入渓前に果てていた＠菰釣山-水ノ木沢
トプ・ガバチョ
その他2人 
体力度について
- GPS
- 09:30
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,392m
- 下り
- 1,391m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 9:14
水ノ木沢に入渓したところで15分ほどの休憩を取っています。
昼食は午後2時過ぎに水ノ木沢の水涸れ地点の少し手前で取りました。
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
菰釣山登山道は去年の大雨の影響でかなり荒れています。右岸・左岸に何度か渡ることがありますが、ルートが分かりづらくなってリボンをしっかりチェックしないと見失うことになります。国境尾根直下の斜面のつづら折れ区間は以前と同じですが、何か砂利土に締まりがなくなって下りではずるずる滑ります。これに対し甲相国境国境尾根は全く問題ありません。 菰釣山南尾根は大栂まですっきり歩けますが、意外と笹の茎が夏でも枯れたままで葉を伸ばしていません。ですから踏み跡がかえって鮮明な感じではないものの、一本尾根なのでミスコースはないでしょう。 大栂の西に下る尾根には山頂手前でトラバースしましたが、あくまで獣道ですから、ゆるゆるの土のために崩れやすくお勧めできません。やはり山頂まで登ってから西の尾根に下降すべきです。その後は支尾根が複数回現れますので読図が必須ですが、特に2つ目の分岐は一見右にはっきりした尾根が伸びるために間違えやすいけれど、左の急な方が正解になります。尾根の尻の手前で緩くなった古い伐採後の苔むした倒木だらけの斜面を適当に下れば菰釣山林道終点近くに出られます。 水ノ木沢は全体に傾斜が緩やかで歩きやすいです。そのため、沢歩きの距離が長くなります。ちょっと大きな滝は3つだけですが、最初のもの以外はそのまま登れます。最初のやつは淵が深くなっていて腰くらいまで潜ってしまい滝つぼまで進めない上、進んでも流心は下側が凹んでいて取り付けず、左右の凹凸もヌルヌルで登れませんので、淵の手前の左側斜面から高巻きます。越えてからの下りにはちゃんと踏み跡があります。下流から茶色いヌメった岩がありますが、上流部ではそれが一層多くなるので、要注意です。なるべく流心を進む方が滑りは少ないです。 最後の詰めは水涸れ直前の分岐をどちらに進むかで大分異なります。右に進めば菰釣山に近いところに出られますが、最後が結構な傾斜の斜面になります。左側に進めば菰釣山からは少々離れますが、ちゃんとした尾根に取り付くことができます。危険度は後者の方が少ないでしょう。 |
写真
7時10分に道の駅どうしで待ち合わせ、準備して三ヶ瀬東沢林道を進み、室久保林道のゲートを横目にそのまま東沢-西沢連絡林道を進み、西沢林道終点のチェーンゲート前の駐車スペースに止めました。もう目の前が菰釣山登山道入口です。登山開始は8時頃でした。
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こちらが登山道入り口。去年の大雨で幅いっぱいにゴロタ石が流されてきてルートには見えませんね。去年まではもっと幅が狭く、水もちゃんと流れていました。
やっと奥の斜面のつづら折れ区間になりましたが、水場はもうないです。沢の流れは大分下から始まり、なおかつ水量はずいぶん少なくなりました。
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大栂の手前の偽ピーク。この後大栂直下で右にトラバースして大栂西南尾根に出ましたが、獣道でふかふかなので、面倒がらずに大栂山頂から右に折れた方が安全です。
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この滝だけ、釜が深くなっていて、流心のところは下側が窪んで取り付けず、左右の岩もヌメってダメなので、左側から高巻きました。
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これが一番大きな滝でしたが、右側がしっかり段差になっていて登れます。Youさんがわざわざロープを出してくれましたが、右の木にくくり付けられていて、真っ直ぐ登りたくてもそっちに引っ張られて体が右に向いてしまい、左足で踏ん張ったらふくらはぎが攣っちゃいました。鈍った体で疲れている証拠ながら、真っ直ぐ自力で登るべきでしたね。Youさん曰く、「今回のメインイベントです」だって（＾∇＾）v
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水涸れする前に出前山頂タイム。ちなみに今回持って行ったカメラは1969年製のアサヒ・ペンタックスSP1000で、SPからセルフタイマーを外した廉価モデルです。
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昼食を済ませて左側の沢を進みます。今回一緒に歩いたのはいつもの丹沢バリ仲間のミックさん（真ん中）とyouさん（左）です。youさんがロッククライミングにはまってどんどん体がシェイプアップして、体脂肪率が15％だって。自分は30％ですよ（笑。
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もう少し進むと水涸れ地点になりました。ここが流れ始めですね。皆にちょっと待ってもらって、ハイパーVからローカットのトレッキングシューズに履き替えました。
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下りでは左足親指の爪の下が内出血していたので、痛くてやっぱりスピードアップできません。大栂からの下りで既にやっちゃってました。
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車に戻れたのは午後5時半頃。距離は12�劼曚匹諒發�でしたが、今回は自分の体力低下を如実に感じました。写っている画像も自分の顔だけダルマさん状態。もっともっと歩いて体脂肪を減らして筋肉を付けないとね。
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感想
6月にバラジマ沢-要所小屋沢を単独で歩いて以来の沢登りになりました。何しろコロナ自粛であまり歩けなかった月が続いて、やっと歩けるかと思ったら7月にほとんど週末は雨の日が続き、それが明けて8月になるや酷暑で外に出る気力が薄れ、重い腰を上げたのが8月末。もう2ヶ月も体を動かしていないので、体重もアップした上に筋肉は当然少なくなってますから、キツイ山行になるとは思いましたが、予想以上に亀歩きになって、仲間達に迷惑を掛けちゃいました。
やっぱり夏の丹沢は西側の沢が一番快適ですから、今回も世附方面の沢にしましたが、前から皆で歩いてみようと言っていた水ノ木沢を登ることにしました。水ノ木沢は結構長く歩くことになる沢で、当初2台の車を山伏峠と菰釣山登山道入り口にそれぞれ止めて、山伏側から西丸東尾根で金山沢に下降して、金山沢林道を下って菰釣山林道に折れて登り、終点から水ノ木沢に入渓する予定でしたが、前日にやっぱりそれでは真夏の灼熱の中に過酷な長い林道歩きを余儀なくされると言うことで、菰釣山登山道入口から登って同じルートで戻るべく、菰釣山から大栂の尾根を南下して、大栂から西南の尾根で下降して直接菰釣山林道終点に出てから入渓することにしました。これですと最初の登り区間が山伏峠-水ノ木分岐までよりも長くなりますが、林道区間の歩きが丸ごとカットできます。
朝7時10分頃に道の駅どうしで待ち合わせ、そこから東沢林道で最終ゲート地点まで進み、菰釣山登山道に入ります。西沢林道は途中で去年の台風で崩れて道が川と同化しちゃいましたが、こちらは問題なく登山道入口まで行ける上、最終地点にはちゃんと駐車スペースがあります。
菰釣山登山道はかなり荒れてしまいましたね。入口付近は流れ落ちてきたゴーロだらけで歩きづらいです。何度か渡って脇を歩くのですが、それもリボンがないと道が大変見付けづらいです。上の方の水場ももう涸れていて、大分下の方で沢の流れが始まっていました。
菰釣山から大栂方面の尾根はこれまで何度か使いましたが、今回は大栂山頂から西に下る尾根を初めて使います。支尾根が要注意のルートで、2つ目の大きな支尾根は確かに目立つ尾根の方が間違いで、一見急に見える方が正しいルートでした。最後は沢が右に見えたら、緩くなった斜面を適当につづら折れしながら林道に下降します。もう菰釣までの登りとそこからの長い下りで疲れはかなりのもので、同時に作業靴のハイパーVのつま先に硬い芯が入っていて、急な下りではそこに足の指先が当たって、左親指の爪の下が内出血してしまいました。右は中指薬指が薄紫色になりましたが、ちゃんとつま先パッドを付けてからネオプレーンソックスを履いたのにダメでした。無風の尾根は下りでも暑くて、火照った体とより一層熱い感じのつま先で、もう今回の山行は終わりで良いのにと思いましたら、youさんが「じゃぁ水ノ木沢から帰りましょう」だって（笑。
林道終点はもう水ノ木沢の入渓ポイントです。とりあえずここでもうバテていた体を休めるべく、腰下を沢の流れに浸けてひんやり感を楽しんでいました。
水ノ木沢はちょくちょく小規模な滑棚が現れますが、ゴロタ石も多く、悪いことに赤茶けてヌメヌメ岩がとにかく多くて面倒でした。しっかりした滝は3本ありますが、最初のやつはそう高くはないものの切り立っていて巻きました。それ以外は全て登れます。後半の方が滑が多くなって雰囲気も良くなりますが、赤茶けたぬめりも多くなります。
最後の詰めは当初『丹沢の谷200』に記されている菰釣山とブナノ丸の間の乗越に出る沢の詰めを登ろうと思っていましたが、最後の分岐で西側の方に進み、しっかりした尾根に取り付いて国境尾根に出ました。この尾根は鍋釣山の尾根と最後に合流する形で国境尾根に出ます。そこから菰釣山までは結構名無しピークが多くて、疲れた体には短いようで長い道のりでした。
最終的に駐車スペースに戻れたのは午後5時半。距離は12�劼曚匹覆�ら、大分時間が掛かりましたね。さすがに2ヶ月もブランクがあって、その間ほとんど運動もしていないで体重もアップしているんですから、体力の低下が顕著に感じた今回の沢歩きでしたが、幸い薄曇りの涼しい中の山歩きと爽やかな沢の中のマイナスイオンをたっぷり感じた一日になりました。
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show696 さん
トプさん、お疲れ様でした！
2段10m滝、ファイト一発状態でしたね！
自分も久々の山歩きで疲れましたよ〜
でも夏の沢歩きは気持ちいいですね！
の〜んびりハイク、大歓迎です。また誘ってくださいね。
やっぱトプさんの出前山頂は美味しいですよ(#^^#)
youさん、お疲れさまでした。
いや、youさんには疲れのつの字もないレベルでしたね。
自分はこんなになまっていて、さすがにこりゃまずいと思いました。
怠けずに積極的に山に行かないといけないなと痛感しました。
まぁ、この前にミックさんともども話していた内容のOFF会を是非やりましょう。
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