岩屋沢(八久和川水系出谷川支流)


- GPS
- 13:42
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,155m
- 下り
- 2,249m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:49
天候 | 初日朝のみ雨、のち二日とも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
橋を渡った先の紫ナデ側の林道わきに停めるようになります。 紫ナデ側は奥の登山口まで車進入可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・水場の水は出ています。 ・焼峰コースは全線支障なく歩けます。途中何か所か登山道が崩れたようなところもありますが気を付けて進めば大丈夫です。 ・天狗角力取山〜出谷川出合 勾配がきついのでスリップ注意。道自体は問題ありません。今年の刈払いはまだのようです。 ・紫ナデコースは進行に支障があるところは在りません。稜線上の狭いコースに細かく草が生えてうっかりするとバランスを崩しそうなところがあります。谷に落ちると大変なので気を付けましょう。 |
その他周辺情報 | 大井沢ゆったり館¥300 |
写真
この滝の上もゴルジュが続いてもう一つ大き目の滝が見えたので少し先まで巻いて行きました。
装備
個人装備 |
30mロープ
バイル
|
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感想
梅雨明け宣言の後うだるような暑さのお盆となりました。今回は休みが後半でどこに行こうか天気予報を睨みながら晴れの続く二日間を利用して沢歩きを楽しむことにしました。行先は天狗角力取山から出谷川に下ったところにある岩屋沢。余り遡行の対象になってないようでどんな沢なのかよくわかりません。まぁ手に余るようなら戻れば良いかという程度の考えでスタート。ただ前日まで雨で、実際歩き始める朝方まで雨が少し残るコンディション。水量が少し心配です。
南俣までは車で入れるという情報があったのでアプローチは心配していませんでしたが、焼峰コースの登山道前の駐車スペースが大雨の影響でまだ閉鎖になっていました。眼鏡橋を渡った先に路肩を広くとった駐車スペースがあるのでこちらに駐車するようになります。
雨粒が気になってカッパを着て歩きだしましたが暑さに耐えられずすぐに脱ぎます。暑さと湿気にあえぎ途中の水場でノドを潤しながら天狗小屋に到着。いらない荷物を小屋にデポしビールを水場に冷やしてから出谷川に出発です。
天狗角力取山からは朝日の主稜線が一望できるのですがどうやらあちらはガスの中。好天に恵まれている天狗とは対照的です。ここから出谷川までは標高差で650m程度を一気に降ります。道は整備されているので問題ありませんが、横を流れる岩屋川の様子が気になります。登山道にいても聞こえる大きな水音。さらに見え隠れする険しく切れ込んだ沢筋の雰囲気。このまま沢を見ただけでこの尾根を登り返すことになるんじゃないかと正直かなり腰が引けました。
そんなことを考えつつ出合まで降りてくるとテントが一つ張られていました。気配は無かったので釣りにでも出たのかもしれませんが、ザイルが置いてあったところを見ると下流のダムから登ってきた人だったのでしょうか。テントの脇を通って入渓します。
改めて見ると水流は結構強そうです。とりあえず河原なので行ける所まで進んでみます。足が持っていかれそうで水に浸かる気になれません。石の上を乗り越えながら進むとゴルジュが出現。流れが強く入って行けないので右岸を巻きます。簡単な巻ですが川床に戻るのに懸垂。
その先810m位の二俣の先にゴルジュとその先に滝。ここも水流が強く水に入ることが出来ないので巻き。ここの巻が一番大変でした。右岸左岸とも切り立っているので、辛うじて行けそうなのが滝の右手の土の急斜面。砂礫と土が混じって蹴り込めないのに足を置くと流れるように崩れます。草もほとんどついておらず手がかりも無し。一歩も上がることが出来ません。そこで持っていたバイルでステップを切りながら細い草を静かに掴んでバランスを取りながら一歩ずつ上がっていきました。高さ10m程度の斜面でしたがシビレました。
上に上がったところで上から藪を透かして眺めると、この滝の後にもゴルジュが続き もう一つ滝があるようです。これも一緒に巻いたところで懸垂で降ります。
920m位のところで現れる二俣。左のほうが水流が多いので少し入ってみましたが、ちょっと行っただけでも小さい滝二つ。その先も楽しそうでしたが切が無いので戻ってきました。
右俣は小さい滝をいくつか登りますが、水流が徐々に減っていたので特に難しいところは在りませんでした。
最後は多少藪がかぶってきたところで水流が切れておしまい。その先15mほど藪を漕いだら登山道でした。その後小屋まで戻って、日差しを浴びたベンチで濡れた装備を乾かしながら冷やしてたビールを飲む幸せ。とてもいい山行でした。
コメント
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chicken_manさんはなんとなく早い段階で朝日の沢に入るんじゃないかと思ってましたよ😁
ゴルジュの危うい高巻きなども越えて行くあたりはさすがですね。
水量が多かったみたいですが、天気も回復したようでよかったですね。
多分みんな気にも留めないような沢だったんでしょうか。
さすがにこれ通常より水量多かったんだと思いますが、おかげで沢初心者にもかなり満足いく内容でした。
いつか八久和川完全遡行を夢見つつ何となく下見っぽいことをしたような気になってました(笑)
朝日の沢に行かれてたとは、流石だ。
岩屋沢、確かに聞いたことがない沢でした、小滝やゴルジュと中々楽しめそうな沢ですね。藪漕ぎなしで登山道も魅力的ですね。
自分は朝日の沢デビューはいつになることやら
お疲れ様でした!
藪漕ぎなく岩もほとんど滑らない登りやすい沢でした。
朝日の沢とは言え距離も短くその気になれば日帰りで来そうなところもよかったですね。
この沢がほとんど人気のないマイナーな理由は実は水が少ない季節だとつまらないから?ホントのところはどうなんでしょう。
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