小蓮華山、白馬岳の最高の稜線歩き（蓮華温泉からピストン）

2020年08月16日(日) [日帰り]

• GPS: 10:26
• 距離: 19.6km
• 登り: 1,769m
• 下り: 1,773m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:02
• 休憩: 1:01
• 合計: 10:03

5:10 蓮華温泉
6:29 6:45 天狗ノ庭
8:01 8:10 白馬大池山荘
8:51 8:53 船越ノ頭
9:37 9:46 小蓮華山
10:17 10:17 三国境
10:51 11:02 白馬岳
11:30 11:37 三国境
12:20 12:20 小蓮華山
12:52 12:53 船越ノ頭
13:21 13:25 白馬大池山荘
14:12 14:14 天狗ノ庭
15:13 蓮華温泉

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

葛西IC24時頃発　→　首都高・関越・上信越・長野道　→蓮華温泉4時40分頃着

一般道から蓮華温泉までの道は狭い。対向車に注意。糸魚川駅とを結ぶ大型路線バスも通っている

駐車場は無料。山側に駐車すると、下山時には日影なので車が多少涼しい

トイレは駐車場から蓮華温泉ロッジへの途中にある

登山口は蓮華温泉ロッジの正面からロッジに向かって右側を回り込むように進む

コース状況／危険箇所等

蓮華温泉ロッジから白馬大池：
基本的に樹林帯の登り。危険個所はなく、よく整備されているが、この登山道も急登が続く。天狗の庭が白馬大池までのほぼ中間地点。森林限界を超えると比較的フラットなハイマツ帯になり、すぐに白馬大池につく

白馬大池から小蓮華山：
稜線伝いに進む。危険個所はなく、気持ちの良い緩やかな稜線歩きを楽しめる。船越の頭から少し下って小蓮華山への坂道を上る。山頂手間にお花畑あり。そろそろ終盤

小蓮華山から白馬岳：
最初少し下り、比較的水平移動に近い道が続き、三国境あたりから白馬山頂に向けて標高を上げる。危険個所はなく、気持ちの良い稜線歩き。山頂直下にお花畑。こちらも終盤

その他周辺情報

コンビニ：
長野ICを下りてから一般道を進むと、いくつかのメジャーなコンビニがある。ICを下りたら早めに調達することをお勧めする

日帰り温泉：
手っ取り早く蓮華温泉で汗を流した。いろんな泉質の露天風呂があるが、石鹸・シャンプーを使いたかったのと次の移動時間の制約により内湯のみ利用。８００円で内湯と露天両方OK。露天風呂だけなら５００円。１０時から１６時まで。受付は１５時半まで
https://niigata-kankou.or.jp/feature/renge/top

宿泊：
翌日の山行のため、信濃大町駅前に今年オープンしたルートインに宿泊。汗をかいた登山服、下着などは館内のコインランドリーでさっぱり。歩いてすぐのところにショッピングモールあり。デリカテッセンの食料スーパーやマツキヨ、ダイソーなどが入っている

写真

蓮華温泉の駐車場に到着。お盆休み最終日ながら車は思ったより少ない。到着時の上空は曇り空

樹林帯を進む。豪雪地帯ならではの屈折した木。暑くて汗が滴り落ちる

予報通り雲が取れ始めた。時折谷側から吹き上げる風が心地よい

稜線の雲も取れますように

天狗の庭まで上がってきた。白馬大池までのほぼ中間点。ここからも同じように急登が続く

頚城山塊が見えた。左端が雨飾山、右へ焼山、火打山かな

ハクサンオミナエシが可憐だ

天狗の魔法か。とってもシュールな幹の形

樹間から小蓮華山が見えた。本日のメイン

森林限界を超えた。白馬大池まではあと少し

チングルマの群生の背後にこれから進む美しい稜線。バッチリ青空

白馬大池。ここで遅めの朝ご飯（コンビニおにぎり）

さて稜線へ。小蓮華までは青空のもとを歩けそう

白馬大池を振り返って

いよいよ稜線歩き。5か月ぶりの山。気持ちいい

船越の頭

本日のメイン。小蓮華山に続くあの坂道。坂の上に雲もありパーフェクト。ツイてるなぁ

小蓮華山の少し下にはお花畑。タカネナデシコの群生

タカネナデシコのアップ

白馬の大雪渓。暑い夏は涼しい風が吹き下ろす雪渓を登るのが正解だな。白馬三山の上空はずっと雲に覆われている

産毛がないのでイワギキョウ

ミヤマダイコンソウの群生

こちらはハクサンフウロの群生

ハクサンフウロのアップ

ミヤマリンドウ。老人性手振れによるフォーカスミス

本日のメイン、小蓮華山2766m。山頂にいた若者に撮ってもらった。百高山81座目（レコ上70座目）。何やら頭上の雲が・・

究極の「坂の上の雲」。ハート形にウキウキする年でもないけど・・

白馬大池から歩いてきた稜線。美しい

白馬方面はずっと雲がかかっている。メインをいただいたので引き返そうかと迷ったが、写真を撮ってくれた若者が進むというので、とりあえず私も行ってみることに

しばらく進むと雲が薄れてきたような・・

取れた。白馬岳のお出まし。何とラッキーな！

素晴らしい稜線を歩ける幸せ

ダイモンジソウ

三国境から鉢ケ岳、雪倉岳。こちらも雲が取れてきた

旭岳も姿を現した

白馬岳の手前のピーク

手前ピークを登り上げれば、白馬岳へのビクトリーロード

大雪渓から猿倉方面を見下ろす

静かな山頂で自撮り

杓子岳、白馬鑓は相変わらず雲の中。結局この日は白馬から南側の後立山連峰の山並みは雲がかかっていた

ミヤマシオガマ

ウルップソウは食べた後のトウモロコシの芯状態

イブキジャコウソウ

タカネツメクサにしては花弁が丸っこい。エゾタカネツメクサ？

こちらはイワツメクサ

ヨツバシオガマ。白馬山頂直下の花畑は以上。シコタンソウを見つけられなかった

白馬岳からのこの稜線を戻ってきた。気持ちいい

2009年から2011年の3年にわたってNHKが秋に放映した13回シリーズ、司馬遼太郎の「坂の上の雲」のエンディングに使われた坂道。サラブライトマンの澄み切った歌声が聞こえてくるようだ

白馬大池に向けて最後の稜線歩きを楽しむ

トウヤクリンドウのシーズンだな

お昼過ぎで10張り。ここでテン泊する計画も立てていたが、今回は日帰り

蛇口をひねれば水も出る最高のテン場

白馬大池山荘

下山時には朝日岳方面の雲も取れた。コロナで我慢の5か月ぶりの登山。最高のプレゼントだった。素晴らしい山歩きに感謝感謝！

感想

野風

コロナ自粛が続く今年の登山。前回の山は、コロナが拡散したと言われる3月の三連休に登った日光白根山。雪山登山から一気に夏山。5か月ぶりの山登り

小蓮華山をメインにして、登山者が比較的少ない蓮華温泉からのピストンを計画した。ヤマテンでは白馬山頂は終日霧に覆われる予報、一方、気象協会のtenki+moreでは白馬山頂は終日晴れ予報。天候と体力と相談しながら白馬岳を目指すオプション計画。

ヤマテンはいつもコンサバな厳しめの予報で、気象協会は楽観的予報というのが私の評価。間をとって晴れることもあるかと期待して出かけた。結果は信じられないような幸運。5か月の我慢に、山の神も温かく迎えてくれたか。こんな素晴らしい稜線を楽しめるとは・・。これだから山はやめられない

お盆休みに仕事休みの息子と山に出かけるつもりだったが、くるくる変わる予報に振り回された。パッキングもして出発するばかりに準備をしていたが、結局行けずじまい。息子とは秋に仕切り直すことにした

まだまだ続くwith コロナの生活。周到に計画し、慎重に行動することで、リスクをできるだけ抑えて山を続けようと思う

コメント

eurekapapa

素晴らしい稜線歩き！
久々の山行にしては、ロングルートですね。
まだ私はロングルートを歩けておらず体力低下が不安なのですが、それほど違和感なく歩けましたか？？

さて、素晴らしい稜線歩きですね。
やはり北アルプスの稜線は素晴らしいです。
NHKの坂の上の雲は私も見ていて、小蓮華山の稜線歩きはやろうと思っているのですが、まだ行けないままです。

最近は温暖化のせいか、一日快晴という予報は少なく、ときどき雨が降るような予報が多い気がします。
先日の三ノ沢岳もそうでしたが、結局雨は降らず。
降る時間と量が限られていれば、多少降られることは覚悟して、出かけるのがいいのかもしれないな、と最近は思っています。
最近はヤマテンより、SCWとmountain weather forecastを頼りにすることが多いです。

野風

Re: 素晴らしい稜線歩き！
eurekapapaさん、コメありがとうございました

毎日のようにウォーキングをしてましたが、やっぱり５か月ぶりの登山靴とザック担ぎはこたえました。ケアを怠り、かかとに大きなマメを作り、くるぶしにも登山靴の擦れキズができてしまいました

おかげでこれからアップする次の山行にも影響し、帰宅したら足が大変な状態になっていました。やはりちょくちょく登山靴を履いて歩かないとだめですね

SCWは以前GPVとか言っていたサイトですよね。野口五郎小屋のお兄さんにも勧められました。こちらをもっと参考にしたいと思います