常念岳・蝶ヶ岳 三股〜CCW周回


- GPS
- 10:14
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 2,057m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:15
4:03 三股駐車場到着 18℃
4:30 三股駐車場出発
4:41 三股登山口到着
4:45 三股登山口出発
7:55 前常念岳避難小屋到着
8:16 常念乗越へのトラバースルート分岐到着
8:54 常念乗越との合流点到着
9:02 常念岳山頂到着
9:06 常念岳山頂出発
9:55 常念岳山頂から下った後最初の登り返し後のピーク到着
10:12 常念岳山頂から下った後最初の登り返し後のピーク出発
11:38 蝶槍到着
12:04 蝶槍出発
12:10 ケルンのある広い稜線到着
12:30 ケルンのある広い稜線出発
12:34 横尾への分岐到着
12:52 蝶ヶ岳山座板到着
12:58 蝶ヶ岳山頂到着
13:02 蝶ヶ岳ヒュッテテント場出発
14:01 まめうち平到着
14:22 ゴジラのような木到着
14:25 力水到着
14:47 三股登山口到着
平面距離 16km
沿面距離 16.7km
記録時間 10:14:47
最低高度 1,277m
最高高度 2,856m
累計高度(+) 2,071m
累計高度(-) 2,058m
平均速度 1.6km/h
最高速度 10km/h
登り歩行時間
三股登山口〜常念岳山頂:4時間17分 4:45〜9:02(2回の3分休憩と12分の休憩を含む)
常念岳山頂〜蝶槍:2時間32分 9:06〜11:38(17分の休憩を含む)
蝶槍〜蝶ヶ岳山頂:50分(20分の休憩を含む)
下り歩行時間
蝶ヶ岳ヒュッテテント場〜三股登山口:1時間45分(休憩なし)
天候 | 晴れ ガスで一時眺望なし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
長い距離を歩行するトレーニングとして常念岳と蝶ヶ岳の周回をすることにした。
最近は体力維持と確認のため年に1度は実行するようにしていて、昨年は山の日に行った。
似た時期での山行なので、昨年の出発時間やコースタイム、反省点を参考に準備した。
平日なので、三股第一駐車場の駐車率は7割程度で好きな場所に駐車可能な状態。
車中で朝食を摂りながら周囲の様子を見ると複数の車内で出発の準備をしている様子だ。
先週の扇沢と違って車を降りても半袖Tシャツだけで寒く感じない。
昨年は三股登山口からすぐの常念岳への分岐点からほどない場所を直進していきなりルートを外れてしまったので、左に折れる場所を注意深く探して登った。
ヘッドライトを明るいモードにしてもモノクロの世界で、立体視に弱点のある自分にルートファインディングは難しい。
常念岳に行くなら三股から、が定番となっていて、稜線に出るまでの九十九折りはいつも我慢の場所としてさほどつらいと感じていなかったが、今日は違った。
先週柏原新道で楽な歩きをしてしまったせいか、木の根で段差が大きかったりする急登が単調で長く、そろそろ稜線が近いのではないかと、何度か見上げるが毎回長い斜面しか見えない。
稜線に出るまでの時間が今までで一番長く感じた。
ハシゴを登って樹林帯を抜けるとガス多く、がっかりな天候であることがわかった。
前常念岳までの手足を使って登る急登をなんとか登り避難小屋まで着くと、さらにガスに覆われ視界のない状態になった。
ここで休憩をとり、下山中のパーティーと少し会話。
昨日、蝶ヶ岳から常念岳を経由して常念小屋に宿泊し、三股に下山する途中だそうで、今年復活開通した常念乗越から前常念岳へのトラバースルートを来たが、ルートが明瞭で快適だったとのこと。
従来、常念小屋で宿泊して三股に下るには常念岳山頂近くまで登る必要があったけれど、今後このルートで周回される登山者は増えるのだと思う。
避難小屋を過ぎてから山頂はそう遠くないと思いつつもガスで山頂が見えないため、再度休憩しておにぎりを食べた。ここでトレランの2名ともう1名オレンジ色のザックを背負う若い男性がパスして行った。
ガスで山頂が見えず残り距離がよくわからないまま常念乗越との合流点に到着した。
今日は予想以上にきつく、蝶ヶ岳への周回でなく常念岳のみのピストンでいいかなと思いつつ登って来たが、槍ヶ岳・穂高連峰がこれほどまでに見えないと、そのまま前常念岳に下るわけにはいかない。下ってしまうと、もう穂高連峰の一部しか見ることが出来なくなってしまう。
山頂到着時刻が昨年より早いので周回に十分余裕がある。
常念岳山頂で3分ほど休憩し、蝶ヶ岳に向かいながらガスが晴れるのを待つことにした。
山頂から順調に下っているとオレンジ色のザックを背負う若い男性に「下るの速いですね」と声を掛けられたので、道を譲って後をついて行くことにした。
山頂から下りきるまで歩きながらいろいろと話をさせていただき、同じ松本から来たことや山岳指導員もされていて、登山口での検温を担当されていたとのこと。
そう言えば、今朝検温無かったなと話たら、検温は昨日で終了したそうな。ごくろうさまでした。
結局、最初の小さな登り返し終了手前まで一緒に歩くことが出来た。
鞍部では50回以上も槍ヶ岳に登っていて、今夜は常念乗越でテント泊し、明日大天井岳経由で西岳に泊まってからあえて槍ヶ岳には行かずに水俣乗越を下るという、自分と同じ世代くらいの男性が少し早い昼食を摂っていた。
この方と自分と一緒に下って来た男性のおすすめは西岳。西岳は最高の展望台なのでぜひ行ってみてほしいとのこと。
近場の日帰りばかりしている自分にとって西岳は容易に行ける場所ではないが、いつか行ってみたいと強く思った。
最初の小さな登り返しを登り切ると、平らになっていて常念岳山頂のガスがとれ槍ヶ岳、穂高連峰も霞んではいるが見えるようになったのでMavic Miniでパノラマを撮影してみた。
ここでは、徳沢にテントを張ったまま残してきて、常念岳山頂まで行って来るという若い男性に会った。
ここからスマホにジンバルを付けて、山頂までの歩行を撮影するようだ。
この後樹林帯に入ると風が一切ないので暑さが増し、一部急登だったりして登り返しがつらい。
2つ目の登り返しを終えた場所にはお花畑が広がり、きれいな花々がたくさん見られる。この時期最も目立ち、多く咲いているのがトリカブトだった。
今年は一度も見ることが出来ていないコバイケイソウはすでに葉が茶色く変色していた。
左側が谷になっているなんでもないルートで今日は4度左足を登山道脇に滑らせてしまった。3度は右足で支えられて、オットットという程度だったが、1度花畑に囲まれた場所でコケて1m程うつ伏せになって落ちてしまった。
右手首の近くに擦り傷が出来た程度で済んだが、もし切れ落ちた場所だったら滑落という事態だった。
過去に1度か2度左足を登山道脇に滑らせてしまうことはあったが、4度もとなると笑ってもいられない気がした。
蝶槍への最後の大きな登り返しでは、なかなか樹林帯を抜け出せず、余裕だと思っていた水分も残り500mlになってしまった。
常念岳山頂を目前におにぎりを1つ食べてしまったので、今度は蝶槍に着くまでお腹が空いても我慢しようと決めていたが、樹林帯を抜けて時折涼しい風が吹いても力が出ない。歩いたり止まったりを繰り返す。
蝶槍にいる人が手を振っている。思わず「お腹空いたー」と声をだした。
蝶槍で昼食を摂り、本日最長の休憩をとった。
常念岳、蝶ヶ岳はともにガスで見えなくなっていた。槍ヶ岳、穂高連峰はかなり霞んでいるが見えていて、麓の安曇野も雲の切れ間に霞んで見えている。
蝶槍を後にしてケルンのある開けた稜線、ここは飛騨の山友さんと3度目の偶然の出会いがあった場所。
ここで再びMavic Miniを飛行させ、蝶槍で手を振ってくれた高山村から来られた方とミニドローン談義。昨日から蝶ヶ岳で連夜のテント泊だそうな。
蝶槍から蝶ヶ岳への稜線ではモワっとした暑さで、涼しさを少しも感じることが出来ない。
途中少し離れた所にライチョウらしき動くものが見えたが撮影することは出来なかった。
水分に余裕がなかったので、蝶ヶ岳ヒュッテの自販機でコーラを購入して蝶ヶ岳山頂に行ってピークハントのしるしを撮影後、そのまま下山を開始した。
8月4日の蝶ヶ岳山行では蝶沢の水量が多かったので翌週の山の日にもまだ水は枯れないだろうと思っていたが、3週間後ではさすがに水の流れは無かった。ただし少し上流で水音がするので、少し遡上すれば流れる水にありつけるかも知れない。
昨年と同様に力水まで冷たい水はあきらめることにした。
いつもなら最初から小走りで下るところだが、長い距離歩いているのでコケないよう慎重に歩くようにした。
ただし、階段や石のない平らな場所とまめうち平以降は小走りで下った。
昨年の同じルートと比べてコースタイムは良くなっているが、それに反比例してつらさを感じた。
今日は三股登山口から前常念岳避難小屋まで3時間10分で、昨年は4時間3分掛かっていた。1時間近くも早く到着出来たとはとても思えない。長くてつらい道のりだった。
少し体力が向上したら、少し楽に登れる、ってならないんだね。
稜線に出るまでの九十九折りで景色を見ずにリタイヤして引き返してしまおうかと思ってしまうこともあった。
今後さらに少し体力が向上したら、少し楽に登れるようになるのだろうか?
少し楽に登れるようになる日が来るまでがんばるしかなさそうだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する