丹沢山[抜きつ抜かれつ]
- GPS
- 08:59
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,894m
- 下り
- 1,893m
コースタイム
8:26二ノ塔
10:20塔ノ岳10:46
11:32丹沢山12:10
16:11ヤビツ峠
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に霜が降りており朝方は固まっていて問題ないが日中はぐっちゃぐちゃです。 三ノ塔〜鳥尾山は急坂 鳥尾山〜行者ヶ岳周辺も急坂と鎖場です |
写真
感想
日に日に寒さの増す12月。雪が降る前にリベンジを果たしたい場所があった。
それが丹沢山。
大倉尾根で登った時に関節痛が発生してしまったため塔ノ岳で折り返してしまったからだ。通称「バカ尾根」に勇んで進み負けてしまったのである、バカよね。
そんな訳でどうしても丹沢山に行きたい私は今回はヤビツ峠からスタートしたのである。
思っていたより車道歩きが長く、出鼻をくじかれた感ありありで登山口までたどり着くとさほど急ではない道を気分よく歩いて行けた。気がつけばニノ塔に到着。一旦下って登り返し三ノ塔にも爽やかに到着。晴天に恵まれ展望も雄大だ。
この先はアップダウンが多く、鳥尾山、行者ヶ岳、新大日と登っては降りの繰り返しに疲労度が一気に増してしまう。その間も尾根歩きであるが故、好展望に恵まれ富士山や大島や東京のビル群を右に左に眺めながらのんびり歩いて行った。
さすがに丹沢、途中途中で他のハイカーに抜きつ抜かれつ、そうは言っても思っていたよりも人の少ない登山道にやや拍子抜けしながらそれでも抜けるような青空の下、山行を楽しみながら疲れをごまかしつつ進む。
塔ノ岳は2度目の来訪で平日でもやはり多数のハイカーが訪れていた。ちょうど北風が強くそれを避けるように南側に皆陣を取り休んでいたので北側の富士山を見る方角には写真を撮ってすぐ退散する人ばかりだった。そのおかげか、人だらけの塔ノ岳で人の写っていない山頂からの富士山をスッパ抜き撮りできた(*^^)v
我々もちょっとの隙間を陣取ってどうにか風を避けるように休憩をとった。今日は関節はちっとも痛みを発していないので予定どおり丹沢山を目指すことにした。
この先も谷を回り込むように尾根伝いで歩いていくので好展望の気持ち良い道であった。疲れを忘れる、とまではいかないものの息抜きしながら歩いていられる道だ。
丹沢山に着く頃は12時前だったのでちょうどいい昼休憩をとれた。トイレ前のベンチではあったものの(^_^;)
ヤビツまでの帰路は非常に長く、特に新大日からニノ塔までのアップダウンは「ダメだ〜」「まだか〜」「いやだ〜」の連発で腑抜けた愚痴をこぼしながらの山行。抜き打ち的に出てくる急登や鎖場に(行き道で通っているにもかかわらず)、「クソッ!」っと悪態をつく。すがすがしさがまがまがしさに打って変わった有様だった。
ヘロヘロで魂が抜けたような状態で林道と交差する場所まであと僅かというところで動物のフンを見つける。鹿のそれではない。友人と顔を青ざめながら慌てて熊よけ鈴を鳴らしまくりながら腰抜けな下山を果たす。
車道まで降りつくと抜け目なく空腹が襲いかかり、やれ「肉が食いてぇ」だの「寿司が食いてぇ」だの妄想食堂に骨抜きな私。最後の車道歩きでは食物のことしか話題に出さない、出したくもない。
車で走り出すと鹿が2頭山から降りてきてこちらをじっと見ていた。山中でお会いできなかったので慌ててカメラを探すもののこういう時に限ってなかなか準備できない。息の抜けない緊張の場面だ。
「よし!」カメラを構える。「シャーーー」「おぉ!」「あれ?」
後ろから颯爽と抜いていったロードレーサーに驚いた鹿たちはあっという間に山に逃げ帰り、僕らの間抜け顔を最後に、丹沢を後にした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
今回は丹沢ですね
この辺は展望が素晴らしく、楽しく歩けそうですね
塔ノ岳からの富士山の写真 なんか凄く良いですね。
遮るものがなく裾野の広がりも見事でとても綺麗です
私も来年この辺を歩いてみたいなぁ
しかし、もう冬だというのにクマさんは冬眠しないんですね
お腹を空かせていることでしょうし、お互い気をつけましょうね
あっ!ちなみに、お腹を空かせているのはクマさんです。
bo-tyu-zaiさん達も下山時にお腹を空かせていたのでクマ肉を食べちゃうのもありか??
富士山、これだけキレイに見えれあ大満足だね!
このヤマレコ見るだけで、なごみます。
そして、自分の休みをどうにかして早くウエルピー部な活動したいッス!
neko-tamaサン、(*・ェ・*)ノ~☆コンバンワ♪
丹沢はまだ2度目なんですが前回のバカ尾根こと大倉尾根、今回の表尾根ともにきつい道のりでした。
ただ表尾根はニノ塔から先は本当に好展望の尾根歩きなので奇跡の雨男の私がまさかのどピーカンに恵まれ、いい眺めのハイクができました 帰りは思った以上に疲労感がおおきかったですけど
来年あたりに丹沢デビューですか?タイミングが合えばご一緒したいですね 熊よけのにぎやかしには私は最適ですよ 熊よりも常に腹減らしてますし
garnet0823サン( ノ゚Д゚)こんばんわ!
ヤビツからの丹沢山アタックは距離が激しくて泣きが入りましたよ(T ^ T)特に帰り道で疲労度MAXとなり「くっそー!まだつかねぇ」の連続。同行者がポロっと「クソ尾根ですな」とつぶやく始末。。。でも今回のハイクで自分の課題が見えました。常にストイックを追求する我らにとっては収穫です、鍛えます
来月は例の山、行ってきます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する