眺望最高!! 晴冬の八ヶ岳“横岳” ⇄杣添尾根ラッセル…
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,064m
コースタイム
08:15 貯水池
09:45 樹林帯中間点
11:05 尾根北面トラバース路途中 (25分休憩)
12:50 横岳三叉峰 (45分滞在) (気温−7℃)
13:35 横岳三叉峰
15:45 貯水池
16:05 駐車場
登り:5時間15分 下り:2時間30分
総行程時間:8時間30分
天候 | ・快晴!! ・360°好展望!! ・微風 ・最低気温−7℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(要スタッドレス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から稜線上までトレースなし!! 【駐車場 〜 貯水池(登山口)】 ・別荘地の合間を縫って歩く“富士見岩遊歩道”、車道を何度か跨ぐ。 (積雪あり、アイゼン使用せず) ・最後に車道を歩く、路面凍結注意!! 【貯水池 〜 森林限界】 ・ひたすら樹林帯の登り… (燕岳の合戦尾根のように等間隔に目安になるものがないので長く感じる…) (途中、1ヶ所だけ「中間点」という看板あり。小さくて高い位置なので見逃す可能性あり…) ・土,日の降雪によりトレース皆無!! (カモシカや小動物の足跡が登山道に合流したり外れたりの繰り返し… 2度ほど、カモシカの足跡を追って登山道から外れそうになり、後続の相方から“そっちじゃないでしょ!!”と御指摘…) ・序盤のみ、そこそこ傾斜あり。 薄い積雪の下がカリカリの為、油断するとスリップ転倒…して膝打ちました、、、(要アイゼン) ・序盤の急登が終われば、あとは比較的緩やかな樹林帯をひたすら登るのみ… 高度が上がるにつれ積雪が増し、凍結箇所はなくなる。 ・左手に樹林の隙間から富士山が見えだした頃、尾根に上がらず北側をトラバース… ここから本格的なラッセル体験が始まる… 登山道は一切わからないものの、随所に赤テープが施されているのでそれを追いながら進む… (赤テープは小さくて地味なので注意…) 基本,膝までのツボ足、5歩のうち3歩は腰まで埋まる…ピッケルをたてても手首まで沈む… 途中、膝ツボ足で順調(?)な箇所と股下ラッセル箇所との繰り返し… 【樹林限界 〜 稜線上】 ・視界は劇的に拓けるも、赤テープは一切なくなり登山道完全不明、稜線目指して直登するのみ!! 本格的ラッセル初体験!!腰までの積雪でまるで登っていけない… 雪の深いとこ浅いとこの見分けもつかないまま、もがきながら登る… ハイマツ(?)が雪面に見え隠れする付近が比較的沈まなかったので、そっと歩かせていただきました(_ _) ・稜線上に縦走者1人分の足跡あり…積雪はそれほどでもない… |
写真
感想
・甲信方面はほぼどこもハレマーク!!どこに行こうか迷ったあげく、比較的登りやすいという
杣添尾根からの八ヶ岳・横岳ピストンに決定!!
・上信越道・横川SAで仮眠後、7時スタートを目安に登山口に向かう…
6時に到着し、30分だけとつい2度寝…7時に起きる…
すると車窓から正面に、樹林の合間からの美しい御来光にウットリ…
・7時半、気温−7℃、快晴、スタート!!
別荘地を抜け本来の登山口へと足を踏み入れる…
木製の橋が掛けられたら沢を渡り傾斜の増した道を登り始めると、ツルっといってズッコケル…
薄い積雪の下がカリカリだった為、斜面でモロにスリップ、膝を打つ、、、
少しの間ノーアイゼンで粘るがその後やっぱり装着…
・ひたすら長いと評判の杣添尾根、確かにどこまで歩いたという目安がない…
ただ、人のトレースがないところにカモシカや小動物の足跡が随所に現れて楽しめた!
・高度が上がり、尾根の北面トラバース路から雪の深さが一気に増す!
埋まって埋まって進まない!
ここで相方にラッセル交代してもらう…
相方は苦労しながらもツボ足でなんとか歩く…後を追うが自分は更に深く埋まってどんどん離されていく…
“大丈夫─!?”と待ってもらう始末、、、
疲労と空腹により、なんでもないところで雪を整地して食事休憩。
腰掛けた目線の先には浅間山が見えるようになっていた。
・再び相方先頭で出発、途中、傾斜のキツいトラバースがあったので、ここでまた自分が先に行く…
・ようやく森林限界を迎え、視界も開けリフレッシュ!!
しかしここから更なるラッセル地獄に、、、
傾斜も増し、夏道は一切わからない、ただ頂上目指して直登するしかないのだが、雪が思いのほか深く、
足を掻いても掻いても雪が崩れるだけで全然体を押し上げられない…積雪量は腰上!
夏道がわからないので、雪の深いとこ浅いとこが探し当てられない…
ここまで来て登頂ムリかも…というのが頭をよぎる…
雪面にハイマツ(?)の葉が見え隠れする辺りをそっと歩かせてもらうと、さほど沈まずに歩ける!
時折歩けるところと時折腰まで沈むところとを繰り返しながらせっせと頑張る…!
しかしこれ、快晴無風で、頂上での眺望期待値大だったからやってられたようなもので、
そうじゃなかったらもう引き返してたと思う…
・稜線上に案内標識が見える!もうすぐだ!頑張れ相方!頑張れヤマ嬢!
・ようやく稜線に躍り出ると!!
思った通りの白銀の北アルプス連峰がご褒美といわんばかりにズラリと立ち並ぶ!!
相方と貸切の横岳三叉峰の上に立つ…ラッセルの末、登頂を果たした…
・360°快晴の好展望!!しかも久し振りのクリアビュー!!
赤岳&阿弥陀岳の奥に南アルプスの甲斐駒&仙丈、中央アルプス、御嶽、乗鞍、そして北アルプス全部!!
横岳奥ノ院越しに北信五岳、佐久方面には浅間、四阿、草津白根が聳える!
秩父連山も金峰山の五丈岩が見える!チョー最高!来れて良かった!!!
・念願の冬季八ヶ岳に来れた喜びに浸る…
・気温−7℃、弱風、寒いので着込んで食事…
稜線上には縦走者1人分の足跡があるが、まだ誰にも会わない…
・もう13時半、下山開始する。
・下りは埋まっても登りに比べたら全然苦もなく歩ける!サクサク行くぜ!
・振り返って自分たちの残した功績を見つめる…頑張ったな…
・先日買った、今季のニューアイテム・シリセードソリを持参したが、今回は出番なしだった…
・長い樹林帯をようやく下り終え、登山口でアイゼンを外していると、たった今我々が歩いてきた登山道の中から
カランカランと熊鈴の音が…すると1人のオジチャンが下りてきた!!
えっ!?なんで!?誰ともすれ違わなかったのに!!
聞くと、我々の後から山に入り、樹林帯で脇に入って写真撮影してるところを、我々が気付かずにまた下りていったとのこと…
なにやら静岡の人で、下の別荘地に1件持っているという…いいなぁ。
駐車場までの残りの道をご一緒し、無事下山完了!
・いや~疲れたけど達成感のある大満足の山行でした☆
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