西吾妻山(新高湯温泉〜裏磐梯)


- GPS
- 10:36
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,641m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:36
梵天岩〜西大巓分岐間に水場あり
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新高湯温泉から天元台まで急登の山道で30分かかります ※登山者というより地元計測のコースタイムのためかなり正確です。 (らくルートでは新高湯→北望台までCT1.0倍推定値98分とありますが、 天元台→北望台CT1.0倍80分を倍率計算した後30分足すことを勧めます) 2.グランデコ山麓から剣ケ峯(北塩原村セブンイレブンや郵便局近く)までは相当歩きます。 小野川湖探勝路が基本CT2h〜2h30mですが、グランデコから入口までが30分程度、 桧原湖側の探勝路入口から剣ケ峯まで30分は見ておきましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天元台/北望台からの入口注意(ログで引き返している場所) グランデコ駐車場から不動の滝直通路は道はあるものの廃道に近い 小野川湖探勝路はこの時期イヨシロオビアブ大量発生中/猿ファミリー確認 |
その他周辺情報 | 白布温泉、新高湯温泉他 白布温泉側に食料調達施設なし (米沢駅のスーパーキムラがオススメだがパン以外は翌昼まで持たない) 北塩原村にセブンイレブン (カップラーメン種類少、直売野菜なし、果肉入り現地産ジャムあり) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | ストック底ゴムの予備を持っていく |
感想
白布温泉→猪苗代縦走計画1日目。
気温 朝6時22℃〜およそ30℃?
風が吹くと体感的には20℃程度だが、
快晴で太陽光線をもろに受けるため焼けるような暑さ。
湿度 朝80〜昼40%ほど?
爽やかな空気。
消費水量 約3L
新高湯温泉で朝湯のち裏手の山道を登りました。普通に高低差のある山道なのでスニーカーだとやや厳しいかも。天元台が見えてもゲレンデまで直進推奨。私はすぐ右手の斜面を登った後藪+急登で断念し、登り返しました。晴れてれば米沢平野が綺麗に見えます。スキー場頂上から少しいくと五名峰展望台と書かれた看板がありますがスルー安定。
中大巓間もそこそこ距離はありますが、晴れていれば人形岩からは米沢平野・東吾妻などが綺麗に見渡せるのでオススメ。ここから水場まで歩きにくい道はありません。水場は水量豊富でやや硬水の風味。調べたらやはり硬水のようでした。合ってるとちょっとウレシイ。そこから梵天岩までやや岩が続きます。天狗岩は岩の転がったピークです。割と広がっており神社もありますが、ほとんどの人はコース伝いにスルーするようです。西大巓は人気で混雑するためここで食事・休憩をとるのもありでしょう。ここまでの道では東吾妻方面と高原の草原・湖沼が広がる気持ちのいいエリアです。ただし遮るものもないため熱いです。
西大巓までの間に、ようやく磐梯山と猪苗代、そしてグランデコリゾートが見えてきます。昔郡山に住んでいたので、感動もひとしお。明日には猪苗代湖すぐ近くまで歩いているのか…と考えると、なんとも不思議な気分でした。福島がぎゅっと詰まった、思わず見とれてしまう美しさですね。西大巓ももちろん展望抜群(蔵王方面だけやや見にくい)。ただしこの近辺はガレ、滑りやすい場所が少しあるので注意。
山頂でグランデコ側から登ってきた人はだいたい皆疲れてましたが、実際に長く暑く展望なく延々と登りが続くだれるような道でした。近くに見えたはずのロープウェイ山頂駅までも遠い。ようやくクアッドリフト山頂駅が見えてもまだ林の中をだいぶ歩きます。が、景色が開けるとともに、アサギマダラなどが飛び乱れるようになります。ゴンドラ山頂駅に近づくにつれ少なくなるので、これは登山者へのご褒美ですね。ご褒美といえば会津山塩ソフト400円。さっぱりしてましたが、牛乳のコクが薄いため普通にバニラのほうがよかったかなあ。あとこちらではバッチは見られませんでした。天元台ロープウェイ山麓駅で買ったバッチには「天元台」と刻字されていたので、もしかしたらこっち側でしか買えないとかあるのかな…。グランデコ山麓駅には寄っていないため詳細は不明。そして22年来?の雪辱であるグランデコスキーリゾート・センター33のコース。小学生低学年の頃、中級コースをあまりにも楽々滑れてしまったので調子に乗ってこっちまでホイホイ来てしまった生意気ながきんちょでした。その結果33度の傾斜の恐怖に泣きながらスキー板を外してよじよじと下った苦い思い出があります。この夏、克服するぞ! …と挑んだはいいものの、はるか下に見えるロッジ、傾斜も入口も見えない背の高い藪…上級者コースの看板が示す通り、スキー場としても、登山としても完全に上級者向けでした。そりゃあわざわざここを避けるログがあるわけだ…。
ところでシーケンスブレイ…もとい、私は道があればそちらが気になってしまうタチです。山を始めた理由も田舎旅・駅歩きの延長線上なんですよね。そのため、懲りずにらくルートにあるグランデコホテル(1045と書かれているあたり)からのログが気になり、近くの駐車場を直進。結果、草叢の向こうに若干の道と、朽ちた看板を発見。かつてはスキー場によって整備されていた道であろうことを確認できたため、迷わず直進しました。ルートを見ると傾斜が不安だったのですが、「傾斜が急なのでお気を付けください」の看板、木階段(苔塗れですが)を発見したため安堵しました。実際にはじめじめと薄暗い中でしかも1000m近くだったので、ヒルに這い寄られないか気が気ではなかったのですが、一体も見なかったため、おそらく生息してないようです。傾斜もいうほど急ではないのですが、道がジグザグしていて若干不明瞭がちです。また、途中から木道の上を歩きますが、これが割れていたりして崩壊寸前です。実際、ひとつふたつバキッといったものもあります。幸い下は平地で腰程度の高さしかない湿地帯ですが、下手したら怪我するので自己責任のルートですね。
そして、案内にも書かれていたように、不動滝まで30分程度かかってしまいました。滝自体は迫力もあるので見る価値はあったのですが、ここから先がまた2時間以上かかります。さすがに滝つぼまで降りる体力も残ってませんでした。小野川湖探勝路まで途中分岐がひとつありますが、小野川湖探勝路へは直進です。らくルートである足跡の多いほうは階段を下っています。この場合小野川湖南側車道が近くなります。もちろん駐車場もこちら側。紛らわしいのはここだけで、ここから先は迷う要素はありません。あるとすればあまりの長さに心が折れそうになるというぐらい。私の場合は足の裏が痛くなりました。探勝路自体はぬかるみが多く、木の橋が滑りそう(あと一部外側が朽ちそう)なので注意が必要。2カ所ほどある崩落地?はまったく問題になりません。あとイヨシロオビアブ?だかなんだか、例の耳元で集団で飛び回るやつがすごーく鬱陶しいです。2時間はこいつとの戦いです。虫よけスプレーも意味を成しませんでした。途中に猿軍団がいます。道端でぼけーっとしてたり歩いていたりしますが、近寄る(ただ進んだだけですが)と逃げていきます。んで崖の上からガン見…かと思えばぷいっと興味をなくしたり、適度に警戒心がある程よい距離の集団でした。尻に子猿を背負った個体もいた気がします。ここ通る人はほとんどいなさそうなのでこのぐらいの距離感が保たれているのでしょうね。車も崩落地?のためか、入口に近い場所に大岩が置かれていて通れませんし。
ちなみに、ようやく出口に出たとしても、そこからまた30分以上は歩きます。本当に疲れました。でも宿(セカンドハウス)が割と快適だったのと、真ん前に見える磐梯山、満面の星空、現地自家製ジャムを売っているセブンと、満足なまま眠りにつけました。現地は夕食を調達できる場所がセブンぐらいしかないため、そのあたりは要注意ですね。まぁ正直歩いてここまでくる人自体が物好きだと思いますが…。
そしてストックの底を突き抜けてしまったことが判明。段ボールをいただきで応急処置をしたものの翌日に一抹の不安…。
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