雨飾山 ブナの大木とアサギマダラ

2020年09月08日(火) [日帰り]

• GPS: 06:09
• 距離: 8.1km
• 登り: 974m
• 下り: 979m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:13
• 休憩: 0:52
• 合計: 6:05

6:28 雨飾山登山口
7:20 7:20 ブナ平
7:40 7:41 1500台地
7:51 8:05 荒菅沢
9:01 9:03 笹平
9:31 9:35 雨飾山
10:00 10:00 笹平
10:49 11:11 荒菅沢
11:18 11:25 1500台地
11:48 11:50 ブナ平
12:33 12:33 雨飾山登山口
12:33 ゴール地点

天候

晴れ（山頂だけガス強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

荒管沢を過ぎると急坂が始まり、最後の方は岩稜帯の痩せた尾根歩きでハシゴも出てきます。難しくはありませんが浮石もあるので落石に要注意。

その他周辺情報

言わずと知れた秘湯、小谷温泉「山田旅館」。日帰り入浴も可能ですが是非前泊される事をお勧めします。
http://otari-onsen.net

写真

9/8 5:49

今日は4:30に起き朝風呂へ。久しぶりの温泉宿で心身ともにリフレッシュできました

9/8 5:50

冷たくて美味しい湧き水を汲んで行きます

9/8 6:19

旅館から車で15分ほど走ると雨飾高原キャンプ場にある登山口に到着。（歩きだと約1時間半）

9/8 6:21

駐車場のすぐ後ろがテントサイトでその奥に立派なセンターハウスが建っていました

9/8 6:21

トイレを済ませて

9/8 6:27

登山口を確認中

9/8 6:27

分かりやすい地図。有難いです

9/8 6:29

歩き出して右手に見える小さな山。ブロッコリーの山

9/8 6:31

少し下ると遊歩道が現れた。朝露に濡れて良い感じ

9/8 6:33

大きなブナの木

9/8 6:34

でかっ！水芭蕉の葉っぱ。ここは本当に色んな草木が生い茂っていて大好きなタイプの森…♡

9/8 6:35

魚も結構いる

9/8 6:37

山頂へのカウントダウンが始まる。400mは登山口からの距離。この菱形のプレートは何か意味があるのかなぁと思って帰って調べてみて気づいたのが「布団菱スラブ」。合ってる？笑

9/8 6:38

ここは秋の気配

9/8 6:40

一際大きなブナの大木。主のような存在感を放っています

9/8 6:41

山葡萄。これはまだ緑色だけど黒くなると食べ頃だそうな。さすがは植木屋さん、ふみさんのおかげで植物の知識が増える

9/8 6:42

サラシナショウマ

9/8 6:43

2/11 ここから急坂が始まります。山頂まで3時間

9/8 6:54

土と岩と根っこの登り。時々ハシゴ

9/8 6:57

3/11

9/8 7:06

気持ちの良いブナ林

9/8 7:07

小休止

9/8 7:17

4/11

9/8 7:20

ブナ平。その名の通り立派なブナの大木に囲まれた素敵な休憩スポット

9/8 7:23

木の根っこが凄い。自然が織りなすアート

9/8 7:33

前日は台風の影響で風がかなり強かったみたいで、木の枝が沢山落ちていました

9/8 7:40

ここにも携帯トイレブースが設置されています。帰ってから気づいたのですが山と高原地図には登山口に携帯トイレ回収ボックスがあると記載されていました。きちんとされていますね

9/8 7:42

ちょと下る。そう言えば今回もずっとクマ鈴鳴らしてるけど、クマの気配（糞も見てない）は一度も感じなかったな

9/8 7:43

突然物凄い迫力のあるスラブが目に飛び込んできた（後で調べてわかった布団菱スラブ。ネーミングが秀逸すぎる）

9/8 7:44

そしてまさかあの沢から伸びる激登りの白い筋が今から登る登山道…？（違います、その右の尾根です）

9/8 7:46

半分を過ぎたようだ。そう言うことか

9/8 7:50

荒管沢の標識は倒れていた

9/8 7:51

少し下ると沢に出ました。登る前に一息つくポイントのようです

9/8 7:57

山田旅館のお弁当。おにぎりの具はきゃらぶきと梅干しが一緒に入っている。おかずはウインナー、お新香、昆布巻、イカナゴの釘煮（もしくは小魚の佃煮）。もう完璧でございます、幸せ♡

9/8 8:04

食べたら出発

9/8 8:05

急登が始まる

9/8 8:08

ヤマアジサイ

9/8 8:16

7/11

9/8 8:24

スラブが近づいてくる

9/8 8:33

ふみさんとしもさんは後方の登山道が気になるようだ。金山への縦走路？とにかくそこら中に色んな山・縦走路があって実に誘惑の多い山域ですね

9/8 8:37

8/11 岩登りみたいな箇所もあり

9/8 8:46

見晴らしの良い尾根に出ました。山頂はまたガスかなぁ↓

9/8 8:49

そこそこ高度感のある岩稜帯に

9/8 8:50

ハシゴ

9/8 8:53

ロープもあります

9/8 8:56

9/11 までやってきました

9/8 9:00

道が平らになった

9/8 9:01

笹平でした

9/8 9:04

色づくナナカマド

9/8 9:04

ガスがなければ絶景なのでは…

9/8 9:07

雨飾山荘へ下る分岐

9/8 9:07

梶山新湯とあります。後で調べたら雨飾温泉の昔の呼び名だそうです

9/8 9:10

う〜ん晴れそうにない

9/8 9:11

山頂はもうすぐ

9/8 9:16

うっすら登りが見えた。あれ登って山頂かな？

9/8 9:24

先行者と前後しながら進みます。風も吹いてきた、頑張れあと一息

9/8 9:25

風雪に耐えてきたであろう山頂の石仏。いったい誰がどうやってここまで運んだのでしょうか

9/8 9:26

最高点はあっちぽい

9/8 9:28

こっちも結構な強風とガス

9/8 9:33

晴れていれば360度の大パノラマが広がり北は日本海、その手前に連なる鋸岳などの日本のグランドキャニオン、南東には北アの後立山・槍穂まで、真東には焼山・火打が見えたはずなのに。これはリベンジ決定ですね

9/8 9:37

下山時に発見したチングルマ

9/8 9:40

山頂から笹平方面を眺めると現れる女神の横顔とやらもお預けですね

9/8 9:43

上から見たスラブ。後から調べるとこの沢は登攀する人も、冬はスキーで滑走する人もいるようです。ふみさんは小さな谷川（衝立岩）みたいだと言っていました。確かに

9/8 9:46

結局山頂付近はずっとガスでした

9/8 9:53

北側には日本海と糸魚川の町並み。左手に見えるのは300名山の青海黒姫山、右手は駒ヶ岳かな？

9/8 9:54

名残惜しそうに振り返る

9/8 10:01

後ろ髪を引かれながら下ります

9/8 10:19

目を楽しませてくれたスラブともお別れです

9/8 10:48

50分ほどで荒管沢まで下りてきました

9/8 10:52

冷たい沢の水で汗だくの顔と手を洗う。気持ちいー！

9/8 11:03

残りのおにぎりを食べて小休止

9/8 11:13

あとはのんびり帰るだけ

9/8 11:20

突然一羽のアサギマダラが現れ、ヒラヒラと優雅に舞い降りました

9/8 11:21

とても人懐っこくて離れない。しもさんも嬉しくなって一緒に歩き出します笑

9/8 11:22

堪らず「私も！」とふみさんがアサギマダラを引き継ぎます笑笑

9/8 11:23

ところがしもさんが大変お気に入りのようで

9/8 11:24

しもさんをチューチューしています笑

9/8 11:24

またしばらく一緒に歩いて

9/8 11:28

優雅に飛んでいきました

9/8 11:43

ここブナ平はブナの大木に囲まれ

9/8 11:43

アサギマダラの群れが飛び交う夢のような場所でした

9/8 11:43

大木好き♡の図

9/8 11:46

絵になるふみさん

9/8 12:05

変わった穴のあるブナ。人が1人がすっぽり収まりそうです

9/8 12:19

だいぶ下りてきました

9/8 12:20

ブナのご神木がお出迎え

9/8 12:23

この辺りの森は何度見ても雰囲気抜群〜♡

9/8 12:24

こっちは建設中の遊歩道でした

9/8 12:26

岩魚だ！水が綺麗なんだねぇ

9/8 12:30

緩やかに少し登り返して

9/8 12:33

無事下山。今日も素敵な1日をありがとう♪

9/8 12:33

平日とあってか駐車場は空いてました。紅葉の季節は激混みらしいです

9/8 12:47

帰りに雨飾高原露天風呂に寄りました

9/8 12:54

無料です。誰もいませんでした。ふみさんが1分だけ浸かるという離れ業を見せてくれました笑

9/8 13:04

本命はこちら。前泊したので下山後に無料で外湯に浸らせて貰えました

9/8 13:43

風呂から上がってサッパリして

9/8 13:44

小谷温泉山岳資料館なるものを覗いてみることに（無料）

9/8 13:46

ふみさんのテンションが上がる↑

9/8 13:47

歴史的に価値のあるお宝で溢れていました。特にスキーをする人には堪らないと思います

9/8 13:48

ふみさんが昔スキーを履いたままよく飛び込んだ木の根っこの穴の写真がありました笑

9/8 13:50

深田久弥氏もこの宿を愛した1人。雨飾山を登る時に、荒管沢の左岸に開かれた登山道を登るのではなく大海川を辿り、荒菅沢から「布団菱」と呼ばれる大岩壁の狭間を直登したそうです。
https://4travel.jp/travelogue/10374015

9/8 13:53

なんと岡本太郎先生も

9/8 13:54

雨飾山の手書きの地形図。これも帰ってから判明したのですが、山田旅館の21代目主人である山田誠司さんはスキーの世界では有名な方でNHKにっぽん百名山の雨飾山の案内人もされていたようです。そうとも知らず旅館で色々リクエストしましたが、全て優しく対応してくださいました。そんな訳で一見の価値ある資料館です！

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

climb4478

妙高・火打の縦走後は周囲に他にも沢山の山があるので、どれかもう一つ登って帰ろうと話していました。そこにきてふみさんが山田旅館の名前を出してきたから、これはもう雨飾しかないでしょうと。しかも天気は良さそうだし即決定しました。台風のせいで行き先選びに散々迷いましたが、結果オーライとても素敵な思い出に残る山行となり本当に良かったと思います。しもさん、ふみさんに感謝です。噂には聞いていましたが、雨飾は本当に素敵な山でした。近くにあったら毎週登っていると思います。