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Yamareco

記録ID: 256884
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雪山ハイキング
甲信越

大菩薩で日の出を迎え富士見新道を下る

2013年01月02日(水) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
9.4km
登り
688m
下り
682m
天候
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
甲斐大和から県道218号経由で上日川峠へ入る。道路は1月上旬以降冬季通行止め。
コース状況/
危険箇所等
・富士見新道は、現在まったく手入れされていない。道は大部分が不明瞭となり、岩場も荒れて不安定な箇所が多い。クサリも一部残っているが、錆び果てて頼りになるものではない。大菩薩山域とはいえ、通過には岩登りの心得と細心の注意が要求される。安易に踏み込むことは避けること。

・全体を通して10〜20cm程の積雪があった。数日前に雨が降ったようで、アイスバーンになっている所も多かった。アイゼンの用意はしておきたい。
石丸峠への登りの途中にて。狼平辺りの上に金星が輝いていた。
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石丸峠への登りの途中にて。狼平辺りの上に金星が輝いていた。
石丸峠への登りの途中にて。後ろを振り返れば唐松林の上に月が…。
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石丸峠への登りの途中にて。後ろを振り返れば唐松林の上に月が…。
天狗棚山にて日の出を迎える。手前の山影は権現山。
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天狗棚山にて日の出を迎える。手前の山影は権現山。
熊沢山から望む富士山。左の山影は小金沢山。
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熊沢山から望む富士山。左の山影は小金沢山。
大菩薩峠に建つ、雪を被った介山荘。
大菩薩峠に建つ、雪を被った介山荘。
旧大菩薩峠と、大菩薩嶺から妙見ノ頭にかけての稜線。
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旧大菩薩峠と、大菩薩嶺から妙見ノ頭にかけての稜線。
大菩薩嶺の左奥には、奥秩父の金峰山と国師ヶ岳が見える。
大菩薩嶺の左奥には、奥秩父の金峰山と国師ヶ岳が見える。
大菩薩嶺の山頂。10〜20cm位の積雪があった。
大菩薩嶺の山頂。10〜20cm位の積雪があった。
富士見新道分岐の神部岩に建つ標柱。
富士見新道分岐の神部岩に建つ標柱。
富士見新道の下り口。
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富士見新道の下り口。
下り口にある通行注意の看板。
下り口にある通行注意の看板。
最初の岩塊(写真の左上)を右から巻き、その下のガレ場から上を見上げる。
最初の岩塊(写真の左上)を右から巻き、その下のガレ場から上を見上げる。
富士見新道の核心部。左の岩壁の基部をトラバースするか、垂れ下がるクサリに沿って下に降りて左へ登り返す。
富士見新道の核心部。左の岩壁の基部をトラバースするか、垂れ下がるクサリに沿って下に降りて左へ登り返す。
その前に右(下りの時は)の岩壁の基部を見ると「フジミ穴観音」がある。
その前に右(下りの時は)の岩壁の基部を見ると「フジミ穴観音」がある。
岩場を降りた所から上を見上げる。
岩場を降りた所から上を見上げる。
下を見下ろすと、大菩薩湖や日川尾根が見える。
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下を見下ろすと、大菩薩湖や日川尾根が見える。
更に下のガレ場へ下らないよう注意を促すものと思われる「立入禁止」の標識。今回ガレ場に比較的新しい赤布が認められたが……。正規のルートを示すものではない。
更に下のガレ場へ下らないよう注意を促すものと思われる「立入禁止」の標識。今回ガレ場に比較的新しい赤布が認められたが……。正規のルートを示すものではない。
ガレ場を少し下った所から上を見上げる。核心部の全体が見渡せる。本来のルートは、写真右端の岩塊の向こう側を右へ下っている。
ガレ場を少し下った所から上を見上げる。核心部の全体が見渡せる。本来のルートは、写真右端の岩塊の向こう側を右へ下っている。
前の写真で、右端の岩塊上からルート核心部を見る。岩壁にクサリが垂れ下がっている。
前の写真で、右端の岩塊上からルート核心部を見る。岩壁にクサリが垂れ下がっている。
岩塊から正規ルートを降りた所から上を見上げる。垂直の壁の基部にトラバースルートがある。ここで岩場は終わる。
岩塊から正規ルートを降りた所から上を見上げる。垂直の壁の基部にトラバースルートがある。ここで岩場は終わる。
下から正規ルートを登ってきたら、岩場の手前でこの看板をみるだろう。
下から正規ルートを登ってきたら、岩場の手前でこの看板をみるだろう。
更に下った樹林帯は踏み跡も薄くなってきたが、正規ルートにはこのような標識も残っていた。
更に下った樹林帯は踏み跡も薄くなってきたが、正規ルートにはこのような標識も残っていた。
樹林帯を抜け、谷に降りる手前の笹原に延びる踏み跡と、横に立つ看板。
樹林帯を抜け、谷に降りる手前の笹原に延びる踏み跡と、横に立つ看板。
笹原から谷に降りる所を下から見上げる。
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笹原から谷に降りる所を下から見上げる。
谷は浅く、このように岩屑が広がっている。
谷は浅く、このように岩屑が広がっている。
谷は下るに従い樹林帯となる。旧大菩薩峠道との分岐には、このような給水設備があり、良い目印になる。
谷は下るに従い樹林帯となる。旧大菩薩峠道との分岐には、このような給水設備があり、良い目印になる。
通過する谷の様子。
通過する谷の様子。
下りでは、水流を左岸から右岸へ渡る地点を見落とし易い。写真にある崩れかけた手摺りを見つけるとよい。
下りでは、水流を左岸から右岸へ渡る地点を見落とし易い。写真にある崩れかけた手摺りを見つけるとよい。
富士見新道入口に着いた。
富士見新道入口に着いた。
入口に立つ看板。不用意に入らないよう注意を促している。
入口に立つ看板。不用意に入らないよう注意を促している。
富士見新道分岐近くに建つ富士見山荘。
富士見新道分岐近くに建つ富士見山荘。

感想

正月の日の出を拝みたいと大菩薩へ行った。大菩薩山域北部で日の出が見られる所は色々あるが、天狗棚山は一番東方が開けているのではないだろうか。お気に入りの場所である。日の出時間に合わせて上日川峠を発ち、天狗棚山で10分も待つことなく日の出を迎えることができた。雲は無く時間通りに日は昇ってきたが、地表付近は霞がかかったような状態で、スカイツリーを始め都心のビル群などは眺めることができなかったのがちょっと残念。冬型の気圧配置が強かったようで、朝方、富士山は全体を見ることができたが、西方に連なる南アルプスの連なりは雲に覆われていた。

富士見新道は過去に数回通過しているが、現在は手入れはされず荒れるにまかせ、このままではいずれ消滅するのも時間の問題だろう。せめてGPSでルートの軌跡を残しておこうと思い立った。積雪があること、下りであることなど、ルート判断が難しくなることは承知していたが、予想以上にルートの不明瞭な箇所が多かった。また、本来のルートから外れた所に付けられた赤布もあり、踏み跡の乱れが増すことも予想される。正規ルートの記録が残せるギリギリのタイミングだったかな。自分自身、このルートの通過はこれが最後になるかもしれないと思う。

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