中央線沿線・倉岳山
山梨県
tomodon
yamatomo
kaepiyo
- GPS
- 05:17
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 903m
- 下り
- 933m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
道はよく整備されているが、穴路峠〜倉岳山〜立野峠間に急坂が数か所ある。 登山ポストは柳川駅側・立野の登山道入り口にあるが、鳥沢駅側にはない。 鳥沢駅には高畑山・倉岳山のハイキングマップが置いてあり重宝する。 |
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感想
3連休の最終日の11月25日、中央線沿線の倉岳山に登ってきました。当会の例会は7月末の巻機山(山麓ハイク)以来であり、久しぶりです。天気は朝から快晴、風がなく穏やかで絶好のハイキング日和。綺麗な紅葉も見ることができ、充実の1日でした。
まず、中央線快速利用で高尾へ、ここで乗り換え8:44発の小淵沢行きに乗車。高尾駅では「高尾山口へお越しの方は中央の跨線橋を通って京王線にお乗り換え下さい」という聞きなれないアナウンスが何回も流れていました。連休末の好天に誘われて、高尾山は大変な混雑のようです。
登山口の鳥沢駅には9:19着。15人ほどが降りましたが、倉岳山に向かう人は少なかったです。駅前で身支度と準備運動を済ませて出発。国道20号線に出て八王子方向へ向かいます。ガイドブックを見ると「この先の踏切を渡る」と書いてありましたが、その手前の鳥沢小東の信号のところに倉岳山・高畑山→の道標が出ています。道標に従って右折してみると、中央本線の線路の下を抜ける狭い通路がありました。幅だけでなく高さも低いので屈まないと通れません。通路を抜けて左折すると踏切からの路と合流、道標を頼りに虹吹橋へ向かいます。虹吹橋で桂川を渡り、「高畑山登山口」の道路標識のあるところを斜め左に曲がり、坂を登ると小篠の集落に入ります。集落内にも道標があるので迷うことなく小篠貯水池に到着、堰堤に東屋があるのでちょっと休憩しました。東屋のあるところからは登ってきた道や扇山が良く見えます。
休憩後は貯水池沿いの道に戻り、しばらく行くと本格的な登りに。「峠道文化の森入口」と書かれた標柱がありますが、何のことかはこの後穴路峠に行ってみてわかります。檜の林の中を登り、鉄製の橋を渡るところで沢を渡り、その後沢沿いに登ります。この沢は水が豊富で「この山の川は飲料水の水源です。」と書かれた看板が立ててありました。コンクリート製の堰の左に見てさらに登ると小さな石仏のある分岐に到着、またまた休憩。この分岐を右に曲がると高畑山、真っ直ぐ行くと穴路峠へ。私たちは高畑山には寄らずに穴路峠から倉岳山に向かいました。
石仏の分岐から先も沢沿いの登りが続きますが、夫婦杉や大トチの木といった巨木が出てきます。が、私たちはボーっとしていたようで、大トチの木には気づきませんでした。やがて道は左に折れ、沢から外れて植林帯の中をジグザグに登ります。植林帯の中は日差しが入らず薄暗いですが、やがて植林帯を抜けて傾斜が緩くなり雑木林の中を歩きます。この辺りの木々はまだ紅葉が残っており陽光に映えて綺麗でした。
やがて穴路峠に到着。登山道入り口にあった「峠道文化の森入口」と書かれた標柱の謎がここで解けました。「峠道文化の森入口」を解説した看板があったからです。平成8年に山梨県林務部が里山の峠道やその周辺で大切に守られてきた巨木に着目して設定したものだそうで、登ってきた道もかつては大月市と秋山村を結ぶ道として使われていたとのことです。私は昨年歩いた四尾連湖〜蛾ヶ岳〜三方分山のコースを思い出しました。蛾ヶ岳の登山コースもかつては生活道路として使われていたそうで、いくつもの石仏や巨木がありました。興味を持たれた方は四尾連湖〜蛾ヶ岳〜三方分山の山行記録も読んでみてください。
穴路峠からはもう一息で倉岳山山頂ですが、楽には登らせてもらえず、急な登りが3か所ありました。最後の急坂を登りきると小さなピークに出るので、山頂と思いきや、山頂はもう少し先のちょっと低くなったところにありました。
山頂は木々に覆われて展望抜群という訳にはいきませんが、富士山が望め、日当たりもまずまずです。風もなく日なたは暖かく気持ちが良いので私たちはここでお昼にしました。ただ、富士山は山頂付近のみが見え、それ以外は雲に隠れてしまっており、ちょっと残念でした。
山頂で大休止後、下山です。急坂をこなして立野峠へ下り、左に折れて植林帯に入り、やがて沢沿いを下ります。こちらの沢は先ほど登り道沿いの沢よりも水は少なく、綺麗にあつらえてある水場には水が流れていませんでした。この沢沿いの下りは同じような景色が続き、とても長く感じられ、立野の登山口に着いたときは、やれやれといった感じでした。
立野の登山口からは20分ほどで梁川駅に到着。ちょうど14：58発の立川行きに間に合いました。久しぶりに歩いたので結構疲れましたが、私にとって今年初めての紅葉狩りは参加メンバーや天気に恵まれ、とても気持ちよく歩くことが出来ました。
メリハリの効いたコースで、沢沿い、なだらか、急登、急降が楽しめました。
山頂からは富士山はあまりよく見えませんでしたが、登山道の途中途中に紅葉している木が残っており、光の角度によってとてもきれいに見えました。
また、天気に恵まれ、山頂での昼食時も風はなくてさほど寒くなく、快適でした。
ただ、怠けていた足には、ぬかるんだ地面と頂上への急登、急降がきつかったです。
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