雪山に備えての下見のつもりが本番に! 吹雪の中の縦走 【南比良】
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 841m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
08:50 江若交通 細川行きバス 乗車
09:25 平停留所手前 花折峠道 登山道下車(フリー乗降区間) 雨具装着
09:38 登山口(林道)
09:45 アラキ峠道出合
10:20 アラキ峠
10:55 権現山山頂
11:25 ホッケ山山頂
11:52 小女郎峠
12:25 蓬莱山山頂
12:50 ゴンドラ山麓駅(トイレ)
13:00 天心苑
13:10 打見山山頂(ロープウェイ山頂駅)
13:15 天命水
13:43 木戸峠道分岐
13:48 県営林(九十九折)
15:00 大川砂防ダム
15:21 キタダカ道標識(登山口)
16:00 JR湖西線 志賀駅
天候 | 堅田駅 晴れ (比良山系には雲がかかっていましたが) 花折峠道 雨 登山口 みぞれ 5分ほどで雪 権現山〜キタダカ道(下山道) 吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京阪出町柳発(京都バス 10系統 朽木小学校行き 片道780円) http://www.kyotobus.jp/route/timetable/pdf/10.pdf JR湖西線 堅田駅発 (江若交通 50系統 細川行き 片道 760円) http://www.kojak.co.jp/bus/station/detail_05.html http://www.kojak.co.jp/timetable/Zikoku/00075_03/ JR湖西線 志賀駅発 京都方面 1時間3本運行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
フリー乗降の花折峠道登山口で下車した場合、登山ポストはありません。 (平バス停にはあるそうです) 【花折峠入り口〜アラキ峠分岐】 整備された舗装路の林道です。 【アラキ峠登山口〜アラキ峠】 砂防ダムの連なる沢沿いのとても良く整備された登山道。 植林の間伐作業も行なわれている様子なので、作業時はご注意下さい。 (アラキ峠はレスキューポイント) 【アラキ峠〜権現山】 尾根伝いに高度を稼ぐ道となりますが、急登と呼ぶほどの傾斜ではありません。 山頂手前から自然林となり、植林地内の薄暗い道から一気に明るい尾根道となって開放感に包まれました。 (権現山山頂もレスキューポイント) 【権現山〜ホッケ山】 自然林のなだらかな稜線の中を歩くハイキングコース。 ホッケ山山頂は木立がなく、天気が良ければ眺望が楽しめそうでした。 (ホッケ山山頂もレスキューポイント) 【ホッケ山〜小女郎峠】 ホッケ山山頂より10分ほど先に崩落箇所の上を歩く箇所あり。 吹雪と積雪のため、今回のルートで一番高度感をあじわった場所でした。 小女郎峠の手前の頂には、お地蔵さんと大きな石があり、天気が良ければ 眺望を楽しみながら小休止に向いた広場がありました。 (小女郎峠もレスキューポイント) 【小女郎峠〜蓬莱山】 吹雪が激しさを増し、あまりゆっくりと周辺を観察できませんでしたが 晴れた日であれば、気持ちの良いハイキングコースだと思われました。 【蓬莱山〜ゴンドラ山麓駅】 吹雪で視界が悪く、道迷いしそうだったので、 リフトに沿ってスキー場の急傾斜を下りました。 (積雪でツボ足状態だったので、転倒の恐れもなく安心して下れました) 蓬莱山山頂(リフト:ホーライクワッド)のゲレンデの直ぐ下に神社があり、 一時避難させていただきました。 入り口の扉で完全に外気が遮断され、吹雪から逃れられてホッとしました。 山麓駅近くにはトイレがあります。 【ゴンドラ山麓駅〜打見山】 山麓駅から天心苑を経由して打見山に抜ける道がありましたが 今回は、スキー場が営業前だったのでリフト沿いに上りました。 (春夏秋のシーズンにはZIPラインアドベンチャーもあるようです。) 注意: 琵琶湖バレー定期休業 (2012年 11月26日〜12月14日) この期間は、ロープウェイ、ゴンドラ他、売店、食堂全て閉まっています。 エスケープルートとして、当初ロープウェイでの下山も考えていたのですが この期間は使えませんので留意ください。 |
写真
感想
今回、冬の間に初めての雪山歩きに挑戦したいと思い
近隣でポピュラーな比良山系に下見をかねてと気楽に出かけたのでですが・・・
出町柳から京都バスで8時半には登山口から出発しようと思っていたのに
初っ端の奈良からの電車に乗り遅れ、やむなく湖西線の堅田駅からのバスに変更することになって登山口からの出発時間が1時間遅れ。
堅田駅では青空となって、比良山系の頂上付近に雲がかかっていたものの
曇り程度だろうとタカをくくっていたら、花折峠のトンネルを出た途端に雨!
どうしようかと悩みながら、もそもそと登山口で雨具を装着してたら
雨がミゾレとなり、林道から登山口に入った頃には雪となり、
アラキ峠を過ぎた頃からは積雪を踏みしめながらの山歩きとなっていました。
アイゼンも持たずにいたため、いざとなったら権現山から和邇にでも下りようかと思っていたのに権現山の山頂では晴れていたため気を取り直して先に進んだところ
途中から稜線をわたる風が加わって、吹雪の中を山歩きを楽しむというよりも
早く蓬莱山まで辿り着きたいとの悲壮な雪中行軍となってしまいました。
小女郎峠からの下山も考えていたものの、峠からの下山道は雪がつもっていて
不安が増すばかり
ならばと、先行していた登山者の方のトレースを頼りに縦走路を先に進み、
ようやく蓬莱山山頂に到達したと思ったら
今度は、積雪が先行者のトレースを消してしまい
吹雪は更に激しさを増して、一寸先も見えない状態となり
しばらくの間、どちらに進もうかとゴンドラの山頂駅で右往左往。
運よく、先行者のひとりが山の神の神社から出てきたところに出くわして
リフト沿いに歩いて山麓駅に行けることを聞いてホッと胸を撫で下ろしました。
神社の建物の中で小休止したため、ふたたび先行者のトレースが雪に覆われるのと
競争するように足跡を頼りにして打見山からキタダカ道へのルートをたどり
下山することができました。
運命なのか宿命なのか、期待していた琵琶湖の眺望はほぼゼロ。
慣れない雪道に迷うわないように、雪に滑って滑落や転倒しないようにと、
またまた苦行しているような山行となってしまいましたが
帰りに電車の車中では、貴重な体験ができたことに喜びさえ感じてしまいました。
比良山系では初めての山歩きだったので、普段の環境が想像できませんでしたが
琵琶湖バレーが定期休業中で、ロープウェイもゴンドラも売店もないことが
山歩きの楽しさと達成感をより高めてくれた気がしています。
それにしても吹雪の中の単独行。 痺れました!
先行者のおふたりの登山者の方、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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