九州1日目 根子岳 天狗岩
- GPS
- 10:19
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 704m
- 下り
- 718m
コースタイム
天候 | 晴 下山時、夕立 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗岩1ピッチ目の終了点間際は岩が脆くグラグラ、落石も注意 |
写真
感想
元々、北アルプスの小屋で働く仲間に会いにいく予定で取っていた休みだったのだが、コロナの影響は天候の状況により急遽、九州アルパインツアーを実施。初日は何かの写真か映像で見てずっと気になっていた根子岳へ。前日に広島を出発、急な斜面の牧草地を抜け、少し薄暗いで日ノ尾峠で前泊。朝まで峠を通る車も一台もなく動物の声が時々聞こえていた。3時半起床、テキパキと朝食と片付けを済ませて5時に駐車した場所にある登山口から入山。あまり人気のないルートなのか季節的なものなか、藪も多く登山道は荒れているがヘッデンの明かりでも充分に見えるぐらいの踏み跡は残っている。少しづつ明るくなってきた、オレンジ色の赤い朝日が出てきた頃、展望の良い場所に出た。ギザギザの稜線に緊張とワクワクを感じながら休憩。少し戻りトラバースすると大きな岩が見え、稜線に出た事がわかる、岩に大きな文字で名前みたいなのが彫ってある。いよいよギザギザアップダウンの始まり。ベテランリーダーの看板がさらに緊張感を高める。初めて行く山なので、いろいろな下調べをしたが一番の懸念は下降路。下降路の入口がすぐに判るだろうか?下降したあとの沢の落石など不安な点がたくさんある中、天狗岩を目指す。幸い、ラッペルの場所なども判りやすく、ルーファイも難しくない。順調進んで行く。最初の登攀場所もあまり難しそうでなかったのでアプローチシューズのままリード。終了点も判りやすい。写真で見ていた蟻の門渡りのような岩場も少し登ってみると、ロープを出すほどでもない簡単なトラバースだった。そこを越えて暫く進むと調べていた下降路を発見。かなり心が安心する。あとは最後の天狗岩登攀だけである。アプローチシューズで行けそうなら行こうと思っていたが、まあまあ難しそう。迷うわずクライミングシューズに履き替える(笑)そんなに難しくなく順調に登っていたのですが、後半、左側に回ってから急に岩が脆くなり、グラグラ動く石が増えてくる。かなり高度感もあるし、急に怖くなり一手一手、一歩一歩、慎重に行く。ビレイヤーも下にいるので落石も起こしたくない。落ちたら確実にハーケンも抜けるか輪っかの部分が簡単に砕けそうなハーケンばかりである。カムを決める場所も岩が動くし効きそうになり、ハーケンとハンマーを持ってくれば良かったかな?と考えながら恐る恐る登り終了点。セカンドを引き上げ「怖かったじゃろ〜?」って聞いたら、あんまり怖くなかったそうである(笑)2ピッチ目は歩きに近いような登攀で5mぐらいしかなかった。そこからは両側が切れた箇所を歩いて頂上に到着。午後から雷予報なのであまりノンビリせず、すぐに下山開始。ラッペルで基部へ降り、先ほど見つけた下降点へ戻る。ロープを投げずラッペル。15mぐらい下降し、再度、ラッペル。1回のラッペルではたぶん、60mロープで足りないと思う。そこからは、テープもしっかりある踏み跡を辿り、沢を目指す。もう1度、大きなラッペルがあり暫く下るとガレガレの沢が見えてきた。沢へもラッペルで降りたが、少し早く降りすぎて落石が多く失敗だった。もう少し踏み尾根を歩いた方が良かったのかもしれない。沢は長かったが、なかなかの絶景で楽しい。1つ目の大きな人工物が見えてきて、林道のような箇所に入ったあたりから雨が降ってきた。もう安心地帯なので熱く乾いた身体に雨が気持ちよかった。道路に出てからも雨の中を日ノ尾峠まで歩いて車を回収。いろいろな技術が必要な面白い山だったが地震の影響なのかな、天狗岩のグラグラ石は怖かったなあ〜
冬に登った方が安全かもしれない。
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