソンは降嫁道のようです．私は左を行きました．

6/8 10:50

子持山はこの上

6/8 10:57

大分青空が見えてきました．

6/8 10:58

ここで身繕いをしても，この後結構あります．

6/8 10:58

ここに泉があったんだと思うけど，今は枯れています．

6/8 10:59

がっつり崩れてます．

6/8 11:00

結構狭かったような．

6/8 11:00

渡渉しました．

6/8 11:14

降嫁道と合流

6/8 11:15

いろいろ有ります．

6/8 11:15

万葉集．ロマンチックな歌が多いです．

6/8 11:16

6/8 11:16

久しぶりの舗装道路

6/8 11:17

霧積温泉行きたい．麦わら帽子持って…

6/8 11:20

前回来たときは無料だったのに，全部有料．中房もこんなシステムになるのでしょうか？むちゃくちゃ混んでる．

6/8 11:20

この門は昔と変わっていません．昔は「車馬の進入を禁ず」書いてあって，「馬で来るやつおらやろ！」って心の中で突っ込んだ記憶があります．

6/8 11:30

青空はあるけど

6/8 11:30

空気は霞んでます．

6/8 11:35

門のそばのトイレの前を通って帰り道に続きます．トイレには「ヒルに注意」の張り紙

6/8 11:36

今回はYAMAPにはなくて，ヤマレコにはのっている道を行きます．ヤマレコの活動記録では，踏み跡もあるで，藪漕ぎもなさそうですのでチャレンジします．

6/8 11:44

こういう広い尾根は要注意．いつの間にか割れてて，違う方に降りちゃうと大変．

6/8 11:45

なんとなく踏み跡っぽいものが有りますが…

6/8 11:49

この落ち葉の中絶対ヒルいる，さっきから鹿も何度か見てるし…

6/8 11:54

ここ左側から巻きたいなぁと思うけど，間違ったらやなので小ピークに上がります．

6/8 11:58

通り過ぎて振り返って，あーやっぱ巻き道あったよ…

6/8 12:01

ちょっと休憩

6/8 12:10

尾根が割れていて，こっちは間違い．踏み跡的なものはあるから，10mぐらい行ってしまいました．ピンテがなくなったので，おかしいなと思って，ヤマレコ見たら間違っていました．危ない危ない．あとで見たら，この尾根に沿って降りてしまった方が何人かいるようです．

6/8 12:10

正解はこっち．ピンテがあってその奥に降りるべき尾根が見えます．ピークを右側に巻いた，尾根はピークで左右に割れ，左側が正解という事でした．ピークを通れば分かったことなんでしょうが，巻き道の踏み跡が割としっかりしていたので，やられました．事前に割れ尾根があることを，調べてあったのが奏功して早めに気づけて良かったです．

6/8 12:23

中尾山三角点

6/8 12:23

ここから先は，点線もないのですが，一応ピンテはあります．

6/8 12:24

碓氷山って中尾山のことですか？

6/8 12:28

この当たりから，激烈に下ります．踏み跡はあるんだけど，落ち葉を被っていて，どれが本物か，分かりません．時々，そっちは絶対行かないでしょって言う方に足跡がついてたりします．多分鹿．

6/8 12:40

再度ヤマビルファイターをかけて，落ち葉の道を行きます．

6/8 12:48

この辺，激下り，道もわかんないし，スピードほとんど出ません．ピンテ探すのに止まるとヒルに吸われそうで怖い

6/8 13:07

久しぶりの人工物．碍子落ちてるよ．

6/8 13:08

あ，熊ノ平．ここも激坂です．ピンテもあるし，踏み跡有るけど…マジでここ降りるの？つづら折りで，降りていく踏み跡的なものもあるけど，どっちにしろ斜面に立って無くちゃいけないので，まっすぐ降ります．

6/8 13:12

ふう．降りてきた．最後は小さな橋を渡っておしまい．

6/8 13:13

熊ノ平

6/8 13:13

久しぶりの平地．

6/8 13:15

廃線跡をひたすら歩きます．

6/8 13:17

トンネル

6/8 13:31

眼鏡橋

6/8 13:32

山

6/8 13:46

碓氷湖

6/8 14:37

玉屋に帰ってきました．

6/8 14:01

おつかれ生

6/8 14:02

メニューは多くありません．からみもちも食べたいけど

6/8 14:07

ソースカツ丼．多分チキンカツ．

6/8 14:41

峠の湯の横からトロッコが出てます．

6/8 14:44

ひたすら廃線跡．「スタンバイミー」が頭の中でリフレインしていますが，歌詞を覚えていないので，歌えません．

6/8 14:55

変電所．どっちかが機械棟で，どっちかが蓄電池棟だったそうです．

6/8 14:55

6/8 15:03

昔の信越線．

6/8 15:10

線路とはここでお別れ

6/8 15:11

古風な看板

6/8 16:42

最後は，ビストロ上野東京ライン．

おつかれ山

撮影機器：

iPhone 13 mini Apple

装備

個人装備

Salomon Ultra X 4
短パン タイツ
Galena Pack 18L

感想

Nouveau_Champ

中山道を歩いて碓氷峠に行ってきました．
来週大天荘にいくので，それに備えて足慣らしでちょっと長め．天気は期待できないので，有名なピークはいかない．ということで，前週に引き続き街道ウォーク．
中山道は想像の3倍楽しかった．流石の歴史の重みで，しょっちゅうある説明看板がやたら興味深い．いちいちコメントしたせいで公開が遅くなってしまいました．
ちょうど，中山道碓氷峠越が国指定史跡なったばっかりで，とても良いタイミングでした．もしこの後行かれる方がいたら，2021年に安中市の教育委員会が「歴史の道中山道碓氷峠越整備基本計画」を策定しているので，これを見てから行くと楽しいと思います．私は，後で知って読みましたが，それでも楽しかったです．
https://www.city.annaka.lg.jp/uploaded/attachment/7588.pdf

たとえば，一つ家跡の旅人を苦しめた老婆の看板は，
「いわれの史実がない場合には、誤解を与えないように、文面を精査する。」
だそうです．あのミステリアスな書きぶりは多くのハイカーの目を引いているのでもったいない気もしますが，もとになった話なんかが加えてあると，もっと良いかもしれません．

坂本宿は，昔の屋号の看板をいまだに出している家がほとんどで，すごくエモい．

帰りはYAMAPにはない道を降りてきて，何度も道間違えしました．事前にチェックして解ってるのに，割れてる尾根の間違っている方に降りちゃったり，ここ巻道ありそうだなあと思って行ったら巻けなくて戻って小ピーク行ったり，その逆だったりの連続で楽しい😃
最後のアブトの道はつま先にきました